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マユミの鉢花各種・・・百万石という名のマユミ、白いマユミ

 スーパーの花棚でマユミの鉢花が売られていました

丁度実が沢山真っ盛りです

マユミとはニシキギ科の日本、朝鮮半島などに分布する落葉性の中低木で、かわいらしい実と美しい紅葉が特長で、庭木や鉢植えのほか盆栽にも仕立てられます

マユミは漢字で「真弓」と書き、木質が緻密でゆがみが少なく耐久性に優れるため、弓の材料として用いられたところに由来しています

通常マユミの樹高は3~5m、春~初夏に地味で小さいのであまり目立ちませんが、4枚の花びらを持つ緑白色の花を咲かせます

花後(➝10~11月頃)に1cmほどの実が生ります

枝にぶら下がって実った果実はとても可愛らしく晩秋に 野山で見るマユミの実 は鑑賞に値します

果実は紅いピンク色の立方体で、熟すと4つに割れて中からツヤのある赤いタネが顔を覗かせます

マユミは雌雄異株で、果実はもちろん雌株になります

鉢で売られているのはほとんど雌株です

マユミはタネから育てると個体差が大きく、実付きの善し悪しや、果実の色の濃淡などにばらつきが出ます

葉型の変異も多く色々の種類があります

棚におかれた鉢には、色々な果実のマユミがありました

下   の画像は、紅い色の大実の大実紅マユミです   

名札には、「百万石マユミ」と書かれていました

   大実紅マユミの果実                            ″白マユミ“ の果実

  

 実の色変わりで、白実の“マユミ“がありました

ちょっと黄色がかっている殻が割れて、中から赤い種が顔を出しています

陽射しを浴び、温か~そうです

 大実紅マユミの鉢の隣に、紅千石マユミと名札がついたマユミがありました

果実の大きさは、「百万石」よりやや小ぶりですが、びっしり千成のように生っています

 

マユミは古来から歌に歌われています

 白実のマユミは万葉の時代からあったのですね

   「  白檀弓(しらまゆみ)  いま春山に  行く雲の 逝きや別れむ   恋しきものを 」       万葉集

      意味: 春山(はるやま)を行く雲(くも)のように、離れてゆくのか、恋しいのに

この白真弓というのは、白実の真弓と云う事でなく、丸木弓のことだそうで、「引く」、「張る(春)」、「いる」などにかかる枕詞です


   「  南淵(みなぶち)の  細川山に 立つ壇   弓束(ゆづか)纏(ま)くまで  人に知らえじ  」    万葉集

      意味: 南淵の細山川に生えている檀(まゆみ)で作る弓の束を、蒔いて仕上げるまで・・・恋がかなうまで人に知られないようにしよう

      注) 南淵の細山川とは、奈良県明日香村にあるそうです

 

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高崎ファミリーランドの晩秋景です

 数日前、里の秋を訪ねてみようと、群馬・富岡から高崎の辺りを走ってきました

まずは高崎寺尾にある群馬県立・「観音山ファミリーパーク」を覗いてきました

観音山ファミリーパークは、観音山のなだらかな丘陵地帯に、平成15年オープンした広域公園で、スポーツやレクリエーションを楽しめる「憩いのエリア」と、森林散策を中心とした「癒しのエリア」が広がる自然豊かな公園です

観音山ファミリパークにいくには、JR高崎線高崎駅から上信電鉄バス観音山ファミリーパーク行きで37分、終点下車したところにあります

車では、上信越自動車道吉井ICから県道41号・71号を経由し、一般道を高崎市街地観音山方面へ8kmほどです

 車のまま、ファミリーパークを見下ろせる岡の上から、パークを見下ろしてきました

晩秋の陽ざしの中で見るパークの風景はなかなか絶景でした

安心して寝ころんだり、跳ねまわったりできる3ha(ヘクタール)はあるという広大な芝生広場や、無料で利用可能なバーベキュー広場、子供たちに大人気の噴水広場やふわふわドームなど、眼の前に拡がっています

広場周囲に植えられた広葉樹は、丁度紅葉が盛りになっていました

 

    森の芝生広場中央のシンボルツリーは、紅葉しています  ( 向かって奥に白く見えるのは、フワフワドームです )

