日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ショウナンパンドラが牝馬最後の一冠をGET!最優秀3歳牝馬はどうなる!?

2014年10月20日 | 競馬

3歳牝馬三冠レースの最終戦・第19回秋華賞(GⅠ・芝内回り2000m 17頭立て)が19日、京都競馬場で行われました。当初は18頭立ての予定でしたが、⑬パシフィックギャルが馬場入場後に右肩跛行を発症して競走除外となり、17頭で争われました。凱旋門賞に挑戦したハープスターが不在の今年の秋華賞は、オークス馬④ヌーヴォレコルトが牝馬2冠なるか注目が集まりました。ヌーヴォのほかにも、昨年の2歳女王⑧レッドリヴェール、雨の紫苑ステークスで勝利した②レーヴデトワール、同レース2着の⑥ショウナンパンドラ、ローズステークス2着⑫タガノエトワール、オークス3着③バウンスシャッセ、ブエナビスタの妹⑭サングレアル、デビュー2連勝した後、骨折で春シーズン全休の⑯オメガハートロックなどが参戦しました。


単勝オッズは、ヌーヴォレコルトが単勝1.5倍と圧倒的1番人気に支持され、レッドリヴェールが2番人気(7.2倍)。1ケタ台はこの2頭のみ。3番人気以降は、ショウナンパンドラ、タガノエトワール、①ブランネージュ、レーヴデトワール、バウンスシャッセ、⑤マーブルカテドラルと続きました。
スタンド前でのスタートで、オメガハートロックが出遅れる。先行争いで⑪ペイシャフェリスが押しながら先手を取り、バウンスシャッセと⑰リラヴァティも先行策。ショウナンパンドラは中団に控え、ヌーヴォレコルトとレッドリヴェールは中団より後ろの位置でゴール板を通過。
1コーナーから向正面に出て、ペイシャフェリスが単独で飛ばし、リラヴァティが2番手、3番手に⑮ハピネスダンサー。バウンスシャッセとレーヴデトワールが4,5番手で並走。6番手にマーブルカテドラル、ブランネージュはその後ろの7番手。8番手に⑩マイネグレヴィル。前の集団から離れた中団の9番手にショウナンパンドラが追走。パンドラの後ろの10番手にタガノエトワール。ヌーヴォレコルトは11番手、12番手⑦ディルガ、インコースの13番手にレッドリヴェールが追う。後方は⑨アドマイヤビジン14番手から押し上げ、サングレアル15番手、16番手にオメガハートロック、最後方に⑱セウアズール。
縦長の状態で内回り3コーナーに差し掛かり、ペイシャがまだ先頭キープ。バウンス・ハピネス・リラヴァティの3頭が2番手集団を形成し、デトワールが単独5番手。パンドラが内から追い上げ始め、ヌーヴォは外に持ち出し、リヴェールはまだ馬群の中。最後の直線に入り、リラヴァティが一旦先頭に立つが、外からエトワール、内からショウナンパンドラが伸びてきた。さらに大外からヌーヴォレコルトがやってきた!レッドリヴェールとサングレアルも追い上げているが、届きそうもない。ラスト100mでパンドラが抜け出し、ヌーヴォが差を詰めるが、パンドラが押し切ってゴールイン!ショウナンパンドラがヌーヴォレコルトの2冠を阻止し、最後の牝馬1冠を手にしました!


秋華賞 全着順&払戻金
1着⑥ショウナンパンドラ  1分57秒0
2着④ヌーヴォレコルト    クビ
3着⑫タガノエトワール   1馬身1/4
4着①ブランネージュ     クビ
5着⑮サングレアル     1馬身1/2
6着⑧レッドリヴェール   1馬身1/4
7着③バウンスシャッセ   クビ
8着⑰リラヴァティ      4馬身
9着⑦ディルガ        ハナ
10着⑱セウアズール    クビ
11着⑯オメガハートロック  2馬身1/2
12着⑨アドマイヤビジン   1馬身3/4
13着②レーヴデトワール   アタマ
14着⑮ハピネスダンサー   1馬身1/4
15着⑪ペイシャフェリス   3馬身1/2
16着⑤マーブルカテドラル  3/4馬身
17着⑩マイネグレヴィル   8馬身
除外⑬パシフィックギャル

単勝 ⑥ 1010円
複勝 ⑥ 200円 ④ 110円 ⑫270円
枠連 [2]-[3] 520円        
馬連 ④-⑥ 630円
馬単 ⑥-④ 2050円
ワイド ④-⑥ 290円 ⑥-⑫ 1370円 ④-⑫ 400円
3連複 ④-⑥-⑫ 1940円
3連単 ⑥-④-⑫ 12790円
※13番絡みの馬券(単勝・複勝・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単)は返還。


牝馬3冠の最後の1冠をかけた戦いは、ペイシャフェリスの逃げにより、前半1000m・58.0秒というハイペースの競馬となり、ラストの直線でショウナンパンドラがインを突いて抜け出し、外から追い込んできたヌーヴォレコルトをクビ差抑えて優勝しました。優勝タイム・1分57秒は、秋華賞レコードであり、京都2000mのコースレコード(1分56秒8)にわずか0.2秒に迫る好タイムです。断然の1番人気だったヌーヴォレコルトは2着に敗れてオークスとの2冠ならず。4コーナーのところでマーブルカテドラルにぶつけられてましたね。3着にはタガノエトワールが入りました。2番人気のレッドリヴェールは6着に終わりました。
勝ったショウナンパンドラは、今回の勝利で通算3勝目。重賞レースは2度目の挑戦で初勝利、しかもGⅠで飾りました。鞍上の浜中俊騎手は同レース初勝利で、今年5月のNHKマイルカップ以来となるJRA・GⅠ4勝目。また、このレースで年間100勝目を達成。年間100勝&GⅠ勝ちとダブルでおめでたい1日となりました。パンドラを管理する高野友和調教師は、重賞初勝利&GⅠ初勝利。2011年に厩舎を開業し、4年目でGⅠ馬を輩出しました。
ショウナンパンドラは父がディープインパクトで、ステイゴールドを叔父に持つという両血馬。素質を期待されながらも、春先は1番人気の期待に応えられないレースが続き、桜花賞とオークスに出走できず。夏には新潟遠征を行い、糸魚川特別で同世代の牡馬と先輩牝馬を一蹴。そしてこの秋華賞でようやく両血を開花させました。

さて、3歳牝馬の3冠レースが終了し、桜花賞はハープスター、オークスはヌーヴォレコルト、秋華賞はショウナンパンドラが勝利。ヌーヴォが秋華を勝てば、最優秀3歳牝馬争いから一歩リードになるところでしたが、パンドラが勝ったことで俄然わからなくなりました。今後については、ハープがジャパンカップに参戦することが決定済み、パンドラはエリザベス女王杯に向かい、ヌーヴォはエリ女とJCの両睨みか?「3歳牝馬№1」の座は、今後の結果次第となりそうです。


来週も京都競馬場でGⅠ開催。今度は3歳牡馬クラシックの最終戦・第75回菊花賞が行われます。日本ダービー馬・ワンアンドオンリー、セントライト記念2着のトゥザワールド、神戸新聞杯2着のサウンズオブアース、3着のトーホウジャッカル、さらにはトーセンスターダム、タガノグランパ、サトノアラジン、札幌で2連勝したゴールドアクター、ショウナンラグーン、ヴォルシェーブなどが登録しております。3000mの長距離戦の菊花賞、ワンオンは2冠を獲れるのか?



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