日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

4歳世代のトップ交代!タイトルホルダー宝塚記念も完勝!次は凱旋門賞挑戦だ!

2022年06月26日 | 競馬

2022年上半期のグランプリレース・第63回宝塚記念(GⅠ・芝2200m)が26日、阪神競馬場で行われました。ファン投票でも第1位に選ばれた⑥タイトルホルダー、大阪杯の雪辱を目指す④エフフォーリア、今度こそGⅠ勝利を⑮ディープボンド、3冠牝馬⑦デアリングタクト、ドバイターフ優勝⑪パンサラッサ、大阪杯に続いてのGⅠ連勝へ⑱ポタジェ、ダービージョッキー武豊と共に⑬アリーヴォ、中東遠征で2連勝⑧ステイフーリッシュ、ドバイシーマクラシック3着①オーソリティ、香港GⅠ2着⑩ヒシイグアス、タイトルホルダーの姉③メロディーレーンなどが参戦しましたが・・・。



本馬場入場で①オーソリティにアクシデント。馬場入り直後に馬体に故障を発症して競走除外。18頭立てから17頭立ての競走となりました。

スタートでタイトルホルダーが絶好の飛び出しを見せて逃げを打とうとするが、パンサラッサ、⑪ウインマリリン、ディープボンド、②アフリカンゴールドも先行グループに加わる。ヒシイグアスは6番手、エフフォーリアとデアリングタクトは中団に位置付け、ポタジェ14番手、アリーヴォは最後方で正面スタンド前を通過した。
1コーナーで先頭に立ったパンサラッサがハイペースに持ち込む。タイトルホルダーは向正面で2番手、アフリカンゴールドが3番手に上がり、ディープボンドは4番手。5番手ウインマリリン、その後ろの6番手グループにヒシイグアス・⑰ギベオン・⑨マイネルファンロンの3頭が固まっている。9番手エフフォーリア、デアリングタクトは10番手。11番手ステイフーリッシュ、12番手ポタジェ、内側13番手メロディーレーン、14番手⑤アイアンバローズ。後方は15番手⑯グロリアムンディ、16番手⑭キングオブコージ、アリーヴォ依然としてしんがり。
内回り3コーナーに差し掛かり、先頭のパンサラは前半1000mを57秒1で通過。2番手のタイホは3,4コーナー中間でパンサラとの差を縮める。3番手のボンドはジョッキーの手が動いている。6番手グループのファンロンとイグアスが追い出しを始めると、デアタクがエフフォーより前に出る。エフフォーはまだ中団馬群の中だ。
4コーナーを回ると同時にタイトルホルダーがパンサラッサを抜いて先頭に躍り出る!後続からはディープボンドとマイネルファンロン、ヒシイグアスにウインマリリンも追ってきて、大外からデアリングタクトも上がって来る。エフフォーリアは伸びてこない。残り200mでタイホが完全に抜け出し、イグアスが2番手に浮上。さらにボンドとデアタクが3番手で争うが、タイトルホルダーが先頭でゴールイン!タイトルホルダー、春の天皇賞に続いてのGⅠ連勝を果たしました!


【宝塚記念 全着順】
1着⑥タイトルホルダー  2分09秒7
2着⑩ヒシイグアス     2馬身
3着⑦デアリングタクト   2馬身
4着⑮ディープボンド    クビ差
5着⑨マイネルファンロン  1馬身3/4
6着④エフフォーリア 
7着⑫ウインマリリン 
8着⑪パンサラッサ 
9着⑦ステイフーリッシュ
10着⑰ギベオン 
11着⑱ポタジェ 
12着⑯グロリアムンディ
13着③メロディーレーン
14着⑬アリーヴォ
15着⑤アイアンバローズ
16着②アフリカンゴールド
17着⑭キングオブコージ 
除外①オーソリティ

【払戻金】
単勝 ⑥ 420円
複勝 ⑥ 180円  ⑩ 250円  ⑦ 240円
枠連 3⃣-5⃣ 2,520円
馬連 ⑥-⑩ 2,060円
馬単 ⑥-⑩ 3,420円
3連複 ⑥-⑦-⑩ 5,150円
3連単 ⑥-⑩-⑦ 25,220円
ワイド ⑥-⑩ 780円  ⑥-⑦ 710円  ⑦-⑩ 840円



今年の上半期を締めくくる大一番は、タイトルホルダーがファン投票第1位に応えて優勝。2番手追走から4コーナーで先頭に立つと、直線で後続を突き放し、2着のヒシイグアスに2馬身差をつけて快勝しました。勝ちタイム2分09秒7は、2011年のこのレースでアーネストリーが出した2分10秒1の阪神芝2200mのコースレコードタイムを0.4秒も更新しました。これでタイトルホルダーは昨年の菊花賞、今年春の天皇賞、今回の宝塚記念と阪神開催のGⅠ競走で3勝目を挙げました。
5番人気で2着のヒシイグアスは、上がり3ハロンでメンバー最速の35.9秒を記録。3着争いはディープボンドとデアリングタクトが殆ど並んでゴールしましたが、デアリングタクトが先着。前走のヴィクトリアマイルは長期ブランクが響いて6着でしたが、この日は3着と好走して復活を印象付けました。秋のエリザベス女王杯で復活のGⅠ勝利を期待したいところです。
1番人気だったエフフォーリアは追い上げも及ばず6着。ハイペースについていけなかったか。上半期のGⅠシリーズは1番人気が全敗という結果に終わりました。大阪杯で9着、宝塚でも掲示板外したから、阪神コースの適正がないのでしょう。秋シーズンこそは年度代表馬の意地を見せてほしい所です。

タイトルホルダーは2走前の日経賞、前走の春の天皇賞に続いての重賞3連勝。同じ年に春天と宝塚を制したのは、2006年のディープインパクト以来の快挙。過去にはタマモクロス、イナリワン、ビワハヤヒデといった名馬も達成しております。
鞍上の横山和生騎手と栗田徹調教師、ドゥラメンテ産駒は宝塚記念初勝利。ドゥラメンテは2016年のこのレースで2着に敗れ、ゴール後に左前脚を故障し、「競走能力喪失」で引退を余儀なくされました。あれから6年後にドゥラの子が父の無念を晴らしてくれました。
タイトルホルダーとエフフォーリアはこれまで3度対戦し、全てエフフォーが先着。4度目の直接対決で初めてタイホがライバルに勝利しました。昨年の有馬記念までは「エフフォー>タイホ」でしたが、半年間でタイホがGⅠ2勝を含む3戦3勝、エフフォーは2戦続けて着外と力関係が逆転しました。
タフな阪神コースでGⅠを連勝し、秋は凱旋門賞に向かう予定で、栗田調教師曰く「横山和生君とのコンビで直行です」とコメント。「日本の現役最強馬」として世界最高峰のレースに挑むけど、鞍上は海外経験のない横山カズで大丈夫か?日本からはドウデュースも出走予定なので、2頭とも上位で好走してほしいなって思います。

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