日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
「ひな祭り」の時期になってます
先だって、群馬・高崎の新町にある行在所公園に行って来ました
新町では、毎年春の風物詩となった「新町ひなまつり」が開催させています ・・・ 今年は第10回で、期間は 平成28年2月7日(日)~3月3日(木) です
期間中、新町にある商店や飲食店などおよそ60か所に、個性豊かなひな人形が飾られます ・・・
メイン会場は、新町行在所公園ですが、展示場所を掲載した「雛めぐりマップ」が新町商工会・新町支所、ひな人形展示場所などで配布されています
沢山の雛人形が、行在所公園内の「行在所施設」に飾られていました
「行在所公園」とは、明治天皇が明治11年8月から11月にかけ、北陸、東海地域の巡幸を行った際、途中の9月2日に新町に宿泊した時利用した木造瓦葺き平屋が現存して、公園化されたものです
「行在所公園」 木造施設 ・・・ 回廊式縁側に、雛人形が一杯飾られていました
昭和8年(1933年)11月2日に文部省史跡指定されました
明治天皇の全国巡幸は西南ノ役平定後、国内全土の安定を願ってされたと思われます
行在所由来を記した看板
壁にはめ込まれた新町宿の浮世絵
新町は、中山道が開かれた当初は寒村でした
街道が発展するにつれて、町並みができ始め、慶安4年(1651年)に落合新町、承応2年(1653年)に笛木新町が伝馬役を命ぜられたとされ、次いで享保9年(1724年)に両方合わせて「新町宿」とされました
「新町宿」は中山道の中で最も遅く成立した宿場で、本陣2・脇本陣1・旅籠43があったとされています
「行在所」庭先から 雛飾りを見ました ・・・ 足元の石畳の縁には霜柱がありました
「行在所」に飾られていた お雛様
日本において、「ひな祭り」は、「ひいなあそび」ともいい、女子のすこやかな成長を祈る節句のの年中行事です
太陰太陽暦(和暦)の3月の節句(上己、桃の節句)である3月3日(現在の4月頃)に行われていました
明治6年(1873年)1月1日の改暦以後は一般的にグレゴリオ暦(新暦)の3月3日に行なう事になりました ・・・ 桃の花の時期には少々早いけど、和暦の名残で「桃の節句」の所以でしょうか!?
お祭りでは「男雛」と「女雛」を中心とするひな人形を飾り、桃の花を飾って、白酒やお寿司などの飲食を楽しんだようです
「ひいなあそび」の歴史は、平安時代の京都で既に平安貴族の子女の雅びな「遊びごと」として行われていた現存記録によるそうです
江戸時代になって、女子の「人形遊び」と節物の「節句の儀式」と結びつき、全国に広まり、雛人形が飾られるようになりました
江戸時代初期は形代の名残を残す立った形の「立雛」や、坐った形の「坐り雛」(寛永雛)が作られていましたたが、これらは男女一対の内裏雛を飾るだけの物でありました
その後時代が下ると人形は精巧さを増し、十二単の装束を着せた「元禄雛」、大型の「享保雛」などが作られました
これらは豪勢な金箔張りの屏風の前に内裏の人形を並べた立派なもので、あまりに華美過ぎると云う事から、享保年間から、人々の消費を当時の幕府によって規制されました
しかし、この規制を逆手に取り「芥子雛」と呼ばれる精巧を極めた小さな雛人形(わずか数センチの大きさ)が流行することになります
時代の変遷に併せ、これらの人形創作は色々変わってきています
18世紀終わり頃、囃子人形が現れ、幕末までには官女・随身・仕丁などの添え人形が考案されました
雛飾りは嫁入り道具や台所の再現、内裏人形につき従う従者人形たちや小道具、御殿や壇飾りなど急速にセットが増え、スケールが大きくなってきています
群馬・高崎の植物園で春を見てきました
毎年この時期になると、フクジュソウの花の咲くのが見たくなって、高崎にある植物園に訪れます
今年も行って来ました
まだ寒気の残る中、斜面一杯に陽の光を浴びて咲き出していました
一人静かに、温かみを感じながら黄色味を堪能です
咲き出したフクジュソウの群落
茶色く苔の生えた下から噴き上がるように春がさき出したフクジュソウ
フクジュソウアップです
青空の下で、マンサクの花も咲き出していました
園内の端の方では、サンシュウのツボミが、もう少しで咲き出しそうなそぶりです サンシュウのつぼみ膨らむ
春が足音を立てて近づいています
カラフル「サボテン」にびっくり!!・・・マミラリア・クラシリス(和名:明日香姫)といいます
花屋さんには観葉植物と一緒に「サボテン」を売ってるコーナーがよくあります
最近観葉植物を見に近所の花屋さんを覗いたら、とてもカラフルな「サボテン」が沢山並んでいるのを見つけました
幾色も彩りがある小さなサボテンが、綺麗に並べてインテリアにどうぞとばかりに売られていました
このカラフルサボテンは、マミラリア・クラシリス(和名:明日香姫)という名前だそうです
見たのがバレンタインの時期でしたから、ハート形に並べてありました
カラフルサボテン ・明日香姫のハート作品です
マミラリアとは、「疣(イボ)がある」の意味で、刺が疣のてっぺんから生えており、「疣サボテン」とも呼ばれています
この種の「サボテン」は刺の色・形、花の色・形・大きさ、疣間の綿毛の有無、など色々違いがあり、400種類を越す種類があるそうです
それにしても何んともカラフルな色合いをした「サボテン」です
いくら種類があるからといって、こんなに色が違うのは自然の発色なのかなと疑問がおきました
