日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ボタン寺と知られる群馬・太田の大慶寺に行って来ました
先日群馬・太田市「北部運動公園」の芝桜、ネモフィラ を見ての帰り、「ボタン寺」の案内看板に気づき寄って来ました
「ボタン寺」と云うのは、太田市新田にある「大慶寺」の通称で、その名の通り 東国花の寺100ヶ寺の一寺 として近隣に知られています
「妙満山蓮華院大慶寺」は真言宗豊山派の寺院で、寺伝によれば、源頼朝の長男義平の妻が夫の菩提を弔うために出家、一庵を結んだのが草創といわれています
のち、新田一族の錦打氏一族の子安入道が寺地を提供、足利の小俣鶏足寺から明房空覚上人を招いて中興開山し、「大慶寺」を建立しました
慶安2年(1649)に徳川幕府から御朱印7石を賜り、元禄4年(1691)に山城国(京都)醍醐村報恩院の末寺となって栄えましたが、2度の火災で伽藍のほとんどを失いました
「大慶寺」山門 ・・・ 「東国花の寺百ヵ寺」の看板があります
山門前の赤白のハナミズキが盛りです
画像向かって右の「ぼたん寺」と書かれているのは自販機なのですが、まるでお寺の看板のように見え可笑しくなりました
境内には、不動堂・本堂・庫裏・鐘楼などがあります ・・・ ご本尊は、大日如来、不動明王だそうです
義貞公の戦死を惜しみ泣いたとされる守不動は、別名「泣不動」とも云われています
本堂 不動堂 ・・・「泣不動」と云われています
境内には150種約3000株が植えられていると云う牡丹園があります
牡丹園入口 ( 入口手前には大きな藤棚がありました・・・咲き出したら見事でしょう )
花期は3,000株の花が次々開き、豪華絢爛の園内になり、北関東を代表する牡丹園として、大勢の参拝客を魅了してくれます
訪ねたこの時はまだボタン祭り前と云う事であるのかまばらなお客で、楽しめました・・・
赤い山門をはいると直ぐに牡丹の花が咲く参道を通り、牡丹園に続きます
以下園内の牡丹咲く様子です
牡丹の咲くさまです ・・・ 向かい正面:本堂
牡丹の咲く中で ・・・ 正面奥には墓地につながります
「新田町ふれあいぼたん園」と名付けられたぼたん園には、園内若干の起伏を設け、自然園風に約150種、3,000株のぼたんが、4月下旬~5月上旬に赤、白、黄色、赤紫、ピンク、真紅など色とりどりの花が咲き誇ります
色とりどりの牡丹が豪華に咲き競っていました
幾つかアップして見ました
駐車場も広くありお薦めの花鑑賞です
尚300円有料です
群馬・藤岡にある「フジの花咲く丘」に行って来ました
群馬・藤岡は「藤」の花が市の花になっています
このため「藤」をテーマにした約2.3haの公園があり、「フジの花咲く丘」と呼ばれています
この丘は、上信越自動車道藤岡I.C.から約10分のところにあります
園内には「藤」を紹介した「ふじふれあい館」、全長250mの藤棚、45種類の「藤」が植えられた見本園があり、色々の花色の「藤」を楽しむことができます
「藤」花の見ごろは、4月下旬~5月中旬頃です
先日・23日、そろそろ咲き出したかなと見に行って来ました
毎年藤の花の咲く頃、藤岡では「藤岡ふじまつり」が開催されます
今年は第17回目で、2015年4月25日(土)~5月10日(日)の予定で開かれています
まつりの期間、園内は、藤岡の物産市や藤の即売会、野外コンサートなどのステージイベントが行われ、日没後は、藤棚のライトアップやイルミネーションが点灯され、幻想的な雰囲気のなかで「藤」を楽しむことができます
数日後に祭りを控え、イルミネーションの準備が始まっていました ( 右建物は、ふじふれあい館 )
まつり期間中は大いに賑わいを見せるそうです
植えられたフジの花はツボミが多く、まだ花は咲き出したばかりですが、待ちきれないようにクマ蜂がぶんぶん羽音高く飛び回っていました
藤の満開時はむせ返るような香りになります
見本園の「藤」はまだ咲き出したばかり・・・まつり始めの今、花房の短い種類が咲き始めていました
