日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
銅葉ビオラ(品種名: ビオラ・ラブラドリカ )の花を見つけました
年の瀬になりました
一年経つのが本当に早いなと歳をとるにつれ思っています
早過ぎて一年を振り返る暇さえない感じです
きっとこれは年をとって、全てが面倒になり、行動が遅くなったと云う事なのかもしれません
知らないうちに、ボケが始まってきているようです
呆けは嫌だけど、老いてきたらあわただしい世の中をあくせくせず生きるための知恵を神様が与えてくれたのかもしれません
こう思ったら気持ちが楽になりました
暮が近づいた数日前、近くにある花屋さんを覗いたら、花棚にポット植えされた銅葉入りのビオラを見つけました
このビオラは、ビオラ・ラブラドリカ(=和名・紫姫)と名札に有りました
ビオラ・ラブラドリカはスミレ科ビオラ属・半耐寒性多年草で、北米~カナダ・グリーンランドに自生する原種系ビオラです
葉の色が濃い紫色なので、黒葉スミレ、銅葉スミレとも呼ばれます
冷涼な気候を好む原種系の宿根性ビオラで、山野草の風情があります
綺麗な銅葉は低温期には更に葉色が濃くなります
ポット苗の銅葉ビオラのアップ
ビオラ・ラブラドリカの花が一輪咲いているのに気が付きアップしました
花期は11~5月で3月頃がピークのようです
菫色のひっそりした小さな花ですが、厳しい寒さに負けないで咲く様子は、凛とした強さがありました
銅葉ビオラは宿根性で、寒冷地でも地上部分が枯れても根は生き残っています
花を見ると、強さを感じ、わくわくして、来年につながる思いでいます
冬を迎えたシュウメイギク
早朝ウォーキングをしていると、知らなかった冬の植物の様子を改めて発見できます
発見と云うとオーバーかもしれませんね
物知らぬ私の独りよがりです・・・
この日の発見は、シュウメイギクの冬支度です
シュウメイギク(=秋明菊)は、キンポウゲ科イチリンソウ属植物の一種で、「キク」と付いていますが、「キク」の仲間ではなくアネモネの仲間です
名前の由来は、花がキクの花に似ていて、秋に咲くので「秋明」とされたようです
中国から古い時代に入ってきた帰化植物で、古くから園芸植物として各地で栽培されてきており、「秋明菊」の名以外に、「秋牡丹」、「しめ菊」、「紫衣菊」、「加賀菊」、「越前菊」、「貴船菊」、「唐菊」、「高麗菊」、「秋芍薬」などの多様な別名で呼ばれています
耐寒性多年草で、開花期は秋(➝8~11月)、高く伸びた花茎の上に大柄な花をつけます
葉は根元に集中(=根性葉)していて、花の周りには比較的小さな葉だけがつくだけなので、草姿がすっきりしています・・・ちょっと物足りない感じもなくはありませんが・・・
草丈は50cm~1mほどで、花は多数の赤紫色の花弁状の萼片(=花被片)をつけています・・・本物の花弁はありません
このように萼片はあっても花冠が無い花のことを、「単花被花(monochlamydeous flower)」と言うそうです
冬を迎えたシュウメイギクの姿 (どこかのお宅の菜園の片隅に植えられていました)
根性葉(地際の葉)は、まだ残っています・・・( 上 画像;向かって左下 )
根生葉は数枚で、長さ6cm前後、幅も6cm前後の三角形状で、3小葉からなり3浅裂するものから3中裂するものまでいろいろあります
花のあと実ができて、そこから綿毛が出てきます
萼片が散った後に球状の花芯が残り、熟して割れると真っ白な綿毛が現れます
綿毛の中には、胡麻粒のような種子が多数あり、風に乗って散布されます
綿毛のアップです ( 種は見えませんが、どうしたのかな!? )
シュウメイギクの花言葉は、「 忍耐 」、「 淡い思い 」、「 薄れゆく愛 」、「 利益 」、「 多感なとき 」、「 耐え忍ぶ恋 」 です
花が終わっても、明日への生命を真っ白い綿でくるんで、自然の厳しい冬をしのいでいます
早朝に水鳥が一杯見れました・・・
随分寒くなってきました
早朝ウォーキングを復活してまだ3週間ほどですが、ようやく毎朝歩けるようになりました
でも夜明けの遅さと、朝の寒さでいつ挫折するか自信がありませんが、何とか頑張ってみようと、力を抜いて毎日続けてみます
歩いていて気付いたのですが、今年の冬は昨年の冬よりも、水鳥の種類も数も増えているように見られます
画像にはうまく撮れないので言葉だけなのですが、見かけた水鳥を上げますと、「アオサギ」、「チュウサギ」、「オオサギ」、「カワウ」、「カルガモ」、「カワセミ」等々、水鳥ではないけど、「ハクセキレイ」も見られます
寒さましたら、「マガモ」や「カイツブリ」もやってくるでしょう
数年前にはこんなに多くの鳥は見れなかったのですが、川の環境がよくなったのでしょうね!?
