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“サザンクロス(南十字星)”という名の花がありました

 先だって流通センターの花木コーナーを覗いてみたら、可愛いピンクの花を見つけました

名前は、なんとも格好いい“サザンクロス”といいます

“ サザンクロス”はミカン科で、オーストラリア原産の常緑性の低木です                                                    花形は星型で可愛く、その名も南半球の星座名「サザンクロス(南十字星)」と名づけられた(?)せいもあり、最近人気が出てきた植物の一つだそうです

実は“サザンクロス”の仲間は数十種類近く栽培されており、花色、花の大小各種あるようですが、日本で出回っているのは正式名”クロウエア・エクサラタ”という“サザンクロス”です

“サザンクロス”は明るいグリーンの葉色で葉の脇に濃いピンク色の5弁の花(=お星様です)を咲かせます                                                                                                花期は秋口から来春までと永く咲き、茎葉は柑橘類特有の香りがあるので、室内インテリア用鉢物として人気が出た要因になっているようです

尚樹高は30cm~2m近くにもなるので、窓辺に置いたりしての管理がお勧めみたいです

“サザンクロス”の呼び名は、本来全天88星座の中で、南半球に輝く最も小さいが、最もよくしられている星座名です

北半球には何処からも見える北極星がありますが、南半球では“サザンクロス”が、南極星と目される星座になっている為です                                                                     古来から南半球に生活する人たちに色々な形で希望を与えてきた星座といえます

そんな名の付いた“サザンクロス”の 花言葉は 「 願いをかなえて 」 です 

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“マンジュシャゲ(=ヒガンバナ)”の花満開でした

先日お彼岸が明けました                                                                      毎年この時期になると、一斉にあっちこっちで、 “マンジュシャゲ(通称:ヒガンバナ)” が咲き始めます

お彼岸の時お墓参りに行きましたが、その折お寺の境内への参道に色とりどり(といっても三色ですが・・・)の“マンジュシャゲ”が咲いているのを見つけました

 赤い~花・・な~ら “マンジュ~シャゲ” ♪ と、唄われる様に、“マンジュシャゲ”といえば、真っ赤な花色が代表的な印象です

ですが~、最近は、白色(クリーム色も含む)や黄色の“マンジュシャゲ”を見かける様になりました

咲いていた3色の“マンジュシャゲ”をアップしてみました

 

日本への渡来は古く、史前帰化植物といわれる“マンジュシャゲ”は、「曼珠沙華」と書き、仏教経典によると慶事が起こる前触れに天上から赤い花が降ってくる意味だそうです

そんな点からみると、色違いの白や黄色は、突然変異によるものなのか、園芸的な品種改良でうまれたものなのでしょうか!?

万葉集で詠われた“マンジュシャゲ”を見つけました

“ 路の辺(みちのべ)の  壱師(いちし)の花の  いちしろく  人皆知りぬ  わが恋妻を ”  

                                         (巻11-2480)

【いちしろく】の〔いち〕は「非常に」、〔しろく〕は「明白に」が語源になっていて、歌全体のその意味は、「道の辺に咲く壱師の花(=色々説があるようですが、マンジュシャゲとしています)が、とてもはっきり目立つように、世間の人は皆知ってしまった私の恋しい妻の事を」 だそうです

この歌は、知られたくもなし、知られたくもありの心の襞が垣間見られながら、されど「人によく知られた妻は華やかな女性」なのだと、自慢しているように思われ、それが鼻に付いて私にはあまり好きになれません ・・・これってやきもち心!? まさかねぇ~   

“マンジュシャゲ”は、野辺に咲く生命力の強いながらも、はなやかな個性的な花です                                              しかしその花言葉は、「悲しき思い出」、「過ぎ去った日々」と哀愁の漂う言葉となっているのが、とても印象深く思えます                                          

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“コチア”=“コチア・ダイアモンド・ダスト”=“マイレアナ・セディフォリア” 

スーパーの花木コーナーで、先日ちょっと変わった木を見つけました                                                      50cm位の丈の鉢物ですが、姿は雪を被ったクリスマスツリーのような木です