咲き出したばかりで花は少ないけれど、香りは十分楽しめました
その年の気候にもよりますが、藤の一番の見ごろはゴールデンウィークの後半頃に迎えそうです
この時は、藤棚のシャワーのように咲く長い房の「藤」が乞うご期待!!ですよ
見本園の中から広場を眺めました ・・・ 足踏み石の周りには芝桜が目印のように縁どられています
藤花の蜜が大好物のクマバチが、体の周りを羽音高く飛び回る様子は迫力あります
クマバチは日本固有種のミツバチ科のハチで、体長約2cmほど、コロコロした体形で、全体に黒色・頭部に黄色いアクセントがあり、かわいらしい感じもあります
でも体長が大きく、飛ぶ音も大きいので、性格はいたって温厚で攻撃性はないと分かっているのですが、ちょっと怖い感じです
咲き始めた藤の花アップです 下画像
上右画像は藤色の花をアップです
シャッターを押す瞬間、クマバチが飛んできて画面に入ってしまいました
何か眼は可愛い感じです・・・全体に入らなかったのが惜しかった
フジの花言葉は、
「優しさ」、「歓迎」、「決して離れない」、「恋に酔う」
群馬・「太田市北部運動公園」に行って来ました
二三日前、群馬・「太田市北部運動公園」に行って来ました
『今、芝桜が真っ盛りだよ!!』と、友人に教えてもらっての事です
太田市北部運動公園は群馬太田市上強戸町にある太田市立の都市公園(運動公園)です
北関東自動車道太田藪塚ICから約15分、太田桐生ICからは国道50号方面に進み、「只上」交差点を左折、次の立体交差を「伊勢崎」方面に進み約10分ほどのところにある公園面積約19haの広大な公園です
2015年4月8日~5月6日の予定で、「おおた芝桜まつり」が始まっていました
訪れたこの日、久しぶりに朝から晴れて、公園内は青空の下で、芝桜やネモフィラの花が咲き競って、大勢の観光客が押し寄せ賑わっていました
「おおた芝桜祭り」は、9時~17時開園です・・・入場は無料だけど、駐車料金(500円、バスは2000円)がかかります
広大な敷地の園内は様々な花畑に分けられています
ピクニックの丘からの園内展望 ( 手前:芝桜、正面青色はネモフィラの花、奥にはこいのぼりが泳いでいます )
公園西・憩いの丘エリアは一面の芝桜でピンク、赤、白のじゅうたんが敷き詰められたようです・・・でも以前来た時より少し土の見えるところが多くあり、今年は手が回らなかったのでしょうか!? それともこれから大きくなるのかな
公園東・見晴らしの丘エリアは、青空に溶け込むようなネモフィラのパステルカラーがさわやかです
園内各所はボランテァの人たちが、懸命に草を採ったり植え付けたりと整備に余念がありません
ネモフィラの群生した中にも、雑草が沢山混じっていましたが美しさを保つのは大変な事なのだなと、ご苦労に感謝しながら堪能してきました
公園南から、見晴らしの丘を展望しました ( 手前からクリムソンクローバー(赤色)、ポピー(橙色)、ネモフィラ(青色)、右青色は、ネモフィラの群生、正面奥は芝桜群生です )
2.4haの見晴らしの丘はブルーのネモフィラやクリムゾンクローバーが咲き乱れています
空色のネモフィラは、英名で「baby blue-eyes」といい、「赤ちゃんの小さな青い目」という意味で、和名は「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」です
ネモフィラとクリムソンクローバー ネモフィラの群生
芝桜は4月上旬~下旬まで、ネモフィラは4月中旬~5月中旬が見頃です
芝桜とネモフィラを両方見ようと思うと、やはりGW(できれば前半)が「お出かけどき」でしょう!!
憩いの丘から中央広場を見ました (手前:中央広場の芝桜 中央広場:こいのぼりが見えます
「見晴らしの丘」と「憩いの丘」に囲まれた中央広場では、こいのぼりが爽やかな風に吹かれて、青空に向かって元気良く泳いでいます
現在「おおた芝桜まつり」が開催されて、いろいろなイベントが曜日毎に実施されていました
イベントの様子 中央広場に泳ぐ無数のこいのぼり
イチョウの花見っけ!!