これで投げ込まれるごみが無くなったら、どんなにか憩いの場になるのでしょうけどね!!
水鳥たちの憩いの場・・・向かって右上に「カワウ」もいるのが分かりますか!?
場所が変わって、橋桁の近くで、サギ君達集合です
先だって小魚がいるのが見えましたが、もしかしたら朝餉の為に集まってきたのでしょうか
「カルガモ」と「アオサギ」・・・朝日がだんだん川面を照らし出してきています
早朝ウォーキングを楽しみに頑張ります
群馬・高崎・新町宿にある「諏訪神社」の鳥居を見てきました
先だって(今月初めですが)、群馬・高崎の新町に行って来ました
旧中山道の宿場町だった新町(旧笛木村、落合村が合併)には、結構史跡があっちこっちに見られます
その一つ、藤岡大胡線を大胡方面に向かい、新町郵便局付近を右折した新町五区(旧笛木村中心街かなとも思えます)に「諏訪神社」があります
新町宿の「諏訪神社」の創建は不明のようですが、笛木村の鎮守として笛木村本屋敷(現新町駅周辺)に奉られていた諏訪神社が、1708(宝永5)年遷座され、現在地に祀られたものだそうです・・・御祭神は、「建御名方命」です
旧街道から、30mほど参道を入ったところに「諏訪神社」はありました ・・・参道から入って
鳥居を潜って境内は、晩秋一杯でした
本殿、拝殿の概容・・・本殿、三方には楠正成・正行、新田義貞、児島高徳の勇壮で精緻な武者絵が彫刻されていたようですが、今度気をつけて見てみよう
鳥居奥:拝殿 ・・・狛犬が迎えてくれます
「諏訪神社」の石製鳥居は二度にわたって氏子の浄財によって建て替えられています…現鳥居は三度目の鳥居ですが、古色一杯です
二基とも高崎市の指定重要文化財として、神社の北裏に半分埋め込まれ保存されています
1基は元禄15(1702)年の銘のある古い鳥居で、もう1基は享保16(1731)年に建造されたものです
ともに明神鳥居の特色である笠木の曲線が美しく、江戸時代前期の石製鳥居の形態をいろよく残しているといわれています
二基の鳥居
新町時代の指定文化財の看板
黄葉・紅葉に埋まる感じの鳥居は、格好良く見えました
ミツマタの冬越し
紅葉も大分終わって、どの木々も冬支度が始まっています
木によっては、すっかり冬越し体制です
早朝ウォーキングをしていて、明るくなってきた陽の光を浴びたミツマタの樹を見つけました
陽光の中のミツマタの樹 ・・・この日は霜が珍しく降りていない日でした
ミツマタは中国原産で、冬に葉を落とす落葉性の低木です
ミツマタの名は枝が三つ叉に分かれるところからつけられたそうですが、画像の各枝をみれば、まさに見た目そのままで納得しやすい名前でしょう
ミツマタは、寒さの残る早春に、春の訪れを待ちかねたように咲くので、万葉歌人の頃は「さきさく(先咲く)」と呼んだそうです
よく知られる歌ですが
春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後にもあはむ な(莫)こ(恋)ひそ吾妹(わぎも) [ 柿本人麻呂 ]
ミツマタの樹高は1m~2mでよく枝分かれし、まるい樹形になります
秋に枝の先端に花芽を作り、早春に小さな花を半球状にまとまって咲かせて芳香を放っています
花は下向きに咲き、丸い手まりのように咲く黄色い花は、緑の少ない早春の林の中で目を引きます
花びらに見える部分は筒状の萼で、実際は花びらをもちません
色は外側が白で内側が黄色になります
開花時期はまだ葉っぱが出ておらず、花が葉っぱで隠れることがないので樹全体が色づいたようになり、群生したミツマタはとても綺麗です
冬越しの始まったミツマタ・・・首を垂れて、寒さを耐えるのですね
今年は暖かいのでしょうか!?
