日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

道悪巧者サトノクラウンが国内GⅠ初制覇!キタサンブラックは9着惨敗。

2017年06月25日 | 競馬

2017年上半期の総決算・第58回宝塚記念(GⅠ・芝2200m 11頭立て)が25日、阪神競馬場で行われました。GⅠ2連勝中でファン投票第1位の⑩キタサンブラックが、史上初の春GⅠ3連勝に挑戦。秋の凱旋門賞に向けて、ここは通過点としたいところだが…。キタブラの他にも、春天2着⑤シュヴァルグラン、香港GⅠ馬⑪サトノクラウン、GⅠ初Vを狙う⑥シャケトラ、阪神得意の⑧ミッキークイーン、2015年有馬記念馬②ゴールドアクター、⑦レインボーライン、①ミッキーロケットなどが参戦しました。


単勝のオッズは、キタサンブラックが単勝1.4倍の圧倒的1番人気。シャケトラ2番人気(8.5倍)、3番人気がサトノクラウン(9.0倍)。4番人気以降はミッキークイーン、ゴールドアクター、シュヴァルグラン、レインボーライン、ミッキーロケットと続きました。
スタートは11頭綺麗に揃い、キタサンブラックも好スタートを見せる。正面スタンド前での先行争いで、④クラリティシチー、シュヴァルグラン、シャケトラ、キタサンブラックの4頭が前を伺うが、シュヴァルグランがスッと前に出る。シャケトラが2番手追走、キタブラは3番手に控えた。ゴールドアクターとサトノクラウンは中団につけ、ミッキークイーンは9番手でスタンド前を通過した。
1コーナーを回り、向正面に入るところで、シュヴァルグラン先頭、2番手シャケトラ、キタサンブラック3番手、その外側からサトノクラウンが並びかけようとする。5,6番手の位置にミッキーロケットとクラリティシチー、7番手ゴールドアクター、8番手③スピリッツミノル、9番手ミッキークイーン。後方10番手レインボーライン、最後方に⑨ヒットザターゲットが追走する。
内回り3コーナーを過ぎ、シュヴァルが先頭、シャケトラ2番手、キタブラは3番手から接近。クラシチが内側を突いて先頭を狙う。ミキロケ6番手、サトクラは中団に下げ、レインボーが外から捲るように上昇。ゴルアクは9番手、ミキクイ10番手待機。
4コーナーを回ったところで、先頭争いはシャケトラとキタサンブラックの2頭が競り合い、最期の直線コースでシャケトラがわずかに先頭だが、キタブラが外から捕らえようとする。しかし、ゴール残り200mを切ってサトノクラウンが先頭に立ち、内からゴールドアクターが伸びてきた。3番手からはミッキークイーンも上がり、キタブラはズルズル後退。サトクラはゴール前で突き放し、そのまま先頭ゴールイン!上半期のグランプリを制したのサトノクラウンだ!


宝塚記念 全着順&払戻金
1着⑪サトノクラウン   2分11秒4
2着②ゴールドアクター   3/4馬身
3着⑧ミッキークイーン   1馬身1/2
4着⑥シャケトラ      1馬身3/4
5着⑦レインボーライン   1馬身3/4
6着①ミッキーロケット
7着③スピリッツミノル
8着⑤シュヴァルグラン
9着⑩キタサンブラック
10着④クラリティシチー
11着⑨ヒットザターゲット

単勝 ⑪ 900円
複勝 ⑪ 480円 ② 550円 ⑧ 450円
枠連 2⃣-8⃣  710円
馬連 ②-⑪ 5,250円
馬単 ⑪-② 10,330円
ワイド ②-⑪ 1,500円  ⑧-⑪ 1,170円  ②-⑧ 1,060円
3連複 ②-⑧-⑪ 10,670円
3連単 ⑪-②-⑧ 70,420円


今年の宝塚記念は、戦前から「キタサンブラック1強」と言われていましたが、蓋を開けてみれば予想外の結果となりました。単勝3番人気のサトノクラウンが優勝し、2着には5番人気・ゴールドアクター、3着には紅一点のミッキーロケットが入りました。ここ数年は牝馬が馬券に絡んでいますが、今年も牝馬が上位に来ましたな~。2番人気のシャケトラは4着、断然の1番人気に支持されたキタサンブラックは9着と大敗しました…。
サトノクラウンは昨年の香港ヴァーズに次いで、2度目のGⅠ制覇。国内のGⅠを勝ったのは初めてです。鞍上のミルコ・デムーロ騎手と、管理する堀宣行調教師は、宝塚記念初勝利。昨年はドゥラメンテがゴール直後に故障。ミルコ騎手が下馬した時に落ち込んでいたのが印象に残りました。それから1年経って、雪辱を果たしたことになります。オーナーの里見治さんは、安田記念(サトノアラジン)に続いてのGⅠ連勝。昨年秋は日本と香港でGⅠ4勝、この上半期もGⅠで2勝を挙げました。
前走の大阪杯では見せ場なく6着に敗れましたサトノクラウン、この日は向正面でキタサンブラックにマークした後、一旦は中団までポジションを下げました。直線で外からキタブラを一瞬で抜き去り、ゴールドアクターとの競り合いを制しました。前走からの距離延長に加え、稍重の馬場で持ち前の力を発揮。さすがに道悪の京都記念で連覇してるだけあります。

1番人気で9着に終わったキタサンブラックは、普段の力強い走りが鳴りを潜めて惨敗に終わりました。4コーナーのところでシャケトラと並びましたが、その後が全く伸びずに失速。この結果を受け、オーナーの北島三郎さんは「秋は天皇賞から有馬を使いたい」とコメントし、凱旋門賞への挑戦を断念することを表明しました。
キタブラの敗因を挙げるならば、道悪の馬場が合わなかった、外枠を引き当てたこと、春の天皇賞の激走の反動だと思います。春天2着のシュヴァルグランも8着に沈んだのだから、サトノダイヤモンドは宝塚を回避して正解だったと思う。
最近の宝塚記念は「何か」が起きており、2015年はゴールドシップがゲート内で2度も立ち上がり、スタートも大きく出遅れて15着と大敗。昨年はドゥラメンテがゴール後に左前脚を故障し、その後に競走能力喪失で引退決定。今年はキタサンブラックが惨敗…。なんでこんなに事件が続くんですかね…。





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