ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

見ぃつけた

2009年06月08日 21時45分49秒 | 自然

α-ラトロキシン

セアカゴケグモが持つ毒物。
そのたんぱく質の名前である。
主に哺乳類に作用するという。

セアカゴケグモとは、
背中の赤い、後家さんの蜘蛛。
ちゃうちゃう
東南アジアやオーストラリアの
熱帯または亜熱帯に棲息する毒グモだ。

14年前に
お隣の高石市で
日本で初めて棲息が確認されたクモで、
いまや日本各地で棲息が確認されている。
温暖化の影響と騒がれているが
これまでは、
ただ単に訪日していなかっただけ。
港湾外交の多い、
高石市で最初に見つかったのも
うなづけますわな。
でも、一匹だけなら
繁殖しないし、
複数匹が入ってきたんやろね。
木材に紛れて
サソリが入ってきたこともあると
ニュースで見た記憶があるが
さすがにそれは
繁殖しなかったようだ。

このクモは相手を咬むと
瞬間に冒頭の毒を相手に注入する。
それほど強い毒ではないのだが、
これまで、
他国では幼児の死亡も確認されている。

この毒は神経毒で
神経伝達物質を枯渇させ、
運動神経系、自律神経系を
阻害するものだ。

症状としては、
重篤になると
全身の筋肉弛緩が起こるらしいが、
それはまれで、
痛みとともに
発熱が起こるというのが
代表的な症例だ。

自治体はこぞって、
このクモに対する注意喚起をしつつ、
駆除も手がけているが、
野生の繁殖力を根絶するにはいたっておらず、
それどころかますます棲息勢力を
拡大しつつある状況だろう。

それにしても、
インフルエンザ菌といい
セアカゴケグモといい、
野生の繁殖力はまったく手におえないな。

今朝、
それとなく家の前のグレーチングを
ひっくり返してみると、
いました、いました。
まさしく、セアカゴケグモ。


画面中央がセアカゴケグモのオス

メスは一回り大きく、
交尾後はオスを食ってしまうらしいです。
おお~、こわッ!
でもこういう生態は
動物界にはありがちなこと。

男性諸氏は気をつけなくてはね。
寝首をかかれない様にしませう

通りかかった小学校の児童たちに見せ、
「こんなんおったら触ったらあかんで~」
とレクしてあげました。

それにしても、いるだろなあって思ってたけど、
やっぱり目の当たりにすると、なんだかねえ・・・。