日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

AJCCで武豊30年連続重賞勝利!東海ステークスはアスカノロマンが快勝。

2016年01月24日 | 競馬

「最強寒波」によって、全国的に寒い1日となった24日は、中山競馬場と中京競馬場でGⅡレースが行われました。中山競馬場は古馬中長距離路線を占う一戦「アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)」、中京競馬場ではダート重賞の「東海ステークス」がありました。


中京メイン・第33回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ・ダート1800m 12頭立て)は、みやこステークスを勝った⑤ロワジャルダン、左脚骨折で半年以上休養していた⑦インカンテーション、今やベテランの域に達した⑧ローマンレジェンド、重賞初勝利を狙う⑩モンドクラッセと⑥アスカノロマンなどが参戦しました。
ほぼ揃ったスタートで始まったこのレース、モンドクラッセが先手を奪い、アスカノロマンが2番手につけ、ロワジャルダンは4,5番手、ローマンレジェンド7番手、インカンテーションは中団より後ろの位置でスタンド前を過ぎた。
1,2コーナーから向正面に差し掛かり、モンドクラッセが先頭、2番手にアスカノロマン、3番手に④ダブルスター。4番手にロワジャルダン、その内側の5番手に①ライドオンウインド。中団グループは、⑫ストロングサウザーが一気に押し上げ、7番手②イッシンドウタイ、8番手ローマンレジェンド、その外側にインカンテーションが並ぶ。10番手③スターバリオン、11番手⑨グランドシチー、少し離れた最後方に⑪ナリタポセイドンという展開。
3コーナーを回り、クラッセが先頭、アスロマ2番手は変わらず。サウザーが3番手まで浮上し、ロワジャルとインカンが好位追走、ローマンは馬群の中。
最後の直線コースに入り、モンドクラッセがまだ逃げるが、外からアスカノロマンが並ぶ。先頭争いはこの2頭の一騎打ちだ。ロワジャルダンは3番手に上がるが、前の2頭とは差がある。ゴール残り100mでアスロマが抜け出すと、そのまま引き離してゴールイン!アスカノロマンが7度目の挑戦で重賞初制覇!


フェブラリーステークスに向けてのステップレース・東海ステークスは、単勝4番人気のアスカノロマンが優勝。序盤から2番手で追走し、直線で逃げ粘るモンドクラッセとの叩き合いを制しました。2着には2番人気・モンドクラッセ、1番人気のロワジャルダンは3着まで。主戦騎手の浜中俊騎手が1レースで落馬負傷してしまい、横山和生騎手が代役を務めましたが、乗り替わりが大きく響きました。3番人気のインカンテーションは、直線見せ場無くブービーの11着に終わりました。
勝ったアスカノロマンは、2月21日に行われるフェブラリーステークス(@東京)の優先出走権を獲得。鞍上の太宰啓介騎手は、2012年の札幌記念以来、約3年半ぶりの重賞勝ちを収めました。今回の勝利で通算6勝目を挙げ、うち左回りで3戦2勝。中京コースでは2014年の濃尾特別でも勝利しているので、得意なんだろうなと思います。




中山のメイン競走・第57回アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ・芝2200m 16頭立て)は、昨年の日本ダービー2着馬⑥サトノラーゼン、重賞3勝の実績馬③ディサイファ、①マイネルフロスト・⑨ライズトゥフェイム・⑧ステラウィンドの「中山金杯組」、迎春ステークスを快勝した⑬ヤマニンボワラクテ、⑭スズカデヴィアス、⑦ショウナンバッハ、⑪スーパームーンなどが出走しました。
スタートでスズカデヴィアスと⑯マイネルメダリストの外枠2頭が好スタートを切り、デヴィアスがハナを主張。サトノラーゼンは3番手集団につけ、ディサイファ7番手、スーパームーンとマイネルフロストは中団グループ、ライズトゥフェイム12番手で1コーナーを回った。
外回り2コーナーに向かって、デヴィアス先頭、2番手メダリスト、3番手集団は外に⑩ルルーシュ、真ん中ラーゼン、内側に⑤クランモンタナ。6番手ボワラクテの後ろの位置にディサイファが7番手追走。8番手にスーパームーン、今回は逃げなかったフロストが9番手。10番手ステラウィンド、11番手フェイム、ショウナンバッハ12番手。後方は⑮マイネルディーン13番手、14番手②アップルジャック、15番手⑫フラガラッハ。そして最後方に下がった④ショウナンマイティが、向正面中程で競走を中止。
3コーナーのところで、先頭争いはスズカデヴィアスとマイネルメダリストの2頭が並走状態。サトノラーゼンが3番手から前を追い、ディサイファが5番手に浮上すると、外側に進路を取った。スーパームーン、ライズトゥフェイム、ヤマニンボワラクテはまだ中団待機。
4コーナーを回って勝負は最後の直線コースへ。逃げるデヴィアスがラストスパートをかけるが、外からディサイファが追い込み、ゴール残り200mを切って先頭に躍り出る。後続からスパムン、フロスト、ボワラクテ、バッハが追いかけるが、ディサイファがそのまま先頭でゴールイン!力で捻じ伏せたディサイファ、2016年初戦を快勝で飾りました。

中山の新春開催のフィナーレを飾るAJCCは、単勝2番人気のディサイファが、ゴール前で抜け出し、2着に①馬身1/4差をつけて勝利しました。混戦の2着争いは、大外から脚を伸ばしたスーパームーンが2着に入り、ショウナンバッハが3着に入りました。1番人気に支持されたサトノラーゼンは10着。3コーナー辺りまでは3番手にいたけど、ラストの直線で沈みました。ラーゼンは中山との相性が悪いようです。
なお、向正面で故障を発生し、競走中止したショウナンマイティは、検査の結果「左前繋靭帯不全断裂」と診断。予後不良にならず一命は取り留めたが、競走能力を失う結果に。2014年の安田記念で3着になった後、骨折で長期休養。前走から1年7ヶ月ぶりの実戦でしたが、復帰戦で残念な結果となってしまいました。
優勝したディサイファはこれで重賞4勝目。鞍上の武豊騎手は今年の重賞初勝利で、デビューから30年連続で重賞制覇を果たしました。ディサイファとは初コンビかと思いきや、2年8ヶ月ぶりに騎乗したとの事。四位洋文騎手がよく乗っているけど、デビューから数戦はユタカ騎手が乗っていたんです。今後はドバイ遠征を検討し、一部報道では「ワールドカップ」に挑戦するという。ダートで実績無いのに、ワールドカップを使うなんて無謀すぎる。むしろ「ドバイターフ」(旧・ドバイデューティーフリー)に向かったら、上位争いできるかもしれない。




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