日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
長野・「乗鞍高原」の秋を訪ねてきました
長野・「乗鞍高原」は標高3026mの「乗鞍岳」から東麓に流出した溶岩によって作られた北アルプス南部の東側に位置する山麓高原です
乗鞍の紅葉を見るのが好きで、毎年見に行っていたのですが、昨年は所用ができ、とうとう行けず、先日2年ぶりに見に行ってきました
群馬・関越道藤岡ICから、上信越道~長野道と乗り継いで、松本ICで下りてから約小一時間、北アルプスの名峰「乗鞍岳」をめざします
片道走行距離は約260km、途中休み休みで約4時間かかりました
梓川を渡り、安曇野を右に見ながら、次第に山道を駆け上がって行くと、秋のより深まる風景が続くようになります
「乗鞍高原」の紅葉 は、始まっていました
乗鞍高原・一の瀬園地の秋景です・・・向かって奥は乗鞍岳です (10月13日:撮影)
“乗鞍高原”の「一の瀬園地」は、白樺や楢の樹などの広葉樹林が広がっています 後方の「乗鞍岳」には、一週間程前に降ったであろう残雪が見えます (10月13日:撮影)
「一の瀬園地」にある 「偲ぶの池」 の面には、「逆さ乗鞍岳」が見えました
まだ朝早い8時過ぎなのに、写真愛好家達が集まって撮影会を開いておりました 澄んだ空気の中、静かな秋というより、笑いの秋でした・・・「秋鑑賞」ならぬ「秋談笑」ですね!!
“ヒポシルタ” → 別名 “金魚の木”と呼ばれます
先日スーパーの花木棚で見つけた、とても変わった形の花を紹介します その名前は、“ヒポシルタ”といいます
“ヒポシルタ”は、南アメリカ原産の熱帯性常緑の小低木で、イワタバコの仲間です
花木棚では、インテリア風のカゴ形鉢に植えられており、花はオレンジ色をした丸みのある形をして、なんとも愛くるしい感じでした
この花は夏から秋にかけて咲き、花の形は花筒の口が狭くなっていて、筒部がグッとふくらんで、これが金魚のようだとして、別名・「金魚の木」と呼ばれています
草木丈は30~50cm程になり、葉は光沢のある多肉質をしています
アップして、花形を眺めてみたら、本当になんか動物の顔みたいです ・・・私には金魚には見えないのですが・・・
“ヒポシルダ”の花言葉は 「 尊敬 」 、「 敬慕 」 です
この顔が、「尊敬」できる顔なのかな !?
緑色の“スプレー菊”(=“スプレーマム”)を見ました!!
先日、近所のスパーの花木コーナーで、真緑のキク花を見つけました
緑色の花ってあるんだぁ~と、とても不思議な感じがしました・・・なにせ初めて見た緑の花です
名札には、“スプレー菊”とありました
スプレイー(Spray)とは、「先が分かれた枝」という意味で、小枝の先に多数の花を付ける性質の「菊」ということになります “スプレー菊”はつぼみを摘蕾(てきらい)しないで、房咲きし立てをしたもののようです
原産地は中国、アメリカ、ヨーロッパが原産で、豊富な花形と花色を持ち、さらに日持ちに優れているので、アレンジやブーケにしたり、家庭用切花としての利用されています
緑色の“スプレー菊”は花形で数種類あるようですが、パチリ!! したのは、“ シャムロック”と呼ばれる“スプレー菊”です
“シャムロック”は大輪の花びらがほっそりしたエレガント形・黄緑色がとてもシックです
“シャムロック”とはアイルランドの国花で、クローバーなどの三つ葉の植物の総称なんだそうですが、緑色の菊になんでこの名がついたのかはよく分かりません 考えられるのは、この黄緑色の花がとても不思議さを醸しており、四葉のクローバーを連想させたのかもしれません
“スプレー菊”の花言葉は、
「 清らかな愛 」 、 「 私はあなたを愛する 」 、 「 真実 」 です
お知らせ!! 明日はちょっと所用でお休みします
“コムラサキ(別名:小式部)”の生った山の秋
秋が段々深まりを示し始めました
色々な木々には思い思いの果実が付け始めています
里山を歩くと、、このところ “コムラサキ” の可愛い実がビッシリ生っているのをしばしば見かけます
