ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四日市歩き旅1

2019年06月06日 21時11分45秒 | ウォーキング

昨年末から三重へ仕事で
行く人の車に乗せてもらい、
交通費ただで三重県への
各地を歩きに行ってました。

最初の年末には「津」市内を
歩き回りましたねえ。
せっかくここまで来ているのだからと、
津のメイン市内と
河芸の二か所を歩きました。

そして年が明けてからは
鈴鹿市内、桑名市内、松阪市内と
順番に歩いてきましたね。
最初の津は山にまだ雪の残る時でしたが、
あとは春先の気持ちいい時でしたねえ。

車でおろしてもらうのが、
最初は津の市役所で
次は鈴鹿の市役所、
以後はいつも千里という小さな駅です。
これらの場所を起点に目的地まで
電車などで移動していくのです。

三重県のこれらの場所は
大阪近辺と違ってまた違った
雰囲気があります。

ひとつは伊勢に近いということで
それに関しての遺跡もありましたねえ。
そしてもう一つが東海道や
それに関連する道が
通っている場所ということで、
そういう感じの充実した歩き旅が
できました。

そしてついに、
そんな三重県便乗の旅も
今回の旅で5回目を迎えます。

今回歩いたのは「四日市」です。

4の付く日に市が
開かれていたことによる市名です。
市内では今も各地で
市が開かれていると聞くところです。

この市は県庁所在地の津市よりも大きくて、
人口は31万人の三重県最大の市です。

この市の印象はというと、
doironの頭にはまず公害関係市
というイメージがあります。
四日市ぜんそくなんていう
言葉もありましたよねえ。

そしてもう一つが東海道の
宿があることです。
こんな浮世絵がありましたねえ。
広重のさいかくですねえ。

まあそんな印象を頭に抱きながら、
では5度目の三重県歩き旅に
出発していきましょう。

この日も天気はいい感じで、
暑くも寒くもありません。
雨だったら中止ということで
了解してもらっていますが、
幸い今回も乗っけていただいて
連れて行ってもらいましょう。

いやあ、本当にありがたい。

いつもの千里の駅に着いたのは
これまでより少し早い時間です。
道も順調だったのでいい感じです。
ここから電車に乗って北側にある
四日市を目指しましょう。

各駅から途中で急行に乗り換えて、
11時半過ぎに到着です。



いやあ、大きな駅ですねえ。
まずは駅近くにある
市民公園に行きましょう。



こんな裸婦の像なんかもありますねえ。



それにしてもこういう夫人像ていつも裸ですねえ。



その方が人間を表現していることになるのかなあ。
その公園の奥の方に
四日市市立の博物館がありますので



入っていきましょう。
常設展は無料です。
昔の暮らしなんかが再現されていますねえ。
昭和の時代の映像なら
何となく自分の子どものころと
重なったりするのですが、
ここではちょっと時代が古すぎますねえ。



この四日市の港は次々と
開発の日々が続けられて発展してきました。
地元の人の熱心な気持ちに支えられ、
商業港から製紙業、
そして昭和に入ってからは
化学工場や石油精製工業などで
どんどん発展していきました。

しかし戦争で大空襲を受けたのですが、
それらも克服して
ますます大きな工業地帯へと
なっていったようです。

町の暮らしも豊かになり、
もうdoironでも見たことがあるような
暮らしになって行きます。



そしてその後この地方で
起こったのが公害問題でした。
水質汚濁、大気汚染、悪臭、
騒音と様々な問題が発生していきます。
それに対して地元自治体は
対策を申し入れたのですが、
対策は進まず結局は裁判
という形になっていきました。

四日市公害裁判といわれるものです。

地元の人たちは喘息になり、
そのことで訴訟を起こしていきます。

そんな住民をサポートしたのは
四日市市の組合活動グループだったそうです。


続く