軽い脳梗塞により
右手のスムーズな動きを奪われた
お義母さん。
もともと曲がった腰で、不自由ながらも
包丁を手に料理もしていたのだが
それにも軽く支障をきたしているようで
落ち込んでいた。
娘であるミセスdoironにも励まされ
デイサービスの先生や友達にも励まされ
頑張ろうとしていたのだが
なかなか沈んだ気持ちが上向きにならなかった。
doironもあの手この手で
気持ちを紛らわせてあげようと
訪問の頻度を上げ、
梗塞で機能を失った部分は
元には戻らんものの
リハビリをすることで、
脳の他の部分が補うようになるんだよと
浅はかな知識で励ましたりしてあげていた。
そしたら、2個のクルミを手に持って
けなげにもゴリゴリとやり始めたりもしていた。
そんな姿を見ながら
そうはいったものの
ほんとにそうなるのかなあと
自分でも半信半疑であったことは確かだ。
で、いつもお世話になっている
和泉の不動さんにもお詣りし、
義母さんの回復を祈り
doironのダイエットの決意も述べにいった日の
翌朝のことだ。
義母さんからはずむような声で
電話があった。
「動くようになったよ。字が書ける!」と
超うれしそうな声で言ってきた。
で、さっそく訪ねてみると
漢字はまだ難しいけど
どうやらひらがなは問題なく
書けるようになったようで、
うれしさのあまり、
紙にいっぱい自分の名前を書いていた。
「その調子、その調子」と言ってあげつつも
ホントに治るんやと
心の中で驚いていたdoironであった。
本人の努力によるリハビリと
いつもの不動さんの神通力のおかげで
人体の神秘が誘発されたんやろなあ。
この調子で、doironのダイエットの決意も
実らんやろか。
まあ、こっちは人体の神秘じゃなくて
本人の決意次第なんやろうけど・・・