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“シノブ”が紅葉していました

色んな紅葉がありますが、“シノブ”が紅葉しているのを見つけました

四万温泉街を歩いていて、温泉街の石垣に“シノブ”が植えられており、黄色く紅葉いや黄葉していました

“シノブ”は、シダ植物門シノブ科に属する「シダ」で、樹木の樹皮上や岩上に生育する着生植物です

“シノブ”の葉は、羽状・複葉っぽく裂け、全体としては卵形になっています                                            小葉は先がやや細い楕円形で、やや厚みがある革状の葉質をしています                                                小葉の裏面には、小葉全体より一回り小さいだけの胞子のう群があり、胞子のう群は包膜に包まれ、全体としてはコップ型で、先端の方に口が開いています

葉は通常冬に落ちる落葉性で、春になると葉を展開させます 

“シノブ”は昔から愛好家が“ミズゴケ”などを芯にして“シノブ”の茎を巻き付け、シュロ縄などで整形して「釣忍(つりしのぶ)」などに仕立てたり、鉢に盛り上げて植栽して鑑賞用に栽培されてきました

“シノブ”の優しい緑色は大変情緒があります                                                                 最近は昔ほど見かけなくなりましたが、夏の夕涼みには、“シノブ”の釣り鉢に水をかけて涼ををとる風景は格別な味わいを感じます

“シノブ”の黄葉する姿ははじめて見ました

高原等でみるワラビなどの茶色の黄葉とは違って、石組みされた岩の間に生えた“シノブ”は夏の涼味を感じさせるだけでなく、黄葉して秋の優しい情緒を感じさせてくれました

“シノブ”は落葉近い時、黄葉するのですが、草紅葉とは又違ってなかなか綺麗です

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群馬の名湯・四万温泉に紅葉を見に行ってきました

先日山手の方が紅葉 が進んでいると、テレビで流れていました

そんな話を聞くと、ブログネタに窮していた矢先、すぐ行ってみたくなり 車 を飛ばしちゃいました

まずは群馬・中之条の先の四万温泉に、久しぶりに行ってみようかな!!

でも今年は寒さの来るのが遅いせいか、先だって 「乗鞍高原」 に行った時と同様やっと紅葉が始まったばかりの感じでした

まずは四万温泉最奥の紅葉ポイントの四万ダムからの紅葉です

なんとか紅葉の進んでいる所を選んでパチリ! です

   ダム湖周囲を巡りながら展望ポイントからの紅葉です (向って右奥 四万ダム)

   ダム上から見たダム湖風景です (周囲の山々はようやく紅葉が始まった気配です)

  ダム上から見た眼下の家並みは、四万温泉の日向見地区(旧日向見温泉)です

来週あたり(11月初旬)が、紅葉真っ盛りになるかもしれません

 

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“綿”の木(?)は紅葉するんですね!?

寒くなってきて、あっちこっちで紅葉が見れるようになりました

マイジャングル庭でも、少~し色付き始め、虫食いの多い柿の葉は散り始めました               “ハナミズキ”の実も紅くなり、“ヒヨドリ”が早速飛んできています

でもさすがに足元の雑草は、草紅葉化はしていません                                                    庭先で、草紅葉が見れたと言ったら、笑われそうですね

ところで、ウォーキングしていて気がついたのですが、とあるお宅の塀際に“綿”の木が植えられて、その木が“綿”の実を生らせ、葉が紅葉し始めていました                                                        “綿”の紅葉なんてはじめて見ましたが、なかなか味がありますよね!!

「綿(わた)」とは、アオイ科の植物の名称で、“ハイビスカス”や野菜の“オクラ”などが仲間です

“綿”の種からとった繊維を「綿花」といい、これも“綿”と呼ぶ場合もありますから、表現が難しいですね

「綿花」とは厳密に言うと花ではなく、綿(めん)の種を包んでいる繊維をいうのだそうです

でも花はちゃんと咲くのです

先月末、群馬・高崎の公園植物園で見つけた“ドワーフコットン”のこれぞ花です

 

綿の花は開花した後、果(さくか)がなります                                                               果は成熟すると、はじけて綿毛すなわち「綿花」が現れます                                                        

果の内部は隔壁によって数室に分かれ、各室に綿毛につつまれた数個の「種子(=実綿ともいうそうです)」があります                                                                                 この綿毛は外皮細胞が変形したもので、綿の種類によって長さが色々あるのだそうです

