雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

アクアリウムへようこそ

2012-02-02 20:37:07 | 
朝起きたら雪が積もっていました。
空はどんよりで雪はまだ降っていました。
今日は出勤しない日なので雪が降っても平気です。
電車はきっと混乱しているだろうな、みんなちゃんと
会社に行けたのだろうかと気になりました。
寒かったです。ファンヒータは設定温度と実際の温度との
差が大きいと火力も大きいです。
今日は今まで聞いたことのない激しさでごおごお音を
立てて燃えていてちょっと恐かったです。
午前中に陽が照ってきて早いうちに雪は溶けていきました。
受験シーズンです。こんな日に試験だったら精神的に
まいりますね。
そういえば昨日取引先の人が大きなマスクをして
やってきました。
「風邪ですか」と聞かれて
「娘が受験で、外で風邪もらってきて娘にうつしたら
一生うらまれるから予防のためマスクしています。」
と答えていました。
今は風邪の季節でもあります。
風邪ひかないよう気をつけましょうね。

木宮 条太郎
実業之日本社
発売日:2011-03-17

大宮条太郎著"アクアリウムへようこそ"を
読みました。
児童図書の棚にありました。多分子供向けに書かれた
のだと思います。
仕事小説です。仕事小説の多くはこんな仕事があるのだ、
みんながんばっているのだな、楽しそうだなあという
読後感があります。
この本は悪くはありませんが満足感もありません。
意外性がなくて先が読めてしまいます。

内容とは関係ありませんが本の表紙の絵がかわいらしい
のはいいのですが、女の子の腰のあたりがどうなって
いるのかわからなくて考え込んでしまいました。
やっと上着を腰に巻きつけているのか、というところに
落ち着きました。
なんでこんな妙な絵を使うのでしょう。

嶋由香は市の観光課に勤めています。
市立水族館アクアパークへ一年間の出向を命じられます。
イルカ担当となり先輩の梶良平と働くことになります。
梶は無愛想な人です。
掃除、餌の用意の仕方から始めます。
C1というイルカがいました。
大切にされてきましたがある日突然弱ってしまいました。
いるかは浮き上がれなくなって沈んでしまったら死にます。
C1は死んでしまいました。
プールに飛ばされてきたビニールを誤って食べて死んだのです。

残ったイルカの中の一匹は水族館産まれです。
イルカというのは遊び好きなんだそうです。
芸を仕込むというより遊ばせるという感じでライブを
行っています。
ニッコリーと名づけられたこのイルカはとても頭が
いいです。
教えもしないことを仲間のまねでやりだします。

イルカとの交流や梶と由香がお互いに相手が気になる
存在なのになかなか近づいていかない様子などが
描かれます。
この本を子供達が読んで水族館で働くという選択も
あるのだと気づく子がいたらいいことです。
水族館で働くのはたいへんそうです。