上の画像 は、群馬県立公園・「群馬の森」で見かけた、“コムラサキ”です みどり深い“コナラ”などの広葉樹林の縁で、一足早い秋を演出し始めていました
上の画像 は、群馬・藤岡の庚申山総合公園内の松林縁に植えられた“コムラサキ”です
“コムラサキ”は紫色の果実が美しい低木で、この小さな宝石のような、明るい紫の実を目にすると、秋の訪れをしみじみ実感されます
駄句一句
“ 深まれる コムラサキの色 胸に沁み ” ( ダッペ )
“ 小式部の 輝く紫に 秋重ね ” ( ダッペ )
“ホトトギス”が色々の顔で咲いてます
一昨日に続いて、山野草の盆栽品の紹介です 野でみる山野草と違って、盆栽で見る姿は、野生味こそかけますが、絵画の印象ですね
“コハクホトトギス”と名札がつけられ、一本立ちの小盆栽がありました
この表情はなかなかいいなぁ~ ・・・キリっとしてません!! “コハクホトトギス”は“ジョウロウホトトギス”と“ヤマホトトギス”の自然交雑種だそうで、ネットで検索したらどうも色合いが違っているようにも見えました
これは “シロバナホトトギス” の小盆栽だと思います 先日、野で見た“シロバナホトトギス”とは違って、立ち上がって花を咲かせていました
「道の駅・ララン」は産直店もあり、そこの花木コーナーでは色々な山野草も、花苗も売られています そんな中に混じって、“シロバナホトトギス”の鉢が幾鉢か売られていました
植えたものを鉢上げした為か、切花にでもなるかのように、茎頂に上向きに、花をつけていました
“ホトトギス”は東アジア(日本、台湾、朝鮮半島)に分布し、19種あるそうで、そのうちの10種が日本固有種だそうです
駄句一句
“ 野の庭に 山がにおいを 杜鵑草(ほととぎす) ” ( ダッペ )
“ホトトギス”の花言葉は、「 秘めた意志 」 です
“ 緑陰に すっと立ちたる ホトトギス ” ( ダッペ )
運動会の時期ですね!!
今日・10月10日は「体育の日」ですね・・・この言葉がすっきりいえます
この「体育の日」は、1964年(昭和39年)に開かれた東京オリンピックの開会式が10月10日に行われたのを記念して1966年より国民祝日とされました 2000年(平成12年)から、「ハッピーマンデー制度」の適用で10月の第2月曜となりましたが、なんかやはり10月10日が私には「体育の日」でした
ところで夏のオリンピックが10月までなんで遅くになって開かれたかというと、日本特有の気象現象で10月10日は東京地方では「晴れの特異日」とされていたためだそうです・・・実際かなりの率で雨が降らないようですが、まあ八卦みたいな感じですよね
先日(10月8日(土))、近くの幼稚園(=お寺さんの境内です)で、晴れを待って運動会が開かれました 十月の秋晴れの下で、幼子達が大張り切りです
年甲斐もなく、大ケヤキに造られた見物台に上って、パチリ !! してきました
分りにくいですが、「玉いれ」競技です (向って正面の青々した樹は“銀杏”です)
「キッズ」って何!? リレー競争 です
私の目の前の手すりで、“カマキリ”も運動会を見物していました
競技は「綱引き」でしたが、 これが終わったら、下に“カマキリ”は飛んでいきました
自分の歳を忘れた一日でした 自宅に帰ってから、たち疲れが出て、バタン・キューで、ビール 飲んで寝ちゃいました
“十月サクラ”の盆栽で、・・・秋想う
すっかり涼しくなって、秋になって来たんだなぁ~と思えるような日になりました でも日中の陽射しは、まだ紫外線が肌を刺すようにとても強く感じます
一昨日紹介した群馬・藤岡「道の駅ららん」の山野草盆栽展を見た際、展示場片隅に“十月サクラ”の盆栽が飾られていました 野外で見慣れた “十月サクラ” が、盆栽に造られているのを見たのは初めてです
とても瀟洒な振りの樹形です 盆栽の“十月サクラ”が咲いている姿をみて、この時期の強い紫外線の照りつける下で、こんなに優しい感じの花が咲くなんてと・・・なんとなく現実感が遠く感じました
春の桜は、とても華やかで、秋咲く桜花にはなんか侘しさが私には感じられます 時候のせいなのでしょうか !?