かかっていた名札には、“コチア・ダイヤモンドダスト(略称:コチア)”とありました

“コチア”と呼ぶと、日本では “ホウキクサ” の事もそう呼ぶらしく、“ダイヤモンド・ダスト”の名の方が響きもいいしでこの名で紹介します                                                                                                    尚正式な別名は、“マイレアナ・セディフォリア”と舌を噛みそうな呼び名です                                                             更に英名では、“コットンブッシュ”とか、“パープルブッシュ”と呼ばれているそうです

“コチア・ダイヤモンドダスト”の原産地は地中海沿岸~西南アジア、オーストラリアの乾燥地です                                                姿はまるで雪を被った針葉樹のように見えますが、アカザ科の半耐寒性植物です

銀白色の棍棒状の葉が特徴です                                                                       触れてみると柔らかな感じの葉の中には、沢山の水分を持っているそうで、乾燥地に対応しているのですね                                                                  葉をアップして見ると、まるで白いチェーンのようにも見えます

こんな幻想的な葉をした“コチア”だけど、花は一体どんなのが咲くのか興味が湧き、ネットでチョコチョコ調べてみたのですが、情報が分りませんでした・・・たいした花が咲かないのかな ~

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“ミドリヒョウモン”が一生懸命飛んでました  

昨日はちょっとお出かけしちゃって、お休みしちゃいました                                              毎朝パソコンに向ってブログ作りをしていると、最近は習慣づいて、たまの「さぼり」がなんか妙な感じで落ち着かない気分になります                                                                           とは云え帰ってきて、今朝パソコンに向い「さて」と思って打とうとしたのですが、今度はなんか堂々巡りの発想しか出来ず調子が戻りません                                                                歳のせいか集中力が落ちたのかなと思ってしまい、ちょっとショックですが・・・

この所めっきり涼しさを感じる日が続くようになってきました                                                野山の花数も大分減ってきた時期で、虫達も冬に向ってなんか慌しい動きに見えます

先だって出かけた群馬・赤城自然園で、“ヒョウモンチョウ”の吸蜜姿を見かけました                                   あっちヒラヒラ・こっちヒラヒラでなかなかパチリできず、やっと幾つか撮れたものです

“サラシナショウマ” の花に吸蜜している “ミドリヒョウモン” です    

“ミドリヒョウモン”は“ヒョウモンチョウ”類の中では分布が最も広く、深山から都市郊外まで見ることが出来ます                                                                        因みにマイ菜園でも飛んでくるのですが、なかなか撮れていませんでした

名前の様に、“ミドリヒョウモン”は後翅の裏ちょっと緑色を帯びるのが特徴になっているのですが、画像ではあまりよく分かりませんでした

“ミドリヒョウモン”の飛ぶ時期は、5~6月、9~10月の二季節で、雑木林の中や周辺を活発に飛び回りいろいろの花で吸蜜します                                                                        活動の盛んな時は、雨上がりなどでは地上で吸水しているのも見られます

“アザミ” の花でも、夢中で吸蜜していました      

“ミドリヒョウモン”は、卵、又は若齢幼虫で冬を越し、春先芽を出した“スミレ”類を食べて大きくなるのだそうです                                                                                        “スミレ”のみを食虫する“ミドリヒョウモン”とはどんな風にして他の植物を食べ分けているのでしょう             なんでもないことの中にも、不思議な生命活動があるものですね

尚、成虫の二季性は、春生まれたものは夏は休眠して、秋口からまた飛び回るようです                                  虫の休眠行動も??です・・・夏バテ防止対策なのかな   

時折、翅の破れたチョウが飛んでいるのを見かけますが、生きることの難しさ、大変さが偲ばれ考えさせられます・・・姿・形はともかく一生懸命が大事ですね

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“センニチコボウ (千日小坊)”の花

台風がちょこちょこ来たせいか、このところ暑さは峠を越えて、朝晩は冷気を感じるようになりました                                     昨日なんて富士山に初冠雪が有ったと言いますが、嘘みたいな気候変化です