ネットで調べてみたところ、私と同様彩りの違いに疑問を感じた人が多いようでした
手あたり次第並んでいたマミラリア(明日香姫)をパチリ!!しましたので、見てください
ブルー色のマミラリア
青紫色の マミラリア(明日香姫)
棘の先、根元まで株一杯に単一同色です
でも棘の出た奥の株は、「サボテン」本来の緑色も見えます
スプレー着色ではないかという説明が多く見られましたが、棘部だけ着色というのは難しいでしょうから、小さい内に着色し、その後育ったものかもしれません
着色の場合、着色後に増えた子株には色はついていないそうですから、大きく育てるうちには解明できる事なのかもしれません
素直に考えれば、複数の刺色がある自然の植物は考えられません
黄色の マミラリア(明日香姫)
赤橙色の マミラリア(明日香姫)
この他にも、グレイ、ブラック、ピンク等々のマミラリア(明日香姫)がありました
棘の色の自然色では、赤刺はあるそうです
赤色は「コチニール色素」によるもののようです
「コチニール色素」は、染料あるいは食品添加物(天然着色料)として使用される赤色の色素です
カメムシ目カイガラムシ科の昆虫、特にアジア産のラックカイガラムシ、南ヨーロッパのケルメスカイガラムシ、メキシコのコチニールカイガラムシなどのメスの体を乾燥させ、体内に蓄積されている色素化合物を水またはエタノールで抽出して色素としたものだそうで、本質はアントラキノン誘導体のカルミン酸であることから、「カルミン酸」とも呼ばれています
この昆虫は「サボテン」の表面に生息しています
「サボテン」はウチワサボテンに生息すると云われています
赤はともかく他の着色色は如何様にするのか凄い技術と云えそうです
エピデンドラムの花が咲き、青い色の胡蝶蘭にびっくり
毎年今頃になると、東京ドームで、洋蘭、東洋蘭、日本の蘭など世界各地のさまざまなジャンルの蘭を一堂に集めた「世界らん展」が開催されます
今年も始まっているとテレビで報道がありました ・・・
「世界らん展日本大賞2016」(主催・世界らん展日本大賞実行委員会) 2016年2月13日(土)~19日(金)までの7日間、 開催場所 ; 東京ドーム(東京都文京区)
今年はどんな花が見れるのでしょう!!
今月初め花屋さんで、エピデンドラムと青色した胡蝶蘭の鉢植えが売られているのを見かけました
エピデンドラムは、700種もあるかという南アメリカの熱帯を中心に広く分布する「らん」で、カトレアに近い仲間だそうです
日本で一般的に流通しているエピデンドラムは、そのなかでもリードステムエピデンドラムというタイプの交配種になります
属名のエピデンドラムは木の上に着生することから、「epi:上」、「dendron:木」から命名されたそうです
原種は環境に強く岩場、草原、海岸といたるところで見られるそうで、その野生種は1~数mにも伸びる細長い茎をもち、その頂部に半ボール状に綺麗な小輪花を多数つけます
葉は多肉植物の様に肉厚で、茎の両側に互生して伸び、茎の先端から花芽が出て複数の花を付けます
株が長く伸びすぎると商品価値がなくなるとして、現在の交配種は茎を短く改良し、鉢物としても楽しめる大きさにされたものだそうです
もともとの色彩はオレンジ色が主流だったようですが、品種改良が進むにつれ、赤、黄色、ピンク、白などの色彩もふえ、現在では色とりどりのボール状に咲く花を楽しむことができます
育て方で、花は季節ではなく、環境によって好きな時に咲かせます
エピデンドラムの鉢植え ・・・ 花色がとてもやさしくほっとした気持ちになりました
エピデンドラムの花は一輪目の開花から、ボール状になるまでに約1ヶ月かかって咲きます
通常、1輪の花保ちは2週間程度ですが、花茎が伸長を続けながら輪数を増やし、3~4ヶ月以上も咲き続けることもあり大変見事です
育て方はやや乾燥気味に育て、水やりは乾いてからたっぷりやると云う具合にメリハリ付けるといいようです
テレビでの紹介では、1週間に一回の水やりでいいと云ってました
冬場の乾燥した時期は根だけではなく葉にも霧吹きしてあげるとよく、花が終わったら葉の上の部分で切り戻します
テレビでは、思い切って下から切って切り花に使用し、株の方は、新芽が出て次年度に備えさせるといいと説明していました
花棚で咲きそろったエピデンドラムの花をアップ! しました
オレンジ色のエピデンドラムの花アップ
紫ピンク色の エピデンドラムの花 アップ
エビデンドラム の 花言葉は、 「 清らかな幸福 」 です
花色のやさしさから、イメージがぴったりします
青色の胡蝶蘭が隣りの方で、咲いていました
青色の胡蝶蘭はとても珍しいなと思って、パチリ”!! しました ・・・ 青色胡蝶蘭は「ブルーエレガンス」と名づいているそうです
青い色って、とても高貴な感じです
青色胡蝶蘭鉢植え ・・・ 花色の青がやや白っぽくなりました ・・・ 花が終わりになってきているのかな!?
青い色花の胡蝶蘭は、世界4ヶ国で国際特許を取得した稀少な「蘭」だそうです
よくは分かりませんが、青色胡蝶蘭の青は、大部分が特殊な染色方法で青く染められた染め花だそうです
染め花とは、茎に染色液を注入するらしいのですが、青色は青い栄養分(アントシアニン系の色素?)を吸わせて着色しているようですが・・・?
その為花後、次に咲く花は多分白かピンクで、青にはならないようです
上記画像は、染色具合が薄かったのかもしれませんね
色素注入による「青色染色」って特許性的に見て、植物に対する青色色素利用と云う事でしょうか!?
