大阪市の道路元標のところから、
道を隔てた向こうに見えているのが
「露天神社」
そう、露天商の神様を祀ってある神社・・・ではなく、
曽根崎心中の舞台となった
通称「お初天神」と言われる神社です。
以前、「浪速ともあれ・・」シリーズで登場した
近松門左衛門が発表した
「曽根崎心中」
で、恋中だった「お初」と「徳兵衛」が
心中したのがこの社（やしろ）の裏の森だった
といわれています。
都会のビルに囲まれた、
さほど大きくない神社ですが
雰囲気のある神社です。
境内には、
お初と徳兵衛にあやかって恋を成就したい、
良縁に巡り合いたい
という若い人たちもお詣りをしておりました。
これがお初と徳兵衛のブロンズ像です。ヒューヒュー
いよ、お二人さん！
この二人の姿はそばにあった石にもこんな風に刻まれてました。
この二人が恋に落ちるきっかけとなった出会いが、
生國魂神社での再会だった
というのもなんとなく
「浪速ともあれ・・」シリーズと
御縁を感じるところではありますが、
それよりさらに驚いたことがありました。
「浪速・・街道３」では窪津王子に続いて登場する「坂口王子」が
南大江公園の「朝日神明社跡」だと紹介しましたが、
このお初天神の境内にも
その朝日神明社の社とよく似た社（やしろ）があって、
近寄ってみると
それがなんと「夕日神明社」と書かれてあったのです。
案内板によると、
大阪３神明社というのがあって、
社（やしろ）が東向きの朝日神明社・・、
社が西向きの夕日神明社・・、
とそしてもう一つが
社が南向きの「日中神明社」なんだ
と書かれてありました。
坂口王子の朝日神明社は
今は此花区に移坐しており、
日中神明社は大正区にある神明神社
なんだそうです。
そんな、近松、生國魂、神明社が
doironブログでつながった
お初天神。
お正月に何か天神さんの催しでもするから
その年の「初めて」というところから
「お初天神」と言われるんだと
勝手に思っていたのですが
そうじゃなくて、「お初」と「徳兵衛」の心中事件があった
ことで「お初・・」の名がついているんやね。
勉強になりました。
また、帰って調べてみたら、
拝殿の前の柱に、
戦争時の機銃掃射の跡が残っているとのこと。
写真を大きく引き伸ばしたら・・・、
ちゃんと写ってました。
偶然立ち寄った神社で、思わぬ収穫がありました。
２礼、２拍、１礼の参拝をすまし、
神社を出て、梅田の方へ向かっていきます。
時間もお昼前で、
少し小腹がすいたなと思ったとき、
こんな看板を見つけました。
そうかあ、ここでちょっと
ジャンボフランクでもかぶりつくか
と思って見回したらびっくり。
なんと「ジャンボ」は「ジャンボ」でも
ジャンボ宝くじの特設売り場でした。
ここはなかなか気合が入ってましたよ。
現金一億円？も展示中。
横に警備員が立ってたけど、
写真を撮ろうと近づいていくdoironを
押しとどめる様子もなかったところから、
これはニセモノだとわかりましたね。
それにしても本当に気合が入っていたよ。
こんな貼紙もあげていたもんね。
こんなのは絶対大阪ならではでしょうねえ。
残念ながら「僕の寄り道」はしなかったです。
ああ～しかし、後で気づいたのですが
この場所にもジダンブログの
魔の手が伸びていたのです～
（お初徳兵衛がけがされなくてよかったけど・・・）
とまあこんな具合に、街に出てくると刺激的なことが多い。
梅田の歩道橋のところでは、
何やらカメラで道行く人を撮影していました。
よく見ると、チチンプイプイの
シールを張ったスタッフがいました。
４チャンネルやね。
ｄｏｉｒｏｎが向かう歩道橋の降り口にもカメラがいます。
もし、「インタビューよろしいですか？」
と聞かれたら、こういって断ろうと思ってました。
「いや、僕は朝日放送のナニコレ珍百景関係者ですから」ってね。
ま、そんなテレビ関係者うをいじることもなく
歩道橋を渡って向かっていたのが、
「グランフロント大阪」。
今話題のスポットということなんですが、
何か大きなビルに
ちょっと変わったお店を集めてみました、
みたいな感じで、思ったほどの新鮮さはなかったなあ。
そして帰りには大阪中央ターミナルにあるという、
巨大迷路を見に行きました。
ありましたありました。
たくさんの人が行き交う人々の足下に
書かれてある巨大迷路を発見しました。
しかしあまりにも大勢の人が
行き来するところなので迷路をウロウロしたり、
その人々の足下をカメラで撮影する
というのはさすがにできませんでした。
残念です。
でも大阪駅の巨大迷路では遊びそこないましたが、
その代わりと言っちゃなんですが、
梅田地下街の迷路で迷ってウロウロしてしまった
doironなのでした。
街なかの道は街道よりも難しい。
都会の刺激で頭にカツをいれた一日でした