日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ヒナ草は名前も含めて、今の時期の花です
温かくなって、スーパーの花木コーナーは色々なガーデニング用の草花苗が沢山売られ始めています
花棚の端の方で、可愛い小さな花が咲いたポット鉢が並んで売られていました
挿してあった名札には、ヒナ草とありました
ヒナ草は北米大陸東部の砂質の土地にある、森林の開けた場所や湿った草原、岩の傾斜地に生えていた アカネ科の常緑多年草です
日本へは昭和時代の後期に園芸植物として渡来し、現在は逸脱し野生化しているそうです
花の名・ヒナ草は、花が小さくかわいらしいので、小さい、かわいいなどの意味の雛鳥の「ヒナ」を連想して名づけられたそうです
早春~6月頃まで、愛らしい花をたくさん咲かせます
花棚にびっしり並んで咲くヒナ草のポット苗
ポットの中でのヒナ草は、細い茎が密集して、全体が小さな塊のように見えます
地下茎のように地面を横に走る枝で広がり、クッション状に茂っていくのだそうです
草丈は15cm前後になり、葉は小さく、茎から1対ずつ出ています ・・・ 対生です
葉は1cmほどのへら状をしています
ヒナ草の咲いている様子をアップして見ました
ヒナ草の葉は冬でも緑なので、常磐薺(トキワナズナ)の別名があるそうです
花は花径1cm前後・こんもりした小さなへら状の葉の間から伸ばした花柄の先に、1個づつ上向きに株を覆うように咲きます
花色は白から青紫色で中央が黄色く、十字の形をしています
一見、花形はナズナの花に似ていますが、花弁がつながっており、細い筒状の花筒が下に続いています
ヒナ草の花の アップ !!です
まだ先ですが、空色の花弁と中心部の濃い黄色のコントラストが美しいヒナ草は、3月27日の誕生花です
名前からお雛様のイメージが重なってきます
ヒナ草の 花言葉は、「 寛大な愛 」 、「 会える幸せ 」 、「 甘い思い出 」 です
花弁は基部がつながって、細い筒状の花筒が4つに分かれたものです
「寛大な愛」は、十字架のように4枚の花弁に見えることからキリストの愛を連想したのでしょうか!?
小さな株はひ弱そうに見えても、雪も平気で冬を越し、暖かくなると、急速に分枝してどんどん花を咲かせます
花言葉・「会える幸せ」は春にまた咲きそろう花への喜びを感じさせてくれる花だと云うのでしょうか!?
フキタンポポが、咲き始めているのを見つけました
あっという間に1ヶ月が過ぎ、二月も1週間経ちそうです
時の経つのは実に早いと、歳をとるにしたがって思うようになりました
何事もなく過ごせるのが、幸せの証拠だと思いながら、何とも無為に過ごしているようで、考えてしまいます
何かするにしても、手の進みが遅くなりました
遅くなった分時間は十分あるのだから、何事もあせらず、じっくりいこうかなと最近考えています
先だってスーパーの花棚を覗いたら、芽を出しはじめたフキタンポポのポット苗が沢山並んで売られていました
フキタンポポ(蕗蒲公英)は、キク科フキタンポポ属の多年草で、中国~ヨーロッパが原産です
日本へは明治時代に渡来し、野生化しているようです
フキタンポポの名前は、花が蒲公英(タンポポ)に似ており、葉が蕗(フキ)に似ているというところからついたそうで、古くはカントウ(款冬)と呼ばれていたそうです
カントウは、冬に氷を叩き割って生えるという意味があるそうです
生えた感じが福寿草(フクジュソウ)に似ているので正月用に利用されているようです
葉は生薬で、「款冬花(かんとうか)」といい、鎮咳去痰作用があるそうです
フキタンポポのポット ・・・ 沢山咲いた名札が目立っています
冬季、フキタンポポは葉が枯れる頃に蕾の塊が見えてきます
根際から生える葉は蕗に似た腎臓形をし、茎にも数枚の葉が互い違いに生えます(互生)
芽出してきた葉裏には毛が生えて、春の柔らかさを教えてくれているようです
フキタンポポの芽出し ( ツボミが大きく膨らんできています )
フキタンポポの花期は1~3月 ・・・ 室内では12月頃には咲き出すようです
花棚のポットでは、幾つか咲き出しているものがあり、パチリ!!しました 下画像
花径3cmくらいで、蒲公英(タンポポ)よりも少し小さめです
花丈は5~10cmになります ・・・ 葉株丈は30cm内外になります
フキタンポポの花は、ちょいと見はタンポポそっくりですが、個性的な花姿をしているとも思えます
フキタンポポのつぼみの付きかたなどの芽出し状態は、フクジュソウ(福寿草)にもよく似ていると思えます
お正月の寄せ植えに人気のフクジュソウは価格が高めですので、近頃では育てやすいフキタンポポが、代役をつとめるようになってきたようです
