日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ホテイアオイの花は、清純なイメージです
以前来た造園屋さんのショウガーデンにまた行ってきました
水瓶には、薄青紫色のホテイアオイの花が咲いていました
前来た時は、八重の蓮の花が咲いていましたが、主人公が入れ替わっています
ホテイアオイの花は、一日花だと云いますから、花が見られたのはついていたようです
ホテイアオイ(布袋葵)は、単子葉植物ミズアオイ科に属する水草で、南アメリカが原産です
別名をホテイソウとも、ウォーターヒヤシンスとも呼ばれ、水に浮かぶ株から立ち上がって青く美しい花をさかせるので観賞用に人気栽培されています
ホテイアオイの特徴は、葉柄が丸く膨らんで浮き袋の役目をしていることで、浮き袋の半ばまでが水の中にあります
ホテイアオイの名の由来はこの浮き袋のような丸い形の葉柄を「布袋(ほてい)」の膨らんだ腹に見立てたことにあるようです
茎はごく短く、葉はロゼット状につき、水中に伸びた根はひげ根状のものがバラバラと水中に広がってたくさんの根毛が試験管洗いのブラシのようにはえます
この根は重りとして機能して、浮袋状の葉柄など空隙に富んだ水上部とバランスを取って水面での姿勢を保っています
よく育つと浮き袋は楕円形になり、水面から10cmも立ち上がるそうです
夏になると花茎が葉の間から高く伸び、大きな花を数個~十数個つけます
花は青紫色の花びらが6枚、上に向いた花びらは幅広く、真ん中に黄色の斑紋があり、周りを紫の模様が囲んでいます
花は咲き終わると、花茎が曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実は水中で成長するのだそうです
熟した果実は水中で裂開し、水中に種子をばら撒き、サイクルされるそうです
ホテイアオイの 花言葉は、「 恋の苦しみ」、「 恋の愉しみ 」 です
宿根姫ヒマワリが咲いていました
先日行った産直の花棚で、宿根姫ヒマワリの名札がついて売られている、菊芋に似た鉢花がありました
宿根姫ヒマワリはキク科で、ヒマワリとは属が違うヒマワリモドキ属(ヘリオプシス属)だそうです
夏緑性多年草で、北アメリカが原産です
ポット苗として売られていた宿根姫ヒマワリ
宿根姫ヒマワリは茎や葉には粗い毛が生えてざらざらしていて、葉は長三角形に近い形で全体にヒマワリより小柄で、下からよく分枝します
葉は対生です
花は7月から10月にかけて次々に咲き、直径5~7cm・黄色または橙黄色の頭花です
舌状花で花びらは8~15枚で、真ん中の筒状花は暗褐色で多数です
属名のヘリオプシス(Heliopsis)の名でも流通しており、 属名の Heliopsis はギリシャ語の「helios(太陽)+opsis(似た)」、即ち「太陽の花」からきているそうです
尚、このイメージは頭花の形からつけられたものである事は言うまでもありません
宿根姫ヒマワリは非常に丈夫な植物で病虫害が少なく、日当たりのよいところならよくそだつようです
宿根姫ヒマワリの表情アップ
宿根姫ヒマワリの 花言葉は、「 あこがれ 」、「 崇拝 」 です
今年のマイ菜園の収穫は・・・? そして、菜園のニラの花に集まる虫たち
マイ菜園は今年も草との戦いが続いています
除草剤、除虫剤は使わず、草も虫も共存しながら作物を育てたいと考えていますが、なかなかうまくいきません
今年は作付け計画を作り、野菜の植える場所を順番に限定しながら、草取り耕しをやりました
でも全て人力耕作作業ですので、なかなか思い通りにはいかず大変です
