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群馬・藤岡の「フジの花咲く丘」に行って、「クマバチ」と一緒に花を愛でました

この間の日曜日(4月27日)、 群馬・藤岡の「藤祭り」 に行ってきました

今年(平成26年)の「第16回藤岡藤まつり」は、4月26日~5月11日まで開かれます

車で買い物のため、産直目指してR254を走っていたら、「藤祭り」の旗指し物を見かけ行きたくなりハンドル  を切りました

 まだ開かれたばかりというのに、駐車場が随分混雑し、やっとの思いで見てきました・・・すごい人気です

「藤祭り」は、「フジの咲く丘」の藤の花を愛でるお祭りです

  

   「フジの咲く丘」入口です                  「フジの咲く丘」にはフジの花棚の回廊があります 

「フジの咲く丘」は公園になっており、2.3haあるという園内では世界45種類の藤が美しさを競い、特に250mにおよぶ藤棚が見どころとなります

   「 フジの咲く丘」入口のふじ棚は咲き始めていました (向かって右は、資料館「ふじふれあい館」になっています)

祭りの間、各種作品展をはじめ、コンサートや野外ステージのほか、地元物産品やふじの即売会などが行われ、訪ねたこの日も資料館「ふじふれあい館」ではフジの花の押し花作品展や映像、写真、レプリカ、香りと、さまざまな形で藤とふれあうことができました

祭りの様子は、こんな感じですが、肝心な目的の藤はまだ咲き出したばかり…見ごろはまだまだこれからでした

    45種類ものフジが植えられているという「ふじ見本園」です (向かって正面は、カリヨン(=鐘楼建築物に演奏用の鐘を設置したもの)です)

「ふじ見本園」の藤花は、種類によって、開花状況がずいぶん異なっていました

花の開いているフジは、とってもいい香りです

 フジの花の香りを訪ねて、沢山の「熊蜂」が、羽音高く飛び回っていました

ちょっと薀蓄です

「クマバチ(熊蜂)」は、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称で、大型のハナバチの仲間です

 外観は、体長2cmを超えずんぐりした体形で、翅も含め全身が黒ずくめ、とてもごつくみえますが、胸部には黄色い細かな毛が襟巻状におしゃれっぽく生えよく目立ちます

体が大きく羽音も大きいので、飛んでくると怖いくらいですが、食性は、他のハナバチ同様、花蜜・花粉が主食です

フジの仲間の花は「クマバチ」に特に好まれ、花の構造がとても固い構造で蜜を守っており、「クマバチ」以外の虫はなかなか蜜が吸えません

フジは「クマバチ」を花粉媒介のパートナーとして特に選んでいると考えられます

こうした、「クマバチ」に特に花粉媒介を委ねている花は「クマバチ媒花」と呼ばれているそうで、フジ以外にはトケイソウ科のパッションフルーツなどの熱帯果樹などがあるらしいのです

パッションフルーツを育ててみたいなと思っていますが、「クマバチ」が来ないと受精しないとなるとちょっとびびります

最後に「クマバチ」は性質はきわめて温厚で、ひたすら花を求めて飛び回り、人間にはほとんど関心を示さないそうですから、一緒にフジ花鑑賞しても大丈夫だそうです…ちょびっと安心しました 

「クマバチ」君よろしくね!!  