スーパーの駐車場で、でっかいイチョウの樹が芽吹いていました
陽射しが少し強くなってきて、珍しく風も温かく感じ上着を一枚脱ぎました
イチョウの樹の横に車を停め、見上げたら、花の咲いているのに気が付きました
イチョウは中国原産の落葉高木であり、室町時代から日本各地に植えられています
漢字では「公孫樹」とも書き、 太古のロマンを今に伝える樹木で、その ルーツは中生代・ジュラ期(1億5000万年以上昔)とも、いやそれ以上前の古生代末のペルム紀(2億8900万~2億4700万年前)が起源とまでにも遡るそうです
アジア大陸では中生代に起こった気候変化で多くが恐竜とともに滅んでいき、さらに新生代になって北アメリカやヨーロッパでも絶滅したと云われました
現存する樹は氷河期を生き抜いたわずか中国南東部産のわずかの種のみが各地に広がったものです
日本には室町時代に渡来したとされています
高さは20~30mになるイチョウ科・雌雄異株の高木です
芽吹いたイチョウの樹
イチョウの枝は長枝と短枝があり、垂れ下がっている長枝の先に扇形の葉が出始めていました
半円形の葉は葉脈は並行し中央部で少し浅裂し始めた様子です
出始めた葉は、青々いや黄緑だから黄み黄み・・・しています ・・・ 「黄み黄み」なんて言葉はないな・・・何だろう!? 語彙不足でおちこみます
イチョウは雌雄異株だから当然、雌花は雌株に、雄花は雄株にしか付きません
花粉の媒介は通常の裸子植物と同様に、花粉を風に乗せて飛んで行われます・・・風媒花です
各枝先に若葉の根元から房状に垂れ下がった花(?)が見えました
最近はぎんなんの臭気を嫌って雄株の接ぎ木苗が多くなった為に、公園木や街路樹は雄株ばかりとなり、雌花を見ることは少なくなりました
駐車場に植えられたイチョウですから、これも多分雄木でしょう
枝先についた花穂をアップしました ( 下図 )
花は、 雌花、雄花ともに春の葉の展開と同時に出てきます
雄花は花序を形成し、房状になって花咲き、風によって花粉を飛ばし雌花を探します・・・数キロ探すと云われていますが、何ともロマンがありますね
雌花はまだ見たことないのですが、雌花は、雄花と同様若葉の根元から上に向かって伸びます
花には緑色で長い柄の先に裸の胚珠が2つついており、飛んできた花粉はこの先端から入り、花粉室の中で生育し、9月初め頃に精子を出して受精が行われます
雌花の受粉の様子は胚珠の先に、ぷっくりと液が出て、飛んできた花粉をこの液で捕らえ、捕らえられた花粉は、しばらくすると、液とともに雌花の先にある穴から吸い込まれます
吸い込まれた花粉は穴の奥にある小さな部屋に入り、ここで、精子を作る準備をします
一方、精子と受精する卵(らん)は、その小さな部屋の下にある丸い部分で作られます
これら受精の準備が整うのは、およそ5ヵ月後だそうで、生命の神秘さを感じさせます
イチョウの花 イチョウの花 ・・・ 房状になっている雄花
俳句では、「銀杏の花」が春の季語、「銀杏黄葉」や「銀杏散る」「銀杏の実」が秋の季語、「銀杏落葉」が冬の季語です
イチョウ(公孫樹、鴨脚樹)の花言葉は、「 長寿 」、「 荘厳 」、「 鎮魂 」、「 しとやか 」、「 詩的な愛 」 です
これら花言葉の由来はどうしたのでしょう
ネットで調べたら、以下の事が書かれていました
花言葉・「長寿」は、植えてから実がなるまで長く、樹齢も非常に長いことからつけられました
花言葉・「荘厳」は、神社やお寺などで、ご神木として大切に扱われている樹齢千年を超えるような古木の持つおごそかな雰囲気を表したものです
花言葉・「鎮魂」は、寺社に植えられ、銀杏の実の独特の腐敗臭からつけられたのでしょうか!?
花言葉・「詩的な愛」は、輝くような金色の葉が鶴が舞うようにくるくると地面に降り立つ華麗な姿から連想したのでしょうか!?