希少ランのイメージから考えると、ちょっぴりしっくりいかないでいます
最近の話題として、千葉大の遺伝子組み替えの胡蝶蘭が話題に成ったそうで、これは遺伝子操作で青いファレノプシスの開花に成功したそうで、染色とは違っています
これならなるほど希少ランといえるかもしれません
因みに桃色の胡蝶蘭に、ツユクサの遺伝子の相性を併せたそうです
以前宇宙バラの名で、青色のバラ・「ブルーローズ」ができたと見たことがありますが、だんだん青色の植物は珍しくなくなってきたと云えそうです
ところで「ブルーローズ」は、英語で「あり得ない」という意味なのだそうで、希少の価値がよくわかります
青色胡蝶蘭 のアップ ・・・ 「ブルーエレガンス」の名の通り、上品で優美で涼しげな色合いが綺麗です
胡蝶蘭とツユクサの花言葉は、それぞれ「 あなたを愛す 」 、「 尊敬 」 だそうです
青色胡蝶蘭は、愛と尊敬が生んだ「青」ということになりそうです
タコノキの気根
昨年の暮れですが、群馬フラワーパークの温室で、タコノキを見ました
以前も見たから吃驚しないけど、なんともすごい根っ子です
タコノキ(蛸の木)は、小笠原諸島の固有種で、タコノキ科の常緑高木で雌雄異株です
よく知られるタコノキは小笠原諸島の海の近くに自生し、高さ10mほどになります
タコノキ科植物全般に見られる特徴として、気根が支柱のように幹を取り巻き「蛸(たこ)」のように見えることからタコノキ目の基準種となっています
葉は先端が尖って細長く、長さは80cm~1.5mでらせん状にたくさんつきます
葉のフチや葉裏の主脈の上には、大きく鋭い鋸歯が上向きについています
葉の付き方から「スクリュー・パイン」とも呼ばれます
初夏につく花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)で、雄花は黄白色で、雌花は淡緑色をしています
夏には数十個の果実が固まったパイナップル状の集合果になります
果実は秋にオレンジ色に熟し、茹でて食用としたり、食用油を採取する原料になります ・・・ 食べた事ないけど油がとれるのだから、脂っこいのかな
群馬フラワーパーク・温室内のタコノキ ・・・ 見事な気根です
気根は、幹の下の方から根が幹を囲むような感じでタコ足状に伸びています
海岸沿いなどに自生することが多いそうですが、この気根が不安定な砂質土壌にしっかり食い込んでアンカーの役割をして幹を支えているのが想像できます
亜熱帯~熱帯地域では防風や防潮目的で植栽されるようですが、納得です
「名は体を表す」で、タコノキ名前の由来が容易にわかる姿です
気根とはどういうものか少し調べてみました
本来「根(ね)」とは、植物の器官の1つで、地中・水中に伸び、水分や養分を吸収したり、呼吸したり、植物体を支える機能を持つものです
根の構造は、維管束構造です
茎から出て地中に棒状に伸びて、放射相称形になり植物体を支えます
群馬・高崎植物園でみた タコノキ ・・・ これは雌木のようで、以前果実のなっているのを見た覚えがあります
植物の根は本来地中に伸長する器官ですが、茎や幹から空中に出る場合があり、これを「気根」と呼んでいます
「気根」には、空中にいながら地上の茎を支持し、大気中で呼吸を助け、根につく養分、水分を取り込んだりの働きを持っています
新しい「気根」が伸びているのが分かります
新「気根」の成長先端部のアップです
茎本体から新しく「気根」が出てくるなんて、何とも面白い・・・、しかも根の成長点の表情がとても興味深く感じます
根の成長は下に向かって正の屈地性と負の屈光性があるようです
「気根」の表面の棘は、どんな目的があるのでしょう!?
群馬フラワーパークの温室で見つけたバナナの花
昨年末、群馬・赤城山麓にある「群馬フラワーパーク」に行って来ましたが、その折温室でバナナが花開き、上の方では果実が生っているのを見つけました
花を見てから、1ヶ月近く経ちましたが、あのバナナの花はどうなっているかな!?
とにかく、いくら暖冬とはいえ、バナナは熱帯、亜熱帯地域で栽培されるバショウ科の多年草ですし、年明け後大雪が降るほどの寒波襲来ですから・・・
今頃はどうなっているのでしょう ・・・ 尚、俳句の季語は夏です
ふと思い出して、あの時撮った画像を紹介したくなりました
バナナとは、( ➝ 和名では「甘蕉」、「実芭蕉」です )は、バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称をいいます
簡略すると、果実をバナナと呼びます
バナナは、食用果実として広く知られています
栽培の歴史は古く、紀元前5000年以上まで遡るといわれ、その後、熱帯、亜熱帯地域の各地に伝播していったようです
ちょっと古い資料になりましたが、2009年の全世界年間生産量は、生食用バナナが9581万トン、料理用バナナが3581万トンで、総計では1億3262万トンにのぼっています
主食として栽培が行われている地域や、花を料理に使う地域もあったり、葉は皿代わりにしたり、包んで蒸すための材料にしたりするほか、屋根の材料などとしても利用されたりと生活に密着利用されています
日本へは明治時代の中期に台湾から渡来したそうです
フラワーパーク温室内で見かけたバナナの木 ・・・ 見上げたら、果実がたわわに見えました
「バナナの木」と言われるように、高さ数mになりますが、バナナは果樹ではなく草本で、その実も果物でなく野菜(果菜)に分類されています
高く伸びた茎のような部分は偽茎(仮茎)と呼ばれ、実際には、葉鞘( ➝ 茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根 )が幾重にも重なりあっているものです
茎は地下にあって短く横に這っています
茎のような先端からは、長楕円形の葉(葉身)が大きく伸びています
葉は偽茎の先に8~10枚つけ、長めの楕円形(➝長さは2~3メートル)で艶があります
偽茎から長く伸びた花序(花穂)です ( 花がびっしり咲いています )
バナナの花(花序)は偽茎の先端から出て、下に向かってぶら下がっています
葉の間から、大きな苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をつけた花穂です
大きな花弁に見えるのは苞葉で、果指の部分が本当のバナナの花です
果指一つ一つが一本のバナナに成長し、果房がバナナの房となります
1本の果軸に複数の果房(果段)がつき、各果房には10本から20本程度の果指から成っています
雌花は花穂のつけ根の部分に、雄花は先につき、その間に中性花がつきます
果実は最初は下へ向けて成長しますが、後に上へ向けて成長することから湾曲した形となります
果皮の色は品種によって異なり、一般的に知られるものは緑色から黄色ですが、桃色から紫色まで多様です
収穫後時間が経過するにつれて皮の表面に、「スウィートスポット (Sweet spot)」または「シュガースポット (Sugar spot)」と呼ばれる黒い斑点状のものが出ます
これが熟成のバロメーターになっています
成熟したバナナの皮には、クロロフィルの分解物が含まれ紫外線を照射すると青色の蛍光を発します
花の咲いているのを覗いて見ました
バナナの 花言葉は、 『 風格 』、 『 燃える思い 』 です
年賀・「申年」
西暦2016年(平成28年)・申年 スタートです
近年にない暖冬・ 今年はどんな年になるのでしょう
気負わず、健康第一、だけど気概忘れず、頑張ろう!!
