水曜日の試合で今季初黒星、開幕からの連勝が5でストップした福岡ソフトバンクホークス。金曜日からは西武ドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦。28日は杉内俊哉が先発。重要な初戦は点の取り合いとなりました。
1回、ソフトバンクは本多と多村が西武先発・帆足の前に連続三振に倒れてしまいます。一方の杉内は、西武の1番・片岡にセンター前ヒットで出塁を許しますが、牽制で片岡をアウトにします。このあと赤田を三振、中島には遊撃ゴロに打ち取って3人で抑えました。
2回、1死から柴原が死球で出塁、松田の3塁ゴロで柴原は2塁に進みます。2死2塁でレストビッチがライト前ヒット。2塁から柴原が生還しソフトバンクが先制します。しかしその裏、杉内はこの回の先頭・ブラゼルにヒットを許すと、G.G.佐藤には死球、中村のレフト前ヒットで無死満塁と一打逆転のピンチを迎えます。で江藤を空振り三振に仕留めた後、細川のセンター犠牲フライで同点。杉内は同点とされましたが、松坂を3塁ゴロに打ち取って3アウト。なんとか1点に抑えました。
3回、ソフトバンクは2死2塁の場面で多村がバットを折りながらもセンター前ヒット。2塁走者・川崎が生還して勝ち越します。その裏の杉内は赤田と中島を連続三振に仕留めて3者凡退。4回には柴原と松田の連打で無死1,2塁のチャンスを迎えましたが、後続が凡退して追加点ならず。
ソフトバンク1点リードの6回、杉内は先頭の中島を空振り三振に仕留めますが、次のブラゼルには、カウント1-2からの4球目のストレートを右中間スタンドへの同点本塁打を浴びてしまいます。同点にされた7回、1死から井手がセンター前ヒットで出塁すると、山崎の送りバントで2死2塁と勝ち越しのチャンスを迎えます。ここで川崎が西武2番手・小野寺の初球ストレートをライト前に弾き返し、井手が生還して再び勝ち越し。
8回、ソフトバンクは1死1,2塁と追加点のチャンスを迎えますが、柴原が遊撃ゴロ、松田が三振に倒れてダメ押し点が奪えず。その裏の杉内は西武打線を3者凡退に抑え、8回を投げ終えたところで降板しました。9回、2番手のニコースキーが、1死からG.G.佐藤にヒットを許します。続く打者は中村(おかわり君)。一発が出ればサヨナラ負けのところでしたが、中村を空振り三振。そして9回からマスクを被った田上が2塁送球、1塁走者・G.G.の盗塁を刺して3アウト!三振ゲッツーでゲームセット!ソフトバンクが1点差を守り切り、西武との3連戦の初戦を白星で飾りました。
2008/03/28(金)
西 武-ソフトバンク 1回戦
(ソフトバンク1勝、西武ドーム、18:00、9184人)
H 011 000 100 3
L 010 001 000 2
【投手】
(ソ)杉内、ニコースキー-山崎、田上
(西)帆足、小野寺、星野、岡本真-細川
【責任投手】
(勝)杉内2試合1勝
(S)ニコースキー4試合1勝1S
(敗)小野寺3試合1敗
【本塁打】
(西)ブラゼル3号ソロ(6回、杉内)
28日の試合は「取られたら取り返す」のシーソーゲームでしたが、7回の川崎の決勝タイムリーでソフトバンクが勝ちました!先発の杉内は今季初勝利、2番手のニコースキーは今季初セーブとなりました。この日の杉内は8回まで打者30人に対して131球、6安打・2失点(被本塁打1)、8奪三振の内容でした。序盤は苦しい内容でしたが、徐々にペースを取り戻していき、勝ち越した後の7回裏,8回の2イニングを3者凡退に抑えました。低めの球が良い感じで、殆どの奪三振が低めでした。
打線のほうは8安打。2安打を放った選手はいませんでしたが、レストビッチが先制打、多村が2点目のタイムリー、川崎が決勝のライト前タイムリーを打ちました。4番・松中は3打数無安打に終わり、現時点での打率は.185と低迷。7試合を終えてまだ本塁打が出ていません。オープン戦では好調だったんですが、ここに来て不振が再発してしまったか?そろそろ結果を出さないと本当にやばいぞ。
土曜日の第2ラウンドはスタンドリッジが先発。デーゲームなので14時に試合開始です。東京は桜満開ですが、松中の「開花宣言」はいつになるのやら…。