通年植え付けのネギ、ニラ、牛蒡は別にして、今年植えた物は、ジャガイモに始まり、順不同にインゲン豆、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、トウガラシ、ズキィーニ、オクラ、スイカ、ウリ、トウモロコシ、カボチャ、サツマイモ、春菊です
これらの内まだ未収穫のものもありますが、まあよく採れたものはジャガイモ、オクラ(今が盛りです)で、まったくダメだったものは、インゲン、ウリ、スイカです
ウリ、スイカは辛うじて生ったのですが、食べごろになった時にカラスの襲撃に合いました
何とか食べられるものが採れたのは、ズキィーニ、トウモロコシ、ピーマンです
ナス、トマト、キュウリは点数つければ50点です
タネ代、苗代、を考え、肥料代を加味したら、農業としたら大赤字です
まあこれからとれるであろうカボチャ、サツマイモに楽しみ期待です
ちょっぴり現状からすると、草に負けて首かしげ状況ですが・・・
これから、冬収穫用の作物を種蒔き準備です
通年植えてあるニラは花が咲き出しました
草も同居ですが、虫たちも色々集まってきます (蟻が吸蜜してますが、甘いのかな)
蝶や、甲虫、・・・?が、集まってきています
この他に畑の虫は色々います
ダンゴムシ、バッタ、アブラムシ、ナメクジ…?、てんとう虫、カメムシ、等々
トウモロコシに入る虫は何だろう
トマトやピーマンに穴あけ食べる虫は何だろう
害虫、害獣、雑草と色々ですが、何とか共存して美味しいものができないかなと、闘志をわかして頑張ろう
寺の境内で見かけたタカサゴユリ
夏のお盆が過ぎた今、タカサゴユリがあっちこっちで咲いているのを見かけます
近くのお寺の境内で、お参りに来た人たちの眼を楽しませようと植えられたのかタカサゴユリが咲いていました
タカサゴユリは名前のとおり、台湾原産の帰化植物で、観賞用として大正時代に入ってきたそうです(➝タカサゴ:琉球語のサカサングに由来する台湾の別称です)
タカサゴユリはテッポウユリに似ていますが、茎が比較的太く丈夫で、丈が 1.5m ほどに生長するものもあります
花期は7~9月で、花はテッポウユリよりも大型で、花長15~20cm、花径5cmほどになります
境内手水の横で咲くタカサゴユリ ( 小さな水甕にハスが植えられていました)
境内入口で咲く タカサゴユリ (空海上人立像の足元で咲いていました)
タカサゴユリは荒地に生育し、花の外側が橙褐色を帯びているなどが特徴的です
葉が細く、花は白を基調として薄い紫色の筋が入り、花被片は6枚で(やはり根元がつながっている)、外側の花被片は橙褐色になり、花は横向きで少し傾き加減に咲くことが多いようです
タカサゴユリの 花言葉は、「 威厳 」、「 純潔 」、「 無垢 」 です
タカサゴユリは境内で咲く花に似合っているのかもしれません
一文字の違いで、色んな世界が見えます
今朝新聞を見ていて、日本言語だけではないだろうけど、一文字に色々意味がこもっているなと気が付きました
漢字だと千差万別ともいえるほどに、沢山の一文字があり、同じ読み方でも意味が変わりますが、これは漢字を書くと眼で見て分かります
例えば、「は」を漢字で書くと、「葉」、「歯」、「刃」、「波」、等々・・・、「い」は、「井」、「胃」、「医」、「亥」、「衣」、等々・・・ひらがな51文字が全て意味を持ってます
これって何気なく使っているけど凄いなと思って今頃感心しています
一言語の中で一文字変えると、まったく意味が変わる場合もあります
この場合は眼で見ては分かりません
聴いて耳で分かります
日常の何気ない会話の中でも色々使われています
例えば、仕事の会話で『今月は頑張りました』を、『今月も頑張りました』というと、随分違って聞こえます
家庭内でも、『今日は料理がおいしいね』を、『今日も料理がおいしいね』とか、『今日の料理が美味しいね』というと、どう聞こえますか!?
