雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

オペラ "フィガロの結婚"

2012-02-26 20:43:52 | 音楽
今日はオペラ"フィガロの結婚"を見てきました。
オペラは見るといったらいいのでしょうか、聴くといったら
いいのでしょうか?
唯一知っているオペラはフィガロの結婚です。
A氏のエッセイに感化されていろいろな公演のLDで
見ました。
愛知文化センターのアートライブラリーで現在も
見ることができると思います。
今日は愛知芸術劇場大ホールでの公演です。
名古屋音楽大学の主催です。
入場料は指定席2000円、自由席1000円です。
この安さですから学生さんの発表の場なのかと思って
いました。
違いました。学生さんも参加してますが重要な登場人物は
教授とか講師の肩書きがあるプロの方たちです。
最初のうちはなんかなじめなかったのですがすぐに
歌のすばらしさにひきこまれました。
左右に字幕がでます。
歌うような会話の部分は日本語です。
内容は知っていたはずですがかなりな部分忘れてしまって
いて字幕を読んで理解が追いつけない部分がありました。
この話は楽しいです。

伯爵に仕えるフィガロとスザンナが結婚しようとして
起こる騒動を描いたものです。
花嫁に手を出そうとするけしからぬ伯爵です。
それを阻止しようとする伯爵夫人、フィガロ、スザンヌの
攻防戦です。
自分は使用人の花嫁に手を出すことを当たり前に思って
いるのに、夫人が小姓の少年ケルビーノと話していると
浮気していると腹を立てまくります。
こんな男性のモラルが当時は当然のことなのかも
しれません。
でも阻止しようとやっきになっているのですから
当時だって受け入れられることではないのでしょう。

フィガロはマルチェリーナにお金を借りています。
返せない時は結婚することになっています。
マルチェリーナは、応援してくれるバルトロとやってきて
フィガロに結婚を迫ります。
フィガロが自分は捨て子でその時置かれていたのがこの
指輪だと見せると、自分が母親でバルトロが父親だと
名乗ります。突然の親子の対面は笑ってしまいます。
第一幕の最期の合唱は朗々と歌い上げてすばらしいです。

二幕は結婚式と森の中での駆け引きです。
伯爵夫人とスザンナのたくらみに男性たちは振り回されます。
最期近く伯爵が夫人に許してくれと誤ります。
夫人の"私は、いつも素直ですから"で始まる許しの曲は
いいです。

歌だけでなく衣装も舞台装置もしっかりしたものでした。
"フィガロの結婚"すばらしかったです。

家にフィガロの結婚のCDがあったはずです。聴いてみたく
なりました。