ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

とうとう、踏破 プロローグ

2013年11月11日 22時24分21秒 | ウォーキング

昨日の予告編でもお知らせしましたように
本日、熊野街道の大阪府内ルートのうち
最後に残った区間を歩いてきました。

今回の区間の印象はというと

「もったいない」

ということです。

街道の痕跡を随所にとどめている区間の割に
大切にされていないなあと感じたからです。

なにも、過去のことにこだわらなくても
今の生活の方が大事じゃないかと
言われたら、それもそうです。

でも、でもやはり先人の踏跡を
ないがしろにするというのは
突き詰めれば今の自分をも
否定することにつながっていきます。

例えば、住宅開発が
驚くほど活発でした。
4月の消費税増税が
影響しているのでしょうか。
ま、それはそれでいいのですが
住宅が街道部分を通れなくしていたり
駐車場が道を分断していたり、こわしていたりして
本来の街道がとぎれとぎれになっていて
苦し紛れに府道30号線を
小栗街道と無理やり呼んでいたりするのが
ちょっぴり悲しかったです。

また、とても値打ちがあるように思える
史跡に説明書きが何もなかったり
あっても読めなかったりもして
かなりの部分で首をひねることが多かったです。

それはとりもなおさず
地元自治体の姿勢の表れなんでしょう。
これまで歩いた区間の中で
もっとも廃れていたという印象を受けました。

でもそんなことにもめげず
doironは探訪を続けてきました。

下松から歩き始め
前半は和泉式部所縁の史跡を
ウロウロ探し回り
後半は、思わぬ田圃道に迷いながらも
王子跡を探索したり
何本も横切る川や
道に沿って作られてあるため池を眺めて
昔の街道旅に思いを馳せたりしながら
泉佐野市の佐野川橋まで
時折雨の降る寒い中を歩いてきました。

そんな今回の街道歩きについて
このプロローグを頭の片隅に
置いていただきながら
次回から順を追って説明してまいりましょう。