日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
センダンの古名は、楝(あふち)といいます・・・花は、今が盛りです
センダンの花は、今が盛り!!
あっちこっちで咲いているのを見かけます
センダンの古名は、楝(あふち)といい、万葉時代から詠われている植物です
開花期は、5月中旬から6月中旬で、薄紫色の花が咲く様子はとても趣があります
センダンはセンダン科の落葉高木で、 だ円形の果実 をたくさん付けます
果実は秋~晩秋にかけて黄褐色に熟し、大きな核の部分(梅干しで言うとタネの部分)を果肉が薄く覆っているような感じです
早朝ウォーキングしていたら、朝日の照る中で、センダンの花が輝いていました
センダンの花は遠目には地味ですが、よく見ると筒状なオシベがとても特徴的で、個性的な美しさが感じられます
花びらは5~6弁、竹とんぼが 回転しているような姿で、かわいらしく、やさしい、上品な花に見えます
万葉集で、楝(あふち)の花を詠った歌を見つけました
「 妹が見し 楝の花は 散りぬべし 我が泣く涙 いまだ干なくに 」 山上憶良(やまのうえのおくら)
歌の意 ; ( 愛しい人がかって見た棟の花はもう散ってしまいそうだ。 亡き人を偲んで流している私の涙がまだ乾かないというのに。 )
「散りゆくあふち」には、再び「逢えない」悲しみを重ねた意味になっているのでね!!
センダンの花をアップして見ました
清少納言が『枕草子』に、「 木のさまにくげなれど、楝の花いとをかし。 かれがれにさまことに咲きて、かならず五月五日にあふもをかし。 」 と書いてあるそうです
清少納言はあふちの花を「いとおかし」と表現しているのは、とても趣があり美しいと想ったのでしょう
センダンの花言葉は、「 意見の相違 」 だそうですが、変わった言葉です
緑溢れる群馬・伊香保温泉(>カジカ橋周辺<)に行ってきました
昨日に続いて・・・
榛名山中腹にあるヤマツツジが群落で咲く「長峰公園」を下ると、「伊香保温泉」があります
「伊香保温泉」 は、群馬においては「草津温泉」と並んで県を代表する名湯です
温泉の発見は1900年前とも1300年前とも言われており、万葉集にもその名が登場しているほど、古くからの名湯として知られています
現在の温泉街が形成されたのは戦国時代で、長篠の戦いで負傷した武田兵の療養場所として武田勝頼が当時上州を支配していた真田昌幸に命じ、整備し「伊香保の石段街」と知られる石段もこのときにできたといわれます
明治時代以降は竹久夢二、徳富蘆花、夏目漱石、萩原朔太郎、野口雨情など文人が多く訪れ、御用邸やハワイ王国大使別邸なども作られ国際的にも知られるようになったと聞きました
伊香保温泉の石段を上がったところに、伊香保神社があり、その裏手には、紅葉スポットとして知られる「カジカ橋」がかけられています
長峰公園で、朱赤色のツツジを見た後、ツヅラ折りの道を下ってカジカ橋にハンドルを切りました
秋になると見事な紅葉をみせるカジカ橋が、見事な新緑を見せてくれていました
ゆるやかなアーチを描く朱塗りの太鼓形のカジカ橋と、木々の緑の取り合わせがとてもきれいで、ここはやはり紅葉時だけでなく伊香保温泉随一のフォトスポットでした
橋の周辺の緑はまだ若葉色が多く、更にはヤマツツジ、山吹の花が石垣の間に咲き揃い、眼が洗われました
カジカ橋を渡った奥に、伊香保温泉の源泉場・露天風呂があります
そちらに向かって行くと、伊香保温泉所のすぐ隣、ヤマツツジの咲きそろった中で、万葉歌碑が建てられていました
伊香保には万葉歌碑があっちこっちに見られます
今度これをまとめてみようかな
群馬・榛名山麓にある「長峯公園」のツツジが満開です
先日新聞を見ていたら、群馬・榛名の「長峰公園」が、ヤマツツジで真っ赤だと、報道になっていました