 先日スーパーの花木コーナーの花だなで、“センニチコボウ(千日小坊)”の鉢が一杯並んでいるのを見つけました

 “センニチコボウ”はその名前から “センニチコウ” を連想させますが、別種だそうです                                             まあ名前だけからすれば、“センニチコウ(千日紅)”の小坊主という事になりますかね                                     花の大きさからいうと、 “ワレモコウ” に似ています

南アメリカ原産の“センニチコボウ”は、秋より枝をグングン伸ばし始め、茎の葉脇からでた枝先に“ケイトウ”に似た赤紫色の小さな花を球状に集合させて咲きます

“センニチコボウ(千日小坊)”は、バラ目ヒユ科アルテルナンセラ属の常緑多年草(宿根草)です

鉢植えで売られていた“センニチコボウ”は丈が10cmくらいで、花を一杯咲かせていたのですが、自然植え付けでは草丈は40~80cmくらいになり、花期は10~12月まで咲くそうです

千日紅”という名前の由来は、花がたいへん長く持つ紅色の花という意味なのですが、“千日小坊”もやはり長い間花を咲かせます

 “センニチコボウ(千日子坊)”の花言葉は、

              「 不老長寿 」、 「 喜びを伝える 」、 「 静寂 」  です

 

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“ヤマアジサイ”を今頃見かけました→天候異変のせいかな!?

群馬・赤城自然園を散策していて、秋だというのに、“ヤマアジサイ”が咲いているのを見つけました

今の時期に“ヤマアジサイ”が咲くのだっけと思ったのですが、間違いなく名札までかかっていました                             今年は異常気象みたいな天候続きですから、植物も戸惑っているのかもしれません

“ヤマアジサイ”は福島以西に分布する日本原産の落葉低木で、“サワアジサイ”とも呼ばれる様に、ブナ林などの広葉樹林の谷筋に多く生育しています

樹高は1~2m位で、通常6~8月初めに花が咲きます

“ヤマアジサイ”の葉は対生し、長さ10~15cmくらいです                                                       その花形は周辺に4枚の花弁状の萼を持つ装飾花と、中心部に固まるように咲く多数の普通花でなっています                                                                                           花の色は薄く紅色を帯びるものから、白色、紫色を帯びるもの、青色のものなど多様ですが、画像でのような自然園で咲いていた淡い青色のものが一般的に多く見られます

但し地方によって、多少色合いが違うととも言われますが、これって土壌の関係があるのではないでしょうか

“ハナムグリ”が、“ヤマアジサイ”の花粉を夢中で食べています                                                       “ハナムグリ”の成虫は、4~8月が活躍時期だと思うのですが、この時期に元気に見かけられるのはやはり天候異変のせいなのでしょうか!?

“ヤマアジサイ”の花言葉は、「 会える幸せ 」、 「  乙女の愛 」、 「 切実な愛 」 です 

長生きした“ハナムグリ”も、“ヤマアジサイ”に出会えて、幸せ感を感じているのかもしれません

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白い“ホトトギス”と出合ってきました

群馬・赤城自然園を散策  して、真っ白い“ホトトギス”が連珠のように並んで咲いているのを見つけました 

“ホトトギス” といえば、野鳥の「ホトトギス」の胸にある紫紅色の斑点を見立てて付けられた名前だといわれる位に、独特のまだら模様が目立つ花です

自然園の林縁のちょっと日当たりの場所で、真っ白い花を咲かせる“ホトトギス”を見つけたときは、『わぁ~!!やったぁ~!!』 の思いでした  

花の名前は、珍しいホトトギスの白バージョンという事で、“シロホトトギス” ・ 別名を“シロバナホトトギス”、または“白楽天”とも呼ばれるそうです                                                                     “シロホトトギス”は“ホトトギス”の変種で、日本固有種と云われているようです

関東以西の山地に生え、草丈は40~100cm、葉は長楕円形です・・・大分美味しいと見え虫に食べられていましたが‥
8~9月にかけて、葉腋に1~3個の白い花を咲かせるそうですが、見つけた“シロホトトギス”の咲いている様子は、なんとまぁ~行儀よく咲いて・・・白一直線の態でした 

