日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

サンライズノヴァ59キロでも完勝!クレッシェンドラヴ福島重賞2勝目!

2020年07月12日 | 競馬

梅雨シーズン真っ最中の12日は、福島競馬場でサマー2000シリーズ第1戦・七夕賞、阪神競馬場でダート重賞のプロキオンステークスが行われました。


第25回プロキオンステークス(GⅢ・ダート1400m 16頭立て)は、昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯を制した⑥サンライズノヴァ、JBCレディスクラシックを勝った⑯ヤマニンアンプリメのGⅠ馬2頭の他に、ダート交流重賞2連勝中の新星⑦ラプタス、阪神ダート1400mで4勝⑨スマートダンディー、2連勝中⑭サクセスエナジー、同じ舞台のコーラルステークスを勝った⑤レッドルゼル、現在3連勝中⑫トップウィナー、昨年2着④ミッキーワイルド、芝重賞3勝⑪エアスピネルなどが参戦しました。
芝コースでのスタートで、ヤマニンアンプリメ、トップウィナー、ラプタスの3頭が良いスタートを見せたが、ダートコースに入ったところでラプタスが先頭に立つ。2番手にトップウィナー、内側3番手レッドルゼル、外側4番手ヤマニンアンプリメ、真ん中5番手にスマートダンディー、サクセスエナジーが6番手。中団勢は、⑧ブルベアイリーデとエアスピネルが7,8番手で並び、9,10番手の位置にミッキーワイルドと③サトノファンタジー。11番手⑬ダノンフェイス、12番手①カフジテイク、13番手⑮ワンダーリーデル、14番手⑩スマートアヴァロン、15番手にサンライズノヴァ、②デュープロセスがポツンとしんがり。
3,4コーナー中間のところで、先頭を行くラプタスに、ウィナー、アンプリメ、サクエナの3頭が接近。ルゼルは内側5番手、スマダン6番手、エアスピが外側7番手に浮上。さらに大外に持ち出したサンノヴァが後方から一気に追い上げてきている。
4コーナーから最後の直線で、先頭争いはラプタス、トップウィナー、ヤマニンアンプリメの3頭が競り合い、レッドルゼルがイン突きを狙う。後続からはエアスピネルとサンライズノヴァ、サクセスエナジーが追い込む。残り200mでアンプリメが前に出て抜け出しを図るが、残り100mで一番外からサンノヴァが強襲。エアスピもアンプリメをかわして2番手に上がったが、サンライズノヴァが先頭でゴール!サンライズノヴァ、最後はGⅠ馬の貫禄を見せつけました!

10年ぶりの阪神開催のプロキオンステークスは、サンライズノヴァが直線突き抜けて優勝しました。道中は15番手を追走していましたが、3コーナーから徐々にポジションを押し上げ、ラストの直線では大外一気の末脚で先に抜け出したヤマニンアンプリメを捕らえました。この日は59キロの斤量で上がり3ハロン34.4秒を計測するという、もの凄い勝ち方でした。
2着のエアスピネルは、昨年の函館記念以来1年ぶりのレースで、初めてのダート戦でしたが、新境地開拓を印象付ける内容。今後もダート路線を継続でしょう。ヤマニンアンプリメは一旦は抜け出したものの3着。それでもGⅠ馬としての意地は見せたのでは。勝ったサンノヴァは5番人気、アンプリメも9番人気とGⅠ馬なのにあまり人気なくない?
交流重賞で連勝中だったラプタスはスタートから先行し続けるも6着に沈み、4番人気のスマートダンディーは7着、1番人気のレッドルゼルはイン強襲不発で8着。2番人気のサクセスエナジーは10着と人気上位陣は総崩れでした。
勝ったサンライズノヴァは、南部杯以来となる通算9勝目を挙げ、重賞は通算4勝目。JRA重賞に至っては一昨年11月の武蔵野ステークス以来となります。ここ最近はフェブラリーステークスで3着、前走のかしわ記念も3着とGⅠで上位好走。久しぶりの勝利を手にし、南部杯連覇へ視界良好か。




第56回七夕賞(GⅢ・芝2000m 16頭立て)は、大阪杯に参戦した⑥ジナンボー、昨年の福島記念を勝った③クレッシェンドラヴ、下鴨ステークスを勝った⑪ヒンドゥタイムズ、ヴィルシーナの子⑬ブラヴァス、福島2000mのエールステークスを勝った⑫ヴァンゲドミンゴ、⑩マイネルサーパス・②ウインイクシード・⑯レッドローゼスの「福島民報杯組」、マーメイドステークス3着⑮リュヌルージュなどが参戦。
スタートでヴァンゲドミンゴが少し出遅れ、ジナンボーもあまりいいスタートではない。スタンド前の先行争いで、④パッシングスルー、ウインイクシード、⑨ノーブルマーズ、リュヌルージュの4頭の競り合いから、パッシングスルーがスッと前に出る。マイネルサーパス5番手、ブラヴァス6番手、ヴァンゲドミンゴ10番手。クレッシェンドラヴ12番手、ジナンボー13番手、ヒンドゥタイムズ14番手と人気上位は後方待機で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面のところで、パッシングスルーがリードを拡げて先頭、2番手ウインイクシード、ノーブルマーズが3番手。4番手グループには、リュヌルージュ、マイネルサーパス、ブラヴァスの3頭。その後ろの集団は⑦エアウィンザー、⑩ソールインパクト、⑭オセアグレイト、ヴァンゲドミンゴ、⑧アウトライアーズと固まる。12,13番手のところにクレッシェンドラヴと⑯レッドローゼスが並走。後方3番手にジナンボー、2番手にヒンドゥタイムズ、最後方に①バレリオという態勢。
3コーナーを回り、先頭のパッシングは道の良い外側の馬場を走り、イクシードは道悪の内側。サーパスとブラヴァス、ヴァンゲも外にもちだし、クレッシェンドは馬群の真ん中を割って入る。ジナンボーは大外ぶん回し、ヒンドゥもまだ後方。
4コーナーから最後の直線に入って、ウインイクシードがわずかに先頭、真ん中からクレッシェンドラヴとパッシングスルー、外からブラヴァス、後続からはヴァンゲドミンゴも伸びてきた。残り100mでクレッシェンドラヴが抜け出し、ブラヴァス2番手、ヴァンゲが3番手に上がるも、クレッシェンドラヴ先頭でゴールイン!福島巧者クレッシェンドラヴ、昨年2着の雪辱を果たしました!


夏の福島の伝統のハンデ重賞は、単勝3番人気のクレッシェンドラヴが混戦を制しました。7番人気で2着のブラヴァスの鞍上・福永祐一騎手は、JRA重賞全場制覇がかかっていましたが、あと一歩及ばず。3着のヴァンゲドミンゴも福島巧者ぶりを見せました。2番人気のヒンドゥタイムズは4着、1番人気のジナンボーは伸びきれず9着と完敗。今週で日本での騎乗が終わるダミアン・レーン騎手は有終の美を飾れず。
勝ったクレッシェンドラヴは、昨年秋の福島記念に続き、重賞2勝目。鞍上の内田博幸騎手は、2週連続で福島の重賞レースに勝利しました。道中は後方で脚を溜め、3,4コーナー辺りで有力馬が外に持ち出すなか、クレッシェンドは馬群を縫うように順位を上げ、最後は真ん中から抜け出して勝利を飾りました。福島コースの相性の良さと、道悪に強いステイゴールド産駒の血が活きましたね。
















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