“十月サクラ”はサクラの園芸品種で、“コヒガンサクラ” の亜種だといわれています
サクラの葉は紅葉しますが、紅葉姿で咲く“十月サクラ”はまだ見たことありません そう云えば、紅葉しながら、花開く樹木ってあるのかな
駄句一句
“ 秋空に 溶けいるばかりに サクラ咲く ” ( ダッペ )
“ 十月に サクラ見たりと 孫が言う ” ( ダッペ )
“ツルハナナス(蔓花茄子)” → 別名 “ヤマホロシ(山保呂志)”
偶に暑い日があると、まだまだ夏は終わっていないのかなと思うのだけど、このところの朝晩の冷え込みから見れば、これはやはり秋がきたのだろうと、納得の時候になりました
周囲の花風景も“菊”の花が大分咲き始めたし、“キバナコスモス”が満開だし、公園では“赤とんぼ”が我が物顔に飛んでるし・・・ マイ菜園での収穫も「秋茄子」と「ピーマン」、「オクラ」が少し採れるだけになって、野菜花もほとんど終わりです
秋晴れを感じたひと時に、産直の花木棚に置かれた“ナス”の花に似たつる草いやつる木を見つけました
一般的には“ヤマホロシ”と呼ばれるようですが、山地に自生する“ヤマホロシ”とは別種で、原産地ブラジルの半耐寒性つる性常緑低木の“ツルハナナス”というのがが正式名です
“ツルハナナス”はナスの仲間の多年草で、 林縁などに生え、5~11月ごろまで淡紫色の花を咲かせます
鉢に植えられた“ツルハナナス”は1m程の丈でしたが、野にあって成長すると枝はつる状にどんどん伸び樹高2mにもなるようです 花は集散花序を出し、花径2cm位の星型の花がちょっと下向きに咲きます 葉はやや楕円の披針形で互生しています 果実は液果で、直径6~8mmの球形で赤く熟すようですが、まだ見たことがありません
“ナス”の実色ってナス色というくらいに黒紫色が代表的ですが、赤色もあるんですね もっともマイ菜園では余談ですが、薄緑色の“ナス”も栽培しています・・・バター焼きすると結構美味いです
“ツルハナナス”の 花言葉は、 「 真実 」、 「 さみしがりや 」、 「 微笑み 」 です
因みに、“ナス”の花言葉は、「 真実 」 です
“ゲンノショウコ”の盆栽がありました
先日、関越道・藤岡ICにある「ララン道の駅」・花の交流館で、山野草の盆栽展が開かれていました
ありふれたこれが盆栽になるのかと思っていた花木が、野趣を巧みに表現され、沢山展示されていました
色々な山野草小盆栽が並んだ中で、“ゲンノショウコ” の花が、私にはとても可愛く思え、パチリ!! してきました、
でも腕が悪い事もあって、画像 にすると、野趣が伝わりませんね
「飲むとすぐ効く」といわれる下痢止め薬草として知られることから、その名は “ゲンノショウコ”と呼ばれ、漢字で書くと“現の証拠”と書きます 別名は“ミコシグサ(御輿草)”といいます この名の由来は実がお神輿に似ているからだそうだけど、実が名づけの証拠ということかぁ~
“ゲンノショウコ”は、茎の大部分が地を匍匐するように伸びて、夏から秋にかけて枝先および葉腋から長い花軸を伸ばして2~3個の花を咲かせます
5弁の花で、花色は白、濃いピンク色で花びらに赤い筋があるのが特徴になっています
“現の証拠”の 花言葉は 「心の強さ 」 です
この花言葉については、ちょっと思ったこともあるけど又にします
“ゴンズイ”の実が色付きました
秋がどんどん近づいて、山の木々も慌てて色々な果実が、生り始めました
群馬・藤岡にある 「ぐんま百名山」で最も低い「庚申山」 の公園を、散策 していて見つけた “ゴンズイ” が、たわわに実をつけていました
“ゴンズイ”の花は5~6月に咲き、果期は9~11月です
“ゴンズイ”の果実は袋果で、円錐花序の花から吊り下がるように多数個が生ります
若い袋果は長さ約1cm位の半月形で、秋になるにつれ赤く熟し、実の真ん中についた太い筋から裂開し、1~3個の光沢のある黒色の種子が顔を出します
裂開し種が顔をだしている袋果は、何かとってもユーモラスにみえます
“ゴンズイ”の真っ黒い種は、葉が紅葉する頃、真っ赤な果肉の袋果を残し地上に落ちます でもこんなに沢山の種が落ちるのに、“ゴンズイ”の樹が、なぜかあまり生えてきません 芽を出す条件はとてもきびしい事の様に思えます
「役に立たない」の代名詞の“ゴンズイ”ですが、美しい紅葉はみせてくれるし、可愛い果実で命を主張するのをみれば、「役に立たない」なんてとんでもないなと思えます
“ツリバナマユミ”の実が輝いてます
10月に入って急に冷え込むようになってきました 群馬の名山・谷川岳で、初冠雪があったと言います そして谷川岳・マチガ沢で、ロッククライミングをしていて、転落遭難した人が出たと報道がされていましたが、気候急変の時期のようです 常におごらず、冷静に大自然に溶け込む大切さを感じます
