日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

反町JAPAN北京五輪出場決定!

2007年11月22日 | soccer

北京五輪アジア最終予選・グループC、前回の第5節で日本はベトナムに4-0の完封勝ちで勝ち点10としました。その数時間後、サウジアラビアVSカタールの試合は、サウジアラビアが終了間際に劇的な決勝点を挙げ勝利。サウジ勝ち点8で2位浮上、カタール勝ち点7で3位転落、この時点でカタールの敗退が決定しました。
運命の最終戦、日本VSサウジアラビアが直接対決。日本は勝つか引き分けで北京行き決定、サウジは勝利しか出場できません。正真正銘のグループC天王山、「北京五輪出場決定戦」の行方は…?

この日のスタメンはこの通り。
GK 西川周作
DF 青山直晃
DF 水本裕貴
DF 伊野波雅彦
MF 細貝萌
MF 青山敏弘
MF 水野晃樹
MF 本田圭佑
MF 柏木陽介
FW 岡崎慎司
FW 李忠成
ベトナム戦でダメ押しの4点目を挙げた細貝がスタメン入り、4-4-2のフォーメーションで臨みました。

前半5分、日本はペナルティエリア手前でFKを獲得。本田圭佑が直接狙うが、GKにキャッチされました。
サウジアラビアは、8分にFKを蹴るも失敗。その1分後、ペナルティエリア内まで切り込んだユーセフのシュートをGK西川がキャッチミス、こぼれ球をアルゴワイニムがシュート!しかしゴールライン際で青山敏がクリア!絶体絶命のピンチを凌いだ!
13分、サウジのFKを西川がパンチング、こぼれ球にアルサハラウィが狙っていきますが細貝がスライディングクリア。またも危ない場面を迎えてしまいましたが、日本DF陣の堅守で得点を許しません。
なかなかペースを掴めない日本は18分、水野のクロスに岡崎がスルー、李が詰めていくもシュートが打てません。26分、李が強烈なミドルを打ち込みますが、左に逸れてしまいました。この後もサウジ陣内を攻め込むも、なかなか得点できず。
38分、本田圭、柏木とパスを繋げ、柏木のクロスに青山敏が頭で合わせるもダメ。前半終了間際の42分には、本田圭のクロスに李がヘッド!サウジGK・ワリードがいたことで枠を捉えられず。
結局前半は0-0で折り返し。序盤はピンチが続いたものの、終盤はペースを握ることが出来ました。後は先制点を挙げるだけ。

後半、日本は再三にわたりチャンスを迎えます。5分、岡崎がワントラップした後シュートを放つもGKが弾き、こぼれ球に李と青山敏が相次いで押し込むもゴールネットを揺らすことが出来ません。今度は李が強烈シュートを狙うもGKに阻まれる。9分、李→青山敏→柏木のパスに細貝が抜け出してシュートを放つも、またもワリードが抑える。引き分けでも北京行きが決まりますが、勝利にこだわる反町ジャパン。ただ、得点が遠い…。
劣勢状態のサウジアラビアは、14分にアルダウサリに代えてアルムバラクを投入。これで流れを変えたいところでしたが、なかなか上手く行きません。
17分、本田圭クロス→細貝がヘッドで繋いで、最後は柏木が狙いましたが、キャッチされました。
20分、ようやくサウジアラビアが反撃開始。カウンター攻撃を仕掛けると、ユーセフがペナルティエリア内まで攻め込んで行きますが、水本に体を寄せられてシュートを打つことが出来ません。
日本は22分、柏木のクロスに岡崎がシュートを放つもオーバー。26分には本田圭がジャンピングボレーを敢行するもダメ。32分、岡崎→李→柏木流す→後ろから岡崎が狙うも大きく外してしまいます。
サウジは残り5分、右サイドのアーリークロスから競り合いとなり、こぼれ球をファラタがシュートを打ち抜きますが、日本DFがブロック。最後まで反撃を続けたサウジでしたが、このままタイムアップ。試合は0-0で引き分け。この結果、日本が勝ち点11で北京五輪出場決定です!


後半は終始日本ペースで進みましたが、最後までゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。結果は0-0の引き分けで終わりましたが、グループC首位で北京五輪行きとなりました。でも正直な気持ちで言うと、勝って欲しかった…。

反町監督が「非常に苦しい予選だった」と言った通り、最終予選は苦戦が続き、勝っても内容に不満を感じたこともありました。初戦のベトナム戦は、大量点獲得で幸先良いスタートにしたいところでしたが、たった1得点。第2戦はアウェーのサウジで0-0。第3戦のカタール戦は梶山のヘッド&山本海人の好セーブで勝利。しかし、第4戦のドーハで悪夢の逆転負け、総得点差で2位転落となりました。負けられない第5戦はアウェー・ハノイで4得点。そして、今日のサウジ戦は0-0で引き分け。通算成績3勝1敗2分け・勝ち点11でした。
改めて、今日の試合のことです。序盤にサウジのシュートを青山敏が止めた場面がありましたが、水野のパスを奪ってそのままカウンター攻撃を仕掛けたんですね。もし青山選手がいなかったら、当然失点していたのもそうですが、北京が絶望的になっていたかもしれません。あのプレーで明暗を分けたといってもいいでしょう。

最後の最後まで苦しんでようやく手に入れた北京の切符!反町JAPANの皆さんおめでとうございます!来年の北京五輪で大暴れを期待しています。目指せ決勝トーナメント進出!


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