野次馬根性一杯の私は早速見に行ってきました
「長峰公園」は、伊香保温泉から榛名湖へ約1km程のつづら折りになった道路沿線(標高800m)にある公園です
園内には、約1万本はあるというヤマツツジが植栽されており、今がちょうど見頃です
展望台が整備されて、そこから伊香保の温泉街や子持山や赤城山が見え、真っ赤なツツジと新緑の山々とのコントラストが実に見事です
でもこの日は、ちょっとかすんで、遠くの山並ははっきり見えなかったけど、それでもなかなかその眺めは絶景でした
展望台から眺めたヤマツツジの群落 右奥は、伊香保温泉街です
展望台から、見える山並みは子持ち山かな!? 右の方には赤城が見えるはずなんだけど・・・この時は見えませんでした
ヤマツツジは雌雄同株で、両性花です
花期は通常4~6月で、枝先に朱赤色あるいは赤色、紅紫色の花が2~3個咲きます
花冠は5裂し、雄しべは5本・花の色は、個体により微妙にことなるようです
長峰公園のヤマツツジは、鮮やかな朱赤色をしていました
園内を歩いたら、ヤマツツジが、かぶさるように咲いていました
朱赤と真っ青な空のコントラストは、息をのむ鮮やかな色合いです
キウイフルーツの花
ご近所で庭先に、キウイフルーツを植えているお宅があります
生け垣みたいな植え方なので、通りがけに見る事が出来、目を楽しませてくれます
果実がなったら、盗られちゃう心配をしないのは、信頼と人柄が行き渡っていて日本は平和そのものです・・・なんかうれしくなりますね
先日久しぶりに前を通ったら、花が咲いていました
果実は今までよく見かけたのですが、花は時期が決まっているせいか珍しいのでパチリ!! しました・・・花期は5月だそうです
キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物です
元はシナサルナシ(オニマタタビ)という中国中部・長江流域原産の植物を、1900年初頭にニュージーランドに移入栽培され、改良されたものだそうです
昨年このお宅で、果実が生っているのを見たことがありました
キウイフルーツは雌雄異株ですから二本・木があると思うのですがそんな様子は見えません
花も雌花、雄花の見分けもできません
アップして見た限りでは、雌蕊(しべ)らしいものが、見当たらないので、多分「雄花」なんでしょうね!?
キウイフルーツの花言葉は、「 ひょうきん 」 です
何ともひょうきんな花言葉ですね
これからお出かけしますので、明日はお休みします
野ばら咲く・・・わらべは見たり ~
早朝ウォーキング で見かけた野ばらの花です
朝の冷気の中で咲く姿は、とても凛々しく見えました
高速道路の土手の法尻に咲いていたのですが、結構大きな株立ちに生っており、野ばらもまとまって咲くとなかなか見事です
野ばらの正式名はノイバラ(野茨)・バラ科の落葉性のつる性低木で、沖縄以外の日本各地の山野に多く自生するバラの原種です
野ばらの高さは2mぐらいになり、葉は奇数羽状複葉で、小葉数は7~9枚、長さは10cmほどです
小葉は楕円形、細かい鋸歯があります
花は枝の端に、白色または淡紅色の花を散房状につけます
花期は5~6月・個々の花は白く丸い花びらで5弁あり、径2cm程度、黄色い沢山の雄しべがあり、ほのかに香りがします
優しい花ですし、優しい香りで、古来から親しまれています
野ばらをみると、耳元で、「野ばらの詩」が聞こえてきます
わらべはみたり 野なかのばら 清らに咲ける その色めでつ
あかずながむ くれないにおう 野なかのばら
万葉集の歌を見つけました
万葉の頃は、野ばらは「うまら」と呼ばれていたそうです
「 道の辺の うまらの末(うれ)に 這(は)ほ豆の からまる君を はなれか行かむ 」
野ばらの花言葉は、「 素朴な愛 」、「 孤独 」、「 才能 」、「 詩 」 です
アカシアの花も間もなく終わり!?です