生の綿毛は管の中に水を入れたようなもので、熱するにつれて内部の水分が涸れて中空になり、さらに繰綿すれば、管内の水分はまったく乾燥して綿毛が自然によじれた繊維になり、“綿”として利用されます

書いていて今日の話は訳が分らなくなりました   

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気がついたら、丸6年ガンバちゃった 

急激にこの所寒さを感じるようになってきました                                                                 

今年はつい先だってまで、暑いなと感じる日が多かったのが嘘のようです 

気象現象のデーターを調べてみると、30年前の8月から12月の気温の降下の仕方は9.1℃であったものが、最近は10.1℃と勾配はきつくなっているそうです 

 尚これは12月になると、30年前も今もほとんど気温差はない代わりに、夏場の温度が上がっているという事のようです

つい暑さがいつまでもあると、冬はずっと後になるのではないかと思ったり、今年は暖冬になるだろうと思い込んだりしがちです

ブログ作り を始めて、丸6年が経ちました                                                    

スローライフの中で、ボケ防止の一貫で始めたものですが、始めた頃の熱意は大分歳のせいで大分萎えてきました

終着する熱度は大体決まっているとすれば、勾配はどんな具合が平均なんでしょう

パソコンが苦手だった私が、引退と同時にパソコン学校に行って、テニオハ操作を覚えて始めたブログ作りが我ながら良く続いてると感心しています

毎年今年が最後と思いながら、飾らずに頑張ればもう少しやれるかと最近思うようになりました 

今年5月から始めた早朝ウォーキングも、もう少しで第4目標の6ヶ月がクリアーしそうです

私の取り得はひたすら前向きにコツコツ努力するしかないのだから、まあもう一年・もう一年と、頑張ってみようかな   

余談だけど、早朝ウォーキングの目標はこんな具合です

 第1. まずは3日以上  第2. 3週間  第3. 3ヶ月  第4. 6ヶ月(半年)  第5. 1年

この後は又立てられるかな

尚ブログつくりは、当初なんとか5年はやりたいと思ってましたので、今は目標つくりに迷っています                    

パソコンも古くなったし、新しいパソコン操作についていけるか自信もないし、・・・です

「Windows 8」 が売り出されたけど、古いパソコンは置いていかれるのかな                                   

これって高齢者対策に似てる感じです

 

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「ガラクタ市」 ≒ 「蚤の市」 ≒ 「フリーマーケット」

先週の日曜日埼玉・神川の産直に行ってみようと、車を走らせました

産直はR254沿いの道の駅の中にあります                                                            県境を流れる神流川を渡って、間もなくにある産直に、近づくに従って、 車がやけに混んでいます

ついてみると、普段閑散としている1ha以上あろうと思える空き地が人と物で一杯です                                           勿論駐車場も満杯でしたが、運よく出て行く車があり、その後に滑り込みましたが、凄い人波です                          秋空の下で開かれた、「ガラクタ市」・通称「蚤の市」です

私も「ガラクタ市」に飛び込んできました

あるわあるわ・・・何処で集めてきたかと思うくらい様々なものがあります                                               悪く言えばこれが使えるのかいと思えるものから、骨董、絵画、古着から新品の生活用品、インテリア用品、玩具からついには工事用諸部品、機械類までありました

まったく「ガラクタ市」とは、よく言ったものです

ところで、最近はこれ等の市を横文字風に「フリーマーケット」と呼ぶようです                                               しかし「フリーマーケット」は1990年代以降若者・ファミリー向けに大型イベント風に催されるものを云うようで、眼の前の市はちょっと違ったイメージです

これはやはり昔から呼ぶ「蚤の市」でしょう

 

「蚤の市」とは、ヨーロッパの大都市で教会や市庁舎前の広場などで開かれる古物市をそう呼んだのだそうです                                                                                             尚北米では大規模な倉庫や体育館などの屋内で開催されるものが多く、出店者は一般家庭や仲間で集まったグループから、古物商や雑貨商の様な事業者までと幅広くイメージが変わります  