この違いの一文字が、仕事円滑、家庭円満の秘訣になるかもしれません
そんな 事に気を使えないという人は、今の世では遅れますよ…まあ昔から「沈黙は金」とか、「モノいわば、唇寒し」と言いますがね
尚、日本語の「ひらがな」は実によくできていて、濁点のつくことで、これまた意味が変わります
濁点をつけて、字句を変えるなんてすごい発明(?)です
例えば、濁点の無し有りだと、『福(ふく)に徳(とく)あり』に濁点をつければ、『河豚(ふぐ)に毒(どく)あり』となります
先日23日は、二十四節季の「処暑(しょしょ)」でした
これに濁点を入れれば、「処女(しょじょ)」となります
「処暑」とは暑さがおさまり、朝夕初秋の気配が漂う頃です
「処女」とは、「性交経験のない女性」の意味ですが、和訓では「をとめ(現代仮名遣:おとめ)」と読み、 和語の「おとめ」(乙女)は、「未婚の女性」という意味で使われていたそうです
日本語の素晴らしい発想世界に嬉しくなりました
今年の高校野球の「四字熟語」は、「機動破壊」でした
夏の全国高校野球大会がそろそろ終わりに近づいています
毎年地域高から応援が始まり、次第に日を追うにつれ、県単位に応援が広がって、甲子園を去るまで熱狂が続きます
ことしも群馬県は昨夏の前橋育英高の優勝に続いて、高崎健康福祉大高崎高はベスト8まで進出し、気を吐きました
各県を代表して甲子園に出るほどのチームであれば、皆すぐれたものを持っていますから、その中で勝ち進むのは並大抵ではありません
優勝はともかくベスト16以上に進めば、本当によくやったと云えそうです
『じいちゃんは、甲子園に出たよ』と云うだけで、孫・ひ孫に充分自慢ができそうですし、しかもベスト16、ベスト8になったと云えば・・・
まあ私が出た訳でもないけど、青春の勲章に成るに違いないだろうとおもえます
そんな選手たちを育てる監督の手腕はどんなでしょう
単に野球技術を教えるのではなく、そこには人間性も含め精神を鍛える事も必要でしょう
昨夏の「前橋育英高」は、『凡事徹底』をスローガンに戦い抜きました
今年の「高崎健康福祉大高崎高」のスローガンは、『機動破壊』だったそうです
各校の戦いぶりに、チームのカラーを知る事が出来ました
これらのスローガンをよんで、「四字熟語」がなんともぴったりだなと感心しました
「四字熟語」とは漢字4文字で作られた熟語を指す用語ですが、学術用語ではなく、4字の熟語や成語を指す概念として自然発生的に現れた比較的新しい用語で、慣用句を簡便に表現できる用語だとされています
「四字熟語」という用語が用いられるようになったのは、1985年以降なんだそうですが、同様の概念を中国語圏では「成語(せいご)」と呼び、古くから使われていたように思います
漢字4文字で構成される言葉は、ほぼ無数と言えるほど膨大に存在していますが、なんとなく「四字熟語」は、力強い印象を持たせることができる言葉として考えられます
言葉に熟合度が増すように思えます
最近は、相撲界で、大関や横綱に昇進すると、その挨拶に「四字熟語」がよく使われています
浅学な私にとって、そんな言葉が有ったのかと初めて知る言葉が多いのですが、聴いていてすぐ考えていることが分かります
選手、チームの戦いぶり、行動を示すのには、「四字熟語」が妙なる表現法だなと感心してます
来年はどんな「四字熟語」のチームが、甲子園に出てくるのかなと今から楽しみです
局地豪雨が随分起こっていますが・・・なんでかな~
毎年起こっていたのでしょうか!?
台風被害で山崩れや洪水被害が色々起こっているのは知っていましたが、今年はこれらの被害が台風とは別に局地的集中豪雨によって起こっているように感じます
広島の住宅街で未明に、局地的に猛烈な雨が降り南北やく15kmにわたり10カ所以上の土砂崩れで多数の土砂が住宅に流れ込み、多数の犠牲者が発生したとニュースにありました
ニュースによると、その雨量は午前2時~3時には80mm、更に4時までの1時間雨量は観測史上最も多い101mmになったそうで、4時半までの3時間雨量は過去最多で平年の8月1ヶ月間の1.5倍に当たる217.5mmを記録したと新聞報道がありました
あまりの急激な気象変化であり、未明の豪雨で避難勧告が遅かったといろいろ反省が出ていますが、予測の難しさを勘案すれば何とも難しい話です
集中豪雨は発達した積乱雲がもたらすと云われています
広島にもたらした豪雨は、同じ場所で積乱雲が次々と発生し続ける「バックビルディング現象」による可能性が高いと気象庁で発表しているそうです
「バックビルディング現象」とは、積乱雲が次々と発生し、ビルのように発達して帯状に連なって「線状降水帯」ができる事を云うのだそうです
困るのはこの現象がいつどこで起きるのか今の予報技術では予測が難しいと云う事で、その為観測レーダーの高性能化を図ったり、観測点を増やしたりしているようですが、局所地域を網羅できない状況のようです
これら 異常気象の原因はすべて地球温暖化によるとは思えないけど、一因であることは間違いないと思えます
群馬は雷が名物の様に云われますが、最近はあまり夕立ちも含め減ってきたように思います
季節的には、集中豪雨は地上と上空の温度差が激しい夏場に多く発生します
夏場に日本全体を覆っている太平洋高気圧の勢力が弱くて上空に寒気が入り込んだ年などは、積乱雲の発生が頻発します
今夏のゲリラ雷雨の発生回数は、昨年の3.5倍となる見込みだそうですが、群馬地区は夕立が減っているかわりに別な異常気象になってきているのでしょうか!?