公園東側には、里山の自然が残る里山めぐりなどの遊歩道が、丘陵地一帯に約10年の年月を費やしてつくられ、遊びどころがいっぱいです

公園西側に眼をやると、近隣の山並みが晩秋の陽ざしの中で拡がって見えていました

      癒しの広場風景です  ( 御荷鉾山、牛臥山といった里山連山が、パーク周囲の紅葉の向こうに見えています )

 晩秋の紅葉は、今、里山が盛りです

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コレオシプスの花は、ワイルドだぜ~

 スーパーの花棚で見かけた花ですが、なんか男ポイ花です

 名前はコレオシプスといい、ハルシャギクやキンケイギクの仲間で、北アメリカを中心に80~100種が分布しています

ハルシャギクやキンケイギクは秋まき一年草ですが、春まきも可能です

コレオプシスとは、ギリシア語の「coris(南京虫)」と「opsis(似る)」という意で、この花の実が南京虫に似ていることにちなんでいるのだそうです

コレオシプスは、明るい花色の陽気な感じのする花を多数咲かせます 

分枝が多くコンパクトな草姿で、花期が長く花色も豊富です

長く伸びた花茎の先に咲く花が風に揺れる姿には風情があり、荒れ地を花園に変えるワイルドフラワーとして、公園や河川敷、道路わきや分離帯など、各所で利用されているようです

花の表情も、とってもワイルドだぜ~

 コレオシプスは、場所によってはこぼれダネで毎年開花します・・・これもワイルド!!だぜ~

最近は、種間交配によって新しいタイプのものが多数育成され、コレオプシスのイメージが一新されてきており、花壇やコンテナの寄せ植えにと多く利用されているそうです

寒さにやや弱いため、多年生のものも多くは一年草扱いされています

 コレオシプスの花言葉は、「 小粋 」、 「 陽気 」、 「 上機嫌 」、 「 愛の始まり 」    です

なんか花姿を見ていると、粋を感じます

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サイカチの黄葉(こうよう)を見て・・・効用(こうよう)を考えちゃいました 

昨日に続いて・・・

群馬県立自然公園・「群馬の森」を散策してきました

 森の中央部にある芝生広場には、サイカチの樹が何本も生えています

 サイカチはマメ科ジャケツイバラ亜科サイカチ属の落葉高木で、別名、カワラフジノキといい、漢字では「皁莢」と表記しますが、本来「皁莢」はシナサイカチを指しています

日本の固有種で、本州、四国、九州の山野や川原に自生していますが、実などを利用するために栽培されることも多いのだそうです

ちょうど紅葉の季節になって、サイカチの樹は沢山の実をつけ、はじけて、さやが沢山落下していました

サイカチの周囲の木々は、黄葉してかがやいています

サイカチの実の鞘がなんとも奇妙な形でぶら下がっています    

サイカチの樹の幹は割にまっすぐに延び、樹高は15mほどになります

幹や枝にはするどい棘が多数あり、葉は互生しています

葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉で、花は雌雄別に初夏、5~6月に咲きます

花の様子は長さ10~20cmほどの総状花序で、花弁は4枚、黄緑色で楕円形をしており、秋には長さ20~30cmで曲がりくねった灰色の豆果をつけ、10月に熟します

見上げた枝には、黄葉した葉腋に熟して茶褐色になった沢山の豆果がぶら下がっていました   

豆果の鞘の中には、大きさ1cmほどの数個の種子ができます

豆果は皁莢(「さいかち」または「そうきょう」と読む)という生薬で、去痰薬、利尿薬として利用されています

またサポニンを多く含むため古くから洗剤として使われていますが、莢(さや)を水につけて手で揉むと、ぬめりと泡が出るので、かつてはこれを石鹸の代わりに利用したそうです

サイカチはまめ科の落葉高木で、幹に枝の変化した鋭い刺が多数ついています

この棘も漢方では、腫れ物やリウマチに効くとされています

まるで薬の樹ですね

サイカチの鞘が、路面に散らばり落ちていました

まるで生き物のような何とも面白い形です

サイカチは古くから歌に詠われたりしています

万葉集では、「莢(さいかち)に 延(は)ひおほどれる 屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく 宮仕(みやづかえ)せむ」 の歌が見られます

歌の意は、「 さいかちの木にいたずらにはいまつわるへくそかずら、そのかずらのように、長くいつまでも絶えることなくお仕へいたします 」

この歌は実に意味深な歌だと思います

歌い手は現代で見れば、サラリーマンってとこでしょうか!?