雌花を見てみたいなと思っています
花ももの花が最盛期です
散策していると、桃の花があっちこっちで咲き誇っているのが見られます
桃はバラ科モモ属の落葉小高木です
中国が原産で、春には5弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実が生ります
単に桃と云えば、その果実を呼びます
桃は3月下旬~4月上旬頃、薄桃色の花が咲きます・・・「桃の花」は春の季語です
桃の渡来は弥生時代と云われています
桃は古来中国では災いを除き、福を招くとされてきました
古事記にもイザナギが黄泉の国から逃げ帰る時に、悪鬼にモモを投げつけて、退散させたとあることから、伝説も古い時代に日本に伝えられたと考えられます
平安時代には、3月3日・「桃の花」を飾り、女の子の健康を祝い子孫繁栄を願う「桃の節句」が祝われるようになりました
このように桃は太古から日本人に親しまれてきましたが、鑑賞花木として花の改良が江戸時代に入ってなさせました ・・・ これら花の鑑賞を主体にした桃を花ももと呼んでいます
現在栽培されている園芸品種の花ももは江戸時代作出したものが多くあるそうです
桃の花は、淡い紅色であるものが多いのですが、白色から濃紅色まで様々な色のものがあります
散策していて見事に咲き分けになっていた花ももを見つけパチリ!! しました ・・・ 赤白の咲き分けなので、「源平咲き」と云うのでしょうか
青空のもとに咲く 花もも・・・ 幾色にも咲き分かれている花です
花ももは、桜の花咲く時期に前後して開花の最盛期を迎えます
花はとても艶やかで、花びらは5弁または多重弁で、雄しべは多くあります ・・・花径は3~5cm
花柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見えます
桃の樹の樹形は立性、枝垂れ、ほうき立ちがあり、狭いスペースにはほうき立ち、広い場所には立性や枝垂れなど、場所に適した品種を選ぶことができます ・・・ 樹高は約1~7mです
花ももは花を観賞用として改良されたので、結実する実は小さく、食用には適さないそうです ・・・ 私は食用好みです
咲き分け花の花もも 真っ赤な花もも
郊外の農家で見かけた真っ赤な花ももです
周囲の緑の中で、ひときわ目立って見えました
桃全般の花言葉は、 「 私はあなたのとりこ 」、 「 天下無敵 」、 「 気立ての良さ 」
花言葉の由来を調べてみました
「 私はあなたのとりこ 」は、モモが古代から女性の性のシンボルとされたことに由来するといわれます
「 天下無敵 」の花言葉は、モモは邪気を払い、不老不死の霊薬と信じられてきたことにちなむともいわれます
「 気立ての良さ 」は、花色の艶やか、やさしさから女性を映したのかもしれません
ジューンベリーの花は冬桜の花の様に優しく見えました・・・実は甘くて美味しいそうです
花がちょっと桜の花に似ています
一見冬桜の風情です
昨日に続いて、産直の花木コーナーで見つけた果樹の花紹介です
ジューンベリーは、バラ科ザイフリボク属の小木で、北アメリカ原産のセイヨウザイフリボクやアメリカザイフリボクと日本原産のザイフリボクと掛け合わさったものなど幾つかの種を通称「ジューンベリー」と呼ぶそうです
落葉広葉樹で、耐寒性強く、樹高は2~6mほどになります
早春(4月中旬~5月)に、葉がでる5弁の白い花を枝一杯に咲かせます
1本でも結実性が高く、6月頃直径7mm~1cmほどの果実が赤~黒紫に熟し収穫できるようになります
ジューンベリ―の名は収穫時期からついた名称なのでしょうか!? ・・・ 6月はJune(ジューン)ですからね ・・・ 当たりかな!?