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群馬・子持村・白井宿の八重桜が満開です

先日、群馬・渋川にある「白井宿」に、八重桜を見に行ってきました

渋川市の国道17号沿いにある「道の駅・こもち」のすぐ裏手は、「白井宿」と呼ばれ市場街道が通っています

久しぶりに訪れた 渋川・白井宿の八重桜 は、この街道に沿って100本以上も植えられ、訪ねたこの日満開になって咲き誇っていました

「道の駅・こもち」に車を停め、物産館で買い物しながら、八重桜を堪能してきました

    道の駅・こもちの「ふるさと物産館」 前の八重桜は満開でした

この辺り「白井」には、江戸時代三国街道が通り、更に利根・吾妻郡地方と中毛地方の物資交流地でした

幕政の中で置かれた白井藩の中心地であったことから、廃藩となった後も「六斎市」として月2日の「市」が立って栄えてきたそうです

ですから本来は「白井」は城下町であり、宿場町ではなかったようですが、街道沿いであることと「市」の繁栄で、「宿」と呼ばれたようです

「道の駅・こもち」の有り様はそんな現代版「市」の名残なのかもしれません

物産館の裏手に回ると、街道につながっています

何種類もの八重桜が、枝も重たげに花をつけて咲いていました    

八重桜とは、八重咲きになるサクラの総称で、特定の品種の名前ではありませんが、八重桜として結構多くの種類があります

花は桜よりも、咲き始めが2週間ほど遅い4月中旬過ぎから5月初め位まで見られます

花の形が、小型ながら「牡丹」にも負けないくらいに豪華な咲き方であるため、「牡丹桜」とも呼ばれています

また野生の山桜に対し、人里に見られると云う事から、「里桜(さとさくら)」とも言われます

色々な花容、色合いの八重桜が、街道中央を流れる疎水を挟んで、満開の様子を見てください

「関山(かんざん)」、「一葉(いちよう)」、「普賢象(ふげんぞう)」、「鬱金(うこん)」 などの種類名がよく知られており、樹に名札がかかっていましたが、見事な咲き振りに、どの花がどの名なのかチェックするのを忘れて帰ってきてしまいました  

それにしても、息をのむほどの綺麗さでした

 

 

八重咲きとは、花びらが重なった状態で咲くことなので、当然の事ながら通常の一重咲きの桜よりも色が濃く美しいです

重なった状態の表現に、八重以外に七重、九重という言葉が有りますが、何故八重桜と呼んだのでしょう

浅学な私にはよくわかりませんが、百人一首の中の歌を思いだしました

   いにしへの 奈良の都の 八重桜  けふ九重に にほひぬるかな   (伊勢大輔) 『詞花集』

この歌は「一条院の御時、奈良の八重桜を、人の奉りて侍りけるを、そのおり、御前に侍りければ、その花をたまひて(題材にして)、「歌詠め」と仰せ言ありければ(読める)」
とまえがきがあるそうで、即ち作者の伊勢が、奈良から宮中に届けられた八重桜の献上品を、宮中で受け取る役に抜擢され、その時、藤原道長から急に即興で歌を詠めと言われ、返したのがこの歌なのだそうです
 「いにしえの古都、奈良の都の八重桜が、九重の宮中で見事に咲き誇っていますよ」 すなわち、「かつての奈良の栄華をしのばせる豪勢な八重桜だけど、今の帝の御世はさらにいっそう美しく咲き誇っているようだよ」と花に託して、この時の宮中の栄華ぶりをほめたたえたとされています

この中の【九重に】とは、「宮中」の意味で、昔中国で王宮を九重の門で囲ったことからこう言われていたのだそうです

これを見ると、八重という言葉はそれ以前に使い分けされていたのですね

「七重八重」の意味は、幾重にも重なっていることで、「そのもの」をあらわしています

となれば、これぞ桜そのものと云いたく、「七重八重桜」と呼ぶところから、八重桜と呼ぶようになったのかなと我流解釈をしてみましたが、真実や如何に!? 

 七重八重といえば、この歌を思いだします

「  七重八重  花は咲けども  山吹の  みのひとつだに  なきぞあやしき 」  後拾遺集

 

桜全体の花言葉は、「 優れた美人 」、「 純潔 」、「 精神美 」、「 淡泊 」  です

 八重桜の花言葉は、 「豊かな教養」、「 善良な教育 」、「 しとやか 」、「 理知に富んだ教育 」  です

 桜の花は、どれも見た目の美しさよりも内面の美しさをみせているのだと、花言葉は教えてくれました

 

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知ってました!?  "スイセンの花は、春の花です

随分暖かくなって、 今頃スイセンの花を載せるのはなんかおかしいようですが、結構今頃元気に咲いているのを見て、色々パチリ!!しました

スイセンはつい冬の花と思ってしまいがち?ですが、もしかして春の花だったりして・・・

スイセンはヒガンバナ科スイセン属で、ニホンズイセンやラッパズイセンなど色や形の異なる種や品種が多くあり、この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいるようです

一般的にスイセンは多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多いようですが、品種改良で色々な花色花柄が作られ、花の時期も色々のようです

スイセンの園芸品種は1万品種以上もあり、年々その品種が殖えているそうですから、ちゃんとした名前は私にはちんぷんかんぷん・とても知るすべありません

スイセンの原種は花弁が細くねじれていたそうで、平たい花弁に改良するのに50年かかったそうです・・・原種系スイセンで、ペチコートスイセン というのがあります

その後、八重咲きなどの花容の品種改良、および、白と黄色以外の色を出すための品種改良がなされ、副花冠が赤、ピンクのものが加わってきたそうです

花容を区分けすると、大まかには次のように分けられるのだそうです

  • ラッパ咲き :  副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの
  • カップ咲き :  副冠の長さが花弁の長さより1/3より長く花弁全体より短いもの。
  • 小カップ咲き : 副冠の長さが花弁の長さより1/3より短く花弁全体より短いもの。
  • 八重咲き  :  花弁や副冠が八重咲きになるもの。
  • トリアンドロス咲き : 下向きに咲くもの。
  • シクラメネウス咲き : 花弁がシクラメンの花のように反転するもの。
  • スプリットコロナ咲き :副冠が1/3以上裂けているもの。