日本では「蚤の市」は、神社などの境内で縁日に併せて行われることが多かったようですから露天商から発展したものかもしれません・・・いや逆かな

ところでなんで「蚤の市」と言うかというと、「蚤の市」の「flea market」は、フランス語「marché aux puces」の訳で、もともと“ノミ”のわいたような古着が主な商品として扱われていたことに由来しているのだそうですが、定かではありません 

 

この日開かれていた「蚤の市」は、実に国際色がありました・・・とは言え皆アジア系ですが

変な日本語でアクセサリーを売る中国人、骨董や終いには何処の製品か分らない奇妙な生活用品を片言で使い方を説明するインド人、あきらかにマレーシア人と思える女性が並んだ婦人用品を売り込んだりとなかなか面白かったです

    缶ビールを左手に、右手にマイクを握って売り込みをしているインド人

彼の周りは、これぞガラクタ市・なんでもあり!?でしょう                                                  小さなお釈迦様の仏像までありました                                                         最近見なくなったバナナの叩き売りみたいな掛け合い露天口上がとても愉快でした                それにしても今の日本人にはこんなたくましさはなくなりましたね 

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田園で見る草紅葉

今年は大分暑さがいつまでも残っていましたから、ここ数日の気温の下がり方に驚いています

10月も下旬ですから驚く事なんてないのですが、・・・一気に寒くなってきた感じですから

浅間の山に初冠雪があったとニ三日前に報じられ、今朝は札幌で初氷が張ったと情報がありました 

朝のウォーキングを始めて、間もなく半年になろうとしています

ウォーキングは毎朝白み始めた頃しています

ウォーキングを始めた初夏の頃は明るかった風景も、秋風の吹きぬける頃になって明けるのが遅くなってきました

歩き始めはまだ暗く、次第に明るくなっていく様子を見るのはとても新鮮に思えます

一週間ちょっと前に見た朝焼けに映える榛名山系です / 手前高架は上信越道です

携帯で撮った画像なので、画像が荒れちゃいましたが、結構気に入りました

ウォーキングコースは田んぼと畑の農道、川辺の道が主体です

所々に休耕田があり、雑草が生い茂っているのですが、生えている草が群落を作っているのがなんとも奇妙です

ここ数日の寒さで、草紅葉の様に色が染まってきました

   “オオイヌタデ”の群落です

こちらの群落は、“アカザ”です    

“アカザ”は、アカザ科アカザ属の一年草で畑や空地などに多い雑草です

生長が早く、高さ1m程度に達し、特に窒素分の多い土地にはよく育つので、休耕田には育ちやすい雑草なのかもしれません

風媒花であるため花粉が飛散しやすく、花粉アレルギーの原因になるそうですから、私には苦手の雑草と言えます

“アカザ”の紅葉が、なんかとても綺麗に見えました

あたりがまだ明るくなったばかりで紅色がとても浮き上がるようでした

フラッシュたいたので、赤が白っぽくなっちゃったけど、浮き上がる感じは出せたかな!?

又後で撮り直して見よう

 

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“ヤブミョウガ”の実が今頃生ってました

実にびっくりしました

今年は夏が猛暑の多かったせいか自然のものが少し季節感がずれているようです

かといって、何でもずれている訳ではないのですから、複雑化しているといえます

今月初め、群馬・高崎の少林山・達磨寺境内で、“ヤブミョウガ”の実が生っているのを見つけました

日陰の境内斜面に“ヤブミョウガ”群落が生えていました

“ヤブミョウガ”を紹介しますと

通常自然生の高い森林辺など陰地の湿潤な立地に生え、ケヤキ林、スギ植林地などの林縁に見られます                                                                                       高さ1mになる多年草で、花は両性花と雄花があり茎の先から出た花茎に5~6段にわたって円錐状につきます                                                                               花は萼片3、花弁3、雄しべ6、雌しべ1で、雄花は雌しべが退化して機能しなくなる一日花です                                           果実は果だが、裂開せず青黒色に熟します

通常“ヤブミョウガ”は夏に小さな白い花を咲かせ、秋には直径が5mmほどの藍青色の実をつけます

実の色は、黄緑色→途中茶色で→藍紫色と変化します

秋の深まりにあわせて、黒味を帯びてまるで黒真珠のような輝きを乗せた黒紫色に変わって行きます

自然が造る色合いはとても神秘的です

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“ジンジソウ(=人字草)”は、ユキノシタ、ダイモンジソウと似ています