良い年になりますように!!
本年もよろしくお願いしま~す
葉ボタンは冬の代表花です
冬の花壇をかざる代表的な花は何かと問われれば、花でもないのに、葉ボタンを思い浮かべます
近くのスーパーの花木コーナーの花棚で沢山の葉ボタンがポットに植えられているのを見かけました
葉ボタンはキャベツやブロッコリーの仲間で、花は春に咲きますから、冬の時期には、牡丹の様に彩り鮮やかな葉を楽しむ観葉植物と云えます
しかし本来観葉植物は多年草ですので、一年草の草花として考えられています
江戸時代に日本に入り、主に日本で品種改良が行われたそうで、葉色が紅、紫、白、淡黄など多様で、葉の広がりもボタンの花のように美しく見えます
葉の形も、ちぢれた「ちりめん(縮み)」と、ちぢれていない「丸葉」があり、また姿も、茎の長い立葉ボタンもあります
葉ボタンの名の由来は、葉をボタン花に見立てたものといえます ・・・ 貝原益軒は、牡丹菜とか花ボタンとして紹介しているそうです
耐寒性に優れ、冬の公園などを彩る他に、お正月の添え物飾りとしたりと利用されます
売られていた葉ボタン のポット苗 ( 中央は 立葉ボタン、縮み葉のものも見えます )
葉ボタンは、大別して葉に葉緑体以外の色素を持たない品種と、赤キャベツ同様に色素(アントシアニン)を持つものがあります
一定以下の低温に晒されてから出葉すると、葉緑素が抜け、白やクリーム色、または紫、赤、桃色等に色づきます
それまでに分化した葉が周縁部を緑色に縁どり、着色した中心部の葉とのコントラストがとても映え綺麗に見えます
葉ボタンは冬の古典園芸植物として、明治以降広がって、今では世界各地で栽培されるようになっています
園芸品種には主に葉の形状に特色をもつものと、色づきに特徴のあるものがあります
草高は20~60cmになります
従来は花壇や鉢植え用の植物でしたが、大阪花博(国際花と緑の博覧会)で切り花用の茎が長く伸びる品種が発表されるなど、多様化してきました
花は4弁花・直径約2cmほどの黄色で、4~5月に開花しますが、鑑賞対象はあくまでも葉色で、大概薹が立つころには処分されてしまいます
しかし多年草として育てると、樹木の様に枝が出て、それぞれ枝先に葉ボタンがついた姿(➝踊り葉ボタンと呼ばれます)になり楽しむようになってきています
葉ボタンの栽培は、次のように紹介されていました
播種期は真夏の7~8月上旬です
種子は2~3日で発芽しますが、小苗は害虫が多く、種をまいたら、オルトラン粒剤などを一緒に播き、防虫対策が必要です
1~2回仮植えし、その後花壇に定植するか鉢植えします
気温が下がらないと着色した葉にならないので、温度管理が大切になるようです ・・・ 気温が高いと緑の葉のままだそうです
尚春に開花した株を、花茎と共に数枚の葉を付けて切り取ることで「踊りハボタン」として育てることができますし、更に花茎を切り取った後に一回り大きな鉢に植え替えて育てると樹木のように枝が伸び、秋には踊りハボタンとなるそうです
我が家の葉ボタンも今度してみようかなと思っています
立チリメン葉の葉ボタン です
葉ボタンは、江戸時代からの直系平滑葉の「東京丸葉」と縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる「名古屋縮緬」が鉢植え向けに作出され、更に両者を交配してその中間の、葉が波を打っている「大阪丸葉」が生まれ、この3種が代表種となりました
白と紅色の色が混ざり合って、色々な品種ができているようです
チリメン葉の アップです
葉ボタンは花が咲く頃には他の花に植え替えられてしまい、花を見てもらえることがほとんどありません
葉ボタンは12月30日が、誕生花です ・・・ やはり葉が、葉ボタンの花なのですね
葉ボタンの 花言葉は、「 物事に動じない 」 、「 祝福 」、「 愛を包む 」、「 利益 」、「 華美 」、「 慈愛 」 です
アオキの木
近くにある自然林公園を散策していたら、アオキが実を生らしているのを見つけました
斑入り葉のアオキで、実のいろは出来立てのせいかまだ青々しています
画像をとってませんが、つい数日前雑木林でみたアオキには、赤い実が生っていました
アオキは「青木」と書き、アオキ科アオキ属の常緑低木で、常緑で枝も青いところからついた名前だと云われています
樹高は2m位、単性花で雌雄異株です
日陰、半日陰に強い植物で日陰でも葉は深緑色をしています
葉は対生し、葉身は長楕円形・縁にはまばらに鋸歯があり、質は厚く、表面には光沢があります ・・・ 斑入り葉は園芸品種だそうです
葉には、配糖体のアウクビンが含まれるため、枯れたり、押し葉にすると黒くなります
3~5月に、枝先に円錐花序を出し、花が咲きます
雌株の方が花序は小さく、花が少なく、花弁は4枚で紫褐色しています ・・・ 雌花は雄しべが退化してありません
雄株の花序は大きく、花の数も多いです ・・・ 雄しべは4本で、雌しべの痕跡があります
雄花と雌花を比較すると、雌花のほうが、開花時期が遅いような気がしますが、受粉に何か意味があるのでしょうか!?