最近身近で見たスイセン花を見てください

先日群馬・中之条の奥・四万温泉を訪ねた際、四万川の河縁で咲いていた八重咲スイセンです    

八重花自体は非常に古くから野生種もあって、園芸種としての起源は「芽条変異」と云われています

多弁化した八重咲品種は、大変豪華な花容です

ウォーキングで畑の隅に植えられた八重咲スイセンです  

黄色と白がありました

 

真っ白な八重咲スイセンの姿は、スイセンとは思えぬほど豪華で、華麗です

説明が前後しますが、スイセンの花は、葉の間からつぼみをつけた花茎を伸ばし、成熟するとつぼみを覆っていた苞が破れ、花が開きます

典型的なスイセンの花には、雌蕊(しずい)が1本、雄蕊(ゆうずい)が6本あります

花びらは6枚に分かれ、中心に筒状の花びらを持っていますが、6枚に分かれている花びらのうち、外側3枚は萼(がく)で、内側3枚のみが花弁です

二つをあわせて花被片と呼び、中心にある筒状の部分は副花冠といいます

花被片・副花冠の形状と花の着き方により、品種が区分されます

八重咲以外のスイセンは、ラッパ型が最も普通です

これらはラッパスイセンと呼ばれています

ラッパスイセンは一茎一花(殆どそうですが…)で、副花冠が花被片(花弁)と同じかそれより長い品種のものを呼びます

ラッパスイセンの中で、一茎一花・副花冠が花被片(花弁)の3分の1以上あり、花被片より短い品種を大盃スイセンと呼びます

日本では春咲くスイセンとして、よく知られています

 

    野辺で咲いていたラッパスイセンです  (大型ですので大盃スイセンと見られます)

    副花冠の大きさから小カップスイセンです

 

     ラッパスイセンです

 

草丈10cmほどの小さなラッパスイセンが咲いていました

 ミニチュアラッパスイセンという名のスイセンで、四万温泉を訪ねた折、咲いていました  

 

     スズランスイセンです

スズランスイセンの別名は「スノーフレーク」です

スイセンの名が冠せられていますが、スイセン属ではなく、スノーフレーク属です・・・スノーフレークの仲間に スノードロップ があります

 

スズランスイセンの開花時期は、3月初旬~4月末ころです

 地中海沿岸が原産で、垂れ下がって咲く様子が花形もスズランに似ています

スノーフレークと云うのは、 ”小雪のかたまり”といった意味です

スズランスイセンの 花言葉は、 「 皆をひきつける魅力 」 です

 

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ツバキ咲く花の下 双体道祖神が祀られています

早朝ウォーキングをするコースの中で、「双体道祖神」が祀られている箇所が2カ所あります

いつもその前を通るたびには、今日もよろしくと何となく声掛けして通り過ぎます

2体の道祖神とも、近年造られたもののようですが、手を合わせたくなる雰囲気をお持ちです

そもそも「道祖神」とは、路傍の神様で、 集落の境や村の中心、 村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に自然石・五輪塔もしくは石碑や石像の形態で祀られており、厄災の侵入防止や子孫繁栄等を祈願するために村の守り神としての役割を担っています

豊穣や多産を願い、村や旅人の安全を祈願した「道祖神」は、民俗学的には性神の意味が強く、子孫繁栄の意味合いもありましたから、古い時代から男女一対を象徴するものとして祀られ、これらから「双体道祖神」が多く見られます

「双体道祖神」と言えば信州が中心なのだそうですが、実は上州(群馬)、甲斐、相模などにも、魅力的な道祖神が多数分布しているのだそうです

私のウォーキングコースで見られる「双体道祖神」もそんな信仰心ある上州だから、2カ所も見られるのでしょうか‼

そのうちの1カ所はツバキの花咲き誇っている下で、祀られていました

 「双体道祖神」では、最も一般的に見られるお姿は肩抱き握手像だそうです

ツバキの花の下、寄り添って、女性神から肩を抱き寄せるようなしぐさがなんとも可愛げで、清純な美しさを見せています

一つ気になったのは、第三の手と見られる中央の手は、何を現しているのでしょう

「道祖神」と云えば、松尾芭蕉の「奥の細道」では、旅に誘う神様として冒頭に登場しよく知られるようになりました

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・中略・・・春立てる霞の空に 白河の関こえんと、そヾろ神の物につきて心をくるわせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず」という行(くだり)は、若かりし時の記憶をよみがえさせられます