花芽は大きくなり、葉はまだ残っています
アップして花芽を覗いてみました
柔らかな産毛状の毛でスッポリ覆われています ・・・
ミツマタの花言葉は、「 肉親の絆 」 です
黄葉&紅葉のメカニズムをちょっと勉強しました
紅葉・黄葉はもうすっかり群馬の辺では終わりになってきました
周囲の山々は雪景色です
昨日は全国高校駅伝がテレビで放送されていました
舞台は京都です
秋日和、黄葉のまだ残ったイチョウ並木の中を女子高生が走っていきました
群馬の常盤女子高が優勝候補の一角だったようですが、 果たしてどうでしょう・・・残念ながら3位でした・来年に期待ですね
黄葉&紅葉は、京都を過ぎ目下南下中のようです
先だってまだ紅葉&黄葉が盛んな時、群馬のあっちこっちの紅葉・黄葉をパチリして来ました
群馬・高崎の植物園の紅葉&黄葉散策路です
近所のお寺の境内です ・・・イチョウの黄葉に混じって、サクラの紅葉葉が入り混じっています
寺の鐘楼の下は、銀杏の黄葉で敷き詰められていました
冬が近づくと植物は、葉を落とすための準備として葉と枝の境に離層を形成し、この離層によって、葉の中で光合成によって作られた糖分は枝の方に移送されるのが妨げられ、葉の中に残ります
葉緑体の中には、緑の色素「クロロフィル」と、黄色の色素「カロチノイド」が含まれています
「クロロフィル」の量は「カロチノイド」に比べて8倍とはるかに多いため、春夏は緑の葉に見えています
秋になると、葉の中の色素の「クロロフィル」が分解されると緑色が消え、隠された「カロチノイド」の黄色が表にでてくるため葉は黄色くなります
葉に残っていた糖分は、「アントシアン(アントシアニン)」という赤い色素が形成され、この過程でいろいろな紅葉・黄葉になります
尚、褐色になる(=褐葉)場合も赤色と同じ仕組みで、「フロバフェン」という色素ができるためです
真っ赤になった“モミジ“です
植物の種類により、紅葉・黄葉のなり方は異なっており、変化の過程の中で、緑から赤紫、赤、橙、黄、褐色というように様々な色が形成されます
紅葉がより美しくなる条件としては、1.夜間の急激な冷え込み、2.大気の乾燥による地中水分の減少、3.直射日光(紫外線)の強さと言われています
これらの条件が揃うことにより、紅葉の過程、つまり、離層の形成、糖分の蓄積、葉緑素の分解などがより強力に促進されるとみられています
空気が澄み、昼と夜の寒暖差が大きいところでは色がより鮮やかになるといえます
〝モミジ″と″銀杏″の降り積もった散策路・・・高崎植物園にて
紅葉・黄葉の違いは植生条件(気候条件、地理的条件、山の北斜面南斜面など)によると考えられています
山の北斜面では、南斜面に比べて、赤でも淡い色の赤を見ることが出来ますが、これは直射日光(紫外線)の当たり方の違いによるものと考えられています
このように同じ種類の植物でも生育条件差やまた個体差などの違いなどから赤、橙、黄色などが形成されると考えられます
なお、葉緑素が残って光合成で赤くなる場合は、最初緑から紫色に代わり、葉緑素が抜けて行ってやがて真っ赤になることもあります
イチョウなどの黄葉は、葉に含まれている「カロチノイド」色素によって起こります
イチョウの黄葉
イチョウの黄葉 ・・・ギンナンがいっぱいなっていましたから、雌木と思われます
イチョウはなぜ黄葉だけで、紅葉しないのでしょう
紅葉は、葉で作られた糖分が葉に残って、それがアントシアンに変化して赤くなるのですが、イチョウの場合、葉で作られた糖分が幹の方に吸収されてしまい、葉に「カロチノイド」だけが残り、黄葉します
なお、クヌギやケヤキなどの褐色は「タンニン」の働きによってなります
衆議院選挙で、与党大勝に思う
先だって衆議院選挙があり、与党が大勝しました
この不安感は何でしょう!?
