ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

土筆づくし

2013年03月25日 21時49分28秒 | お絵かき

土筆

その姿が筆に似ていることから
そんな名前がついています。

つくし

ですね。

ちなみに、土筆はシダの一種で
スギナの胞子茎として早春に
にょきにょきっと出てきます。
土筆が成長して
スギナに変わっていく
というのは間違いですので
そこん所は誤解なきように。

防除が困難な雑草の一つといわれ
数ある除草剤の中にも
スギナも枯らせるというのが
売りになっていたりする商品があるほどです。

そうそう、ついでにもうひとつうんちくをたれますと、
なんでもヨーロッパや北米には
高さ1m位のつくしみたいな植物が
あるそうです。
見てみたいものですな。

春の野を歩いていると
湿気の多い畑地や
池や川の堤防なんかにもよく見られます。
丁度最盛期のようで
採集のために土筆のかたまりに
足を踏み入れると盛んに胞子を飛ばしました。

そう、散歩のついでに
土筆摘みをしたんです。
雑草なので人の土地のものでも
駆除してあげてるということで
いいでしょう。



こうして、集めた土筆を
料理してみることにしました。
かつて卵とじにしたりもしましたが
今回は佃煮に挑戦です。

さっそくクックパッドを開けて
レシピを調達します。
調味料などの量的なところは
適当にやりました。

少し細かい作業ですが
袴といわれる葉をきれいに取ります。
この時、茎が折れやすいので
注意してください。
それを小さなフライパン鍋に入れ
しょうゆとみりんと少しの砂糖で煮詰めて
最後にごま油で味付け。
調理を始めたら拍子抜けするほど簡単に出来上がります。
これです。



佃煮にしたら、嵩が低くなりますね。
で、できたものを
本日、親父の91歳の誕生日を祝して
炊いた赤飯とともにいただきました。

これがとても野趣に富んだ味で
やはり自分で採取した
土筆ということもあって
おいしさもひとしおでした。
料理は手間もかからないのですが
採取しに行く手間が必要です。
ま、その辺に手間暇かけた
誕生日のお祝いということで・・・。
91歳だから、派手なケーキとかより
こっちの方が似合っているだろうと
勝手に思っています。

食卓にも春が来たようでした