斑入りアオキ
アオキの実は卵形の液果で、種子が1個入っています・・・核果?
秋から冬にかけて赤く熟し、春までには鳥(➝ ツグミ、ヒヨドリ )に食べられるようですが、あまり美味しくないのか結構遅くまでついています ・・・ 翌年5月頃まで見られます
実のいろは、種類によっては白色、黄色があり、形は楕円形で、大きさは2cmほどです
5月過ぎても、赤い実が枝についているのを見る事がありますが、これは虫こぶだそうです
虫こぶには「アオキミフクレフシ」と呼ぶ、タマバエの幼虫が中にいます
5~6月に、成虫が羽化するまで、実はこのままです
タマバエは、羽化すると、また小さな新しい実に産卵します
その実は、卵~幼虫のゆりかごとなって、翌年の初夏までタマバエの成長を助けます
生り始めたアオキの実
アオキの実アップ ・・・ 虫に食べられた跡があります
ローズマリーはハーブの王様です
ローズマリーが花屋さんの花棚や、公園の生け垣等々、あっちこっちで最近よく見かけます
先日、スーパーの花棚で、鉢植えのローズマリーが並んでいました
ローズマリーは、シソ科、ロスマリヌス属の常緑性小低木で、ハーブの仲間です
原産地は地中海沿岸地方・草丈20~30cmほどの匍匐性種(ほふくせいしゅ)、30~150cmほどの半匍匐性種、2mほどの立性種の3タイプに分けられます
ローズマリーには、実益をもたらす芳香や薬効に加え、冬も緑を保つ葉が永遠の象徴にされたり、愛や貞節を表わすシンボルにもなったりと、古くから、永く人々に親しまれ続けてきました
日本でも、ハーブが一般的に知られ始めた80年代頃から、先ずスパイスとして、それから精油としての利用も広まり、現在に至っています
枝葉を乾燥させたものは、肉料理を中心に使われ、匂い消しに加え、殺菌作用で肉の鮮度を保つ作用もあるそうです
「ハンガリー水」の伝説でも知られる薬効は、優れた抗酸化力により実証され、ポリフェノールの含有量も大変高い事がわかっています
その他にも、血行を改善したり、炎症を抑制したり、花粉症を和らげたり、育毛効果を表したり、その効果は枚挙にいとまがありません
記憶力や集中力を刺激する作用は、脳神経細胞維持とも関わる効果が報告されているとの事で、研究が進めばアルツハイマーやパーキンソン病に対する効果も期待できるとか・・・
こう聞く万能効果期待のできるなんとも素晴らしい植物といえます
花棚で鉢植えされていたローズマリー ・・・ 青々した葉の間に、花が一輪咲いていました
ローズマリーの開花期は3~6月です
暑さ・寒さ・乾燥に強く育てやすい植物とされています
花は枝先の葉腋に付け、花径1~2cm・シソに似た小さな唇形をしています
花色は、ピンク、白、紫、ブルーなどがありますが、ブルーが一般的みたいです
細枝を四方に出し、長さ2cmほどの葉はやや肉厚で対生し、ろう質で針状の葉を密生させます
葉の成分には、「ロスマリン」という精油が含まれています
ローズマリーは古代では結婚式の装飾品として使用されたり、ローズマリーの強い芳香には殺菌効果があるので、疫病が流行ると常に持ち歩き、匂いを嗅いでいたり、更には肉類の腐敗をやわらげ、保存のするのに役立つと信じられ利用されていたそうです
ローズマリーの花アップ ・・・ 今年は暖冬で狂い咲きなの!?
現在でのローズマリーの活用法の一番には、 香水の原料や老化防止の成分があるといわれることにあります
「若返りのハーブ」としての利用は、爽やかな香りが気分をリフレッシュさせることから、更に脳を刺激するので、「記憶のハーブ」として・・・
またこの香はアオムシが嫌うので、害虫の被害を防ぐ「コンパニオンプランツ」としても利用されています
料理の香味づけに、花は生で料理の飾りつけとして彩りも添えます
また茎や葉を煮出した液は染料として、あるいはハーブバスやローション、アロマテラピーとして利用されています
またこの花からとった蜂蜜は極上品とされています
凄い多様なローズマリーの効用を知ると、ハーブの王様に相応しいと納得しています
我が家にはローズマリーはないので、今度早速植えておこうかな
ローズマリーは、タネまきと、さし木で増やすことができるそうです
タネは4月~5月頃にまき、その年は秋になっても10cmくらいまで・・・
冬を越し、翌年急激に生長し花が咲きます
さし木は花の咲き終わった春か秋に行うといいようです
仕方は新芽を付け、茎の長さを5~6cmくらいに切り、下の方の葉を取り除いて土に挿します
根がでてくるまで1ヶ月ほどかかりますが、その後の生育はタネをまいて育てるよりは早くて楽です
ローズマリー の花 アップ
数あるハーブの中でも、とりわけ強い薬効と秀でた香りのローズマリーはそれに似合った花言葉が沢山あります
ローズマリーの花言葉は、「再生」、「追憶」、「思い出」、「あなたは私を蘇らせる」、「貞節」、「誠実」、「変わらぬ愛」、「私を思って」、「静かな力強さ」 です
ローズマリーの薬効は、特に女性の強い味方として古くから数々のエピソードを通じ、称えられてきました
中でもエリザベート王妃の「ハンガリー水」のエピソードはとても有名です
『14世紀のハンガリー、修道院に伝えられていた秘蔵のハンガリー水の処方によって持病を治したエリザベート王妃は、白くなった髪もつやつやの黒髪に戻り、70歳を過ぎてからポーランド王のプロポーズを受けた』とか・・・これってまさに「再生」の物語ですね
群馬・藤岡の「道の駅ララン」で、菊花展を見てきました
ちょっと時期遅しの感が否めませんが、 先だって「道の駅・ララン」を訪ねた時、ラランの花の交流館で菊花展が開かれているのが分かり覗いてきました