但しフキタンポポは花の咲きだし後、葉が割りに早く出るので、正月用のフクジュソウに似せるために、葉っぱを切り取ってしまうので、多年草にかかわらず一シーズンで枯れる事が多いようです
フキタンポポの 花言葉は、 「 公平な裁き 」 です
野生の洋種フキタンポポは、フクジュソウと間違えてくれるなと主張しています
プリムラの花が今盛りです
どこの花屋さんを覗いても、一番眼につく花はプリムラです
寒さが厳しくなって花の少ない今の時期、可愛く明るい感じで咲くプリムラは気持ちに温かさを与えてくれます
プリムラはサクラソウ科の園芸植物で、厳冬期にも平然と咲く、寒さに強い宿根草です
プリムラの種類は大変豊富で、寒さに強く育てやすい「ポリアンサ」や「ジュリアン」、早春のコンテナガーデンや暖地の花壇に欠かせない「マラコイデス」、寒さにやや弱いが日光不足には強い「オブコニカ」などの品種群があるとされています
花は、晩秋から初夏まで咲き続けるので、早めにポット苗を購入すれば、長期間楽しめるガーデニング初心者でも育てやすい花として人気があります
先だって産直の花棚で、びっしりプリムラの鉢花がならんでいるのをパチリ!!してきました
花棚では単にプリムラとして名札がかけられていましたが、品種的にはプリムラ・ジュリアンのようでした
プリムラ一般は、冬から春(➝ 12月初旬~5月初旬)の花が少ない時期、赤、白、ピンク、紫、黄色など多彩な色彩の花を咲かせる草花です
産直内のプリムラ販売
プリムラ”の中で一番ポピュラーなのは、プリムラ・ジュリアンとプリムラ・ポリアンタです
ジュリアン、ポリアンタいずれも人の手で他の種同士を掛け合わせてできた園芸品種です
ポリアンタに他の種を掛け合わせてできたのがジュリアンなので性質や姿は互いに似ており、園芸ではこの2つをまとめて1グループとして扱うことが多いようです
花は浅く切れ込みの入った花びらはサクラのようで可愛らしいです
現在主流となっているのは、花茎が伸びずに葉のすぐ上でまとまって咲かせるアコーリス・タイプと云われるものが多いようです
花姿は放射状に出す丸みのある葉とその中心に咲く花のバランスがよく、コンパクトにまとまっているので、鉢植えや寄せ植えに広く利用されています
花の大きさは小輪で3cm、大輪では10cmを越すものもあります
毎年花を咲かせる多年草ですが、高温多湿に弱く、初夏以降に枯らしてしまう事も多いようです
プリムラの原種に近い「ポリアンタ」は、園芸品種として17世紀末にイギリスで作出されたものです
更に「ジュリアン」は、「ポリアンタ」にコーカサス原産のジュリアエ〔P. juliae〕を掛け合わせてできた品種で、日本で作出されたものだそうです
プリムラ・ジュリアンは、「ポリアンタ」に比べると小型で可憐な雰囲気が魅力的で、色数も豊富です
花びらがバラのように重なる八重咲き種もあります
花棚にあった各花色のプリムラをパチリ!!しましたので、見てください
プリムラの 花言葉は、「 青春のはじまりと悲しみ 」、「 青春の恋 」 です
多彩な花姿、色合いから品種によっていろいろな花言葉があります
プリムラ・ポリアンサの花言葉は、富貴、可憐、可憐な生き方、美の秘密、運命を開く、神秘な心、うぬぼれ、一目惚れ、陽気、上機嫌
プリムラ・ジュリアの花言葉は、永続する愛情、青春の喜びと悲しみ、若き日の躍動と輝き、運命を開く、快活、可憐、美の秘密、
あまりに沢山あるので、有難みが薄れます
寒さに耐えて、明るく可愛く咲くプリムラですから、好きな花言葉を思えばいいのでしょう
カラタチバナの紅い実が生ってました・・・別名をヒャクリョウといいます
スーパーの花棚で見つけたポット鉢植えのカラタチバナ を紹介します
紅い美しい実が沢山ついて、花棚で目立っていました
カラタチバナ(唐橘)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木で、マンリョウ(万両)に似た実を生らすので、別名でヒャクリョウ(百両)とも呼ばれます
通常常緑樹林内に生え、丈は20~70cm・あまり枝分かれはしません
和名のカラタチバナの由来は、花がカラタチの花に似ていることからきているそうです
古典園芸植物の1つで江戸時代に改良が進み、100種もの品種が生み出されたといわれます
寛政年間には、売買価格が高騰して売買禁止令も出されたほど人気の植物だったそうです
紅く実を生らしたカラタチバナのポット鉢たち
カラタチバナの樹皮は茶褐色・若木の時は褐色をした粒状の微毛があります
葉は互生し、葉身は長さ8~20cm、巾1.5~4cmの披針形をしています
葉の表面は鮮緑色で光沢があり、縁には若干鋸歯があります