私も与党に入れたけど
なんだろうこの不安感
この選挙は戦後最低の投票率だったそうだ・・・投票率は52.66%だって
有権者は1億396万2,784人だそうだから、投票しなかった人は約4,922万人となるが、この数字ってどういうことを意味しているのだろう
一口にいうと、政治に無関心というかあきらめている人が多いと云う事なんだろうか!?
いやよく言えば、アベノミクスに期待なんだろうか!?
囲碁や将棋の名人は勝負の時は、勝ちよりもいい勝負をしたい、もっと高みを目指すための戦いをしたいと常に心がけていると聞いたことがあります
経済・外交とも難問の多い時期に火中の栗を拾うかの様に、安倍政権が発足し、「アベノミクス」なる経済政策を打ち出し、これからいよいよ成長戦略で踏み出そうとしているのだけど、実経済は消費税アップでちょっと停滞気味です
安倍さん自信をつけるため、勝つことは分かっていた勝負を仕掛け、自分を奮い立たせる勝負をしたのでしょう
今選挙の必要性があるのかな!?・安倍さんの自信付けにお手伝いの訳だったのかな
それにしても、この選挙で分かったことは、野党のだらしなさ、そして議員さんの普段の言動がいくつかはっきり篩分け選択されていましたね
私流に選択すれば、野党のだらしなさは海江田さんの落選に見られる民主党のふがいなさはがっかりです
「アベノミクス」の失敗をあげつらうのではなく、アベノミクスに代る経済戦略や、消費税を上げるのは仕方ないなら、その使い方をどうするかの具体案を打ち出すとか、外交にしても防衛問題と関連して具体案を出せないのだろうか!?
因みに共産党の躍進は、極端なのでついてはいけないけど、ポイントはついており、共感をよんだ結果ではないだろうか
消費税は上がって欲しくはないけど、世の中の人の大方が納得したのは、社会保障をしっかり充実させて欲しいからだから、そのためには仕方ないと思ったからです
社会保障充実をするためには、経済の上昇が必須条件なのもわかっています
やり方を間違えないように野党の皆さんしっかり眼を光らせて、剛速球を投げて欲しいものです
相手のミスやポカを見つけて喜ぶのではなく、代案を早く作って、日本に生まれてよかったと思う社会を作って欲しいです
ついでに、渡辺喜美氏の落選、石原慎太郎氏の落選、管さんの比例区での滑り込み当選、等々は結果判断だけどしっかり投票者は見ているようですね
安倍さん!! 勝負は勝ったけど、国際社会では投票率の低さが気になっていますよ
驕るなかれ、襟を正しながら、国際的にも範を示せる「アベノミクス」の成功になるように願っています
成功とは、犠牲を強いるだけでなく全ての国民が安心安定の暮らしができる国にすることですよ
ドライになったフジバカマ・・・早朝ウォーキング再開してます
寒波襲来です
北海道は960パスカルの低気圧で台風のような風と共に雪が降っているそうです
今年の冬は暖冬の筈ではなかったのでしょうか
先だってより(11月末~)早朝歩きを再開しました
半年間ほど歩きに変えて、朝畑作業(草取り、策切りなど)をしようと切り替えて以来、習慣は切り替わってしまいました
でもちゃんと、畑をしていたのは夏の内だけで、いつの間にか天候にかこつけて、畑往きをやめていました
途端に運動不足で、メタボ復活です
メタボ監視のクリニックからちゃんと対策どおりしているかチェックが入りました
恥ずかしいので再開したのですが、寒くし、夜明けの暗さもあって起きるのに一苦労です
私の決めたウォーキングの一つで最も短い距離から始めています
久しぶりに歩いたコースでは、麦が芽出しし、フジバカマがドライになって咲いていました
麦畑の端で咲くフジバカマ・・・目いっぱいにドライ花です
フジバカマ(藤袴)は、キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物で秋の七草の1つです
原産は中国ともいわれるが、万葉の昔から日本人に親しまれてきました