河原で、アカシアの花が咲いていました
ところでアカシアと呼ぶのは本来はミモザアカシアの事で、河原などでよく見られるのはニセアカシアです・・・なぜ本物よりも偽物が「アカシア」名で有名になってるのでしょう
最近以前ほどに、ニセアカシアを見ないような気がします
ニセアカシア は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木です
和名は、槐(えんじゅ)に似た木で、 とげをもつことから、ハリエンジュ(針槐)と呼ばれ、日本には明治中頃に渡来し野生化したそうです
ニセアカシアは、マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで成長が早く、他の木本類が生育できない痩せた土地や海岸付近の砂地でもよく育つ特徴があります
このため、渡来した往時は治山、砂防などで活用されて、日本国内のはげ山、荒廃地、鉱山周辺の煙害地などの緑化資材として復旧に大きく貢献してきたそうです
とても育ちやすく緑化貢献に重宝なので、ハゲシバリなんて変わった呼び方もあるようです
あまりに成長力が旺盛な外来種のため、、アカマツやクロマツなどのマツ林、ヤナギ林が減少し、海岸域や渓畔域の景観構造を大きく改変させてきたことが確認されています
ニセアカシアは単独で木本の生物多様性を低下させるだけでなく、好窒素性草本やつる植物をともなって、植生を独自の構成に変えてしまう特性を持っており、このためカワラノギクやケショウヤナギなどの希少種の生育を妨害したそうです
このためニセアカシアの悪影響を危惧し、外来生物法の「要注意外来生物リスト」において、「別途総合的な検討を進める緑化植物」の一つに指定されているそうです
ニセアカシアの開花時期は5月です・・・俳句の季語では、夏です
ニセアカシアの花はとても愛嬌がある表情です
花を見ると、なぜか微笑みたくなりませんか !?
山菜好きにとって忘れてはいけないのは、ニセアカシアはたべられることです
新芽はおひたしやゴマあえにして食べられますし、咲きたての蜜を含んだ花は、パン生地に入れたり、火を止めたミソ汁に放したり、テンプラにしたりして、楽しむこともできるそうです
そしてその花の密(みつ)は香りよく極上で、大変美味しく、重用されています…蜂蜜といえば、ニセアカシアの蜜が代表でしょう
コマツヨイグサの花が咲き出してます
ウォーキングを昨年始めた時、色んな花が道端で咲いているのにとても新鮮な感じがしました
日ごろ車でばっかし移動してましたから、身近なとこでこんな花が咲いていたのかと、今更ながら驚いたのを思いだしました
そんな気持ちの中で、1年たった今、足元で小さく咲いているコマツヨイグサ の花を見つけましたら、忘れていたあの新鮮さを思い出しました
去年は鉄路の道で見たのですが、今のウォーキングコースは違っており、畑横の荒れ地で咲いていました
朝露の滴を少~し花びらに残して、周りの大きな草に負けまいと咲いていました
コマツヨイグサは北米原産の帰化植物です
秋に芽生え、春から黄色い花を咲かせ、都会の荒れ地や河原などに生育し、特に海岸の砂浜などによく見られます…千葉県九十九里浜で見かけたコマツヨイグサの花姿を思いだしました
茎は地面をはうことが多く、結構長く匍匐するように伸びていきます
時に若干立ち上がって高さ40~50cmほどにもなっているのを見る事があります
葉の形は変異が大きく、深く切れ込むものから、鋸歯状のものまであり、この形が特徴になっています
花の直径は2cm前後・澄んだような黄色の花は、葉脇に単生し、しぼむとやや赤色を帯びます
結構成長力があり、荒れ地で繁殖しますが、花姿は可憐な感じで、清楚さを感じます
ジャケツイバラ(蛇結茨)の花が、谷間で咲いていました…いやぁ~いいもの見ちゃいました!