オミナエシの花が咲き出しました
猛暑がまた舞い戻ってきています
数日前まで涼しい日が続いていたから、体がついていくのに大変!!
いつまで暑いのかな
最もまだ8月だから、舞い戻るなんて表現は当たっていないのかもしれません
いや待てよ
暦の上では、今月7日は立秋でしたよね
と云う事は残暑な訳で、おかしいことではないんだ~
秋はまだまだ先なのかな
そんな事を感じていたら、出先産直の花木コーナーで、オミナエシの花が鉢植えで咲き出していました
オミナエシ(女郎花 )は、合弁花類オミナエシ科の多年生植物で秋の七草の一つで、万葉集や源氏物語にも登場する馴染み深い植物です
山野に生え、開花は 7月末から 10月初旬で、黄色い清楚な5弁花を咲かせます
オミナエシの名の「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で、「美女をも圧倒する美しさ」と云う事から名づけられたとされています
万葉集の中で詠われたオミナエシ2首を紹介します
「 手にとれば 袖(そで)さへ匂ふ 女郎花 この白露に 散らまく惜しも」 万葉集 作者不詳
「 女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の 露分け鳴かむ 高円(たかまど)の野そ」 万葉集 大伴家持
近づいてアップして見ました
花の向こうに、万葉の世界が漂うように見えました
8月16日は、オミナエシが誕生花でした
花言葉は、「 約束を守る 」 です
万葉の代から花は人生の友達、山野の花でも狭い庭と云えど植えたり、小さい部屋であっても飾れば、癒しの時が持てます
家持の歌を見つけました
「 八千種に 草木を植えて 時毎に 咲かむ花をし 見つつしのはな 」
「蝉」の声が、しきりです
夏の季節を感じさせる物は幾つもありますが、鳴き声で夏を感じさせるものと云えば、「蝉」でしょう
暑さが増すにつれ、朝に夕べに、「蝉」の声が最近しきりに聞かれます
今年初めて蝉の声を聴いたのは、先月中旬頃でした
その年初めて聞いた蝉の声・即ち「初鳴き」の記録を地図に書き込むと桜の開花前線同様に、蝉初鳴き前線図ができるようです…これらは「生物季節前線図」と呼ぶそうです
この「初鳴き」に対して、「遅鳴き」と云う言葉があり、これはその年の一番最後に聞いた日を言いますが、「初鳴き」に比べて「遅鳴き」の見極めはなかなか難しいように思えます
夏と言えば、欠かす事が出来ないのが「蝉」で、そんな「蝉」の代表選手が時期が代わって登場してきます
夏の初め・一番手は「ニイニイゼミ」です
体長は、2~2.5cmほどで、身近な「蝉」の中では最も小型です
「ニイニイセミ」の鳴き声は、雄が翅を半開きにして「チー…ジー…」と繰り返し鳴きます
鳴き声の紹介を見ると、『鳴き始めは「チー」が数秒、急に音が高く大きくなって「ジー」、数秒~10秒ほどで緩やかに「チー」へ戻り、数秒後に再び「ジー」となり、鳴き終わりは「チッチッチ…」となります』と書かれていました
「ニイニイゼミ」が鳴きだすと、夏の始まりを感じます
初鳴き的には、梅雨明けと同時位でしょうか!?
