日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

秋の天皇賞W前哨戦!毎日王冠&京都大賞典

2010年10月11日 | 競馬

中央競馬は今週から東京競馬場と京都競馬場の2ヶ所が開幕。10月3連休の2日目である10日は、東西で秋の天皇賞の前哨戦があり、東京では毎日王冠、京都は伝統の一戦・京都大賞典が行われました。この秋の古馬戦線を占う重要なレースを制し、秋の主役に名乗りを挙げるのは一体誰だ!?


京都のメインレース・第45回京都大賞典(GⅡ・芝2400m)は、11頭立ての予定でしたが、⑦フィールドベアーが右肩跛行で出走取消により10頭立てで争われました。このレースには、2008年の菊花賞馬・⑨オウケンブルースリが昨年のジャパンカップ以来約11ヶ月ぶりに復帰。オウケン以外にも②メイショウベルーガ、⑪フォゲッタブル、⑧スマートギア、⑥プロヴィナージュといった秋GIを見据えた馬たち集結。
スタートでスマートギアが少し遅れ気味、他の馬はきれいに揃いました。スタンド前での先行争いでは、①ゴールデンメインと⑩ドリームフライトの2頭が前に出て、プロヴィナージュは3番手。④ベストメンバー4番手、ベルーガ7番手、フォゲッタブル8番手、オウケンブルースリが後方2番手でゴール板を通過しました。1,2コーナーから向正面に入るところで、先頭のドリームフライトが2番手を大きく引き離して独走。2番手のゴールデンメインも一人旅。プロヴィナージュが3番手集団を引っ張り、ベストメンバーは4,5番手の位置で⑤シルクネクサスと並ぶ。ベルーガ、フォゲッタブル、オウケンブルースリの有力馬は中団~後方をキープ。スマートギア最後方で外回り3コーナーに差し掛かる。
外回りの坂の頂上でドリームフライトの脚色が落ち、幸騎手がムチを叩き出す。それを見てゴールデンメインが外に持ち出して先頭に浮上。先頭と3番手以降の差はまだ大きな差。有力馬は届くのか?そして最後の直線に入り、ゴールデンメインが依然として先頭。プロヴィナージュが2番手から猛追し、メイショウベルーガは真ん中、ブルースリは大外から襲い掛かる。残り200mを切り、プロヴィナージュが一旦先頭に躍り出るが、残り100mでメイショウベルーガが抜け出して1着ゴールイン!オウケンブルースリは半馬身及ばず2着。
単勝2番人気のメイショウベルーガが、ゴール前での快心の一撃が決まり、GI馬を破って京都大賞典を制しました。ベルーガは今年の日系新春杯以来重賞2勝目、京都2400mでは2戦2勝です。このあと目標は秋の天皇賞かエリザベス女王杯のどちらかに向かう予定。エリザベス女王杯ならチャンスありそうだが?
2着に入ったオウケンブルースリは、ブランクの影響を感じさせない走りを見せたんですが、レース後に前脚が腫れていたことがわかり、天皇賞の出走が微妙に。仮に腫れが引いたとしても秋天回避→ジャパンカップに進んだほうが妥当かもしれない。屈腱炎じゃなければいいけど…。


府中メイン・第61回毎日王冠(GⅡ)は10頭によって争われました。ダービーで2番人気に支持されながらも6着に敗れた②ペルーサが、秋の盾を狙って古馬戦線に殴り込み。3歳勢は他にも④アリゼオと③エイシンアポロンが参戦。若さと勢いを見せつけ、秋天に向けてアピールできるか?対する古馬勢は、安田記念を制した⑤ショウワモダン、道レース3着の⑨スマイルジャック、⑦シルポート、⑩アドマイヤメジャーが3歳勢を迎え撃ちます。「3歳VS古馬」の世代闘争の行方は、波乱のスタートで始まりました。
注目のスタートで、ペルーサが出遅れてしまい、観衆から悲鳴が上がる。スタート後にシルポートが鼻を奪い、アドマイヤメジャーが2番手。エイシンアポロンとスマイルジャックが3番手争いを繰り広げ、5番手の位置にショウワモダンとアリゼオが並走。後方では①ネヴァブションと⑧トウショウウェイヴが8番手争い、ペルーサがポツンと置かれて最後方という展開。ここからどう巻き返す?
縦長の状態で残り800mを切り、シルポートが悠々と先頭で逃げ続ける。スマイルジャックが単独3番手、アポロン4番手、ショウワモダン5番手、アリゼオ6番手、ペルーサはまだ最後方で直線に入る。残り400mでシルポートのリードが無くなり、内からアリゼオとエイシンアポロン、外からスマイルジャックと先頭争いが激しくなる。残り200mを切ったところでアポロンが先頭に立つが、最内からアリゼオが突っ込んでくる。ゴール前で2頭がほぼ並んでFINISH!ネヴァブションも追い込むも3着まで、ペルーサは大外から追い上げるも5着まで。全然来なかったなあ。
3歳馬の1,2フィニッシュとなった今年の毎日王冠は、写真判定の結果アリゼオが鼻差で1着!2着にはエイシンアポロンという結果になりました。3歳馬がこのレースを勝ったのは、1988年のオグリキャップ以来22年ぶりの快挙です。勝ったアリゼオは通算7戦4勝、重賞はこれで2勝目です。春クラシックが始まる前は「関東の期待」と言われた馬が、古馬を打ち破って自信がついたに違いありません。前哨戦で3歳馬が勝ったことは、世代交代に一歩近づいたといえよう。
1番人気のペルーサは5着。上がり3ハロン34.3秒と10頭中最速だったんですが、スタートの出遅れが大きく響きました。ダービーの時もスタートミスが原因で負けましたからねえ。天皇賞ではスタートダッシュがうまく行くといいのですが…。


来週は牝馬3冠シリーズの最終戦・第15回秋華賞が京都競馬場で開催。オークスで優勝を分け合ったアパパネとサンテミリオンが京都で完全決着戦に挑み、アパパネは牝馬3冠、サンテミリオンは2冠をかけて戦います。他にもアニメイトバイオ、アプリコットフィズ、アグネスワルツ、オウケンサクラ、エーシンリターンズ、ショウリュウムーンなどが出走予定。3歳世代の絶対女王・アパパネが、史上3頭目の牝馬3冠を達成することが出来るでしょうか?


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