先日群馬・高崎の植物園に行ってきました
植物園は群馬高崎の観音山丘陵の一画にあります
高崎市染料植物園と名付けられた植物園は、古くから伝えられてきた日本の染織文化やその魅力を多くの人々に伝えるために造られた植物染色のテーマパークとなっています
私は時たま植物園だけでなくこの辺りの観音山丘陵をよく散策しますが、今の時期緑いっぱいの丘陵は特にお気に入りです
高崎白衣観音から丘陵の尾根を抜けて、谷間にかかったつり橋を渡ると染料植物園に抜ける道になっています
訪れたこの日も、緑がとってもきれいでした
つり橋を渡る時、ふと谷間の下の方から湧き上がるように咲いている黄色の花を見かけました
最近視力が落ちてはっきり確認できなく、てっきりキングサリ の花かと思ちゃいました
深い谷間で、底は20mくらいありそうです
キングサリってこんなに高木だったかなと帰宅して調べたら、ジャケツイバラの花だと分かりました・・・思い込みが激しいと反省です
よく見れば、キングサリは垂れ下がって咲くのに、この花は花房を直立させて咲いていますからすぐ分かるのにね~
ジャケツイバラは川のそばや崖の斜面などの撹乱を受けた環境によく出現するマメ科のツル性樹木です
自立した場合は1~2mほどになりますが、斜面に生え、つるでそばの高木に絡まり上の方で花開いたものと思います
幹や枝から葉まで植物体全体に逆向きの鋭いトゲがあるので、絡まりやすいのでしょう
葉は二回偶数羽状複葉で、全体の長さが20~40cmほどにもなるほどおおきく、3~9対の羽片にはそれぞれに5~10対の小葉を並べています
小葉は長さ1~2cmの楕円形で、鮮やかな緑です
ジャケツイバラの花は5~6月にかけて、枝先に頂生の総状花序を付け、その長さ約30cmにもなる花序が葉の上に屹立するように咲きます
あまりアップできなかったのでよく見れませんが、萼は黄緑色で5片からなっています
花そのものは径2.5~3cm、五弁は大きく開きわずかに左右対称で、鮮やかな黄色をしています
雄しべは赤く、花糸の中央より下に白い毛が密生しているそうです
ジャケツイバラは雌雄同株で、花は両性花です
ジャケツイバラは別名カワラフジとも言い、 花言葉は 「 賢者 」 です
何で、賢者なの・・・??
ベニバナトチノキに、花が咲きました
先日群馬・高崎観音山丘陵にある「高崎ファミリーランド」を覗いてきました
過日ファミリーランドにあるシャクナゲが沢山咲いてたよと友人が教えてくれましたので、大分時が経ったのですが行ってきました
残念ながら、咲いていたというシャクナゲは全部散ってしまってましたが、シャクナゲに代わって、五月晴れの下で、赤く燃えるような勢いで、ベニバナトチノキ の花が咲いているのを見る事が出来ました・・・チャンスをくれた友人に感謝です・・・シェイ・シェイ(謝!!謝!!)
ベニバナトチノキはトチノキ科トチノキ属の落葉高木で、分類体系によってはムクロジ科とされています
ベニバナトチノキの花は、5月の花です
枝先に長さ15~25cm程ある大きな円錐花序を天に向かって直立させ、雄花と両性花をつけています
トチノキ属の染色体は概ね2n=40ですが、ベニバナトチノキは2n=80の4倍体となっているそうです
ちょっと知ったかぶりですが、染色体とは、いわゆるDNA と 塩基性タンパク質のヒストン、およびその他の多様なタンパク質からなる生体物質を指し、生物種によって染色体の数が勿論異なって、その倍体も色々あるのだそうです
自然界は何とも不思議な集まりですね
ベニバナトチノキの花の天に向かって輝いている姿を見てください
日本ではトチノキの街路樹を時々見かけます
パリでは、「マロニエの並木道」が有名ですが、このベニバナトチノキもよく植えられて並木道があるといわれています
樹高は10~20mくらいもあるので、花咲く時期はどんなにか見事でしょうね!?…写真でもいいから、見てみたいな~
トチノキの花を詠った句を見つけました ( 作者不詳です )
「 紅つけて 召さるを待つや 栃の花 」
「 橡の花 ひそかな紅を 身の奥に 」
こんな歌も見つけました
「 紅さして 弾む枝先 ゆらゆらと 橡(とち)の花咲く 五月の空に 」
「 新緑の 空に響きて 神楽鈴 花の季節を 尊ぶように 」
房咲きの花で、花弁は4枚、雄しべは花の外まで突き出していました
トチノキの蜜は、美味しいとして、ミツバチを筆頭に沢山の虫たちがおとづれます
まだ数は少ないけど、昆虫が沢山おとづれていました
ハハコグサは春の七草だと知ってました!?