開花時期は、10月初め~11月末ごろまでですが、種が風で飛ばないと画像のような姿で冬の花のように咲いたままでいます
花はうすい藤色の混じったピンク色で、花弁の形が袴の様になっていることから、フジバカマ(藤袴)の名が付きました
フジバカマは生草のままでは無香ですが、乾燥するとその茎や葉に含有されている、クマリン配糖体が加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じ、桜餅の葉のような芳香がします
この香りを好んだ平安時代の女性は、フジバカマを干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗ったそうです
こんな歌を見つけました
「 藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風 」 ( 金槐和歌集 源実朝 )
ドライフジバカマのアップです
木曽街道・新町宿の大イチョウを見てきました
今月初め、群馬高崎・新町(しんまち)に行って来ました
「新町」は、群馬県多野郡にあった町で、現在は高崎市の一部になっています
地形は烏川、神流川の氾濫原にあり、かっては洪水の多いところだったと云えそうです
1640年代加賀藩前田氏により、当地を通る街道(加賀街道)が開かれ、後に中山道(木曽街道)となって、1651年街道の中で最も遅い宿場・新町宿がおかれ栄えたそうです ・・・(1654年加賀街道が中山道となりました)
「新町宿」は、中山道六十九次(木曽街道六十九次)のうち江戸から数えて11番目の宿場です
歌川広重による(木曽街道六十九次・新町宿)浮世絵 ・・・ネットから拝借しました
多野郡新町であった時は、面積3.74km²で群馬県内最小自治体だったそうです
隣接地は藤岡市ですが、2006年高崎市との合併成立で飛び地の自治体になっています
新町が高崎に合併となって、今まで新町にあった文化資産が高崎市の文化資産となり、看板が建て替えられたりしています
新町には、以前から「浄泉寺の大イチョウ」が天然記念物としてありました
1574年浄泉寺は開山されたと縁起はあるそうです
1582年本能寺の変が起こり、織田信長の配下滝川一益は北条氏と「新町」横を流れる神流川で合戦をしていますから、歴史的には随分古いお寺と云えます
大イチョウの黄葉が見事なので、今年も見に行ってきました
イチョウ(銀杏)の樹は、中国が原産の樹高20~30mにもなる落葉高木です
樹木としてはとても長寿で、各地に幹周が10mを越えるような巨木が点在しているようです
高崎市指定文化財 「浄泉寺大イチョウ」 指定年月日:昭和55年1月10日
建て替えられた案内板
幹を覆い尽くすほどの黄葉です
樹高約25m、 幹回り約5.2m、 樹齢約400年とありました
これからいうと、植えられたのは1600年代だと考えられますが、と云う事は「新町宿」と共に育ってきた樹木と云えます
イチョウの葉は、落葉前鮮やかな黄色に黄葉します
黄葉樹の代表樹と云えます
並木道などが各地にあり、その地では風物になっています
植物分類上は奇異な位置で、たとえば広葉樹、針葉樹で区分すると、特殊な針葉樹に入るそうです
イチョウは雌雄異株で、北半球の温帯では 、4 ~5月に新芽が伸び開花し、風媒花で、1km程度離れていても受粉が可能とされています
裸子植物なので、受粉様式は被子植物と異なり、受粉した花粉は、雌花の胚珠端部の花粉室に数ヶ月保持され、その間に胚珠は直径約2cm程度に肥大し、花粉内では数個の精子が作られます
9~10月頃、精子は放出され、花粉室から造卵器に泳いで入り、ここで受精が完了して胚珠は成熟を開始し、11月頃に種子に熟成します
被(果肉)は軟化しカルボン酸類特有の臭気を発します
足元にはイチョウの実があまり見つかりませんでした
雄なのでしょうか!?
それとも臭気があるので、毎日の掃除で片づけているのでしょうか!?