塀によじ登っている「ニイニイゼミ」を見つけました ・・・ にらめっこです
暑さが増すと共に、鳴きだすのは「アブラゼミ」です
マイ庭のジャングルでも、今やわがもの顔に鳴いてます
体長は、5~6cm位で、その鳴き声は、「油で揚げるような」という形容がぴったりのような鳴き方で、昼下がり夏の暑さを増幅するような響きがあります
「アブラゼミ」という和名もここに由来しているようです
鳴き声は、「ジー…」と鳴き始めたあと、「ジジジジジ…」とも「ジリジリジリ…」とも聞こえる鳴き方が、15~20秒ほど続き、「ジジジジジー…」と尻すぼみで鳴き終わります
夏、樹木などにへばりついて、何匹も一斉に鳴きだすと、猛暑を感じます…この状況を「蝉しぐれ」と云うそうですが、こういうと涼しさを感じさせてくれます
こんな句をネットで見つけました
「 せみしぐれ 図書室でたる 一歩より 」 ( 岡 輝好 )
万葉の頃から、アブラセミは鳴いていたようです
「 石走る 滝もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 京師(みやこ)し思ほゆ 」 (大石蓑麿)『万葉集』
玄関横のヤマボウシで鳴く「アブラセミ」
今朝明るくなり始めた頃、「ツクツクホウシ」の声が聴こえました
これが鳴くと、そろそろ夏が終わり始めると云いますが、まだまだ暑い日が続いています
この辺りでも、近年「蜩(ひぐらし)」の声を聞くことができます
「ヒグラシ」が聴けたら秋近しでしょう
「ヒグラシ」を詠った万葉歌を見つけました
「 ひぐらしは 時と鳴けども 恋ふらくに たわやめ我(あれ)は 定まらず泣く 」 (作者不明 万葉集 巻十 一九八二)
意味: 「 ヒグラシは時を決めて鳴くけれども、恋のせいでか弱い私は、時を定めず泣いてばかりいます 」
「ヒグラシ」の鳴き声は、「カナカナカナ・・・」とか「ケケケケケッ・・・」と聞こえ、聞く人に涼感や物悲しさなどを感じさせます
松尾芭蕉が、「蝉」を詠んだ句が沢山あります
何「蝉」を詠んだものか…黙って鑑賞です
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声 ( 芭蕉 「奥の細道」より )
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 ( 芭蕉 「猿蓑」 より )
いでや我 よきぬのきたり 蝉衣 ( 芭蕉 「あつめ句」より )
撞鐘も ひゞくやうなり 蝉の声 ( 芭蕉 「笈日記」 より )
ミントの仲間のハーブ・カラミンサです
産直の花棚で、シソの花に感じが似た小さな薄紫色の小花が、ポット植えされてびっしり咲いているのを見つけました
ついていた名札には、カラミンサと書かれていました
カラミンサはミントの仲間で、葉に芳香のあるハーブです
シソ科・カラミンサ属で、地中海沿岸が原産の常緑多年草です・・・正確には、ミント(ハッカ)属ではないようです
カラミンサの種類はいくつかありますが、見つけたハーブは、カラミンサ・ネペタと呼ばれる品種で最もポピュラーなようです
ネペタは花も葉も小さいのですが、株はよく枝分かれして自然とこんもりまとまり、花期もながく丈夫なので、人気があるようです
カラミンサ・ネペタが盛りです
カラミンサ・ネペタは、草丈50cmほどの立ち性のハーブで、花期は6~11月と長く、葉腋に散形花序をだし、白~薄紫色の小唇形花をたくさん咲かせます
花径5mmほど、花弁には花弁に小さな薄紫色の斑点があります
花はある程度満開になったら、刈ってやると、新芽をだしまた開花を始め長く楽しめるようです
さわやかなミント香のある葉は対生し、葉身は4cm程の卵形から楕円形、縁に浅い鋸歯があります
葉はハーブティーに使えて、鎮痛、去痰などの薬効があるとか
カラミンサ・ネペタの花
カラミンサ・ネペタの 花言葉は、「 清涼 」、「 繊細な心 」、「 拒否する心 」 です
花言葉は、葉を揉むとハッカ臭があることから、ギリシャ語で「美しい・ハッカ」を意味する言葉に由来しているのだそうです
モミジアオイ ➝ 紅蜀葵(こうしょっき)と呼びます
