ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

あの日から2年

2013年03月11日 21時46分26秒 | 最近の出来事

あの震災から2年が経った。
ということで、
街道が近いどうシリーズは今日はお休み。

で、震災の話を進めます。

当時のブログをひも解くと
当日、doironは天橋立に向かっていた。
久しぶりの休暇を
存分の蟹さん達と過ごすためだ。

当日のブログは旅先なため
携帯でアップしている。
すごい災害と書いているけど
報道でもまだ全貌が明らかになっていないため
さほど緊迫感もなく
カニしゃぶの画像などをアップしていたのであった。

それから日を追うごとに
さすがに今の世の中のことであると
思わせる撮影画像が
次々と明らかになってきた。

海岸線に押し寄せる巨大津波。
車を流し、家々を破壊する姿は
衝撃そのものであった。

最近のテレビでは
津波の映像を流すとき
「これから放映する映像には
津波のシーンが含まれているので
ストレスを感じたら視聴を控えてください」
という説明があったり、テロップが流れる。
とまあ、ここまで配慮する必要があるのかねえ。
イヤなら見ないでしょうと思うのですがね。

ここんとこ、テレビ・新聞等では
あれから2年の月日を振り返るような
そんな報道が多いが、
そんな過剰とも思える配慮や
変な同情みたいな視点が
気に入らないので
doironは当時録り貯めてあった
ニュースの映像を改めてみることにした。

震災から2か月後の5月に放映した
NHKの特集番組では
冒頭でこのような説明をしている。

「今回の特集では津波の映像がたくさん出ます。
被災された方にはつらい映像でしょうが
私たちは、今回の震災の教訓を忘れないようにするため
あえて津波の映像を放映することにしました」

そうですよ。それでいいんだと思うのですよ。
津波がどんなに恐ろしいものか
災害がいかに非情なものか
私たちは忘れてはいけないし
常に備えておくことが必要なんですからね。
その時亡くなった人はもう帰ってこないのだから
それを教訓にして生き続けることが
何よりの供養でしょうよ。

温泉にバスタオルを巻いて入るときの言い訳や
店の前で試食をするときの言い訳のような
注釈はいらないんじゃないですか。
(注釈がないとクレームを言うのがおるんだろうが
それくらい自分で判断しろといいたい)

ま、それはさておき
改めてdoironのこの2年間を
振り返ってみると
被災した人とは比較にならないほど
生易しいものではあるが
自分史の中では
よくぞまあ、こんなに波乱の2年間だったことよ
と思わずにはいられない。

元気一辺倒の身体に芽生えたかげり、
32年間勤めた仕事の退職
そしてその退職後に始めた仕事もリタイアと
自身の加齢と家族の介護の津波が
いろんなものを流し去りそして同時に
いろんなことを教えてくれた。
これからもまだまだ
人生の津波にさらされ続けるのだろうが
そんな中でも友達は減るどころか逆に増え
励ましてくれるし、力もくれるのはとてもありがたい。
そうして被災はしなかったけど、
なんとか生き続けることはできている。
かくなる上は
こんな暮らしでも、できることは
負けずにがんばってやるだけでなく
やりたいこともしっかりと
していかねばと、当時の映像を見つつ
自分のさらなる復興を
改めて決意している次第なのです。