そんな事はともかく見事な黄葉が堪能できました
若いオリーブの果実をかむとものすごく痺れます
先だって、産直の花木コーナーで、オリーブの木に沢山の果実が生っているのを見つけました
オリーブは、モクセイ科の常緑高木で、中近東・地中海沿岸・北アフリカが原産と考えられています
葉が小さくて硬く、根は地面の比較的浅い位置に張っているので、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています
人類との関わりは非常に古く、クレタ島ではで紀元前3000年頃に栽培されていたと言われています
オリーブの枝は、ハトとともに平和の象徴とされています
これは、『旧約聖書』ノアの箱舟のくだりで
「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見たノアは、洪水が引き始めたことを知った」との一節に基づいているのだそうです
日本には1860年代に渡来(➝オリーブの実はスペイン国王から秀吉に一樽贈られた記録があるそうです)し、栽培は瀬戸内海の小豆島や岡山県、兵庫県で行われています
直径2cm位のオリーブ苗ですが、果実が沢山生っています
オリーブの葉は細く先が尖った楕円形をし、葉の表面は光沢のある濃緑で裏面はより銀白色を帯び、対生しています
この時期花は見れませんが、初夏にモクセイに似た白色~黄白色の4弁花の地味な花が咲きます
花は芳香をもち、花形は品種によって異なります
果実も球形やタマゴ形など品種によってことなります
最初は濃緑色で、次に黄緑色になり、10~11月頃完熟して黒紫色になります
但し、オリーブの実が生るためには、違品種を2種以上揃える必要があるそうです
熟したオリーブの果実です
果実の中には1コ(まれに2コ)のタネが入っています
果実には、オレウロペインという苦み成分が含まれており、若い果実は生のままでは渋くて食べられません(➝ 一口噛んだだけでも数時間、口の中が渋みでしびれた状態が続き、味覚も低下するそうです)
果実は塩漬けにして食用とされ、熟した果実はつぶしてオリーブ・オイルを採ります
塩漬けするには、渋抜きが重要です・・・緑色のオリーブ果実をそのままかじると、2時間は舌がしびれたままになりますから、用心です
熟したオリーブアップ・・・触ってみたら結構固いので熟しているかは???です
オリーブの 花言葉は、「 知恵 」、「 平和 」、「 勝利 」 です
タラノキって黄葉するんだ!?
山菜の王様と云われる タラノキが黄葉するのを初めて知りました
冬を迎えるタラノキは落葉してしまい、黄葉姿はないと思っていました
先月下旬、街なかにある荒れ地に沢山のタラノキが群落をなして生えているのを見つけました
この荒れ地は大分前に住んでいた人が、タラの芽でも採収しようと植えておいたのかもしれません
黄葉が始まったばかりなのでしょうか!?
緑と黄色が織り重なるように、優しい葉色で、埋まっていました
黄葉し始めたタラノキ
タラノキはウコギ科の落葉低木です
樹の高さは2~4m程度、あまり枝分かれせずにまっすぐに立ち、葉は先端だけに集中しています
樹皮には幹から垂直に伸びる棘が多くあります・・・見つけたタラノキは思ったほど、棘は少ないので、「雌(女)木」なのかもしれません
葉は奇数二回羽状複葉で、全長が50~100cmにも達する大きなもので、全体的に草質でつやはありません
葉柄は長さ15~30cmで基部が膨らんでいます
小葉は卵形~楕円形で長さ5~12cm・裏は白を帯び、葉の全体に毛が多くありますが、次第に少なくなり、柄と脈状に粗い毛が残るだけになります
夏に小さな白い花を複総状につける花序を一つの枝先に複数つけ、秋には黒い実がなります
葉柄も黄葉したタラノキ ・・・ 下の方から黄葉し、落葉するように見えましたが、何でかな!?
タラノキの葉は二回枝分れする2回羽状複葉という形態の葉で、樹木の葉としては、羽状複葉のタイプ葉では世界最大級の葉の大きさなんだそうです・・・世界最大だなんて本当でしょうか!?