葉腋から4~7cmほどの花序を伸ばし、直径7~8mmの淡く黄色味を帯びた白花を10個近く咲かせます ・・・ 花期は、7月です
(花の)花冠は5つに深裂し、ガク片は反り返っています ・・・ 雄しべが5個、雌しべは1個
花後にできる実は、球形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)です
カラタチバナの核果 ・・・ 真っ赤に熟してきた実が輝いていました
カラタチバナの核果は直径6~7mmの球形で、9~11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで鳥たちに食べられなければ残っています
中の核は直径5~6mmの扁球形で鈍い5稜があります
園芸品種には実が白いものもあります
カラタチバナの 核果のアップ
カラタチバナの 花言葉は、 「 富 」、 「 財産 」、 「 鋭敏な 」 です
花言葉の「富」、「財産」は、百両単位の値で取引されたというほど高価な植物という意味でつけられた言葉かもしれません
花言葉の「鋭敏な」は、どこから来たのでしょうか!?
葉がシャープなので、縁起がいいのだけどどこか油断のできないイメージでも感じたのでしょうか!?
ウツギの実が沢山生ってました
先だって群馬・高崎にある植物園に行って来ました
久しぶりに園内を散策したところ、ウツギの木が沢山実をつけているのを見つけました
ウツギの木はユキノシタ科、 日本の山野でふつうに見られる落葉性の低木です
名前の由来は、枝の芯が空洞なので「空ろな木=空木」、もしくは旧暦の4月(卯月)頃に花を咲かせるので「卯木」となったとされています
別名のウノハナは、「ウツギの花」の略称です
ウツギの葉は、細長い卵形で先が尖り、向かい合って生え(対生)、葉の長さは、3~6cm、葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があります
枝先に円錐花序( ➝ 下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる )を出し、白い花を垂れ下げてつけます
花弁は5枚、雄しべが10本、花柱(雌しべ)は3~4本あります・・・雄しべの花糸には、狭い翼があります
開花時期は、5月下旬~6月初旬です
材質は硬く、腐りにくいので、昔から、木くぎや、神事のときの杵などに使われてきました
1年枝は褐色で、枝先に星状毛が残っています
枝の表皮は薄く、短冊状に剥がれます
冬芽は、芽燐が4列に並び、褐色で星状毛があります
生け垣風に植えられた ウツギの木 ( 黄葉が終わりつつあります。 円錐花序には実が一杯なっています )
花後にできた直後の実は、緑白色をした球形のさく果( ➝ 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 )で、熟すと3っから4っに裂けます
一個一個の実の形は、真ん中から軸のようなものが突き出て、まるでコマのような面白い形をしています
葉や実を乾燥させたものには利尿効果があり、生薬名を「溲疏(そうじょ)」と言います ★薬効★ 利尿、むくみ
果実の形は独楽(コマ)のようにも見えるし、蝋燭立のようにも見えます
ウツギの 花言葉は、「 謙虚 」、他には、「 古風 」、「 風情 」、「 秘密 」 です
卯の花を見ると、花言葉はよく分かります
ウツギの実にも、「風情」がありますね
万葉以来、卯の花の歌は沢山ありますが、ウツギの実の歌は見ていません
今度ゆっくり詠ってみようかな
ところで、雑記ですが・・・
「おから」を「卯の花」と呼ぶのはウツギから来ているのだそうです
これはウツギの白く咲く様子を見立て( ➝ いずれも白いので )、更には枝の芯が空洞で「おから」の「から」が「空っぽ」に通じるという言葉遊びをかねたと言われています
ローダンセマムの花が咲いていました
スーパーの花棚で、楚々とした風情で咲くローダンセマムがポット鉢植えで売られているのを見つけました
ローダンセマムは、北アメリカ原産のキク科の常緑多年草( ➝ 日本では夏の暑さに持たないので一年草扱いですが・・・)です
「 Rhodanthemum 」は学名で、ギリシャ語で「バラ」の意味 “Rhodon” と、「花」の意味 “Anthemon” という言葉が語源になっているそうです
ローダンセマムの背丈は30cm(花茎20~25cm)ほど、葉色はややシルバーグリーンでなんかとてもシックな姿にみえます
ローダンセマムの花姿 ・・・ 初冬の中で今年は温かいのか綺麗に咲いていました
ローダンセマムの花期は、3~5月です
今頃咲くと云うのは、別種なのでしょうか!?