毎年見ているので、やや新鮮味に欠けるのですが、なぜか開かれていると覗いてみたくなります
菊の花の季節は、一般的には10月中旬から12月中旬まで・各地で、菊の名所などでこの時期(=10月後半~11月にかけて)菊花展や、菊人形の展示、品評会など様々な催し物などが開催されます
「道の駅ララン」の花の交流館内で、菊花展 をみてきました
菊花展で展示された 管もの達
見事な菊鉢です ・・・ 幾つ花があるかわからないけど、見事な仕上げです
菊の花は綺麗で格高い感じがします
なのに仏花として別扱いされており、縁起が悪いとあまり賑々しい時には使われていません
菊の花は古来から桜と並ぶ国花として愛用され現在に至っていますから縁起悪い花だなんて思えません
死者を尊ぶに最も適した花と云えるだけの事なのが、気持ちの上でそうなってきたのかもしれません
菊の花の種類には、和菊と洋菊があり、その名の様に洋菊はヨーロッパで誕生しました
西洋では、「菊=墓前の花」とされ、死者の霊を慰めるために多く使われているそうで、この風習が、日本や中国といったアジア諸国に広がり、現在、葬祭時に菊を使用する様になったのが仏花の所以のようです
それ故、お見舞いに菊の花を贈る事は、縁起が悪いとされてタブーとなったとみられます
現在では様々な品種改良がなされ、ピンポンマムなどはその愛らしさから結婚式のブーケや髪飾りに使われたりする事も多くなりました
縁起が悪い花のイメージは払拭されてきているようです
菊盆栽です
菊全体の 花言葉は、「 高尚 」、「 私を信じて下さい 」、「 女性的な愛情 」、「 清浄 」、「 破れた恋 」、「 真の愛 」 です
花色で言葉がちがうようです
紅色菊は 、: 「 あなたを愛しています 」
白色菊は : 「 真実 」
黄色菊は : 「 破れた恋 」
群馬の道の駅で、「イルミネーション祭り」がされていました
先日、上信越道・藤岡ICにある「道の駅ララン」で、イルミネーション祭りがされていたので見てきました
一足早いクリスマスといったところのようです
「イルミネーション」とは、訳して「電飾」といい、電球、発光ダイオード、光ケーブルなどにより淡い光の光源を集め、風景・人物などをかたどり、夜間における風景などを作り出す装飾の事だそうです
日本ではクリスマスツリーなどの形でイルミネーションし観光名所などで広く見られるようになりました
最近では、観光名所だけでなく個人の民家においてもクリスマスシーズンに向けて、家の周りをきれいな電飾で飾ることが増えてきています
「道の駅ララン」には、中央にふれあい広場があり、年間通じて様々なイベントや催事が開催されています
冬の始まりで広場にある小川、噴水は止められ、代ってイルミネーションで、クリスマスを飾って眼を楽しませていました
ふれあい広場に飾られたクリスマスイルミネーション
イルミネーションの起源は16世紀にさかのぼり、宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターが考えたと言われます
ルターは夜、森の中でチカチカと煌く星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたのだそうです
夜空に光る星光はロマンの塊ですね
日本におけるイルミネーションは、1900年(明治33年)神戸沖において行われた観艦式で、夜間、各艦船が発光して海面を照らし、一大偉観を見せたことに始まるとされています
クリスマスイルミネーションの歴史を調べてみました
世界初のクリスマスイルミネーションはあの発明王エジソンが行ったという説があるそうです
1880年、エジソンは白熱球を発明したのですが、皆にその発明を知らせるため、自分の研究所の周囲に白熱球を飾り付けたのだそうです
当時の光源はロウソクの時代でしたから、見た人たちは相当に驚いたでしょうね
これが世界初のクリスマスイルミネーションと呼ばれ、現在も恒例行事として続いて来ていると云われています
光源には豆電球やムギ球が用いられてきましたが、球切れが多いことや、消費電力が多いことで、コストが高く、しかも飾り付けた樹木に、発熱によって悪影響を及ぼすことなどから普及が抑えられてきていました
近年、高出力の発光ダイオードが安価になり、耐久性や発熱面、ランニングコストが格段に改善されるようになりました
更には青色発光ダイオードや白色発光ダイオードの台頭により、色も鮮やかで多様となってイルミネーションの綺麗さは倍加されてきています
広場中央に近づいて、アップして見ました ・・・ イルミネーションのデザイン技師がいるのだそうですが、なるほどですね
こんなにも綺麗なイルミネーションですが、その光は夜空に輝く本物の星明りを弱めてしまいます
しかも過剰なイルミネーションはエネルギーの浪費にも繋がりますし、ヒートアイランド現象や地球温暖化の進行を一層促しているとも言われています
ささやかな楽しみ方としてクリスマス時期だけで我慢しよう
加えて技術的に「エコ」を重視したイルミネーションを考えていけたらいいですね
デザイン技師さんお願いしま~す
道の駅ラランには、観覧車やメリーゴーラウンド、コイン遊具があるミニ遊園地・子供広場があります
ここにある観覧車は日本一、いやもしかしたら東洋一(世界一と云いたいところですが・・・)小さいかもしれません
でも何とも恰好いい観覧車で、ラランの人気施設になっています
夜間は赤く電照されとても綺麗です
浮き上がるように見えた観覧車をみてください ・・・ 夜間は勿論止まっています
ちょっと薀蓄(うんちく)!!