とにかく 日本では果樹として少しずつ普及が広がっているそうです
ジューンベリ―の花 ・・・ しなるような細枝にちょっと花房状に咲く花はとても優しい感じです
樹高は種によって異なり、北アメリカでは8m以上にもなるような野生種から2~3mにおさまる園芸品種まであるようです
芽吹いた後の新葉はちょっと銅色で、気温が上がるにつれ緑色になってきます
葉の出る前~同時期にサクラや利休梅のような白い花が枝いっぱいに咲きます
咲き出したばかりのジュ―ンベリーの花
花後に果実を房状につけて、6月頃になると赤~紅紫色の実が熟します
果実は小さいですが、甘みがあり美味しく、生食のほか、ジャム・お菓子・果実酒に利用でき、食卓にも彩をそえてくれるので、人気があります
加えて秋の落葉前の紅葉や黄葉も美しいです
丈夫で育てやすく株立ちでボリュームある樹形になるので、欧米では最適な庭木とされています
ジュ―ンベリーの 花のアップ ・・・ 桜の花に似ています
ジューンベリ―(アメリカザイフボク)の 花言葉は、「 穏やかな笑顔 」 です
リキュウバイ(=利休梅)の花
産直・花木コーナーの中でちょっとおしゃれな花を見つけました
真っ白な梅の花に似た花が咲くリキュウバイ(利休梅)と云う花名のバラ科ヤナギサクラ属の落葉低木で、中国の中北部が原産です
わが国には明治時代に渡来し、樹高は2~4mになります
漢字で書くと「利休梅」で、茶人・千利休にちなみますが、日本に入ってきたのは、明治時代末で、茶花として広く利用されていたため、そのイメージから名付けられたのではないかと思われます
英米では日本よりも60年近く前に導入・植栽され、日本でも庭木としても広く普及してきています
別名は、バイカシモツケ(梅花下野)とかウメザキウツギ(梅咲き空木)と呼ばれます
色とりどりの花咲く花木コーナーで、ひときわ白が目立った利休梅 ( 赤紫に見えるのは、ミツバツツジの花です )
利休梅は楕円形の葉が互生し、4~5月ごろ枝先の総状花序に花径3~4cmほどの梅に似た白い一重花を咲かせます・・・5弁花です
満開時期でも、豪華さや派手さをあまり感じさせずおとなしく控えめな花で、気品を感じさせます
涼やかな葉と端正な樹形は、庭のシンボルツリーにも適します
植え付けは10~11月と2~3月に行え、寒地には強いので育てやすい感じです
芽吹きと開花が同じくらいで、新緑の葉と白い花の淡いコントラストが春のやわらかい陽光に映えていました
花びらは円形で、つけ根のほうが細くなっています
雄しべがたくさんあり、雌しべの先は5つに裂けています
利休梅の花アップ 利休梅花アップ
利休梅の 花言葉は、「 ひかえめな美しさ 」 、 「 気品 」 です
長寿桜の名がついて売られていますが、これって桜じゃないんだって
産直の花木コーナーで、薄紫色の可愛い花が咲いているのを見つけました
名札に書いてある名は、長寿桜とありました
長寿桜は落葉性のジンチョウゲの仲間で、落葉して葉のない時期に「桜」のような可憐な花を咲かせるので、「桜」の名がついているようです
開花時期は桜と同じ春ですが、花色は「桜」には見れない青紫の花が目を引きます
『長寿桜』と云うのは、流通名で、本来は紫沈丁花ともフジモドキと呼ばれます
樹高は比較的コンパクトにまとまり、病害虫に強いので、庭や鉢植えで手軽に楽しめることも魅力だそうです
長寿桜の花
紫沈丁花という名前はあんまりメジャーではなく、市場で流通するときは『長寿桜』、和名では『フジモドキ』ですが、これだと沈丁花の仲間だと思われません
長寿桜は原産地が中国、朝鮮半島で、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の樹高0.8~1.2mになる落葉低木です
枝は細く多数分枝して横に広がり、葉は単葉で対生し長さ3~5cmの長楕円形、葉縁は全縁で葉先は尖り、葉表は無毛で葉の裏の葉脈には細毛が生えます
葉に先立って枝先の葉腋に、淡紫色で花径約1cmの花(➝先端の4裂した萼)を2個~7個咲かせます
花は高坏形(横から見るとT字型)で先端は4裂し、約2cmのガク筒の部分には細毛が密生しています
尚別名で、チョウジザクラとも呼ばれますが、この名は本来バラ科サクラ属の桜の野生種の名前だそうです
長寿桜の花アップ
長寿桜の花言葉は探してみたけど、分かりませんでした
沈丁花の仲間なので、花言葉は同じだろうと探してみました
沈丁花の 花言葉は、 「 優しさ 」、 「 おとなしさ 」 です
桜に似た沈丁花なのですから、長寿桜の花言葉は、「 長寿を願う 」 がいいみたいな気がしました
黄色いモクレンの花ってあるんだ・・・キバナモクレンというそうです
先だって産直の花木コーナーで、黄色いモクレンの花が咲いているのを見つけました
とにかく初めて見ました
名前はキバナモクレンといい、モクレンの園芸品種で、ハクモクレンに似ており、花色は淡い黄色です
園芸品種ですので、意外に色々な品種があるようです・・・金寿、イエローバード、エリザベス、バタフライ、etc