それとも今年は暖冬だという証拠なのかな
花色は通常白( ➝ ピンク色もあります)、花径は3~4cm程度、中心部は金茶色でぷっくり膨らんでいます
切れ込みの深く入ったシルバーグリーンリーフが全体の花姿によく似合っています
花はマーガレットによく似ていますが、マーガレットに比べると低温に強く、-10℃程度まで枯れずに戸外で育てる事が出来ます
しかし、高温には弱いため、庭植えする場合には水はけのよい場所が適しているようです
ローダンセマムの花 アップ ローダンセマムの花 アップ
ローダンセマムの 花言葉は、 「 永遠の愛 」、 「 気丈に 」、 「 誠実 」 です
爽やか色のブルーデージの花は、澄み切った空気に似合っています
晩秋かな!?、それとも初冬というべきかな!?
空気が澄んできました
青空がとても青く見えました
花屋さんの花棚には、キクに似たすっきりとした青色の花が咲いていました
中心の部分が黄色くなり、花びらとのコントラストもはっきりし涼しさを呼び寄せるような感じです
名前にはデージーとありますが、キク科ルリヒナギク属で、デージーとは属が違います
毎年花を咲かせる多年草で、最近では斑入り種も多く出回ってきています
単品でも楽しめるほか、寄せ植え素材としても重宝されている植物です
花棚で咲きそろったブルーデージ
ブルーデージーは南アフリカのケープ地方原産の多年草で、18世紀中頃にヨーロッパに伝わりました
性質はきわめて強健で寒さにも強く、南関東以西の霜の当たらないところでは戸外でも越冬し、乾燥地では草丈数センチでも花を咲かせるそうです
一年草タイプと、多年草タイプがあります
ブルーデージの花 アップ
いずれも高温多湿を嫌い、曇りの日や夜は、花弁が外向きに巻いてしまいますが、日が照ると再びきれいに開きます
葉は披針形で、厚みがあり艶があります
開花期は、3~6月と9~10月の年2回、
花の姿から瑠璃雛菊(ルリヒナギク)の別名があります
ブルーデージ の花 アップ
ブルーデージの 花言葉は、「 恵まれている 」、「 純粋 」、 「 幸福 」、「 かわいいあなた 」 です
朱色の情熱的色のサンブリテニア・スカーレットの花
花が少ないこの時期・朱色の鮮やかな花が花屋さんの店頭でポット鉢で売られていました
サンブリテニアというゴマノハグサ科ジャメスブリテニア属の非耐寒性多年草/1年草です
南アフリカ原産のジャメスブリタニアの園芸品種で、ジャメスブリタニアよりは花径が大きく(➝といっても花径は3cm程と小さい)、耐暑性に優れています
花壇に似せて造られた木鉢に植えられたサンブリテニア
花色が実に艶やかで、目に焼き付いてきます
春に植え付けると、直射日光による暑さに負けない頑健さで、秋まで開花します・・・花期は、晩春~中秋
サンブリテニアはジャメスブリテニアの新品種で、2011年より市場流通してきた花だそうですから、今後春から夏、秋に掛けてのガーデニング材として人気が出ると思われます
尚ジャメスブリテニアの名は、ギリスの植物研究者の名前だそうです
草丈は20~40cm・葉は低く横に茂ります
茎葉には毛があり、葉形は長楕円形の羽状で深い切込みがあります
花は漏斗状で花弁は5深裂し、中央が黄色味を帯びています
外の日当たりの良い場所で水をたっぷり与えると、10月過ぎまで花が咲きます ・・・ 日当たりがいいせいか、花屋さんの棚では12月に入ったけどまだまだ元気に咲いていました
しかし 霜に弱いので日本では多年草というより1年草として扱われます
花色がとても鮮やかで、花も永く楽しめるので、花壇での寄せ植えや鉢植え、ハンギングなどに幅広く楽しめそうです
サンブリテニア の花アップ サンブリテニア の花アップ
サンブリテニアの 花言葉は、 「 純愛 」、 「 小さな強さ 」、 「 秘められた情熱 」、 「 印象的 」 です
皇帝ダリアの花が今盛りです
あっちこっちで最近樹木の様に大きな花姿のダリアが花を咲かせているのをよく見かけます