辞典的には、「道祖神」とは、「悪霊を防いで旅人の安全を守る神」であり、「子孫繁栄を願い性神として崇める」ものです

現代流では悪霊を防ぐというより、旅の無事を願い、日々の繁栄を願うと云う事かもしれません

ツバキの花言葉は、「 控えめな優しさ  」 です

「双体道祖神」の優しい微笑みが、艶やかさも感じ、とっても似合って見えました

 

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日の出の中の桃の花

気がついたら日の出の時間が随分早くなりました

今は5時にはずいぶん明るくなってきます

数日前、早朝ウォーキングの際、朝日が直接見えました…陽が昇り始めたばかりのせいか「朧(おぼろ)月」ならぬさしづめ「朧太陽」です

「朧月」とは、霧や靄(もや)などに包まれて、柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月を言いますが、春の朝方の太陽は何と呼んだらいいのでしょう

「朧太陽」では語呂悪いし、「朧陽」かな~・いや「陽朧」がいいかな

時計を見たら5時半ちょっと前で、桃の花が朝日を浴びているのがとてもいい感じに見え、パチリ!!  しました

ハナモモ(花桃)は、バラ科サクラ属の耐寒性落葉低木で、中国が原産です

花を観賞するために改良されたモモで、花つきがよいため庭木などによく利用されて来ました

江戸時代、観賞用のハナモモとして改良されてきました

最近では身近に鑑賞できるようになりました

明るくなって、桃の花が輝いて見えました・・・ちょっと時期が遅くなり花が萎れてきていますが、まだまだ艶やかさを残していました

  

桃の花言葉は、「 あなたに心を奪われた 」、「 恋のとりこ 」、「 よい気立て 」  です

 

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オダマキの花・その2・・・これがオダマキの花なの!?

10日ほど前、群馬・妙義山「道の駅・妙義」で、珍しい花のオダマキ を見つけ紹介しましたが、数日前産直に買い物に行った折、そこの花棚で、更に珍しいオダマキの花を見つけました

日本独自のオダマキは5月から6月ごろ、花茎を伸ばして、長い距のある紫色の花を咲かせます

古くから栽培されてきており、いろいろ交配改良された園芸品種も数多くありますが、基本的には距(花の後ろに突き出した部分)のある花形がとても類似しています

 西洋オダマキは北ヨーロッパからシベリアに広く分布し、花色が豊富で、ピンクからパープル、イエロー、ブルー、ホワイトにブラックまでと非常にさまざま、花形も大輪や八重咲きなどバリエーション豊富です

現在西洋オダマキと呼ばれるものは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリス(Aquilegia valgaris)と北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようになっているのだそうです

いかにも造形的で個性的な花姿が魅力的な西洋オダマキです

若緑色の長く伸びた距がとてもきれいです  

本来西洋オダマキの和名ともいわれる「アクイレギア・ブルガリス」はヨーロッパ原産の多年草で、高さ30~50cm、(日本)オダマキに似ていますが、茎がまっすぐに伸びて10輪前後の青紫色の花がうつむいて咲く形の花だそうです

長く栽培されてきたため、白花や桃色、赤紫、黒紫色など花色の変異が豊富だそうですが、変異の中には変種として八重咲きのものもあり、更には同じ八重咲きでも、「距」のないタイプで八重咲きのクレマチスのような形の花を咲かせるものもあるようです

 花棚で咲いている中で、とてもオダマキとは思えぬ花がありました

八重のクレマチスに似た花形です

いやダリヤ形かな

ともかくオダマキは、夢がある花ですね

 

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もうフジの花が咲いています

もうフジの花が咲く季節になっているのですね

早朝ウォーキングで、コースを変え毎日注意深く花探しをしていますが、つい先だってまで気が付かなかった花を見つけました

アカシアの花はまさかまだ咲かないはずだけど思いながら、近づいてみて、フジの花だと分かりました

赤いツバキと競って、真っ白い花を開いていました

フジの花って云えば、紫色が多いけど、白の品種も結構最近見ます

朝日を浴びて輝いて見えました …近づいてアップしました   

まだ咲き出したばかりの花姿は、何とも凛とし、暖かみの中に気品を感じました

フジの花言葉は、

    「優しさ」 「歓迎」 「決して離れない」 「恋に酔う」

 
ヨーロッパでの花言葉は、「welcome(歓迎)」、「steadfast(確固たる、しっかりした、忠実な)」  です

朝のシラフジは、「希望」を私に思わせました

 