先だって信州・安曇野をドライブした時、途中通ったドライブインで、山野草の販売コーナーを見かけ覗いてきました

鉢植えされて、“ユキノシタ”に良く似た花がびっしりと咲いて花棚に並んでいました 

花の名は、“人字草(ジンジソウ)”といい、ユキノシタ科、ユキノシタ属の花です  9~11月

花をよくみると、“ユキノシタ” とよく似ていますが、“ユキノシタ”の花は上花弁の斑点が濃紅色なのに対し、“ジンジソウ”は黄色なので見分けはすぐつきます                                                         また花期は、“ユキノシタ”が初夏で、“ジンジソウ”は9~11月の秋です

“ジンジソウ”は山地の岩場で、清水流れる様な湿った環境に生育する多年草です                                                                  和名・“ジンジソウ”は花の下の花弁が 長いので、それが人の字に見えることから付けられたそうです

葉は、 “ダイモンジソウ” よりも大きく、花は“ユキノシタ”によく似ていますが、葉が違います

別名は、「紅葉葉大文字草」と呼ばれています

花は5枚の花弁を持ち、上の3枚は極端に小さく、スペード型で黄色い文様(赤もある)があります                             下の2枚の花弁は細長く広がっています
雄しべは10本、雌しべの先は2つに分かれてます

花軸や花柄には小さな腺毛がたくさん生えて、苞葉は線形をしています                                                  花柱は最初は短く、花後にはまるでカタツムリの目のように赤い球が伸びているのが分りました

“ジンジソウ”の花言葉は、花びらの形が不揃いなので「不調和」 だそうです

「  恋心 」 という言葉もあるそうですが、先の言葉と随分違和感がありますね

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長野・安曇野の「ワサビ田」・・・“ワサビ”って!?

 信州・安曇野といえば、“ワサビ(山葵)”というほどに、“ワサビ”は観光の目玉でもあり、信州の味になっています

“ワサビ”は、アブラナ科ワサビ属の植物で、日本原産です                                                                  独特の強い刺激性のある香味を持つ事から、室町時代、すでに現代と同じ薬味としての利用が確立されていたそうです                                                                           江戸時代に入るとお寿司や、蕎麦の普及とあわせ、広く一般に普及・浸透し、食されるようになってきました・・・そういえば“ワサビ”の辛さは江戸っ子の味ときいたことがあるような無いような 

“ワサビ”の需要が増えたため、往時は自生のものを採取、利用していたものが、それでは間に合わず高価にもなり、江戸時代に現在の「静岡市葵区有東木(うとうぎ)」地区に住む村人が、野生のわさびを栽培したのが栽培普及の発端になったと伝えられています

現在“ワサビ”栽培の方法は、大別して、「水の中で育てる水ワサビ(沢ワサビ)」と、「畑で育てる畑ワサビ(陸ワサビ)」があります                                                                         一般的に“ワサビ”といえば、“水ワサビ”で、これは山間部の水路や沢を利用したワサビ田で栽培または自生し、生食用として利用されています                                                                それは“水ワサビ”の根は大きいが、“畑ワサビ”や自生種の“ワサビ”の根は小さい為です

“ワサビ”は根から放出する「アリルイソチオシアネート」の影響により、周辺の土壌を殺菌し、根に菌を住まわせる必要がある一般的な植物が生えないようにしています

ワサビ自身もこの物質によって大きくなれない(自家中毒)のですが、水ワサビは、流水と透水性の良い土壌によって「アリルイソチオシアネート」が洗い流されるので、大きくなることが出来るのだそうです

 “水ワサビ”の生育には、豊富で綺麗な水温9~16℃ の水と、砂地などの透水性が良い土壌が必要で、強い日光を嫌います

肥料等は必要なく生育の手間も殆どかからないようなのですが、大量のきれいな水のある場所に生育が限定されるため、栽培の難しい農作物としても知られます

この為山間の沢や水路を利用して小規模に栽培されています

下の画像は、先だって信州・安曇野を訪ねた際、見かけたワサビ田の栽培風景です

信州・安曇野は、北アルプスの山々(常念山脈)から湧き出た清流(梓川・黒沢川・烏川・中房川)によってできた複合扇状地です                                                                          扇状地の扇末部では、安曇野わさび田湧水群があり、安曇野のいたるところで地下水が湧き出し、その水量は日量70万tと言われ、安曇野の名産である“ワサビ”や“ニジマス”を育てています