とても大柄なので、その存在は際立って見えます
このダリアは、皇帝ダリアといいます
ダリア属の植物は、メキシコから中米に27種が分布しており、中で茎が木質化するツリーダリア(木立ダリア)と呼ばれる3種があります
そんな中でも、皇帝ダリアは、特に茎が太くなり草丈( ➝ 3~6m)が高くなるダリアです
数年前までは、まだ珍しくめったに見られなかったのですが、最近は随分普及して、身近で見られるようになりました
皇帝ダリアは、日が短くならないと花芽ができないので、開花期が遅く11月中旬頃から咲き出します
但し霜に弱いので、花は12月中旬くらいまでが盛りと云えます
花を早めに咲かせるため、街灯や電灯があると日が長いと感じさせるので、注意が必要です
私立の洋風ガーデンの中で咲く皇帝ダリア ・・・ 背後には、桜の紅葉がまだ残っていました
見上げるような高さの皇帝ダリアです
花はピンク色の一重で、晩秋~初冬の頃、直径約20cmの大輪の花を茎の頂上につけ、空にそびえて立つ咲き振りは圧巻といえます
但しあまりに背が高くなると、幹の太さだけでは倒れたり折れたりするので、丈夫な支柱が必要のようです
草丈をあまり高くしたくない場合は、何回か切り戻して高さを調整できるそうですから、樹木管理と同じですね
冬は地上部が枯れて越冬しますが、地下茎が凍らないように暖地向きに育てます
花後に節を2、3節ほど残して切っておくと、春になると新芽を伸ばし、晩秋までに草丈が数mとなり花を咲かせます
花後に切った穴の空いた枝を挿し木にする事もできるそうです
花が青空で、とても映えて見えます
花の少ない晩秋~初冬
見上げるような高い枝先に、何とも優しい感じの花が咲いていると、とても心が和みます
花びらの感じは弱々しく強い風が吹くと飛んで行ってしまいそうです
そんなところから、皇帝ダリアの花言葉はついたのかもしれません
皇帝ダリアの 花言葉は、 「 乙女の純潔 」、 「 乙女の真心 」 です
ハーブの仲間ラムズイアーの芽出し
近くにある造園屋さんを久しぶりに覗きに行って来ました
この造園屋さんにはモデルガーデンが大きく造られています
このガーデンはちょっとした洋風公園のような造りです
モデルガーデンなのですが、遊び心いっぱいのガーデンです
ガーデンの一角・桜の樹の下で、ラムズイヤーがびっしり植えられていました
ラムズイヤーは、シソ科イヌゴマ属の耐寒性多年草で、ハーブの一種です
和名では、ワタチョロギともいいます
若芽の見れるのがほとんどないこの時期に、若々しい感じの葉が茂っていました
芽出しはじめた ラムズイヤー ・・・ 桜の落ち葉をかき分けるように育っていました
ラムズイヤーは前記しましたが、西アジア原産の多年草で、草丈は20~90cmになります
名前の由来は、全草が柔らかい銀灰色の毛でおおわれ、葉が羊の耳(ラムズイヤー)に似ることからだそうです
葉は対生し、茎は這うように伸びて、株が広がります
5~7月に茎頂に穂状花序をだし、1cm程の淡紫色の唇形の花を多数つけます
全体が柔らかな線毛に覆われた独特のシルバーリーフには、ほのかな香りがあり、乾燥させてドライフラワーやポプリなどで利用されています
切り花を花束に、葉をポジー(小花束)の縁取りに加えると楽しめます
ラムズイヤーの葉面 葉面をアップしました
ラムズイヤーの 花言葉は、 「 あなたに従う 」 、「 誘惑 」 です
花言葉の意味合いは何故かわかりませんが、葉の柔らかさがとても心を和ませます
アルテルナンテラの葉の真紅がとってもきれいでした
先だって近くの花屋さんを覗いたら、真紅にも見える葉色のポット苗がびっしり並んで売られていました
挿された名札には、アルテルナンテラとありました
アルテルナンテラには、色々な品種があり、水草にもこの名の植物があるようです
ポットの植物は、正式名アルテルナンテラ・フィコイデア、流通名・アキランサス(この名は誤用らしいです)、学名ではテランセラといい、ブラジル原産のヒユ科多年草です