ちなみに、分割していない単葉タイプの葉で最も大きいのはホオノキだといわれていますが、理由なくこちらは納得しています
タラノキの黄葉をみながら、ふと今まで黄葉を見なかったのは、タラノキが雄の木だけだったのかもしれないと思いました
とにかく私の知るタラノキは、黄葉せずに落葉し、場合によっては枯れていましたから・・・
落葉したら、低い位置で切り戻し、越冬させます
株もとを覗きこみ、黄葉を味わいました
黄葉が終わり、冬芽がでて、来春新芽が出たら、こんなに一杯のタラの芽どうするのだろう
よそのお宅のタラの芽だけど、山菜好きの私には気になりました
メタセコイアの黄葉・・・球果を見つけました
最近メタセコイア(➝別名:曙杉、イチイヒノキとも云います)をあちこちでよく見かけます
メタセコイアはヒノキ科(またはスギ科)メタセコイア属の針葉樹で、1属1種です
メタセコイアの化石が、1939年に日本の関西地方の第三紀層で、常緑種の「セコイア」に似た落葉種の植物遺体(化石の1種)として発見されました
発見者は、「セコイア」に「のちの、変わった」という意味の接頭語である「メタ」をつけてメタセコイアと命名し、1941年に学会へ発表されているようです
この時は絶滅種の樹木として考えられていたようですが、数年後の1945年に中国四川省磨刀渓村(現在は湖北省利川市)の「水杉(スイサ)」が同種樹木として現存することが確認され、「生きている化石」と呼ばれるようになっています
1950年頃から、種子からの実生が、日本の各地に配られ、公園や街路樹として植栽されたようです
各地で見られるメタセコイアの巨木は、この時のものが多いようです
メタセコイアは、樹高が20~30m、直径50cm~1.5mほどにもなる落葉高木です
樹冠は円錐形になり、とてもスタイルの良い樹木で、樹皮は赤褐色で縦に粗く裂けてはがれ落ちます
若枝は赤みを帯びた緑色で、無毛、のちに褐色~灰褐色になります
黄葉したメタセコイア
メタセコイアの葉は側枝に、モミやネズに似て線のように細長く、長さは約3 cm、幅は1~2 mm程度で、羽状複葉のように対生しています
秋に赤茶色に黄葉した後、側枝ごと落葉し、冬には綺麗な三角錐の樹形を見ることができます
冬芽は長さ2~4mmの卵形、芽鱗が12~16個あり、葉痕は微小です
新緑の緑も、秋の黄葉も明るく綺麗で、街路樹に好まれ、メタセコイアの並木が名所のところがあるようです
花期は2~3月です
雄花は枝先に総状花序、あるいは円錐花序となって垂れ下がり、雌花は緑色、短枝の先に1個ずつつきます
メタセコイアの黄葉 ( 穂状に垂れ下った雄花が沢山見られます。 雌雄同株だから、雌花もあるはずだが、どれかは分からない )
球果は直径約1.5cmのやや長い球形をしています
果柄は長さ約2cmほどで、10~11月に熟します
果鱗が開いて種子をだしたあと、多くは落下しますが、そのまま枝に残っているものもあります
種子は果鱗に5~9個つき、長さ4~5mmの倒卵形で、広い翼があり、秋から冬にかけて無数の種が地表に落ちます
メタセコイアの球果 ( 数個しか見当たらないから、とても貴重に思えました )
メタセコイアに花言葉があるなんて思ってもいなかったが、ありました
メタセコイア「生きた化石」の 花言葉は、「 平和 」、「 楽しい思い出 」 です
八重咲コスモスの花が、咲いていました
12月に入ったら途端に寒くなりました
寒波襲来で、日本海側だけでなく、四国の各県に大雪が降りました
徳島では急な大雪の為、幾つかの村が孤立し、停電で寒さの為亡くなった方が幾人かおられるようです
最近はIP電話の為、停電になると電話が通じず、携帯を持っても圏外であったり、電池切れであったりと、科学の力は相変わらず自然に対しては無力だなと感じます
それにしても、なぜ今までそんな大雪のなかった地で、今の時期に豪雪となるのでしょう!?