上信越道藤岡ICにある「道の駅・ララン」の花交流館を覗いてきました
交流館の前の路上には時節の花の鉢物が売られていますが、この日はモミジアオイが今を盛りの様に咲き誇って並んでいました
モミジアオイ(紅葉葵)は、アオイ科の宿根草で、別名は、紅蜀葵(こうしょっき)といいます
モミジアオイは和名で、葉がモミジのような形からつけられたものです
北米原産で、背丈は1.5~2mくらいで、ハイビスカスのような花を夏に咲かせます
茎は、ほぼ直立し、触ると白い粉が付いて、木の様に硬いです
花期は7月中旬から10月中旬頃までで、花形は同じ科のフヨウに似ていますが、花弁が離れているところがフヨウと違うところです
「花の交流館」前で咲くモミジアオイ
鮮やかな赤色で、いかにも”夏”っぽい花です
夏の間中暑さに負けず華やかに咲いてくれますが、朝咲き夕方にはしぼんでしまう1日花です
最近では「宿根ハイビスカス タイタンビカス」という葉の形の違うモミジアオイとアメリカフヨウとの交配種があり、赤、ピンク、濃いピンク、白などの花も見られるようになりました
モミジアオイの花は、結実と共に花びらが自然に落ち(翌日には落ちます)後には膨らみ始めた子房がガクの中に残っています
花びらが落ちて直ぐだと、ガクももう少し開いているのですが、半日ほどでホオズキの様に閉じてしまいます
子房が膨らむと、ガクは茶色に色づき、次第に大きく反り返ると採種の時期になります
モミジアオイの結実
モミジアオイの花は大きなハイビスカスのような花です
花中央の花柱をアップしました
赤の世界です
こんな句を見つけました
『 花びらの 日裏日面 紅蜀葵 』 ( 高浜年尾 )
『 汝が為に 鋏むや庭の 紅蜀葵 』 ( 虚子 )
モミジアオイの花言葉は、「 温和 」、「 優しさ 」 です
『ゴジラ』鑑賞後、群馬・伊勢崎の「駒形神社」に寄りました
毎日暑い日が続いています
先日群馬・伊勢崎に、「ゴジラ」ムービィーを見に行ってきました
『ゴジラ』は1954年(昭和29年)に、映画会社東宝が製作・公開した日本映画で、日本の怪獣映画の元祖ですから、なんと60年間もシリーズとして続いているのですから、びっくりです
初代ゴジラは、ぬいぐるみ怪獣だったのが、現在の怪獣は、CG怪獣で、しかも3D映像となり、より迫力化してました
60年の歴史で、もっと変わったのは『ゴジラ』関連の娯楽文化が出来上がっている事です
『ゴジラ』を堪能して、帰る途中、「駒形神社」を参拝してきました
駒形神社は、岩手県奥州市に本社がある神社で、奥宮は胆沢郡金ケ崎町の駒ヶ岳山頂にあるのだそうです
祀られている駒形大神は馬と蚕の守護神とされ、馬頭観音あるいは大日如来と習合し、東日本各地に勧請されて「おこま様」と呼ばれています
養蚕の盛んな群馬では、前橋市の東部、伊勢崎市や高崎市にも観請鎮座しています
『駒形とは野の神、山の神、水の神、土の神の社地より準き土を採り、駒形を造り野馬守護のためこの四神を祀る』といわれ、食糧、農耕守護の神として信仰されました
真夏の太陽のもと、セミが鳴きそそぐ「駒形神社」です
山門を潜ると・・・
本殿 景観
双体道祖神
伊勢崎の「駒形神社」由来は調べてみたけど、あまりわかりませんでした
『ゴジラ』の余韻で観察もちょっといい加減だったけど、首元を吹き抜けた涼風が気持ち良かったです
癒しの観葉植物・アローカシア
昨日に続いて…群馬・高崎植物園の温室で見つけた癒しの観葉植物・アローカシアを紹介します
アローカシアとは、サトイモ属を表す「Colocasia(コロカシア)」に否定の「a」を冠したもので、「サトイモ属ではない」という意味のアロカシア属です
そんなところから、クワズイモ(=食べられない芋)の別称があります
即ちその名のとおり、サトイモ属とは大変似ていますが、花の構造などからもはっきりと区別されています
更に、里芋の様に茎が肥大した根茎(イモ)ができますが、クワズイモですから食用には不適です
アローカシアはアジアの熱帯を中心に約70種類が分布する多年草で、日本にも沖縄など南西諸島に3種が自生しているそうです