和名ではモヨウビユの名があるようですが、名の通り秋に赤や黄色に美しく葉が色づきます
やや寒さに弱いようでそのまま屋外での冬越しは寒地では難しいようです
彩りの綺麗さは樹木の紅葉とは違って、「草紅葉」として秋を彩る花壇として人気が出ているそうです
利用の仕方は、花壇の縁取りに用いたり、草丈が低く葉が密に茂る性質を利用して苗を密に広く植えて、花の絨毯(正確には葉ですが)を演出したりされるようです
背丈は10~20cm程度に収まり、寄せ植えにも用いやすいともされています
深紅色の葉色のアルテルナンテラ ・・・ 陽射しに映えて何とも綺麗でした
アルテルナンテラの名前は、「アルテルノ(交互につく)」と「アンテラ(葯-やく-)」からなり、「交互につく葯」という意味です
これは雄しべの付き方に由来しているそうです
花の開花期は9~10月だそうですが、ポット苗なので売り場では分かりませんでした
アルテルナンテラの 花言葉は、「 変身 」 、「 燃え上がった情熱 」 、「 熱するとさめる恋 」 だそうです
紅く色づいた葉の形が燃え上がるように見えたり、秋には燃え上がるような葉の鮮明さが、霜の降り出す頃は葉色がすっかり黒ずむことから言われた言葉のようです
ベニシタンに真っ赤な実がつきました
先週ですが、買い物ドライブで産直周りをした折、途中花木センターを見かけて立ち寄って来ました
庭木や盆栽が花木棚に沢山並んでいましたが、私の目を引いたのは、「ベニシタン」の果樹盆栽です
「ベニシタン」はバラ科シャリントウ属・ 中国原産で、昭和初期に渡来した小低木です
暖地では常緑ですが、寒地では落葉樹です
庭木や盆栽などとして栽培され、背丈が1m程しかなりません
枝は水平に地上を這うように伸びます
真っ赤な実をつけた「ベニシタン」の果樹盆栽
「ベニシタン」は、「紅紫檀(ベニシタン)」と漢字では書きます
中国名では、「平枝枸子」という漢字があてられるようです
「ベニシタン」の名の由来は、材の色素サンタリンが、羊毛を紅く染める染剤であり、さらに材が「紫檀(したん)」に見たてられたことからつけられたと云われています
「ベニシタン」の増やし方は容易で、実生や挿し木で増やすことができ、庭木、盆栽、鉢植え、茶花などに利用されています
枝は横に這うように長く伸長し、よく分岐し、濃緑の小葉は光沢があります
葉は革質で艶があり、幅の広い卵形をして、2列に互生しています
枝に沿って淡い紅色の花をつけますが、花は全開はしません
花は5~6月咲き、葉腋から咲く花は、淡紅色~白色の直径約6mmの5弁花です
花後にできる果実は球形で直径約5mm、秋に鮮紅色に熟して小枝に鈴なりにつき、中に淡褐色で扁平の種子が2個入っています
「 ベニシタン 」 の実物盆栽
「ベニシタン」は実物盆栽の中では、割りに造りやすい盆栽のようです
仕立て方は、自然樹形で単幹仕立て、多幹仕立てにするのがおおいようです
植える時期は、開花前の2~3月が適期ですが、晩秋の11月頃にもできるそうです
植え替え地は、水はけがよく、しかも保水性のある肥沃地が適地です
もし植える場所の土質が適していない場合は、砂質土に腐葉土を2割くらい混ぜ排水をよくしておけば大丈夫だそうです
耐寒性、耐暑性、耐潮性があるので、全国どこでも植栽することができると聞きました
剪定は、休眠期(2月)に枝をかなり切り詰めてもよく開花します
隔年結実の習性があり、今年に開花、結実の多かった枝からは、翌年ほとんど新梢の発生は見られなくなるそうです
ベニシタンの 花言葉は、「 統一 」、 「 安定 」 です
ウメモドキを漢字では、「梅擬」と書きます
昨日に続いて・・・産直の苗木売り場には、ウメモドキの植え木も売られていました
結構太くなった鉢植え用にもなる木で、紅い実が沢山ついていました
ウメモドキ(梅擬)とは、モチノキ科モチノキ属の落葉低木で、中国と日本の本州、四国、九州の広葉樹林内に分布しています