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今、ハナカイドウがきれいに咲いています

やっとカイドウの花を紹介します

出かけた先の情報を早く教えてあげたいので、ついついあとまわしになっちゃって…

 カイドウは、漢字で書くと『海棠』で、「棠」とは梨のことですから、「海外から来た梨」という意味になります

バラ科リンゴ属で、中国原産の落葉樹です

日本には江戸時代に入って来ました

花が綺麗なので、単にカイドウと呼ばず、ハナカイドウの名がよく知られており、ソメイヨシノが満開~散り始める頃に紅色の可憐な花を枝いっぱいに咲かせる春の代表花です

中国では古く牡丹と並び称されて人気の高い花で、美人の形容詞にハナカイドウといわれます

花びらは雄しべと雌しべを軽く包むような半開状態になり、完全に開きません

花の大きさは径4cm前後で一重から半八重で、長めの花茎を伸ばし垂れ下がるように花を付ける姿は個性的で、スイシカイドウ(垂糸海棠)の名もあります

花柄は3~6cmあって長く、1カ所から4~6個の花が垂れ下がり、時に先端がとがった針状の枝が形成されますが、このような枝の変形した棘は、この仲間の特徴の1つになっています

カイドウには果実ができたのを見たことがありませんが、まさか種ができないのでしょうか!?

  『 海棠の眠りいまだ醒めず 』   といった言葉が有ります

この言葉は、「酔っ払い楊貴妃の姿を見て玄宗皇帝が言った」とされていますが、別説では、「まだ酔っているのか」という玄宗皇帝の問いに、楊貴妃が「海棠の眠りいまだ覚めず」答えたとも云われています

今では、この言葉は「美人がお起きたてのときに、まだ眠りから覚めきらずにうつろな感じでいる、艶かしい姿」の例えとして使われています

ついでに、この言葉から中国での別名では、海棠は眠花とも呼ばれます・・・これホント!!だよ

日本でも憂いを秘めた美人のことを、雨にぬれた海棠の花のようにうちしおれている可憐な様子だとして、『海棠の雨に濡れたる風情』と例えるそうです

カイドウの花言葉は、「 美人の眠り 」、「 艶麗 」、「 温和 」、「 妖麗 」  です

この花言葉は、酔って眠る楊貴妃の姿をカイドウの花にたとえた故事からつけられたのだといわれています・・・本当かな!?

 

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群馬・榛名山麓の春…「桜」その後・カタクリも見つけました 

一週間ほど前に、群馬・榛名山麓の春 を見て回りました

先だって訪ねた時の「ソメイヨシノ」の花は、「渋川総合運動公園」では3~4分咲きでしたが、一昨日思いだして、再び榛名山麓に春を訪ねてきました

群馬・「渋川総合運動公園」は、榛名山の東側・標高は600mの正面に赤城山を一望できる山麓公園で、1976年4月に陸上競技場が設置され、以降施設が順次拡大され、今は陸上競技場、野球場、体育館、運動広場など諸施設が出来ています

野球場裏手周囲は、桜山ができており、花の回廊ができていました   

風が吹くたびに、ソメイヨシノの花弁が舞い散っていました  

 公園東側は遊歩道になって、散策が楽しめます

モミジの吹き出しの中、大きな石の石像物があります   

 

    この巨大石造のお題は、『入・人』 です   (向かって奥の白花は、コブシ)

丁度、枝垂れサクラが満開でした     (向かって正面:白く見えるのは山桜です)

公園で最も伊香保温泉よりの高台で、ソメイヨシノは満開でした   

向かって正面の「水沢山」は、萌え始めていました

カタクリの花が近くで咲いていましたので、場所は内緒で紹介します

急な斜面の上なので、望遠で撮りましたが、まあまあでよかった    

 

桜が咲き、モミジの若芽が 吹き出している木々の足元で、”カタクリ”がさいているのは、はるはまだまだこれからでした

カメラマン達が崖の上に上がって撮影していましたが、気をつけて・・・ 

ここには沢山は生えていないので、あまり踏み荒らさないでね

 

