日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リオデジャネイロ五輪閉幕!4年後は東京が舞台だ!

2016年08月23日 | Sports

南米大陸で初めての五輪開催だった「2016リオデジャネイロオリンピック」は、現地時間21日に閉会式が行われ、17日間に渡る熱戦に幕を下ろしました。日本は今大会、金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個、合計41個のメダルを獲得。前回のロンドンの38個を超える、史上最多のメダル獲得数となりました。メダル総数では全体7位、金メダル獲得数でも6位と大健闘でした。



閉会式では、開会式と同じく十種競技の右代啓祐選手が旗手を務め、バドミントン女子ダブルスの高橋礼華&松友美佐紀ペア、ケンブリッジ飛鳥選手ら男子400mリレーのメンバーたちも参加。4連覇を逃して号泣していた女子レスリングの吉田沙保里選手も、笑顔で閉会式に参加しておりました。
五輪旗の引き継ぎセレモニーでは、小池百合子東京都知事が着物姿で登場し、リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長からトーマス・バッハIOC会長に渡されると、小池知事が五輪旗を受け取ってから旗を振りました。

ここからは椎名林檎プロデュースの「トーキョーショー」。「君が代」が流れている間にフィールドに日の丸が描かれると、2011年の東日本大震災の際に世界中からの支援を貰ったことへの感謝の気持ちを表す意味で、「OBRIGADO」 「THANK YOU」など世界各国の「ありがとう」の人文字が浮かび上がりました。
「WARMING UP TOKYO 2020」のVTRでは、キャプテン翼、ドラえもん、パックマン、ハローキティ、スーパーマリオといった日本生まれのアニメやゲームのキャラクターが登場。赤い球をリオへ届けるためのリレーでは、北島康介氏(水泳)が投げると、高橋尚子さん(マラソン)→大空翼のオーバーヘッドキック→ボクサー&パックマンと繋ぎ、安倍晋三首相がボールをキャッチ。さらに安倍首相がマリオに変身すると、渋谷のスクランブル交差点でドラえもんがやって来て、秘密道具の土管を使ってリオに貫通させる。ドラえもんのおかげで渋谷からリオへ一気にワープ!そして、フィールドのど真ん中から安倍マリオが現れました!
ダンスショーでは、中田ヤスタカさんが作曲したBGMに乗せて、青森大学男子新体操部のメンバーを中心としたダンサーたちが華やかな踊りで会場を沸かせました。フィナーレでは「応援の舞」、手旗信号で「ありがとう」、「おもてなしの舞」を披露すると、東京五輪のエンブレム、富士山の影絵、土管から東京スカイツリーがニョキっと出てきて、安倍首相の「SEE YOU IN TOKYO」で、トーキョーショーは幕を閉じました。




さて、ここからは日本勢のリオ五輪を振り返りたいと思います。
柔道は、前回金メダルゼロだった男子が、73キロ級・大野将平選手と90キロ級・ベイカー茉秋選手が金メダル。さらに史上初の全階級メダル獲得を果たし、井上康生監督も男泣きを見せました。女子でも70キロ級の田知本遥選手が金メダルを獲得するなど、5階級でメダル。男女合わせて史上最多の12個のメダル。お家芸復活を印象付けました。
水泳では、男子400m個人メドレーで萩野公介選手が金メダル、瀬戸大也選手が銅メダル。男子800m自由形リレーでも52年ぶりのメダルを手にしました。女子でもキャプテンを務めた金藤理絵選手が女子200m平泳ぎで金メダル、バタフライの星奈津美選手が2大会連続のメダル獲得。競泳は金2個、銀2個、銅3個を獲得しました。シンクロナイズドスイミングもデュエットとチームで銅メダル。
金メダル4個を獲得した女子レスリングは、登坂絵莉選手、土性沙羅、川井梨紗子選手の若手3選手が金メダル。一方で、五輪4連覇を目指したベテランは明暗が分かれ、伊調馨選手が逆転で4連覇を果たしたのに対し、吉田沙保里選手は決勝で敗れて銀メダル。絶対女王の敗戦に日本中がショックを受けました。

今大会は団体種目でのメダルが相次ぎました。体操男子団体がアテネ以来の金メダル。卓球団体は男子が銀メダル、女子は銅メダル。水谷隼選手が派手なガッツポーズを見せれば、女子キャプテン・福原愛選手は安堵の涙を浮かべました。「足を引っ張ってばっかりだった」と言ってたけど、チームメイトの石川佳純選手、伊藤美誠選手に助けられましたね。
そして、陸上の男子4×100mリレーでは、日本が37秒60のアジア新記録で銀メダル。北京の銅メダルを上回る過去最高の成績を収めました。予選で「ボルト不在」のジャマイカに先着すると、決勝ではアメリカに先着しました。

「逆転金メダル」も相次ぎ、体操個人総合の内村航平選手は、5種目を終えてオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)に次ぐ2位でしたが、最後の鉄棒競技でベルニャエフを逆転して2連覇を達成。内村選手の鉄棒の着地は完璧でした。女子バドミントンダブルスのタカマツペアも、第3ゲームで16-19と崖っぷちに追い込まれたけど、5連続ポイントを奪って大逆転勝利。猛攻シーンは見ていて熱くなりましたよ~!レスリングの登坂選手と伊調選手も残り数秒で相手のバックを取って逆転金メダル。執念でもぎ取った勝利です。

若手選手も大活躍し、卓球・伊藤選手は団体戦の3位決定戦でシンガポールのエースに勝利し、銅メダル獲得に貢献。体操の白井健三選手は、団体戦で床と跳馬で完璧な演技を見せれば、種目別の跳馬では新技の「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を成功させて銅メダル。東京五輪では個人総合での出場を目指しているそうで、内村選手の後継者になれるか期待したい。
競泳・池江璃花子選手は女子100mバタフライで日本新記録を連発。決勝では6位でしたが、56秒86をマーク。帰国後は広島高校総体に出場し、100mと50mの自由形で優勝しています。あと、高飛び込みの板橋美波選手も初めての五輪で8位入賞。日本の女子選手が飛込競技で入賞したのは20年ぶりだそうです。池江選手と板橋選手はまだ16歳。4年後に向けてさらに飛躍することでしょう。
レスリングフリースタイル男子57kg級で銀メダルを獲得した樋口黎選手(20歳)は、準決勝で昨年の世界選手権2位のハサンサブズアリ・ラヒミ(イラン)を破り、決勝ではウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)に敗れたものの、世界王者を相手に大健闘。初めての世界大会でいきなり銀メダル、4年後は日本のエース級になってるかも?


連日に渡る日本のメダルラッシュに沸いたリオデジャネイロ五輪も閉幕。メダル獲得数も史上最多を記録し、2020年の東京五輪にいい弾みがついたと思います。五輪期間中は毎日興奮と感動しっぱなしだったので、これから先「リオ五輪ロス」になっちゃいそうです。9月7日からは障害者スポーツの祭典「リオパラリンピック」が始まります。五輪同様のメダルラッシュが起きるといいですね。
4年後は東京が舞台。その時まで生きていたい…。東京五輪開幕まで1430日。数字的には長く感じるけど、あっという間に過ぎていきます。4年後はリオよりもっと盛り上がってほしいです。リオ五輪日本選手団の皆さん、本当にお疲れ様でした!






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