産直で売られていたウメモドキ ・・・ 鉢植えでもいいみたいな枝ぶりでした
ウメモドキの木の高さは2~3mになります
雌雄異株で、葉は互生し、長さ3~8cm、幅1.5~3cmの楕円形で、先端が尖り葉の縁は細かい鋸歯形状をし葉の裏に毛があるのが特徴の一つです
花は淡紫色で、5~7月ころが花期です
ウメモドキ”の花は、葉腋に雄花は多数、雌花は2~4個咲きます
花弁は4枚で、雄花には4本のおしべがあり、雌花にはめしべと一緒に小さなおしべが4本あります
果実は9月頃から赤く熟し、12月頃に落葉して、枝には実だけが残っています
庭木、鉢植、盆栽、活け花に使われ、鑑賞の対象は果実の鮮やかさが見事で花より果実と云えます
ウメモドキの 紅い実をアップしました
葉や枝ぶりが 梅に似ており、実のつき方も小さな梅の実のように見えることから、和名の「梅もどき」になったと云われています
晩秋から初冬にかけて赤い実がつきます
この実は発芽抑制物質を含んでおり、小鳥のおなかを通過して 発芽するしくみになっています
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には真っ赤に熟します
実色で品種が異なり、黄色や白のウメモドキもあります
ウメモドキの 鉢植え盆栽 ・・・ 見事な枝ぶりです
ウメモドキは11月8日の誕生花です ・・・ 花期からすると11月は似合いませんから、誕生果ですね
ウメモドキの 花言葉は、「 知恵 」、「 深い愛情 」、「 明朗 」 です
ニシキギは「錦木」と書くほど、紅葉の代表樹です
先だって産直の苗木売り場を覗きに行って来ました
並んだ苗木もすっかり秋の景色です
中でも真っ赤に紅葉したニシキギがとっても見事でした
ニシキギ(=錦木)とは、ニシキギ科ニシキギ属で日本、中国に自生しています
主に丘陵や山地の林内や林縁に生え、高さは1~3mになる落葉低木で、その紅葉の見事さは、モミジ、スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられています
ニシキギの名前の由来は、紅葉を錦に例え、紅葉の代表樹の意味を表したと思われます
産直花木コーナーで植え付けされたニシキギ
ニシキギの葉は対生で細かい鋸歯があり、枝葉は密に茂ります
若い枝では、表皮を突き破ってコルク質の2~4枚の翼(ヨク)が伸長します
初夏に、葉腋からはより短い柄の集散花序を出し、緑色で小さな4弁花が多数つきますが、あまり目立ちません
西日を避けた日当たりの良い場所に植えると、紅葉はより美しく映えます
栽培は容易で、生け垣にもよく植えられています
剪定は落葉中に行うのがよく、芽をよくつけ、強剪定にも耐えられるようです
コルク質の翼の枝にはあまり果実はつかないみたい びっしりと真っ赤な実をつけたニシキギ
ニシキギの果実は楕円形で、熟すと果皮が割れて、中から橙赤色の仮種皮に覆われた小さい種子1個が露出します
種子は3~4mmほどの大きさで、この果実を鳥が食べて、仮種皮を消化吸収したあと、種子を糞として排泄することで、種子散布が行われます
見た目はとても綺麗だけど、はたして美味しいのかな!?
鳥たちにとっては、綺麗さよりも美味しいのかもね
ニシキギの実 アップ ・・・ 自然の色とは言え、実に鮮やかな色合いです
ニシキギの花言葉は、「 深い愛情 」、「 あなたの定め 」、「 あなたの魅力を心に刻む 」、「 危険な遊び 」 です
ニシキギの木は、昔奥州では恋を申し込むのに使ったという伝説があります
伝説では、男が恋する女に逢おうとする場合、女性の家の戸口に夜ごとニシキギの花枝を1本ずつ立てて、女性の同意を待つのだそうです
同意は、ニシキギの枝を中に取り入れる事で分かるのだそうですが、取り入れてもらえないと、男は更に加え立てていきます
しかし加え立てる数は1000本が限りとされています
ニシキギの花の季節は限られた数か月、毎夜立てるとしても1000本立てるのは何年かかるのでしょう!?