早朝歩きで今朝見た野草はハハコグサです
ハハコグサ(母子草)は、キク科ハハコグサ属の越年草で、春の七草の1つで、「御形(ごぎょう、おぎょう)」と呼ばれ、茎葉の若いものを食用にします
もっと早い時期に見かけていましたが、久しぶりに鉄路のあるコースに変えて歩いてみたら、農業用用水の側溝脇でびっしり咲いている黄色い花のハハコグサが、なんか今年初めて見る花のように新鮮に見えました
ハハコグサの名前の由来は 「この草には柔らかな毛が生えそれが母が子を包みこむようなのでついた」というものや、「白い毛が生える様子がほつれて乱れている(=ほうけている)様子からホウケグサ″と呼ばれそれが転じて呼ばれるようになった」など、いくつかの説があります
それがなんで、「春の七草」に入ってその名が呼ばれる時は、「「御形(ごぎょう、おぎょう)」と呼ばれるのでしょう
「御形(ごぎょう、おぎょう)」の呼び名の由来は、昔、人々の身代わりとして川に流す人形を「御形仏」と呼び、この草を「御形仏」の代わりに流す風習があったことからつけられたそうです
ハハコグサの草丈は10~30cm位に結構大きくなります
冬は根出葉がややロゼットの状態で育ち、春になると茎を伸ばして花をつけます
葉と茎には白い綿毛が生え、フランネルの感じを醸しています
花期は4~6月で、柔らかいうす緑色の茎の先端に、頭状花序の黄色の花がつぶつぶになってかたまって咲きます
かたまって咲く管状花は雌性で細く、中心の筒状花は両性で、総苞片は5裂淡黄色をしていて、外片は短くて白毛があります
アップして眺めると、優しい感じがよく分かるでしょう
ハハコグサはかつては草餅の材料に用いられていた草だったそうです
しかし、「ハハコグサ即ち母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろからヨモギ(蓬)に代わったともされているが、実際には、明治の頃から次第に草餅つくりには「蓬(よもぎ)」が一般的に材料にされるようになったといわれます
草餅のあの香りはヨモギの香りですよね
ハハコグサの全草を採取し細かく裁断して日干しし、お茶にすると、咳止めや内臓などに良い健康茶ができ、これには鼠麹草(そきくそう)という生薬名がつけられています
ハハコグサを詠んだ句を見つけました
「 老いて尚 なつかしき名の 母子草 」 高浜虚子
ハハコグサの花言葉は、 「 いつも思う 」、 「 優しい人 」、 「 永遠の想い 」 です
早朝ウォーキングで見た花です → ムギナデシコと タニウツギ
すっかり五月晴れ が続くようになりました
毎朝5時に、「歩き」 始めています・・・あっち行ったり、こっち行ったり、徘徊ではありませんよ
つい先だってまでは、5時は暗かったのに、今では太陽が正面に見えるくらいに眩しくなったいます
紫外線も強くなったようで、帽子もかぶらず歩いていた為、きづかぬ間に随分黒くなりました
まっ!!あんまり気にする歳ではないですかね
ウォーキングコースで、色々なお宅の庭や生け垣が歩きながら眼に入ってきます
季節感をウォーキングしながら味わえるのは何ともいい気分です
ムギナデシコ の花が、ブロック塀の塀際にびっしり植えられ咲いていました
朝早いのにしっかり花が開いています
ムギナデシコはカワラナデシコなどと同じナデシコ科で、「ムギ」とついた由来は原産地であるヨーロッパで麦畑の雑草として扱われていたことからつけられたものらしいですから単純名づけですね
日本では園芸用や、コスモスなどのような休耕田を利用した景観植物として最近栽培されてきています
ムギナデシコの草丈は60~90cm位で、茎は細く立性です
ヨーロッパで見られるように麦畑状に群落で咲いていたら、さぞや綺麗でしょう
葉は全縁の麦の葉に似た線形で対生に付いています
花期は5月~6月頃で、長い花柄の先に紅紫色で大きさ5~7cm位の5弁の花を咲かせます