アローカシアは、草丈や株サイズの割に葉っぱが非常に大きく美しいものが多く、観葉植物として人気があります
葉の形は、ハート型、盾型、矢じり型などがあり、色や模様も種によって様々です
株中央から花茎が伸び花が咲き出していました
花咲くアローカシア
アローカシアの花は、サトイモ科でよく見られる肉穂花序(にくすいかじょ)で、あまり花らしい姿ではなく、葉ほどに鑑賞価値はさほど高くないかんじです
また、耐寒性の強い強健種以外は一定の高温を一年を通して保たないと充分に生長できず、開花しにくいのだそうです
花後には短いトウモロコシのような粒々の実が出き、熟すとツヤのある赤色になり美しいです
アロカシアの 花言葉は、「 復縁 」、「 仲直り 」、「 愛の復活 」 です
分かれた人とのつながりをやり直そうと、鉢植えのアロカシアをインテリアに買い育てる人が増えているのだそうです
価格は5000円~10,000円だそうです
仲直りできたら安いものだと云うのですが、おまじないなんかしないで、ちゃんと自分で仲直りしなくちゃ…ね
ベニヒモノキが満開です
先月末、群馬高崎の植物園に行った折、温室の中で、ベニヒモノキの花が満開に咲いていました
ベニヒモノキはインド(西インド諸島)、マレーシア原産の常緑低木で、花期が長くて形に特徴があります…尚、花期は6月~10月ですが、温室内での管理を思うとなんか年中咲いているような感じさえします
旬とも思えるこの時期、50cm以上もあろうかと思える長い花穂が垂れ下がる様子は、なかなか見事です
ベニヒモノキ(紅紐の木)の由来は、花の形状が名の通り赤い紐状であることからです
トウダイグサ〔灯台草)科・エノキグサ属で、同属で草本のキャットテール(cat tail)とよく似ています
英名はシュニールプランツ(chenille plant)と呼ばれています
「シュニール」というのは、艶があって毛足の長いシュニール糸を指しているのだそうです
ベニヒモノキの花が盛りです
ベニヒモノキは、雌雄異株だそうです
樹高は2~3mになり、葉は広卵状で互生し、葉の表面は暗い緑色、縁には鋸歯があります
花穂を見上げたところです
花穂は赤く、とても長いです
どの花穂も、優に50cm以上はありそうです
葉腋から径1~2cmほどのビロードのひも状の赤い花穂が、ぶら~んとばかりに垂れさがっています
花穂には、花弁が退化してしまった小さい花が、びっしり密集しています
真っ赤な…ブラシのような花穂です
ベニヒモノキの 花言葉は、「 気まま 」、「 偽りのない心 」、「 愛撫 」、「 上機嫌 」 です
「清楚」がキャッチフレーズのヒヨドリバナ
昨日に続いて…散策途中近くの野山で見かけたヒヨドリバナです
ヒヨドリバナは、キク科の多年草です
草高は80cmほど、茎頂に散房花序をつけ、淡紅色または白色の小さな頭花を密生させています
葉は対生し、短い柄があり、卵状長楕円形~楕円形で、先は短くとがっています
葉の基部は、急に葉柄となって、葉ふちには鋭い鋸歯があります
ヒヨドリバナの名は 秋、ヒヨドリの鳴く頃に咲くのが由来だといいますが、見かけたのはまだまだ秋ではありません
花期は8~10月頃です
花はフジバカマに似ていますが、フジバカマの葉は3裂するのに対して、ヒヨドリバナは裂けないので区別できます
秋の七草の一つであるフジバカマは中国原産の帰化植物であるとされ、河原などに生育していますが、最近は少なくなっています
身近な植物であるべき秋の七草としては、ヒヨドリバナのほうがふさわしくなってきています
ヒヨドリバナの頭花は、ややまばらな房状につき、5個ほどの白色の両性筒状花からなっています ( 下 右画像 )
花冠の先は浅く5裂し、花柱の先が2分枝して長くのびています
頭状花序の各花のめしべの先端は、2つに分かれており、1つの頭状花序は3~4つの散房状の花序を形成しています
総苞は、長さ5~6mmくらいになり、白色の冠毛をもつそう果は、長さ3mmになり、腺点と毛があります
ヒヨドリバナの 花言葉は、「 清楚 」、「 延期 」 です
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