花木コーナーで見かけたのは、マグノリア・エリザベスというキバナモクレンのようです
産直花木コーナーで咲くキバナモクレン
パチリしたキバナモクレン・マグノリア・エリザベスは、マグノリア・アクミナータとハクモクレンの交配種で、耐寒性落葉小高木です
花の感じは、ハクモクレンやコブシに似ています
花径12cmほど、花色は淡黄色・ ハクモクレンの花の内外を黄淡緑色にしたような感じです・・・開花時期は4月上旬~中旬でわりに短期です
小さい内から花をさかせるのですが、木は大きくなりやすく、樹高は3m~5mとなり 庭木や、公園、街路樹として見られるようになってきているそうです
樹性が強く、大変花付きが良いのが特徴で、優雅な芳香を放ち、美しく印象的なので、庭木としてシンボルツリーとして人気がでてきているようです
マグノリア・エリザベスの花アップ ・・・ 優雅な花姿です
キバナモクレンの 花言葉は、「 自然への愛 」、 「 持続性 」 です
購入して庭に植えようかなと考え、ちょっと植える場所を考えています
グミの木に、花咲いていました
桑畑を開墾したような畑が、街はずれにあり、時折( ➝ 月一くらいです)近くまで、散策に行きます
あまり気付かなかったのですが、畑の隅に、グミの木が植わっており、花が咲いているのを見つけました
グミ(茱萸、胡頽子)は、グミ科グミ属(学名:Elaeagnus)の植物の総称で、果実は食用になりますが、畑に植えてあるのは初めてみました
勝手に野山の植物だと思っていたし、果実としてちょっとバカにしてました
グミは常緑または落葉の低木で( ➝ つる性のものもある)、耐陰性(➝耐寒性は弱い)があります
根にフランキア属の放線菌が共生し窒素固定を行うので、やせた土地にも育つ逞しさがあるようで、開墾地などには合うのですね
畑に植わったグミの木 ・・・ 奥の畑は桑畑です ・・・最近は桑畑は珍しいです
グミの葉は互生し、葉裏は鱗毛に覆われた銀白色をしています
葉先は鋭三角形状の広楕円形で、幅3cm前後、長さ8cm前後で、葉の縁はやや波打ちますが全縁(➝葉の縁のギザギザはない)になっています
茎にはちょっとチクチクした棘があります
前年枝の節から伸びた新梢に春(4~5月)に葉のわきに筒状の花が下向きに咲きます
花は両性または単性、がくは黄色で筒状、先が4裂し、雄しべが4本あり、花弁はありません
グミは何種類かあるようで、春に実の熟す「マルバグミ」、7月に熟す「トウグミ」、夏の終わりから秋に熟す「ナツグミ」、7~9月に熟す「マメグミ」、9~10月に熟す「アキグミ」などです
四季を通じてグミは実がなるようです
畑のグミは何というグミなのでしょう
今の時期、花が咲くので、「トウグミ」か「ナツグミ」だと思われます
グミの花は開花後、ガク筒の基部が果実を包んで肥厚し核果様になります
果実の形は小さいサクランボに似て楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘味があって食べられます
リコピンを多く含み、種によってはタンニンを含むため、渋みが強いです
葉腋から吊り下がって咲く グミの花
葉の脇に淡い黄褐色の花を1~3輪吊り下って咲きます
花径は1cmくらい、ガク筒は円筒形です
グミの花のアップです
グミの 花言葉は、「 野性美 」、 「 用心深い 」 です
この花言葉はどこから出てきたのでしょう
花言葉の「野性美」は、赤く色づいて鈴なりにぶら下がる細長い実の野性的な美しさに例えたのかな
花言葉の「用心深い」は、茎や枝が変化した茎針(けいしん)と呼ばれる鋭いトゲに対して与えられたのでしょうか!?
いやサクランボみたいだからと、実を食べたら渋みだけが口に残ることからつけられたのかも
サルトリイバラの花見っけ!!
近くの野山を散策してきました
林の縁に、サルトリイバラのつるが伸びて花を咲かせているのを見つけました
ついこの間までは、痛そうな棘ばかりのつるでしたが、いつの間にか葉が大きくなり、つぼみができて花が咲き出して・・・
サルトリイバラは北海道から九州、朝鮮・中国・インドシナなどに分布する落葉つる性の半低木です
地下には塊状の茎があり、春、この地下茎から地上茎を伸ばして、立ち上がり低木に絡みつきます
茎は緑色で堅く、巻き付くのではなく、巻きひげで自らを支え周りの何かに寄り掛かったり、這ったりするように大きくなります
地上茎は光を十分に得ることのできる高さに到達できないと生育できなくなり、数年で枯れてしまいます
多年草と云ってもいいのかもしれません
サルトリイバラのツボミ ・・・ 咲き始めているのもありました
堅そうな茎の様子がうかがえます
つる状なのですが、堅そうな感じからまさに木だなと納得します
サルトリイバラは単子葉類ユリ科ですので、「葉脈はは平行脈である」ということになるはずですが、サルトリイバラの葉は立派な網状脈である・・・それにしても棘のあるユリの仲間とは本当かな!? サルトリイバラ科!?