白い花を咲かす“ホトトギス”は、“シロバナヤマジノホトトギス”もそうだそうです                                                   “シロバナホトトギス”との見分けは、“シロバナホトトギス”の花びらの根元に黄色い斑点が見えることだそうです

“ホトトギス”の花言葉は
           「 秘めた思い 」、 「 永遠にあなたのもの 」  
です
白色はイメージ的に、清純さ、素直さが加わるのかも
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“サワギキョウ” の花色は秋に似合ってます 

季節にはどんな色が似合っているか、古来のからいわれている言葉があります

それは、 「青春(せいしゅん)」 ・ 「朱夏(しゅか)」 ・ 「白秋(はくしゅう)」 ・ 「玄冬(げんとう)」と、いうのだそうですが、知ってましたか!?                                                                  私は勉強不足で、言葉としては聞いた事あったり、使ったりしてましたが、それが季節の色となっていたとはしりませんでした ・・・ 【 注) : 「玄」とは黒色のことです 】

そんな言葉は別にして、秋の花の色は何となく青色系が似合っている様に思います                                                     

群馬・赤城自然園に「トンボ池」と呼ばれる色々な水生植物が生える ちっちゃな池があります                                       池の畔で、70~80cm位のスゥ~と伸びた青紫色の花が咲いていました

“サワギキョウ”といいます・・・なんかこの花姿に秋を感じました 

“サワギキョウ”は桔梗科で、山野の湿地に生える多年草で、東アジアに分布しています

葉は茎に互生し、形は披針形で縁に細かな鋸歯があります                                                    花の色は、名前の桔梗のイメージ色ですが、形は随分桔梗とは違っています                                          花期は8~9月に咲きます

“サワギキョウ”の花は柱筒で先が大きく5裂した唇形で茎の上部に総状に咲かせます                              花びらは上下2唇に分かれ、上唇片は鳥の翼のように2裂し、下唇片は3裂しています

“サワギキョウ”は“桔梗”と同じ「雄性先熟」で、雄しべから花粉を出している雄性期と、その後に雌しべの柱頭がでてくる雌性期があるのだそうです

小蜂が吸蜜にきていましたが、なんか恐る恐るの態で、ちょっと滑稽に思えました・・・蜜は筒の奥なんだからもっともっと顔を入れないと、食べれないよ      

 “サワギキョウ”の花言葉は、「 高貴 」、 「 特異な才能 」、 「 乙女の魅力 」 です  

 

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“ヤマシャクヤク”の果実を見たことありますか!?

昨日に続いて・・・群馬・赤城自然園散策報告です  

自然園は秋が忍び寄って様々な植物が、思い思いの果実を実らせていました                                     

約36万坪(=約120ha)もある自然園の中、四方八方に散策路が拡がっているのですが、一際目立って生っている果実を見つけました

残っていた葉の形から、“ヤマシャクヤク”ではないかと思ったのですが、それにしても一つの株から二種類の果実らしいものがあるので、一体これはなんだろうとパチリ !   してきました

“ヤマシャクヤク” は山林の日当たりで、春5月ごろ茎頂に真っ白な一重の大輪の花を咲かせます                                                  そして数日咲いて、はらりはらりと花びらを落とします                                           今年の5月自然園を訪ねて、“ヤマシャクヤク”のはにかんだ(=花言葉)姿を見て以来、顔を見ることが無かったのですが、形を変えて会えるとは思ってもいませんでした

お椀のような花弁が、ハラリ・ヒラリと落ちると、受粉して中の子房は膨らんで袋果が2~4個できます                                      秋ふかまってくると、果実は熟して、鞘が裂けて、黒紫色の実が弾けるように出てきます

上の画像で見られた二種類はどうやら“ヤマシャクヤク”の果実に間違いなく、向って右の「袋果」が熟し、向って左のような種子がやがて顔をだすということのようです                                                     それにしてもあまりの外観変化に驚きです