そんな同じ時期、群馬は寒かったけど、晴れた日が続いていました
随分と天候変化が大きいなと今更びっくりしています
もう冬到来なんでしょうね
でも、先日行った「ボタニックガーデン」では、コスモスが咲いているのを見つけました
コスモスは、「秋桜」と書くように、秋の花です
コロンブスのアメリカ大陸発見後、スペイン人がメキシコの高原に咲くコスモスを見つけて持ち帰り、マドリッドの植物園長がギリシャ語の(コスモス・Kosmos)(➝「秩序」、「調和」、「美」などの意味)と命名したそうです
コスモスは短日植物で、花は本来一重咲き・ピンク、白、赤などの花色ですが、品種改良が進み、多くの新品種が生まれてきています
開花期は、7月~11月ですが、早生品種(➝6月には咲く)も生まれ、花も舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種が作り出されています
ジョイフルガーデンの一画で咲く色とりどりのコスモス
コスモスは日本には江戸時代末期に種子が伝わったのだそうです
しかし広まったのは、明治9年(1876)、美術学校の教師として来日した芸術家ラグーザがイタリアから種子を持参してきたことから以降といわれ、明治末期には全国に普及、各地で栽培されるようになったのだそうです
赤白の混じりや、八重咲のコスモスがありました
コスモスの花は、名前から「愛や人生がもたらす喜びを意味する」花だとされています
コスモスの花の群落を見ると、心和むのはそのせいでしょうか!?
年を重ねるごとに、「大切な想いがふえてゆくように誰もが心の中にコスモス畑を持っている」と誰かが言っていましたが、驕ることなく、自然に謙虚に生きていこうと思います
八重咲のコスモスは、初めてみました
これがコスモスの花かとびっくりです
下の画像の八重咲は、「ダブルクリック」という名前らしいのですが、何とも変わった名前です
真っ白な「八重咲サザンカ」の花を思いだしました
コスモスの 花言葉は、「 純潔 」、「 愛情 」、「 乙女の真心 」 です
真っ白な八重咲コスモス・ダブルクリックは、上の花言葉がぴったり来ました
来年徳島の孤立村に、コスモスの花畑が咲くのを祈っています
アカカシワが紅葉してました
先だって、群馬・新田にあるジョイフル本田・ボタニックガーデン に行った折、園内の「ウッドランド&レイク」の片隅で紅葉したカシワの樹を見つけました
カシワ(柏、槲)は、ブナ目ブナ科の落葉中高木で、北海道から九州までの温帯から暖帯にかけて生育し、火山地帯や海岸などに群落が見られます
葉は大きく、縁に沿って丸く大きな鋸歯があるのが特徴で、ドングリはクヌギに似て丸く、殻斗は先がとがって反り返る包が密生します
秋に枯れた葉が春までついたまま、新芽が出るまでは落葉しないので、防風林として植栽される黒松に変わって寒冷地ではカラマツと共にカシワが多く冬季の暴風樹木として採用されています
「ボタニックガーデン」で見かけた赤くなった葉をつけたカシワは「これが、カシワ」と思うほど艶やかでした
樹木の名前が分からず、近くにいたガーデンの人に聞きましたら、アカガシワと云うのだと教えてくれました
カシワの仲間ですが、通常カシワは黄葉がほとんどなので、紅葉するのは珍しいカシワと云えます
アメリカでは紅葉する樹木が少ないので珍重されているようで、街路樹で紅葉していればさぞや見事でしょう
アカガシワの紅葉
アカガシワ(別名;レッドオーク、もしくはアメリカンオーク)は、北アメリカ原産のブナ科コナラ属の落葉高木で、高さ30mにもなりボストンでは公園樹・街路樹として植栽されているそうです
葉は、長楕円形で長さ20cmほど、ふちは羽状に深裂し、裂片の先端は尖った鋸歯になっています
葉の表面は光沢があり、見上げた葉の色は何とも綺麗でした
真紅に燃えるアカガシワを見上げてみました
アカカシワの花期は5~6月、葉腋から花序が出ます
雄花序は5~8cm、黄緑色の尾状が下垂し、雌花序は赤色で腋生します
果実は、花後翌年にドングリになり、長さ2.5cm位のやや大きめで殻斗は浅いです
アカガシワの樹皮は淡灰色で滑らかで、のちに深く縦割れします
足元に落ちていたアカガシワの葉をアップしました
地上を真っ赤に敷き詰めるように落ちていました
カシワの葉は、春頃までなかなか落葉しないのですが、アカカシワは別格なのでしょうか!?
今日はお休みです
久しぶりに伊香保で大会に行って来ます
先日から最近すぐ怠けるので、何もなくとも頑張ろうと思ったのですが、やはりダメですね
まあ気楽に目先を変えて、頑張ります
こんな句を作ってみました
『 ボケ防止 理由をつけて 刺激する 』 ダッペ
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