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榛名山麓の桜・・・「榛東・桜の郷」紹介

桜の花がどんどん山を登っています

標高でこの辺りはどのくらいあるのだろう・桜の花の咲き方で、勝手に標高を推測すると、400~500mくらいでしょうか!?・・・相当いい加減ですけど

群馬・榛名山麓には、ここ何年か毎年のように桜を見に来るので、何となく咲く順番が分かってきました

近隣の前橋、高崎の市街ではどの桜の花もすっかり散って、葉桜です…かろうじて八重桜が満開に咲き、枝垂れサクラが少し花を残す状況です

次第に山手の方に上っていくと、遅咲きかもしれぬ桜が咲き出し春爛漫・とても綺麗です

というような事を考えながら、数日前、群馬榛東村から榛名山に上る道沿いにある「榛東・桜の郷」に何気に車を走らせて来ました

「榛東・桜の郷」というのは、実の名前は知りませんし、私が勝手にそう思ったって訳でもありません

というのも、地図にも載っておらず、手作り・手書きの看板が立っているだけなのです

10年近く前からこつこつ地元の人たちが、どうやら開発して観光地にしようとしているようです

ここ2年くらい前から、植えられた桜の樹が大きくなって花が見事に咲くようになってきました

山の斜面に植えられた薄赤色の八重桜がとても綺麗です

ちょっと見、桃の花にも似た八重桜の咲く様子は、桃源郷を思わせました

ピンボケの上、盗った場所が悪く、ちょっと見・ポツンポツンと咲いているようですが、近づくとなかなかの本数なのですよ 

上の画像で、手前の低木はツツジの木です・・・立っている斜面は、道を挟んでツツジの群落になっていました

「桜の郷」の背景になっている一方の岡から、高崎の方を見たものです    ( 向かって右は山桜です…咲き始めていました )

    八重桜の品種は沢山あるのでしょうが、とても柔らかな色合いで桜湯で飲んだらおいしそうでした 

「桜の郷」は、榛名山系の一つ吾妻山の山懐なのかもしれません   (向かって正面に展望台・東屋が見えます)

地図を開いてみてみたら、富士見峠という名前を見つけました

もう少し調べてみますが、この時期ハイキングに絶好の感じです

これから桜の名所になるかもしれません

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ツバキの花が、一杯咲きました : 花言葉

 すっかり暖かくなってきた感じです

近くの山がちょっぴり萌え始めました

早朝ウォーキングで見る花々も色々が咲き始め、にぎやかになっています

ちょっと盛りが過ぎて散りはじめてきていますが、今あっちこっちで咲き誇っているのはツバキです 

 ツバキの花は、古来から日本人にはもっともと云われるほど愛された照葉樹木です

 常緑性の高木で、普通は樹高5~6m位ですが、長寿の樹で、樹高18m・幹回り径50cmにも達する巨木もあるそうです・・・京都龍安寺には室町時代のツバキが残っているそうです

ツバキ(椿)の樹皮はなめらかで灰白色で、時に細かな突起がまばらに出て枝はよくわかれます

葉は互生し、長楕円形から広楕円形、鋭尖頭(先端が突き出す)で、葉脚は広いくさび形、縁には鋸歯が並んでいます

葉質は厚くて表面につやがあり、濃緑色で裏面はやや色が薄いかんじです

花期は冬から春(12月~4月)にかけて咲きます

1月末からつい数日前までに出先で撮ったツバキの花を紹介します

 

    お寺の境内で、咲いていたツバキです  (2月初旬に撮りました)

 ツバキの花は古くから品種改良が行われ、江戸時代には江戸の将軍や肥後、加賀などの大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行し、たくさんの品種が作られたそうです

ツバキは万葉の時代から親しまれ、『日本書紀』において、その記録が残されています・・・その記録には、「椿」ではなく、「海石榴(ツバキ)」とあるそうです

『万葉集』において、ツバキの歌は9首あるようですが、サクラ、ウメといった材料的な題材と比較すると数は多くなく、室町時代に至って風雅を好む足利義政が明から「椿堆朱盆」、「椿尾長鳥堆朱盆」といった工芸品を数多く取りよせ、彫漆、螺鈿の題材としてツバキが散見されるようになりました

その後千利休などが、茶の湯にツバキを用い、茶道に重要な地位を占めるようになりました

ツバキが、ヨーロッパに渡ったのは18世紀だそうです

その評価は東洋的で端正な美しさだとして、「日本のバラ」という賛辞が捧げられています

19世紀、小デュマの原作小説に基づき書かれたオペラ・「椿姫」にも主人公の女性を象徴する花としてツバキが登場し、人生愛が奏でられています

今年出先で、一杯見たツバキの花を見てください

ツバキ全般の花言葉は、「 控えめな優しさ 」、「 誇り 」  です

 
ヨーロッパでの花言葉は、「admiration(敬愛、感嘆)」「perfection(完全、完璧)」 だそうです

    真っ赤な八重ツバキです  (2月中旬 お寺の境内です)

赤いツバキの花言葉は、「 控えめな素晴らしさ 」、「 気どらない優美さ 」、「 謙虚な美徳 」   です

 
ヨーロッパでの花言葉は、「You’re a flame in my heart(あなたは私の胸の中で炎のように輝く)」  だそうです

  

