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北茨城五浦:岡倉天心ゆかりの地めぐり

2013年10月20日 | NON
10月20日、映画『天心』に触発されて、北茨城の天心ゆかりの地を訪れました。
前日、職場のゴルフコンペ参加にて帰省せず、20日は一日ドライブ散策。北茨城:五浦(いづら)へ向かいました。新天地を求めた岡倉天心が、五浦に出会ったのは明治38年(1903年)、天心40歳の頃のこと。明治38年には自らの設計により邸宅と六角堂を建築し、翌年には、横山大観らを呼び寄せます。国内外において精力的に活動しながら、天心は終生この地を拠点としました。現在、北茨城市、五浦海岸周辺は、天心ゆかりの美術館や天心遺跡が観光地となっています。
まずは『茨城県天心記念五浦美術館』へ。常設の「岡倉天心記念室」では、天心の書斎や天心の多方面にわたる業績、大観らの五浦の画家たちが日本画の創造にまい進した五浦の地の歴史的重要性を紹介しています。また、企画展「岡倉天心と文化財~まもり、つたえる、日本の美術」では、明治初期、文明開化の余波で荒廃していた寺院や古美術品の保護に文部官僚として奔走した岡倉天心。天心によって保護された文化財、和歌山熊野速玉大社の国宝「国常立命坐像」や京都平等院「雲中供養菩薩像」まど明治30年代に修理された仏像・神像が展示されていました。
次に茨城大学五浦美術文化研究所へ。道すがら、天心の墓地を参拝。登録有形文化財『岡倉天心邸』の縁側には映画『天心』の看板やャXターが鎮座。東日本大震災(3.11)津波にて流失した『六角堂』は平成24年に再建され、昔の佇まいが甦っていました。思いのほか小さな建物でしたが、太平洋を望む入り江は、この日の荒天に一段と波高く荒れていて、波に洗われた特徴的な崖や岩礁が厳しく情緒深く良い感じした。
その後、『五浦岬公園』では、映画『天心』ロケセット「日本美術院研究所」を見学。天心の4人の弟子たちの創造の場を体感しました。
岡倉天心生誕150年(没後100年)の今年、映画『天心』を鑑賞し、にわかマイブームの岡倉天心ゆかりの地散策に大満足。









六角堂〔観瀾亭〕(東日本大震災3.11津波で流失するも、平成24年再建)












岡倉天心邸(登録有形文化財)







(「亜細亜は一なり」石碑)


岡倉天心の墓地



茨城大学五浦美術文化研究所(天心記念館)











(ウオーナー像)

五浦岬公園(映画『天心』ロケセット)







  木村武山        菱田春草        横山大観         下村観山





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