
牝馬2冠馬・ブエナビスタが札幌にやってきた!23日は札幌競馬場で夏競馬唯一のGⅡレース・第45回札幌記念が行われました。
今年は牝馬2冠の⑪ブエナビスタが参戦する事で大きな話題となりました。ブエナ以外にもGI馬の⑭マツリダゴッホ、函館記念優勝の④サクラオリオン、重賞2連勝中の⑬ミヤビランベリ、3歳馬の①シェーンヴァルト、昨年の優勝馬⑨タスカータソルテなどが出走しました。ブエナにとっては初めての古馬相手、内容と結果が問われる前哨戦を快勝して凱旋門に弾みをつけたいところでしたが…。
注目のスタートからの先行争いは、⑩ドリームサンデーが先手を奪い、ミヤビランベリは5,6番手、ブエナビスタは後方6,7番手でゴール板を通過します。1,2コーナー中間付近時点では、ドリームサンデーが先頭、ミヤビランベリが6番手、⑦シャドウゲイトが9番手、10番手のところにタスカータソルテ、その後ろにはシェーンヴァルト、ブエナビスタは13番手の位置でサクラオリオンと並走。そしてマツリダゴッホは後方2番手に待機しています。
残り600mを切ったところでブエナとマツリダが追撃開始。特にマツリダは一気に中段の外側まで進出する。先頭争いでは、直線でドリームサンデーがまだ逃げ粘り、外から⑥マンハッタンスカイ、③ヤマニンキングリーが追い上げる。ブエナビスタは大外から猛追し、7番手まて浮上するが、ゴール前でヤマニンキングリーに並びかけるもあと一歩届かず…。ヤマニンキングリーが札幌記念制覇、ブエナビスタは2着惜敗です。
ブエナビスタがまさかの2着に終わったこのレース、単勝7番人気のヤマニンキングリーが優勝。ブエナは最後に末脚を炸裂させたんですが、短い直線に泣く形となりました。3着にはサクラオリオンが入り、2番人気のマツリダゴッホは9着、ミヤビランベリは13着大敗に終わりました。
前哨戦と位置づけられたレースで敗戦したブエナビスタは、レース後に凱旋門賞の挑戦を断念する事を明らかにしました。松田博資調教師が「オーナーと『勝ったら』と話していて負けたから、フランスには行かない」と断言。今回は休み明け、古馬相手のレースでしたが、2着と健闘。内容的にも悪くはなさそうだったし、ロンシャンの長い直線ならチャンスはあるだろうと思っていたんですがねえ…。今後は秋華賞で牝馬3冠→エリザベス女王杯というプランになりそう。ブエナが世界に挑戦する姿が本当に見たかった…。