ところで、鞘からでてきた真っ赤なものは果肉なのでしょうか!?                                                                鳥たちが見つけやすいように、真っ赤な果肉は暗い山林の中で、とっても目立っていました

“ヤマシャクヤク”の変身振りは本当にびっくりで、春の清純さから、秋の妖艶ないでたちは同じ花とは想像できませんでした

 

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“ヤマボウシ”の実が美味しそう

 今の季節、 “ヤマボウシ” が、たくさんの赤く色付き始めた実  をつけています

先日、群馬・「赤城自然園」が開園されたのを知り、行ってきました                                                              入り口で出迎えてくれたのは、びっしり実を生らした“ヤマボウシ”です

初夏に真っ白い花(=実は総苞なんだけど・・)が咲き、花が終わると、緑色の小さな果実が合着した集合果が上向きに出来ます                                                                                       “ヤマボウシ”の果実はまるでサッカーボールのような独特の形で、次第におおきくなり、秋になるとやや黄色みからピンクがかり、そして赤く色付きます

足許に、風にゆすれて落ちた果実が、一杯ありました

薄紅色の果実の表面は亀甲模様になっています                                          亀甲の中心にあるのは雌しべの柱頭で、一個一個の花の集合だったのが分ります

落ちている“ヤマボウシ”の実をアップしてみました                                                                   なかなか可愛く撮れた  と思うのですが、どうでしょう!?      

落ちた“ヤマボウシ”の果実を拾って、ちょっと果肉を押し出すように食べてみると、少しねっとりしてますが、シャリシャリ感のある甘い味でした

お店でジャムなどに加工されたものは見てませんが、結構いけるのでは・・・

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“ニラ”の花に集まった虫たち

雑草園になっているマイ菜園の中で、草に負けずに、“ニラ”の花 が沢山咲きました                      今の時期は草を懸命に引き抜いて、大根を蒔こうと作業中です                                                                           草取りに疲れた時、“ニラ”の真っ白く咲いた花を見ると、ホッとした気分になります

“ニラ”の開花時期は、  8/20頃~10/25頃です                                     “ニラ”の花には、とにかく入れ替わり立ち代り、色んな虫が吸蜜にやってきます                                                          今の時期・目立って咲いている花はあまり周りにないせいなのでしょうか!?

あまり嗅いだことなかったけど、“ニラ”の花って、虫の好きな香りがあるのでしょうか!?

まるで色々な虫たちのディナー場の様相で、差し詰め、マイ菜園は虫のレストランかな  

上の画像で、思い思いに吸蜜している虫たちを見てください・・・画像が小さいので分かりにくいけど、8匹ほど映っているのが分るでしょうか!? 

 

万葉集で詠われた東雑歌です

「 きはつくの   岡のくくみら   我摘(つ)めど  籠(こ)にも満たなふ   背なと摘まさね 」     
            * 注 ; (くくみら=韮)                            

 この意味は                                                                                      「 きはつくの 岡の‘くくみち’を私一人が、摘んでても カゴ一杯になりません 」                                                                  「 それならば、ご主人(?)と一緒に摘んだらどうですか 」・・・恋人と一緒には無理かな

 

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“蓮”の秋の佇まい・・・“赤とんぼ”も飛び始めて

 先月初め、群馬・榛名山麓にある「渋川運動公園」の蓮池 で、沢山の“蓮”の花を見ましたが、その後の“蓮”はどうなったか見に行ってきました・・・じつは一週間前の様子です

ノロノロ台風の過ぎ去った影響だと思うのですが、葉が打ち叩かれ敗れたり、折れ曲ったりの状態です                                          これって自然に花が終わると、葉も枯れはじめ、冬に向って秋の装いになってきたのでしょうか!?                           花咲いていた時と比べると、ちょっと無惨な姿に思えます

池の中の花が咲いていた跡をさがすと、華麗に咲いていた蓮花は“蓮”の実となって、子孫を残そうとしていました

この“蓮”の実は生食できるのだそうですが、もちろん塩ゆで・炒め物・煮物など色々に利用できるそうです                                                                      滋養強壮、疲労回復、精神安定、健胃、下痢止めや、血圧や血中脂肪を下げる健康効果があるといわれ、古代中国では皇帝の貢物になったそうです 