ピンク色のツバキの花言葉は、「 控えめな美 」、「 控えめな愛 」、「 慎み深い 」  です

 
ヨーロッパでの花言葉は、「longing(恋しく思う)」  だそうです

 やや小型のピンクの八重ツバキ・・・ 近所の美容室の玄関で咲いていましたが、あまり似合うかな  (3月中旬撮影)

 ウォーキングで見つけた生け垣で咲く大柄で、華やかなツバキです  赤白混じった咲き分けになっていました

  

  4月に入っての撮影です      

 白ツバキを、見つけました   (3月中旬撮影)

  

白いツバキの花言葉は、「 完全なる美しさ 」、「 申し分のない魅力 」、「 至上の愛らしさ 」  です

 
ヨーロッパでの花言葉は、「adoration(愛慕、崇拝)」「loveliness(愛らしい)」  だそうです

 

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ライラック(=別名:リラ)の花は、恋の花です・・・「キアゲハ」を今年初めて見ました

マイジャングルのような庭には、1本のライラックがあります

 小さな苗を買ってきて、植えて10年近くなります

植える際、狭い庭なので移動できるようにと、大きな鉢に植えました

3~4年前から花が咲くようになり、今では置かれた鉢はすっかり定位置です

ライラックは、ヨーロッパ原産のモクセイ科ハシドイ属の落葉樹です

ライラックの呼称は英語の仮名転写で、和名は「紫丁香花(むらさきはしどい)」といいますが、この呼称はあまりよく知られておらず、フランス語由来のリラの呼び名がなじみます

リラとは、英語の「Lilac(ライラック)」を、フランス語では 「Lilas(リラ)」と呼ぶことからなのですが、分かってみれば単純だし、日本人にはフランス語の発音に弱いようです

尚フランスで、「リラの咲く頃」といえば、一番良い気候のことを指す代名詞だそうで、叙情的な花の名としてよく知られています

シャンソンの名曲「リラの花咲く頃」やさまざまな恋の歌にリラはよく出てきます

ライラックの開花は4~6月初め、紫色・白色・ピンク色などの花を密生して咲かせます

我が家の花色は、真っ白で、ハート形の葉っぱから立ち上がるように咲いています

ライラックの花びらはふつう4枚ですが、まれに5枚のものがあり、それを見つけると 幸せになれるという言い伝えがあるそうです

朝何気にライラックの花を眺めていたら、「キアゲハ」が二匹花の蜜を絡み合うように吸っているのが見えました

今年初めて見た「キアゲハ」です

恋の踊りのようです

慌ててデジカメで撮ったのですが、この一枚しか撮れず、あっという間に二匹が飛んで行ってしまいました

春の「キアゲハ」は、「夏アゲハ」よりは小型で可愛いです

   リラに舞う「春アゲハ」   向かって奥の赤い実のようなのは、ハナミズキの開こうとしているツボミです

ライラック(=リラ)の花言葉は、「 友情 」・「 青春の思い出 」・「 純潔 」・「 初恋 」・「 大切な友達 」  などです

白いリラの花に舞う二匹のチョウは、今青春のようです

因みに、白いライラック(White Lilac)の花言葉は、「 青春の喜び 」、「 無邪気 」  です

 

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ムスカリの花言葉に考えさせられました

 このところ暖かさが続いて、桜の花はすっかり葉桜です

一週間ほど前までは、まだ花が残っていたのに、あっという間に季節が移り変わっています

 先週近くの介護センターに知人の様子を見に行きました

最近はあっちこっちに介護用施設が建ち始め老後の生活に援護の手が加えられてきています

しかしながら今朝のテレビで、認知症になった一人暮らしの老人の行方不明者が増えていると報道されていました

消費税も上がり生活に工夫が求められている現在、一人暮らしでしかも認知症になった老人は如何に生くべきか考えさせられます

 その立場に成ったらどうすればいいのでしょう

施設で、若干認知症が始まったと思える笑顔の知人を見た時、あなたは一人暮らしでなく幸せですねと喜んであげる反面ちょっと複雑になりました

訪ねた施設の周りは春の野山でした

桜の樹の下に、ムスカリの花が沢山咲いていました

   ムスカリの他、菜の花やタンポポも見られました

近づいて、ムスカリをアップです

ムスカリは、葉のない花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかな青紫色の花を咲かせます 

花の形は壷形で、先が少し反り返って、咲く様子はヒアシンスを小形にしたような感じです

  