何人もの男たちがもし立てるとしたら、貰った女性も誰のものかどうしてわかるのでしょう
パンジーが温室で沢山咲き出していました
秋が深まるにつれ、温室の中が整備され、色々な花苗の出荷が始まってきます
先日眼医者さんに視力測定に行って来ました
歳のせいか視力が落ちてメガネを変えなくてはいけないかもしれません
混んでおり、時間待ちをしながら退屈なので、隣接している温室を覗いてきました
広い温室の中一杯にびっしりとパンジーの花ポット苗が並んでいました
まもなく出荷になる花苗らしく、目まぐるしく手を動かして働く女性が生き生きして見えました
数えられそうもないほど沢山並んだパンジーの花苗
パンジーはスミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種で、スミレもしくはサンシキスミレから分化したものと考えられています
園芸上用いられる変種は1800年代より始まったと云われる膨大ともいえる交雑と交配の結果、今では世界中で著名となり、愛される花になったと云えそうです
パンジーという花名は、人の顔のような花がもの思いするように傾いて咲く様子から、「パンセ(思い・考え)」という意味のフランス語から名付けられたといわれています
日本には江戸時代末期にオランダから渡来し、花形が人の顔に似ていることから「人面草」、蝶が舞う姿にも似ていることから「遊蝶花」とよばれていました。
「パンジー」という名前は、これに似ている野生のスミレ属全体の花を指すときにも使われています
小型のパンジーをビオラということもあるが、学名の「ビオラ」からきた呼び名と云えるようで、区別の仕方は園芸種としては明確ではないようです
あえて言うと、花径5cm以上で華やかなものがパンジー、4cm以下で可愛いものがビオラと呼んでいるそうです
尚、パンジーとビオラの中間品種は、パノラというそうです
温室でのパンジー栽培は、ビクトリア時代に低コストな鉄が入手可能になったことから、温室が爆発的に普及し、その結果現在園芸家たちに知られている鮮やかな花栽培ができるようになったそうです ・・・ この理由は、ネットで書かれていたのですが、私には今一??でいます
ビクトリア朝時代は、1837~1901年・イギリスを統治していたビクトリア女王時代を指しており、イギリス史では産業革命による経済発展の絶頂期でした
鉄の産業が開花したと云えますが、温室に鉄材料をいかに使えたかというより、私には蒸気機関車が発展したように、石炭産業が伸び、温室ボイラーなどができたのではと思っています ・・・ どうでもいいか
現在の温室構造は、アルミサッシが主体です
温室内一杯に咲いた パンジーの花ポット
パンジーは交配が進み、黄金、オレンジ、赤、紫、青紫、白青、スミレ色、黒(濃青による)、複数色の混合など、多彩な色彩のものがあります
パンジーは非常に丈夫な植物で、降雪で株が雪に埋まっても、低温で凍結しても、株・茎・葉・花は損傷せず、雪や凍結が解けた後は植物の活動を再開します
パンジーは秋蒔きの一年草ですが、ライフサイクルの完結には足掛け2年を要します
1年目に青葉を茂らせて冬を越し、2年目に花実をつけた後に枯死します
開花期は10月~5月です
温室内で咲いていたパンジー各種をパチリしましたので見てください
パンジーには伝説が2話あるとネットで見つけました
伝説の1 : 天使のキス
ある日、天使が春の野に降り立ち、美しいスミレの花を見つけました。
そして、花にそっとささやきます。
「人々に、真の愛の心を伝えておくれ。私たちの面影をお前たちに移してあげるから」。
天使はそういったあと、花に三回キスをし、天国に戻っていきました。
それ以来、スミレの花が三色になったそうです。
伝説の2 : 香りが消えた
ドイツの言い伝えでは、遠い昔、パンジーにもニオイスミレと同じようにすばらしい香りがあったそうです。
しかし、その香りのためにあまりにも多くの人が花を摘みに来るので、パンジーは「私の香りをなくしてください」と神に祈ります。
そして、その香りが消えたといわれます
この他に、パンジーに関する話として・・・
ローマ神話の恋愛の神・キューピッドは、ビーナスの子です
男の子の姿をし、裸で背に小さな翼があり、手に弓を持っています
そのキューピッドが放った矢がはずれて、純白のスミレに当たってしまった時、スミレはその傷で三色のスミレになったそうです
シェークスピアの「真夏の夜の夢」の中に、この花の汁を目にたらすと、寝覚めて最初に見た男性を好きになるという話があります
これから、パンジーの花を身につけていると、異性の愛情が得られるといわれています
パンジーの花言葉は 『 もの思い 』、『 私を思って 』 です
色が多様なので色別に花言葉があります
紫色 は、 『 思慮深い 』
黄色 は、 『 つつましい幸せ 』、 『 田舎の喜び 』
白色 は、 『 温順 』
アプリコットは、『 天真爛漫 』
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