日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
信州安曇野の『碌山美術館』に行ってきました
このところすっかり信州の虜で、毎日信州の観光案内みたいですね
でも見聞きしてきたちょっと見の信州・安曇野ですが、なかなか奥深くいいところだなと思っています
安曇野・穂高の自然環境は文化人にとっても心のよりどころの地となっているようです
「安曇野」を走っていて、なんとミュージアムの多いこと・・・
そんな多くのミュージアムがある中、日本近代彫刻の扉を開いた「荻原守衛(号:碌山)」(1879‐1910)の作品と資料を 保存、公開している『碌山館』に立ち寄ってきました
『碌山館』とは、1958年4月、約30万余人の力によって、『碌山』の生地・北アルプスの麓・安曇野に創設された「碌山美術館」の本館名称です
『碌山館』は尖塔に不死鳥(:画像では入りきれませんでした)をいただき、外壁に焼きレンガを積み上げた西欧教会風の建物で、安曇野のシンボルとして多くの人々に愛されていると聴きました
入口には、荻原守衛の言葉・「LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY」 (― 愛は芸術なり、沮相克は美なり ―) と、刻まれていました
館内は、「荻原守衛(碌山)」の重要文化財にも指定されている最後の作品「女」をはじめ、彼の力作が揃い、親交のあった芸術家達(高村光太郎、他等)の作品も展示されていました
撮影禁止なので、撮る訳にいきませんが、木像等と違って、ブロンズで造られた彫刻でもやはり撮ってはいけないのですね・・・もっともそういう問題ではないのかな
上の画像は、『碌山館』の横のたたずまいです (向って左の樹は桜で、紅葉始まっていました)
「荻原守衛」なる人物の世界を、「高村光太郎」 が謳った詩文がありました 彼人の人となりを知るのは、余ほどの親交があったのでしょうね!!
どの芸術も、それを理解してくれる人あって、意味がでてくるのですから・・・
「碌山美術館」は教会建築風の本館の他にも幾つかの建築物があり、それらが色付いたいろいろな広葉樹の木立に囲まれていました 静かです 所々に置かれたベンチに座り、紅葉している木々を眺めると、時間の過ぎるのを忘れそうでした