 赤とんぼが水の上を飛び回っています    蓮の葉の枯れ跡(?)にも赤とんぼが羽根を                                                                    赤く染まった蓮の実の上に止まりました   休めていました         

 

この赤とんぼは、“ミヤマアカネ”かなと思うのですが・・・                                                                                    “ミヤマアカネ”は、7月上旬頃から羽化して、11月頃まで見られるトンボです                                                    秋になったのですね~

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“タラの木”の花

残暑厳しい日が続いています

山菜の王者とも言われる “タラ”の木 が、花を咲かせ満開になりました

早春の芽(=地方に寄るかもしれませんが、群馬ではタラッペと呼んでます)は、てんぷらなどで食べるととても美味しく、春先は山の“タラッペ”はほとんど採られちゃうほどの人気山菜です

しかしつかの間といえる採取時期が過ぎると、採られず残った芽は大きく葉が育ち、夏に、枝先に花序を複数つけて、小さな白い花を複総状にびっしり咲かせます

マイ菜園の隅に植えた“タラの木”が、まるで樹木の様に育ち、空に向って、花を咲かせました   

“タラの木”の花は食べないのですが、代わって沢山の小さな虫たちが集まってきて、食事に夢中です

秋になると黒い実が生るのですが、木の下はびっしり花が落ち、まるでクリーム色の何かを蒔いた様に見えます

虫たちが花を食べちゃって、実はつかないのかもしれません

花はまるで線香花火の様に枝分かれした感じに、ちっちゃな円筒状に咲きます                                         この花は両性花で、虫たちに食べられても沢山咲くことで、子孫を残そうとしているようです

“タラの木”の花言葉は見つかりませんでした                                                               皆さん食べる方に夢中で、花の観察・鑑賞はあまり興味が無いのかもしれません                                           今度もう少し良く観察して、私が作ろう~っと  

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“アザミ”の花変化

今年のマイ菜園は、すっかり雑草園になってしまいました  

約150坪ある菜園を万能農具のスコップ一本で耕しながら行う無農薬農法は、最近体力的になかなか大変です

特に大変は雑草の引き抜きです                                                                           勿論草取りは根ごと抜かないとすぐ大きくなるので掘り起こしながら作業するのですが、約6m(*巾約1m)位をするのに4~5時間かかります                                                                           今年は特に暑かったので、続けて作業できず2~3時間してはやめてしまっていましたから、とてもとりきれずついに雑草園と化してしまいました

雑草園に化したと言えど、勿論あきらめた訳でなく、今もこつこつ草取りを機械を使わず続けています                                    

そんな雑草園の片隅に、今年の春何処からか飛んできた “アザミ” が一本芽を出しました

春先草取りしながら、ここだけ掘り取らず残しておいたら、後から生えてきた雑草を見下ろすほどに大きくなり、暑い夏中花が咲きました

草の中で咲いている“アザミ”の花は一際目立ってみえます                                                                    “ハナアブ”が飛んできて、夢中で吸蜜をし始めました・・・草取りしていながらのワンショットですが、なかなかよく撮れました 

マイ菜園の“アザミ”は、どうやら“ノハラアザミ”の仲間らしいです                                              ここに来て秋の気配を感じてか、先日から花々は萎れ始めて、“タンポポ”のような種が出来始めました 

花が萎れ、茶色くなった花びらの中からまるで湧き上がるように、“アザミ”の白い種子が顔を出してきます

出始めた種の綿毛は幾分茶がかかって見えます                                                        一個の花からどのくらいの種が出来るのでしょうか                                              重なり合うように早く飛び出そうと、綿毛を拡げようと身構えて見えます                                          