ちょっと光沢のある葉は互生し、葉身は3~12cmほどの円形~楕円形で、先端は小さくとがり基部は円形です ・・・ この葉は、西日本では柏餅のカシワの代用になるそうです
革質葉で、表面には鈍い光沢があり、表面で凹んでいます
葉柄には托葉から変化した長い巻きひげが1対あります
雌雄別株で、葉の展開と同時に葉腋から緑っぽい散形花序をだし、淡黄緑色の透明な感じの小さな花が多数咲きます
咲き始めたばかりのサルトリイバラです ・・・ 蝋細工にみたいに見えています
サルトリイバラの花期は3~4月です
雌雄異株ですので、この株は雄株のようです
雄花、雌花共に花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返ります
雄花の雄しべは6本です
因みに雌花には仮雄しべが6本花柱の雌しべは柱頭が3つに分かれています
雄花の雌しべと雌花の仮雄しべはともに退化して、ほとんど目立ちません
アップした画像がありましたので、載せてみました
雄花 雌花
サルトリイバラの 花言葉は、 「 屈強 」、 「 元気 」 です
ベニバナトキワマンサク(=紅花常盤万作)の花が咲き出しました
空気が温まり、ちょっぴり雨が降った後はとても春らしさが感じられます
先日産直の花木コーナーを覗いたら、紅いマンサクに似た花が咲いていました
真っ赤な色がとても鮮やかで、ベニバナトキワマンサク(=紅花常盤万作)といい、トキワマンサクの変種です
トキワマンサクは常緑のマンサクの意味で、マンサクと花びらのところなど似ていますが、属が異なる別の樹木です
マンサクは日本の山地に自生する落葉高木で、早春に黄色の線形の花を咲かせますが、トキワマンサクは、半常緑性のボリューム感のある小高木です
4~5月に紅色の花を枝いっぱいにつけて、新鞘や葉裏も赤みがかっているので、木全体が赤く見えます
産直花木園のベニバナトキワマンサク ( 向かって左の花 : 三つ葉ツツジ、 右下 : ドウダンツツジの苗木 )
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)はマンサク科トキワマンサク属(ロロペタルム属)で、本州中部以南からタイワン、中国南部、インド東北部に分布しています
庭園木として植栽され、花は3月の中頃から5月にかけて咲きます
花弁はリボン状で4枚、雄しべも4本ですが、花が密集していてちょっとわかりにくいです
繁殖は挿し木も出来るそうです
ベニバナトキワマンサクのアップです ・・・ なんか密集して花びらが何枚か分かりません
トキワマンサクの 花言葉は、 「 私から愛したい 」 です
群馬・榛名山麓で、春さがしをしてきました
このところ低気圧が連日襲来し、寒い日が続いています
このため春本番が少し足踏みのようです
先週末、榛名山麓・伊香保温泉周辺の春の様子を見に行って来ました
4月4日の日、「相馬が原駐屯地」の桜 を見た時はまだまだソメイヨシノは咲き出したばかりでしたが、 この日はすっかり満開です
駐屯地では毎年 満開時開放されています
「相馬が原駐屯地」内の桜
伊香保温泉~渋川市街地に車で数分下ったところに、「伊香保グリーン牧場」があります
「伊香保グリーン牧場」は、四季折々の自然を堪能できる観光農場です
700本はあると云われる桜の樹は丁度見ごろになっていました
「グリーン牧場」に押しかけた観光バスです ・・・ ( 正面向こうは「水沢山」です )
グリーン牧場・子供広場 ( 正面奥: 小野子山 ) 「グリ-ン牧場」 の桜・・・ この日は8~9分咲きでした
吉岡町上ノ原浄水場方面からみた「水沢山」 ・・・ ソメイヨシノが満開でした
「渋川総合運動公園」に寄りました
桜は大分開いて満開近しでしたが、それよりもコブシが咲き誇っていました
上ノ原浄水場周辺は、モミジの芽吹きがとても綺麗でした
スプリングエフェメラル(春の妖精)・カタクリが、咲き出しているのを見つけました
カタクリの群生はなかなか見られません
大事に育ってほしいものです
モミジの花が咲き出しています ・・・ハウチワカエデの花だと思うのだけど