ムスカリの眼で、頭上の桜鑑賞してみました    

ハナニラも混じって、咲いていました    

ムスカリの花言葉は、「 通じ合う心 」、「 寛大な愛 」、「 明るい未来 」、「 失望 」、「 絶望 」  です

良い意味、悪い意味の相反するような花言葉を見ると、今の高齢化していく人たちに象徴している花言葉に思えます

 

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ユスラウメが花開いて、春爛漫を知らせていました

早朝ウォーキングで、ちょびっと「桜」に似た花が咲いているのを見かけました

 その木はユスラウメと云います

 ユスラウメはバラ科、サクラ属だそうですから、「桜」に似ているわけです

中国が原産で、1~3mの樹高の落葉植物・寒さに強くて丈夫、比較的場所をとらず、熟した果実はおいしく食べられるので庭木や果樹として広く利用されています

ユスラウメの「ユスラ」は移植して楽しむという意味の朝鮮語の移徙楽(イサラ)が転じたものだとか、揺すったら果実が落ちるからなど諸説あります…ゆすったらぽろぽろ実は落ちるような軟な木ではないですね

花は「梅」の花に似ていることから、「ウメ」と名づけられたといわれています

中国名では桜桃、英名はコリアンチェリーと呼ばれます

ところで桜桃というと、日本では「サクランボ」のことを指しますが、中国では「サクランボ(中国オウトウ)」とユスラウメをひっくるめて指します

ちなみに日本では、ユスラウメを漢字では「山桃桜」「梅桃」と書きます

俳句では、「山桜桃(ゆすら)の花」は春の季語、「山桜桃(ゆすらうめ)」は夏の季語だそうですが、微妙な使い分けです

    歩きの途中の道路で見かけたユスラウメです

ユスラウメの花は、暖かくなって葉の開く頃、葉の脇に短い花柄を出して白や淡い赤色の花が咲き、花びらは5枚で径2cm前後、枝を覆うようにたくさん付きます

花径は2~3cmで花びらは一重で重なりません

実は初夏になると、表面に微毛をもつ径1cmほどの球形の核果をつけます

6月頃熟した果実はツヤツヤしており、赤実は柄の短いサクランボのように見えます

4月28日の誕生花は、思い出の味は甘酸っぱいというユスラウメ(梅桃、山桃桜)だそうです

 ユスラウメの花言葉は、「 郷愁 」、「 貴び 」、「 昔なつかしい赤い実の輝き 」  です  

 

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セイヨウオダマキの花

先だって、群馬・富岡の妙義神社を行った折、神社横にあった道の駅・「ミョウギ」で、オダマキの花が売られていました

小鉢に植えられ、綺麗に花が咲いています

この時の妙義の山は、桜が咲き出したばかり…もうオダマキの花が咲くのかと、ちょっとびっくりでした

オダマキは、山野草の趣が強く、清楚な雰囲気をもつ日本産のポピュラーな種類を一般的にオダマキと呼び、高性で大輪の華やかな色が多いヨーロッパ原産のものを、セイヨウオダマキと区別しています

オダマキは、漢字で書くと、「苧環」と書きます

「苧(お)」という繊維を、中を空洞にして丸く巻き付けたもの「苧玉(おだま)」に、花の形が似ているところから名づけ当て字されたようです

花色は青紫色で美しく、花弁の底の部分が4本の距(花の管状の狭長な突出部)となっていて、萼の間から後方へ伸びるというユニークな花形をしています

青紫色の他にも赤や紫・ピンク・黄・白・複色・八重咲きと豊富です

葉は茎の下方にクローバーに似た複葉を付けています

見かけたオダマキは、山の花でなくどうやらセイヨウオダマキのようです

通常花屋さんに出回るものの多くは、このセイヨウオダマキのようで、これらはアクイレギア・カエルレアやカナデンシス(カナダオダマキ)などの交雑種のようで、オダマキ特有のユニークな花形とはちょっと異なっています

草丈は30~80cm、開花期は5~7月で鉢の市販期は1~5月頃なんだそうですが、見かけたオダマキは季節感はよくわからないですね

 上の画像のオダマキは初めてみる形です

そういえば、遠い仲間(?)のトケイソウににた感じです

ところで、オダマキの花言葉は、「 断固として勝つ 」 です 

色によって、花言葉が違っています
   (紫色):「 勝利への決意 」、「 捨てられた恋人 」  (赤色):「 素直 」  (白色):「 あの方が気がかり 」  です

源の義経の「静御前」が詠ったといわれる歌を見つけました

   「 しづやしづ  賎(しづ)のおだまき  繰り返し  昔を今に なすよしもがな 」  ( 義経記 静御前 )

 昔から花言葉は、変わっていないのですね

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