花弁には放射状に筋がはいり、中心に向かって白色にグラデーションがかっており、花弁の先は優しく外側に反り返っています
ピンクと白色の花が混在して植えられていました
ムギナデシコの花言葉は、「 気持ちがなびく 」、 「 品位 」 です
早朝咲いている様子は、実にいい表情をしていました
庭先で畑をしているお宅があり、生け垣のはずれに、タニウツギの花が咲いていました
タニウツギ(谷空木)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木で、田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られています
開花期は5~6月です
タニウツギの樹高は、2~5mになります
見かけたタニウツギは見上げた枝先からまるでしだれるように咲いていました
葉は長さ3~10mmほどの葉柄が対生し、葉身は長さ4~10cm・巾2~6cm、形は長楕円形で縁には鋸歯があります
花は今年枝の先端か葉腋に散房花序をつけ、多数の花をつけます
5裂する萼裂片は長さ4~7mmで、花冠は淡紅色の漏斗状をして、花びらの先端は放射相称に5裂しています
雄蕊(おしべ)は5本あり、雌蕊(めしべ)の花柱はそれより長くなっています
梅雨時期に山道を歩く時、新緑の中で群生して咲くピンクの花があれば、タニウツギと思ってよさそうです・・・とても映えて見えるそうですから
タニウツギの花を詠った歌を見つけました
「 強引と 思うばかりに 蜂もぐる 筒花ゆらぐ タニウツギかな 」 鳥海 昭子
タニウツギの花言葉は 、 「 豊麗 」 です
アロニア 英名をチョコベリーといい、なかなかの果樹だそうです
産直の花木コーナーで見つけた鉢植えの花木で、ちょっと面白い名前の木がありました
正式名は、アロニアというのですが、別名でチョコベリー(=英名だそうです)といいます
日本ではカマツカに似ていると云う事で、和名でセイヨウカマツカとも呼ばれるようです
アロニアは北アメリカ原産のバラ科の落葉低木で、古くから果樹用の樹木として栽培されてきたようです
耐寒性が強くロシアでも栽培され、黒い実のナナカマドと呼ばれ、ジャムやジュース、果実酒として利用が定着しており、日本では北海道で産地もでき、アイスクリームやジャムがお土産として売られているそうです
果実は赤く熟すものと黒く塾すものの2種があるようです
花木コーナーでは実は残念ながら、季節的にみられませんで、花が満開になっていました
自然では株立ちし、1~2mほどの樹高になるようですが、産直の鉢も1mほどになっており、秋にはこの鉢にも実が見られるかもしれません
花は梨の花に似て白、または淡紅色の5弁花を、散房花序に咲きます
アロニアの果実は、直径5mm~1cmほどで、秋に熟します
生でも食べられるが渋味が強く、食用には加工するのが普通のようです
ジャムやジュースにすると、その味は酸味に甘さが加わった豊かな風味になるのが特徴だそうですから、なかなか洒落た果実といえます・・・脇役でいながら主役になれるという訳なんですね
健康によいといわれるポリフェノールが豊富で、ポリフェノールの一種アントシアニンはブルーベリーの2倍、ブドウの約1.5倍含んでいる機能食品として高血圧や動脈硬化の予防に効果があるとして注目を集めているようです
ミモザの実が、生ってました
早朝ウォーキングを始めて1年が経ちました
始めた頃はすぐあきらめるだろうと自分で思っていましたから、まず3日はクリヤー、そして1週間、1ヵ月、3ヵ月、半年、1年と目標を広げられたらと思っていました
コースは決めずに、出るとき決めることにしてあっちこっち行ったりして、自分の興味を喚起してきました
これは長続きさせる方法にいいかなと思ったのです
今思うとこれは継続の方法として、肩ひじ張らずするのに我ながらよかったと思います
そして新しい発見が、日ごとにあるのが楽しい事だと気づきました
今朝歩いていて発見したのは、ミモザ の実が生っているのを見つけた事です