安曇野の「ワサビ田」といえば、「大王わさび農場」 です                                                          「大王ワサビ農場」は、1917年に開場され、場内面積15万平方メートルある日本一の「ワサビ農場」です

 「ワサビ田」周囲には、遊歩道が整備されてのんびり散策ができます

場内には生ワサビやワサビ漬けの売店や食事処が、要所に設けられていました

ツアーで安曇野観光する人の人気食べ物は、「本わさびソフトクリーム」300円、ワサビの茎入りのワサビコロッケ200円

そして上の画像の巨大ワサビ像の前で、『はい!!・チーズ!!』です

清々とした清水の中に、畑を耕したように畝つくりされて“ワサビ”が植えられていました                   もの凄い数です

「大王ワサビ農場」では、わさび全国生産量の約10%(=年間生産量:133t)をここだけで生産しているそうです

奇妙な事が気になりました                                                                   去年来たときもソウでしたが、観光客で若い人が多いのです                                            しかも中国人が多いです                                                           年配観光者は日本人が多く、散策を楽しんでいる様子ですが、中国からのツァーの若者達は、アイスクリームやコロッケを買い求め、ワサビ像の前で、はい!!パチリ!!をしているのがなんとも・・・

かっての海外旅行の代表格日本農協さんツァーが、中国に伝染しているようです

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“クワズイモ”に実がついていました

 忘れていたのですが、過日行った群馬・高崎の植物園でみた“クワズイモ”の果実を見てください

 “クワズイモ”は、サトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草で、大きなものは傘にして人間も入れるほどの葉を持っています

“サトイモ”の仲間ですが、根は“サトイモ”のような塊状ではなく、棒状に伸びる根茎で、分枝しながら地表を少し這い、先端はやや立ち上がって大きくなります

先端部からは数枚の葉をつけ、その大きさにはかなりの個体差があり、草丈は数10cmのものから、背丈を越えるほどになるようです

葉の長さは60cmにもなり、全体に楕円形で、波状の鋸歯があります                                                          緑色で、先端へ細くなった葉の基部は心形に深く切れ込み、葉柄は60cm~1mを越え、わずかに盾状に着きます

“クワズイモ”は素朴な味わいのある大きな葉を持つ観葉植物としてなじまれ、最近は室内インテリアとして鉢植えされ、学名仮名読みの“アロカシア”の名で出回っているようです

“クワズイモ”の名は「食わず芋」の意で、見た目はサトイモに似ているが、食べられないのでそう呼ばれているのだそうです

“クワズイモ”の花は、葉の陰に初夏から夏にでて咲きます

花の「仏炎苞」は披針状楕円形をし、白黄緑色で、長さ15~20㎝、舷部は革質で内曲したボート形をして、先端は細長く尖っています

花の肉穂花序の長さは、「仏炎苞」と同長で、先端はつぶれています                                                      花序の下部に雌花が付き、真ん中は稔らない花(仮雄芯)、その上に雄花が付き、先端部にも仮雄芯が付きます                                                                            苞が開いている部分は、雄花の部分とその先端の仮雄芯の部分のようで、花が終わると開いている苞の部分から上は落ちて、隠れている雌花の部分だけ残り、果実となります

果実は液果で、7~8mmほどの球形、紅橙色に熟します

“クワズイモ”の花言葉は、「 仲直り 」、「 復縁 」 です

この花言葉は、“クワズイモ”即ち「食べられないイモ」の名から、『夫婦喧嘩は犬も食わない』を連想してきっとつけたのでしょう

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安曇野の歴史:」吉祥山・東光寺」と「等々力邸」の紹介

信州・安曇野をあっちこっち歩いてきましたが、自然の雄大さだけでなく、歴史を物語る古い史跡が目立ちました

安曇野は九州北部地方を本拠としていた安曇族が九州での政争に破れ、日本海沿いにこの地まで逃れ、土着し、開発した地域だと言われています                                                                  平安時代に編纂された「延喜式神名帳」に記載されている 「明神大社・穂高神社」 には、安曇族の祖神とされる海に関係する神々が祭られています