綿毛の色がすっかり真っ白くなり身繕いできました・・・風待ちのようです

そんな白い綿毛の中に、何を探そうとしているのか“カメムシ”が、ゴソ・ゴソ・ゴソ‥と、もぐりこんできました

それにしても、赤紫色のきれいな花が、こんな幻想的な花風情に変わるなんて・・・                                        雑草園にしているけど、いい事もあるんです   

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“蜘蛛(クモ)”の巣 → 正確には “蜘蛛”の網 

雨上がりのある日“蜘蛛(クモ)”が、生垣に巣を張っていました

いつも何気なく見ている“蜘蛛”の巣ですが、よく見るとなかなかきれいだし、ちょっと幻想的な世界を醸しています

生垣の樹の葉に巧みに糸を絡ませ、まるで定置網の様に獲物がくるのを待っているのですが、生憎の雨で網に水滴が付き、まるで水玉の袋です

それにしても“蜘蛛”の糸は、科学的見地からみるとなんかもの凄い秘密がありそうです

 “蜘蛛(クモ)”は、通常「虫」と呼ばれる生物種ですが、一般昆虫とは脚の数が8本、頭部と胸部の境界が明確でない事、触覚がない事などから区別されています・・・一般昆虫とは脚の数は6本です                                           それになんと言っても、“蜘蛛”の特徴は糸を出す動物だという事です                                でも“蜘蛛”のほかにも、カイコや毛虫などの仲間で糸を出す動物・昆虫はいますが…

この糸は「たんぱく質」で出来ており、哺乳動物の体毛とどうやら同じ成分で、「動物性繊維」といえそうです                                                                                        「動物性繊維」は棉や麻などのセルロース中心の固い「植物性繊維」と比べて、しなやかで丈夫であるという特徴を持っています

「アミノ酸」から「たんぱく質」は作られます                                                          即ち食べ物からアミノ酸はたんぱく質を消化・吸収してできるので、アミノ酸の違いでたんぱく質の性質が変わってきます

緑陰の笹の陰で、幾つ物の“蜘蛛”が「巣」、いや「網」を掛けていました

“蜘蛛”の種類によって、実に多様に網の形や構造が違っています

一般的に“蜘蛛”の網として見られるのは、中央から放射状に引かれた糸(=縦糸という)に、同心円状に細かく糸(=横糸)が張られた構造で、この網形を『円網(えんもう)』と呼ばれています                                                                  尚『円網』の外側に縦糸を張る枠に当る糸は、「枠糸(わくい)」というそうです

  

「網」の中で粘り気があるのは「横糸」で、横糸をよ~く見ると、数珠のように粘球が並んでいるのがわかります                                                                                         “蜘蛛”はこの「横糸」の張り方に工夫をこらしており、螺旋状に張っているのですが、普通「網」の下側の方に粘球数を多くするため、一部を螺旋ではなく、往復した張り方をしているそうです

“蜘蛛”の張る「網」の形には、『円網』以外にさまざまな形がある冒頭の画像は『皿網』と呼ばれる網のようです

『皿網』は、糸を縦横に重ねた薄い膜状の網と、それを支える上下に張られた糸からつくられているそうです                                                                   さらにこれも幾つか種類があり、膜状部が皿を伏せたような伏せ皿型のもの、下向きにくぼんだ受け皿型のもの、ほぼ水平に広がるシート状のものなどがあり、大抵、施工主の“蜘蛛”は膜状部の中央で、下側にぶら下がっているらしのですが、雨が降るとどこかで雨宿りしているようで、画像では見れませんでした

    “蜘蛛”の糸の強度はどのくらいあるのか調べてみたら・・・

引っ張り強度はナイロンよりやや劣りますが、弾性力は約二倍・数字であらわすと、蜘蛛の糸31%に対してナイロン16%だそうです                                                                        太さを同じにしての引っ張り強度を他の物質と比べますと、骨や腱、ゴム、植物繊維よりも強く、鋼鉄の半分にも達するそうです・・・でも鋼鉄との比較は技術者の眼からはちょっと??の点がありますが、まぁ~いいか~

それにしても、“蜘蛛”のお腹の中で、こんな凄いものを作る製糸工場があるなんて、信じがたいですね 

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