陽射しが斜めになって、風も秋の気配を強く運んで来始めた日、買い物に出かけた先の産直の花木棚で、赤くなった “ツリバナマユミ”の実 が輝いていました
“マユミ”の変種(?)・“ツリバナマユミ”の実が、鮮やかに色付き、まさに秋到来の知らせです
“ツリバナマユミ”のツリバナは「吊り花」の意味で、花も実も吊り下がって見えることから、この名が付けられました
夏が終わり空が高くなったと感じる頃、 鮮やかに色付いた“ツリバナマユミ”の実が割れて、朱赤色に染まった種子が顔を出します 鉢棚の下から、“ツリバナマユミ”の果実を見上げてみたら、碧空がとても高く見えました・・・産直で野趣あふれる風景が見られ得した気分になりました
もう少し秋深まると、周囲の山では紅葉が始まります “ツリバナマユミ”の樹は、ニシキギの仲間で、秋の彩りとしては一級の紅葉木です 紅葉時期また得しに来てみよう・・・ちょっとずうずうしいかな
“クルクマ・シャローム”の花を見つけたと思ったのですが・・・(?_?)
先日思い立って、久方ぶりに群馬・高崎の 植物園を覗いてきました
時間なくあまりゆっくりはしなかったのですが、“ウコン”によく似た“クルクマ(正式名:クルクマ・シャローム)”の花が咲いているのを見つけました
“クルクマ”というのは、ショウガ科ウコン属の属名ですから、“ウコン”花によく似ているのは当たり前ですね
“クルクマ”は薬用植物ウコンの仲間で、東南アジア原産・日本では花の綺麗な観賞用“ウコン”を、“クルクマ”と呼ぶようです
ところで、見つけた花壇状に植えられた“クルクマ”を見たとき、ピンク色の花が咲いていると思ってしまいました ところがこれは花ではなく、苞で、花は折り重なったピンクの苞の陰で、隠れるように咲き目立ちません 綺麗な花を見つけたとばかりに、パチリ!! したら、苞ばかりになってしまいました
“クルクマ”の和名は“キョウオウ(姜黄)”とも、“ハルウコン”とも呼ばれるようです 「生姜」の葉に葉が似ているので、“キョウオウ”の名づけは分りますが、“春ウコン”の名は花が晩春から初夏に咲くものをいうようなのですが、パチリ!した“クルクマ”はまだ数日前なんです??
尚“秋ウコン”と呼ばれるものが一般的に“ウコン”で、花の色は黄色、苞は白で夏から秋に咲きます 咲く時期から見れば、私の撮った“クルクマ”は、どっちだぁ
そんな事はともかく、上に向ってピンク色の苞がまるでトーチの様に開きなかなか綺麗です 長いやや幅広の葉姿をして、根元の方から花茎が立って咲く姿は、チューリップの花姿にちょっと似ています
アップした“クルクマ・シャローム”の苞は、綺麗なピンクで、ちょっと睡蓮の花に似ていると思いませんか!?
ピンクの苞の下に薄い茶がかった小さな弁のようなガク(?)があり、この中に花があるようなんですが、花だと思っていないで撮ってきませんでした・・・はなはな・失礼しました!
“クルクマ・シャローム”の花言葉は、「 あなたの姿に酔いしれる 」、 「 乙女の香り 」 です
この花言葉の「あなたの姿に酔いしれる」は、苞のきれいなピンクの色づいた姿が花のように見えるのにつけられたと思います・・・私同様そそっかしい人がいるようです
「乙女の香り」の花言葉は、苞の中でひっそりと恥じらうように咲く愛らしい花の姿をきっと例えたものでしょうね・・・あまりにひっそりしすぎて、私は見逃しちゃったので想像なんですけど‥
“キバナアキギリ(黄花秋桐)”の群生がありました
先月群馬・赤城自然園を散策 した時、“キバナアキギリ”の花が群生しているのを見つけました
“キバナアキギリ”は、丘陵地帯から山地にかけての広葉樹林や林縁などに生育し、初秋の山野でよく見かけるシソ科の植物です 紫色の花を咲かせる“アキギリ(別名:コトジソウ)”の黄色版なのですが、“アキギリ”より出会うチャンスは多いようです
草丈20~40cm ・ 茎は四角形で、葉は対生して三角なほこ形をし、葉柄には毛が生えています 短い地下茎があり、群生しやすいようで目立ちます
“キバナアキギリ”の花は8月から10月にかけて咲き、茎先に淡黄色の唇形花が穂状につきます
顎の脈上には開出毛があり、花冠は長く伸びて2.5~3.5cm、上唇は立ち上がり下唇は3裂して、怒り顔に前に突き出ています 長く伸びた雌しべは暗紫色で、先端は2つに分かれています
学名では「サルビア・ニッポニカ(Salvia nipponica)」といわれ、「小さくてきれいな黄色い花を咲かせる日本のサルビア」というわけです
アップしてみたのですが、花顔が上手く撮れず残念!!