古い神社の多い中で、安曇野・穂高にある曹洞宗の寺院・「東光寺(とうこうじ)(山号は吉祥山)」は、信州七福神の大黒天の札所として知られています

東光寺の本尊・薬師如来像は室町時代中期から後期に制作された像高107cm、総高129cmの木彫立像で、昭和46年に安曇野市指定有形文化財に指定されているそうです

 

「東光寺」正面には比較的新しく建てられたと思われる三間一戸、入母屋、銅版葺きの楼門が建立され、吉祥門と掲額されています

楼門内に仁王像があり、パチリ!!してこなかったのですが、このモデルは元横綱北の湖とされているそうです                                                                                     楼門の前には、「吉祥仁王様の大下駄」と呼ばれる朱塗りの大きな下駄があり、この大下駄を"履けば願い事が叶う"といわれています

 

“東光寺”の斜め向かいに、“等々力家”史跡があります

“等々力家”は案内板によると、                                                                           「 室町時代から仁科氏に仕え、東龍寺の開基である。大坂冬の陣にも出陣し、江戸時代は庄屋として鮭、鴨猟の際、松本藩主の休息所として御本陣と呼ばれた。須弥山式石組の庭園は江戸時代中期のもので、書院と共に良く保存されている。」とありました

“等々力家”の正面門は「長屋門」と呼ばれ、江戸時代後期に建てられた桁行き20間、梁間4間と大型な門です                                                                                         この当時、大名屋敷など格式の高い身分しか建てられなかった事からも大門は“等々力家”の格式の高さを偲ぶ事ができます                                                                      “等々力家”の「長屋門」は当家に伝わる古文書と庭園にある“ビャクシン”と共に、安曇野市指定文化財に指定されているようです

 

長屋門をくぐって中に入ってみたのですが、訪ねたのが朝早すぎて誰も居らず、奥の須弥山式石組み庭園は見れませんでしたが、入り口の庭園一部で窺い知れたかな!?

 

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観葉植物“ピレア・ミニア”が咲きました

 お出かけ記事が続いたので、今日はちょっと息抜きの感じで、今月初め群馬・高崎の植物園で見た観葉植物を紹介します

残暑が少し残っていた為か、開け放たれた温室内の一角で、シルバー縞模様のきれいな葉をした植物がグランドカバー状に、葉を茂らせているのを見つけました

立てられた名札には、“ピレア・ミニア”とありました

“ピレア”はイラクサ科の熱帯、亜熱帯におよそ400種が分布する植物で、日本では10種ほどが自生しているそうです

葉はタマゴ型で、縦方向に3本の葉脈がくっきり入るものが多いですが、葉の模様は種によって色々あるようです

対陰性もあり、寒さにも比較的に強いので、最近は室内の鉢植えで育て楽しむファンが増えているそうです

“ピレア”の名前は、ラテン語の「ピロス(フェルトの帽子)」に由来し、「ある種の萼の形にちなむ」とされているといいますが、ある種のガクとはなんでしょう!?

見つけた“ピレア”は、観葉植物として最も親しまれている“カディエレイ”という品種で、ベトナムが原産だそうです

銀白色のくっきりした模様が入るので、別名を“アルミニウムプランツ”というそうです

この葉模様は、葉の表と裏の間に空気の入ったすき間ができて、銀白色に見えるのだそうで色素ではないというところが変わっています

花は穂状になってつき、初夏~秋口に開花します

つぼみに水をかけると花粉を噴射するという特徴があるそうです

“アルミニュームプランツ”の花言葉は、「 少女の恥じらい 」 です

この花言葉は良く理解できません

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信州・安曇野で、“道祖神”を沢山見てきました

信州に行くと、とても多くの“道祖神(どうそじん)”に出会います

今回乗鞍高原から安積野・穂高を走ってきましたが、路傍のここかしこに、 “道祖神” を見かけました                                                                                      帰ってきて知ったのですが、長野・安曇野市は約400体の石像“道祖神”があり、市町村単位での数が日本一だそうですし、近隣の松本市にも約370体の石像“道祖神”があるのだそうです

そんなとこから信州・特に安曇野は“道祖神”のメッカといえそうです

“道祖神”は、「塞(さえ)の神」といわれ、幸の神・歳の神などと書かれる事もあるそうです                                  「さえ」とは「さえぎる」の意味で、悪霊や疾病等の邪悪なものが村々に入らないように、峠や村境、道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られたのが始まりだそうです