朝日の中で、大きな豆の実に似た果実がぶら下がっています
このミモザの樹が花開いていたのは、つい2か月前(=3月)でした
黄色い花姿は知っていたけど、その後の姿をみたのははじめてです
何と自然のことが分かっているつもりが、分かっていなかったいや知らなかったなと、反省です
ミモザって、こんな豆っぽい実が付くとは知りませんでした
しかもあの細かな花から、結構大きな実に生っているので、びっくりです
この形状を見ると、莢ごと枝から離れ、地面に落下して子孫を増やすのでしょうか
小鳥が運んで増えるとは思えません
実際実生で、ミモザは増やすとものの本でありましたが、自然界ではどんな知恵で増えていくのでしょう
岩フジ別称ニワフジの花は今が盛りです
昨日に続いて・・・
埼玉・神川にある花木センターで、花棚に並んでいたイワフジの鉢物です
イワフジはマメ科 コマツナギ属で、フジではないようです
別称をニワフジといい、落葉小低木で、名前のように、花がフジの花に似ています
鉢植えされた花木は幾分その植物本来より早めに花が咲きますから、今頃咲くのはフジではとても珍しいなと思っていました
イワフジ”の花期は5月下旬から7月初め・初夏の花です
イワフジの葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は長楕円形または狭長卵形をしています
木高は30~60cmで、枝は細く、無毛です
花はフジのような花房をつけ、長さは10~20cmくらいになり、花形は紅紫色をした蝶形で、長さは1~2cmです
花色は白花の品種もあるそうです
こんな歌を見つけました
「 首傾げ 庭藤の花 眺めれば 梅雨の暑さも しばし忘れて 」
作者を知りませんが、鉢で咲くこの花を眺めると、歌の意が素直に受け止められました
イワフジの花言葉は、「 しなやかな体 」 だそうです
因みにフジの花言葉は、「 歓迎 」、「 恋に酔う 」、「 陶酔 」 です
トクサって、スギナの仲間だって知ってました!?
花木センターで見つけたトクサの鉢物です
トクサは 北半球の温帯に広く分布する植物でスギナ(つくし)の親戚で、日本では中部地方より北の山間などに自生しています
ぞっくり林立させて、プランターや鉢に植えてある様子は、とても面白く見えました
トクサは、地下茎で増え、地上に向けて茎を直立させます・・・自然には大きくなると1mくらいになるようです
茎は濃い緑色で表面がザラザラしてかたく、竹のように中空になっています
茎の途中には節がいくつかあり、上に引っ張るとその部分からすぽっと抜けます
節の部分には、囲むようにギザギザのハカマがあり、これが葉に当たるのだそうです
通常は茎は枝分かれしませんが、先端が傷んでそれ以上生長できなくなった場合、まれに枝分かれすることもあるようです
夏に茎の先端からつくしの頭のようなかたちをした花(胞子葉群)をつけ、そこから胞子がとばされるそうです
トクサは日陰でやや湿り気のある場所でも育つので、日本庭園の下草として植えられたり、草もの盆栽としても利用されているのを見る事が出来ます
茎の表面はザラザラがあります
この表面は表皮細胞の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化したものだそうで、煮込んで乾燥させた物を薄板などに貼り付け、ツゲ櫛などの木工品を磨くヤスリとして利用されているそうですが、天然素材の紙ヤスリといったところですね
別名の砥草(トクサ)の名前はこの性質に由来しているようです・・・砥石になる草から研ぐ草即ちトクサなんですね
音楽家の「滝廉太郎」は、身だしなみに気を遣ったため、常々トクサで爪を磨いていたことが知られているそうです
アップしてみたトクサは何となく愛嬌あると思いませんか!?
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