夜空を飾るものに「ネオンサイン」があります
「ネオンサイン」とは単にネオンともいい、ネオン管などを使用した看板や広告などを呼びます
主に、都市部の人通りや交通量の多い大規模駅周辺や幹線道路沿いのビルの屋上や外壁に設置されて、若かりし頃夜の街の象徴でした
ところで、「ネオン」は原子番号10、原子量20.180の元素のことです ・・・ 元素記号はNeです
単体は常温常圧で、無色無臭の気体で希ガスとして2番目に軽く、ネオン管の封入気体として利用されています ・・・ 「ヘリウム」が最も軽い
封入気体にはアルゴンや水銀などの添加物をいれて、色々な色を出しています
ネオンのプラズマは電圧・電流を流すことで希ガス中で激しい光を出します
眼には赤・オレンジに見えます
観覧車の赤は気付かなかったけど、どうやって出していたのかな
ゴボウとカミキリムシ
マイ菜園にはこぼれて落ちた種から、牛蒡(ゴボウ)が大きく葉を拡げて育っています
ゴボウは、ユーラシア大陸原産のキク科の多年草です
日本原産ではないけど、縄文時代の遺跡から植物遺存体として確認されており、縄文時代には渡来していた可能性があると見られます・・・史前帰化植物の代表例と云えるようです
もともとは薬用であり、食用とされるようになったのは江戸時代から明治にかけてですが、根菜として食用とするのは日本と朝鮮半島くらいだそうです
茎の高さは1mほど、主根の長さは品種にもよりますが、50cm~1mほどあります
花期は6~7月で、紫色のアザミに似た総苞に棘のある花を咲かせます
ゴボウには、大別すると長根種と短根種があり、関東は長根種( ➝ 栽培の主流は「滝野川ゴボウ」とその改良種 ) が多く見られ、収穫時の主根は直径3cm、長さは1m前後です
マイ菜園のゴボウも「滝野川」です
ゴボウは連作を嫌うため、同じ畑では2~3年後でないと作れないそうですが、マイ畑は植え放しで、まるで木の根状にゴツゴツ育っています
初冬を迎えつつある今、花はすっかり種子を作っていました
食用とする根は、キンピラやてんぷらのかき揚げ、煮物が絶品です
こんなに美味しいゴボウですが、世界的にはあまり知られていない食材の為、太平洋戦争中に英米人捕虜がゴボウを「木の根」だと思い、木の根を食べることを強要し虐待されたとして、戦後、日本人将兵が戦犯として裁かれたこともあったそうです
本来なら食料難の時、栄養価高く調理したゴボウを捕虜に与えたのは、感謝されてもいい行動なのに、死刑や終身刑の人まで出たそうだから気の毒過ぎて言葉もありません
ゴボウにはポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富に含まれています
クロロゲン酸とは、ゴボウを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分であり、抗酸化作用があります
水に溶けるので、ゴボウの調理には、「皮はむかない」、「水にさらさず、すぐ調理する」、「大きめにゴロンと切る」ことがゴボウ調理の三大新常識となっているのだそうです
ゴボウは漢字では、「牛蒡」または「牛旁」、「悪実」 と書きます
ゴボウの実は、「ひっつき虫」の仲間です
実には棘が無数にあり、棘の先は釣り針の様に曲がっています
動物の体や人の衣服にくっつくなかなか取れません ・・・ 「悪実」のいわれのようです
スイス人の発明家、ジョルジュ・ド・メストラルは、愛犬を連れて山奥の狩猟に出かけていた折、自分の服や犬の毛に沢山の野生ゴボウの実がくっついているのに気づき、その実を持ち帰り、顕微鏡で覗いてみました
そして「ゴボウが付着する原理をヒントに、2枚の布を密着させれば、ワンタッチで取り外しができる!」と気づき、試行錯誤の末、特殊ナイロン糸を使用して、無数の鉤と輪で構成された「面ファスナー」を完成させました
バリバリっとはがすテープ、現在の「マジックテープ」の原型の誕生という訳です
日本で開通した新幹線のヘッドレスカバーに使われたことを契機に、飛躍的に市場が拡大することとなりました
今では、“マジックテープ”の名前で有名になり、カバンや靴、洋服など、私たちの身の回りによく利用されてきています
ゴボウの実 ・・・ 棘はとても鋭いです
ゴボウの 花言葉は、 「 私に触れないで 」、「 人格者 」、「 いじめないで 」、「 しつこくせがむ 」 です
大きなゴボウの葉の上に、「カミキリムシ」が一匹乗っていました
寒くもなってきたので、動作はゆっくりです
それにしてもゴボウの葉の上とは・・・・
カミキリムシ(髪切虫、天牛)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科に分類される甲虫の総称で、全世界の熱帯から亜寒帯まで、陸上性の多年性植物がある所にはたいてい分布しています
名前がついているものだけで約2万種、日本だけでも800種ほどが知られているそうです
食性はごく一部の種を除き草食で、成虫の体は前後に細長く、触角、脚、大顎が目立ちます
卵→幼虫→蛹→成虫という一生を送る完全変態の昆虫です
幼虫の食草・食樹は種類によってだいたい決まっており、卵もそれらの植物に産卵されます
幼虫は細長いイモムシ状で、体色はたいてい半透明の白色をしており、日本では俗に「テッポウムシ(鉄砲虫)」などと呼ばれます
一般には円筒形の体をし、前胸だけが大きく、腹背にやや平たい
胸部の歩脚も腹部の疣足も外見上はなく、草の茎や木の幹など、植物の組織内に喰いこんで大顎で食べながら成長します
生きた植物に食いこむものと、枯れた植物に食いこむものとがいるが、大型の種類は生木に入りこみ、数年かけて成長することが多いのだそうです
充分に成長した幼虫は自分が作ったトンネル内で蛹になります
蛹はほぼ成虫の形をしており、触角が渦巻き状に畳まれ、羽化した成虫は植物の外へ姿を現すか羽化した段階で越冬するものもいるそうです
このカミキリムシの名前は分かりません
葉の上にいたカミキリムシは
触角はとても長く、体長の2~3倍はありそうです