 このため“道祖神”は守り神として、「疫病退散」・「五穀豊穣」・「家内安全」・「子孫繁栄」・「縁結び」等の願いが込められているようです

先日乗鞍高原に向う折、長野自動車道・梓川SAで休憩を取りました                                                    アルプスの山並みが見える休憩所には、四面の“道祖神”が祀られて(?)いました

“道祖神”は双体像と文字碑に分けられているようですが、双体像が身近で、見かけるとなんとも微笑ましく感じます                                                                              それは双体像は男女の神様が仲むつまじくしている姿が多い為かもしれません

安曇野で“双体道祖神”が彫られるようになったのは享保(1716~1735)年代からのようで、穂高町等では1700年代の物を多く見ることが出来るそうです

“双体道祖神”は、握手をしているもの、祝言(?)像、合掌しているもの、抱擁像、接吻像、肩を抱いているものなど、愛の形が微笑ましく表現されています

下の画像は、「大王ワサビ園」内で見かけた“道祖神”です

 

 

一番多く見られるのは肩を抱き合うパターンで、抱肩握手像のようです

大王ワサビ園の近くにある曹洞宗・東光寺院内で見かけた“道祖神”は、「子育て道祖神」でとても珍しく見えました

向って右の花は、“シュウメイギク”です

 

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長野・安曇野市「豊科近代美術館」に行ってきました

昨日に続いて・・・長野・安曇野の文化の余韻を紹介します

安曇野の中心部にある「豊科近代美術館」を覗いてきました

美術館は地域文化の向上発展を願って1992年旧豊科町立の美術館として開館したものだそうで、ヨーロッパ中世修道院の建築様式を模して造られたとてもユニークな形をしています

   向って左手にはバラ園が広がっていました                                                           その奥の山は北アルプスの山並みです・・・雲がかかってよく見えなかったのが残念ですが、中央は常念岳でしょうか!?

収蔵された常設作品は近代彫刻の巨匠・高田博厚の彫刻作品と森鴎外縁の洋画家・宮芳平絵画作品です

館内は撮影禁止のようですが、入り口通路は禁止札が無かったので、感じだけでもと思ってパチリしたのですが、悪い事したかな~   

館内を見た後、バラ園も覗いて見ました

チラホラ咲いているバラもありましたが、紅い実のなったバラが秋を感じさせ、とっても綺麗に見えました

バラの咲く足許で、サフラン(?)がビッシリ咲いていました                                                     あまりに見事な株にパチリ!!です  

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長野・安曇野ジャンセン美術館に行ってきました

 先日信州「乗鞍高原」に行った折、「安曇野」に廻り幾つかの美術館や神社仏閣を見てきました

信州の文化は昨年来たときに 『碌山館』 を見て、その奥深さを感じ、今年も期待して、もう少し味わえたらいいなと思いつつハンドルを切ってきました 

安曇野・穂高にある『安曇野ジャンセン美術館』に寄って来ました

県道26と県道306の合流地点からちょっと入ったところに『ジャンセン美術館』はありました

美術館は安曇野の自然の森の中に建てられ、アルメニア人・「ジャン・ジャンセン」が描いた多数の絵が集められています

「ジャン・ジャンセン」については、余り知らなかったのですが、フランスとアルメニアから国家勲章を受けた巨匠として世界に知られているそうです

彼の作品は光と翳(かげ)の絡み合う真実を求めたものとして知られ、世界中の美術館に所蔵されているそうですが、ここジャンセン美術館ほど集まっている処はないのだそうです

道路横の小路に立てられた案内看板を辿ると、とても瀟洒な建物がありました

館内の作品は、撮影禁止のため撮れませんでしたが、細い線で描かれた女性の絵、色合いの素朴な感じで画かれた市井の人々の貧しくもたくましい姿は生と死を対話させてくれました

美術館の隣には、カフェ「レイヨンブェール」があり、美術館の鑑賞余韻を味わえるようになっていました

薀蓄(うんちく)いや補足です

「アルメニア」人とは、紀元前から知られた民族で、その国は黒海の南部、カスピ海の西部に位置するアルメニア高地の最東端にあり、北側に小コーカサス山脈と西側にはアルメニア高地が広がる小さな山国です

トルコ・イラン・アゼルバイジャン・旧ソ連に挟まれ、侵された民族で、苦難の民族と言えます

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