前に続いて・・・
萬松山・泉龍寺の境内で、珍しい「モミジ」の花を見つけました
見つけた時は、何の花かちょっとわかりませんでしたが、枯れ葉が残っていたので「モミジ」だと知れました
この「 モミジ」の花は、どうやらハウチワカエデ(=羽団扇楓)の花というようです
ハウチワカエデは日本固有の「モミジ」で葉が丸っぽく、団扇(うちわ)のような大きな葉をしています
境内で、ツバキの紅い花に負けないような赤色で咲き出していました
お寺の境内で、芽吹きと共に咲き出したハウチワカエデの樹 ( 後ろはイチョウの樹 )
ハウチワカエデはカエデ科カエデ属の落葉高木で、樹高は5~15mになります
ところで、「カエデ」とは、カエデ科カエデ属の木の総称で、「モミジ」は植物の名称ではなく、紅葉する植物の総称として用いられることがありますが、カエデ科の数種を「モミジ」と呼ぶことが多いようです
「カエデ」と「モミジ」の分け方は、一般に、葉の切れ込みが深い「カエデ」を「〇〇モミジ」、葉の切れ込みが浅い「カエデ」を「〇〇カエデ」と呼びます
ハウチワカエデは若葉と同時に出る花の大きさが、通常のカエデ、モミジよりも葉も大きいだけに、一回り大きく色濃く咲きます
若葉が出始め、花も咲き出したハウチワカエデ
ハウチワカエデの葉は対生しています
葉身は直径10cm位で、掌状に浅く7~11に浅裂または中裂します
基部はハート形で、裂片は挟卵形で先は鋭くとがり、ふちには重鋸歯があります
カエデの仲間は雄花と雌花が別で、ハウチワカエデは同じ株に両性花と雄花が生ずる雄性同株なのだそうです
花弁と萼片は5個、雄しべは8個です
カエデの花 枯れ葉の下で、新しく花が咲き出しているのが見えます
カエデ / モミジの 花言葉は、 「 大切な思い出 」、 「 美しい変化 」、 「 遠慮 」 です
花言葉の「美しい変化」の由来は、季節の移り変わりとともに、葉の色が緑、黄、オレンジ、赤と変化していくことにちなんでいるように思えます
土佐ミズキらしい花が咲いているのを見つけましたが・・・
先だって、プロ棋士を呼んでの囲碁研修会があり、私は朝早くプロを迎えに行きました
ちょっと時間が早く着きそうなので、時間調整で途中見かけた古刹に立ち寄ってきました
見かけた古刹とは、例幣使街道の一角の臨済宗・寺院で、萬松山・泉龍寺といいます
このお寺は806年の創建だそうですから、その古さに境内を見物しながら有難みを増しました
「泉龍寺」本堂 「泉龍寺」 由来が書かれた看板
時間がなく境内をぶらりしただけなのですが、幾つか春を告げる樹花を見つけました
目立っていたのは、土佐ミズキ(?)です・・・違うかな
土佐ミズキだと思って説明を続けます
土佐ミズキはその名の様に、高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られた落葉性の低木~小高木です
ミズキと名前が付きますが、ミズキ科ではなく、マンサク科の植物で、早春から明るい黄色の花を咲かせ、レンギョウやマンサクと同様、江戸時代から庭木や盆栽、切り花として親しまれてきた樹木です
境内に咲く土佐ミズキ
「ミズキ」の名は葉の形がミズキ科の樹木と似てところにちなんでいます
土佐ミズキは地際から太い枝を出して茂り、葉はまるっこいタマゴ型で、裏面は粉をふったように白っぽくなります
主な開花期は3月下旬~4月、葉が出る前に枝からぶら下がるように黄色い花を咲かせます
花穂は長く伸びて7輪前後の花を付けます
雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしています
花のアップです ・・・ 花の中を覗いたら花床が緑色でした
「ミズキ属」の花は、ほとんど黄色かった気がしますが、画像のような緑色の「ミズキ」は初めて見た気がします
これはトサミズキではないようです
ネットで調べてみたのですが、分かりませんでした
また探してみよう
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