この角を牛になぞらえて、漢字では「天牛」と書きます
触角の長さは種類、雄、雌で異なるそうです
成虫は植物の花、花粉、葉や茎、木の皮、樹液などを食べます
植物の丈夫な繊維や木部組織をかじりとるため、大顎もそれを動かす筋肉もよく発達しています
「カミキリムシ」という呼び名も、髪の毛を切断するほど大顎の力が強いことに由来しています(➝ 「噛み切り虫」からという説もある)
「カミキリムシ」を手でつかむと、ほとんどの種類が「キイキイ」という威嚇音を出します
この音は多くは前胸と中胸をこすり合わせて発音しますが、ノコギリカミキリ類など前翅の縁と後脚をこすり合わせて発音するものもいるそうです
真正面からみたカミキリムシの顔
カミキリムシの横顔
ところでなんでこのカミキリムシは、牛蒡の葉にいるのでしょう
それに寒くなってくるのに今頃のそのそいるなんて大丈夫なのかな
越冬場所を探しているのでしょうか
遺跡の横で、ジュウガツサクラが咲いていました
先日群馬・藤岡の病院に行って来ました
半年ごとに検査を受ける妻を待つうち、病院裏の庭を散策してきました
ジュウガツサクラの咲いているのを見つけて、パチリ!!しました
秋から冬にかけて咲くサクラは総称して、「冬桜」と呼ばれますが、ジュウガツサクラと冬桜は若干品種が違うようです
ジュウガツサクラは、バラ科サクラ属で、開花時期は10月~1月初旬と3月中旬~4月初旬の二度咲きです ・・・ 全体ツボミの3分の1は10月から咲き出し、残りの3分の2は春に咲きます
病院裏で見たジュウガツサクラ
このジュウガツサクラは、病院のリハビリテーション棟の裏庭で咲いていました
秋の日差しの中で咲くその姿はとても、やさしく見えました
ジュウガツサクラの咲く裏庭を懸命に歩いて、リハビリしている患者さんはこの桜をどう眺めているのでしょう
花は八重咲で、花径25~35mm、花びらは5~18枚・花色は、白~薄いピンク色です ・・・ 冬桜は、一重咲きで、花びらは5枚で、春は咲きません
萼筒は太い壷型をして、雌しべが長く突き出ています
ジュウガツサクラの花 アップしました
ジュウガツサクラの 花言葉は、「 純潔 」、 「 精神美 」、「 優れた美人 」、「 独立 」 です
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縄文の遺跡は遥かな歴史です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_down.gif)
そうすれば、歴史を共有できる空間が出きると説いている記事を見ましたが、納得です
「谷地C遺跡」 の 配置機構 説明看板
説明文によると、「谷地C遺跡」は、子孫繁栄、豊穣を祈る「祈りの場」だったようです
縄文時代は村ができ始めた時代で、共同で命をつなぐようになったのだなと考えられます
シュウメイギク= 漢字では、「秋明菊」と書きます
ご近所の庭や、出先のお寺の境内などで、シュウメイギクが今を盛りに咲いているのを見かけます
シュウメイギクは、秋に、細長い茎先に菊花に似た、白または、桃色、淡紅紫色の花のような萼片をつけるキンポウゲ科イチリンソウ属シュウメイギク種の耐寒性多年草です
漢字で書くと、「秋明菊}と書きますが、この名の由来は、中国の寺院に渡航した修行僧がお土産として持ち帰ったところ、まるで黄泉の国に咲いている菊のようにきれいだということで、「秋冥菊」と呼ばれ、その後「冥」が暗いイメージだということで「明」に変わったと云われます
英名では、「Japanese anemone(ジャパニーズアネモネ) 」といいます
シュウメイギクは中国からの帰化植物で、草丈:50cm~1mです
日本のシュウメイギクは中国母種の変種とされており、室町時代に渡来したとされています
農家の庭先で咲いていたシュウメイギク ・・・ 白花とピンクの一重花です
シュウメイギクは茎を立てて上部に小さな葉を数枚輪生させ、その中心から数本の花茎をほぼ直立させて茎頂に径3~5cmほどのやや大きな花を1輪つけます
葉が根元に集中しており、花の周りには比較的小さな葉だけがつくだけなので邪魔にならず、草姿がすっきりしています
シュウメイギクは花だけを見ているとコスモスと見間違うような花を咲かせますが、コスモスの和名である秋桜ともイメージが重なるように思えます
古くから多くの園芸品種が作出されていて、花被片(ガク片で花弁はない)は5枚のものから30枚近くなるものまで様々あるそうです
花色も、白色から紅紫色まで変異に富んでいます
根生葉(地際の葉)は数枚で、長さ6cm前後、幅も6cm前後の三角形状で、3小葉からなり3浅裂するものから3中裂するものまでいろいろあるそうです
キンポウゲ科の植物の多くは花弁を持たないそうで、花弁のように見えるのはガク片です
花の中央には多数の雌しべが集まり球状になっています
雄しべは多数雌しべの周囲を取り巻いています
八重咲で花弁状のガクが30枚ほどもある赤花のシュウメイギクは原種のようで、これは花が咲いても種子は稔らず地下茎で増殖するそうです
花は8~11月が盛りです
ピンク色一重のシュウメイギク アップ
赤紅色の八重シュウメイギク
シュウメイギクは、半日陰で水を好みます
野生ではアルカリ質の土壌で多く育っているのが見られます
萼片が散った後に球状の花芯が残り熟して割れると真っ白な綿毛が現れ、この綿毛の中には胡麻粒のような種子が多数あり風に乗って散布されます
尚、参考までに、このように萼片はあっても花冠が無い花のことを、単花被花(monochlamydeous flower)と言うそうです
お寺の裏境内で見かけた 八重花シュウメイギク ・・・ 野生のシュウメイギクを彷彿させていました
シュウメイギクの 花言葉は、「 忍耐 」、「 淡い思い」、「 薄れゆく愛 」、「 耐え忍ぶ恋 」、「 多感な時 」 です
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