“キバナアキギリ”の
花言葉は、「 可憐 」、 「 華やかな青春 」 です
“ワイルドオーツ” → “偽小判草” とも呼ばれます
先日産直に買い物に寄った時、花木コーナーの鉢物棚で、“コバングサ”に似た草本を見つけました
名札に“小判草”と書かれてあったのですが、“コバングサ”はマイ菜園で毎年出てるので、よく知っておりこの草本ではありません
秋の陽射しになってきた中で、薄茶色の穂が垂れ下がった風情は、とてものどかさを感じさせてくれました 帰ってから名前を調べた所、“ワイルドオーツ(西洋小判草)”と呼ぶ事が分りました そして和名は、なんと“ニセコバンソウ”というのだそうです
“ニセコバンソウ”とは、似てるというだけならいざしらず贋物あつかいとは・・・、バカにするなと、“ワイルドオーツ”は怒るかもしれません
“ワイルドオーツ”は北アメリカ原産で、イネ科の耐寒性多年草です
耐暑性もあり、土質も選ばず、病虫害にもつよい強健な野草で、ドライフラワーにも使えるオーナーメンタルグラスとして知られているくらいなんだから、・・・というかもね
第一アメリカには「小判」なんてないんだから
実は“ワイルドオーツ”の英名は 「 Rattlesnake chess 」といい、この意味はガラガラ蛇の尾っぽに似ている事からそう呼ばれるのだそうです
“ワイルドオーツ”の花言葉は、見つかりませんでした
“コバングサ”の花言葉は、 「 興奮 」、 「 熱狂 」 だそうです この贋だから、“ワイルドオーツ”の花言葉はさしづめ 「 ひややか 」、 「 褪めた情熱 」ってとこかな
斑入り“水引草”を見つけました
立秋も過ぎ、お彼岸も過ぎて、さわやかな風が林間を吹き抜ける頃、茎先にちっちゃな薄い赤花を穂状につけて咲く“水引草”のようすは、秋本番が間近になってきた感じがします
先日自然園を散策していて、斑入りの“水引草”が沢山咲いているのを見つけました
我が家の庭先にある “水引草” は、2週間位前から花をびっしり咲かせているのですが、葉の方はどうもきれいな緑にならず枯れっぽくなってしまいます
見つけた“水引草”は、枯れた葉などないきれいな「斑入り葉」ばかりです
“水引草”はタデ科の多年草で、高山帯の草地に多く群生すると図鑑記載されており、綺麗な葉が付いて咲く様子は気温の状態が大きく左右しているのかもしれません
そんな“水引草”が斑入りの葉をつけて群生しているのを見つけて、なんか得した感じです
ところでこの「斑入り」とは、葉や組織の細胞内に含まれている葉緑素の全て又は一部分がなくなる現象で、原因ははっきりとは解明されていないようですが、遺伝子的要素が強いようです
葉緑素が全て失われた場合、組織に含まれた葉緑素以外の各種色素が現れ、その含有量により斑入り部分は白や黄色、ピンク色など色々な色になるそうです 斑入り植物は元の植物よりも葉緑素が少ないので、光合成能力が低下し、あまり丈夫でないため珍重植物といえます
“水引草”を詠った歌はあまり知りませんでしたが、明治の女流歌人・九条武子の遺稿歌集『白孔雀』に、水引を詠んだ歌があると紹介されているのを見つけました
“ あるかなきか 茂みのなかに かくれつつ 水引草(みづひきぐさ)は 紅(べに)の花もつ ”
緑陰にひっそり咲いている紅い小花の印象は、見つけた時はとても鮮烈なものを感じます
駄句一句
“ 水引草 連なる小花 縁結ぶ ” ( ダッペ )
“水引草”の花言葉は 「 ささやかな歓び 」、 「 感謝の気持ち 」 です
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