サイカチ″は、いい会社なのでしょうか!?

強烈なすごい棘のある会社なんだけど、いいのかなそんなに忠誠を誓っても

サイカチの幹からはクヌギやコナラと同様に、樹液の漏出がよく起き、この樹液は昆虫の好きな餌で、カブトムシやクワガタムシがよく集まるそうです

そのため、カブトムシを「サイカチムシ」と呼ぶ地方もあるそうです

こんな一句を見つけました 

   「 莢(さいかち)に 秋の日落つる 小窓かな 」    正岡子規


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群馬県立公園・「群馬の森」の紅葉は今・・・!?

 先だって、群馬・高崎にある群馬県立公園・「群馬の森」に、紅葉散策に行ってきました

「群馬の森」では、大分紅葉が進んできていました

樹木が多いせいか、陽当たりの関係であまり紅葉は見られません

薄い黄色の黄葉と褐葉が入り混じっている状態で、赤色が少ないためあまり鮮やかと云えません

ウォーキング用の遊歩道には、風の合間に散りはじめた葉が、路面を包み始めていました 

紅葉のメカニズムを調べてみると次の事が分かりました

葉が緑色に見えるのはクロロフィルが含まれるからで、寒くなり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解されます

それと共に、葉柄の付け根に離層という特殊な水分を通しにくい組織ができ、葉で作られた水溶性のブドウ糖などの糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から光合成を利用して新たな色素が作られます

色素が作られる過程で、葉の色が赤や黄色に変化し、紅葉が起こり、その後、落葉します

紅葉、黄葉、褐葉の違いは、それぞれの色素を作り出すまでの葉の中の酵素系の違いと、気温、水湿、紫外線などの自然条件の作用による酵素作用発現の違いが、複雑にからみあって起こる現象とされています

樹木によって紅葉しやすいもの、黄葉になりやすいもの、褐葉しやすいもの色々あります

モミジ葉では、黄色、オレンジ色、赤色濃淡含め色々変化しますが、これらはまさに自然の織り成す不思議さです

 

  モミジの枝が重なっていたのですが、色合いが随分違います        欅やクヌギの樹の下に散り落ちた葉

 クヌギやシイの雑樹林下で木漏れ日を見ましたら、陽のあたっている頭上は黄緑色に輝いていました

とても心あったまる感じで、時折ちょっと強く吹く風ではらはら落ちる葉っぱが、まるで舞っているようにみえました

「群馬の森」には水とのふれあいを図るゾーンとして、修景池が設けられています

   修景池の水面はすっかり黄葉、褐葉した葉で被われていました 

修景池には鯉が沢山泳いでいますが、落ち葉はエサにはならないから、鯉にとっていいことなの!?、それとも迷惑なの!?

 

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初冬の朝景・・・群馬南部です

今日は旧暦の「小雪」です

「小雪」とは、冬も進み雪が少々降る頃で、雪の知らせが聴こえ出す頃です

毎朝行う早朝ウォーキングでの風景を見てください

5時半過ぎに歩き出し、6時ころ東の空は赤く染まりだします

月は煌煌と照り、星も瞬いています

田んぼコースを歩きながらみた朝焼け風景です    

通常朝焼けがいいときはお天気が崩れると前から来ていましたが、毎日朝焼けを見ていてもお天気が悪くなる事はありません

朝焼けは低気圧が接近して空気中の水蒸気が多くなったり、空気中に砂塵が吹き上げられるなどが起こり、これらに日光が当たると波長が吸収されて、空が赤や青色に見える現象だそうです

この時期低気圧は日本海側であり、フェーン現象的に乾いた空気が冷気として北の方からながれてくるのですから、空気中の埃の関係なのでしょうか!?

次第に明るくなってきた中、住宅の道を歩いていますと、庭先にパンパスグラスの大きな穂と、紅葉した桜がありました

ほの暗い中で、パンパスグラスの真っ白い花穂が幻想的に見えました

陽が昇りはじめ、大分明るくなってきました

時計は6時半を廻ってきています

高速道の側道の植えられた紅葉は、朝日に映えています

高圧線の鉄塔の向こうに、月がまだ沈まずに見えています  ( 下画像   )

朝日が射し始め、空気が紅く周囲を染めてきています

遠くに冠雪した浅間山が、紅くなって見えていました  ( 下画像     )

「赤富士」ならぬ「赤浅間」の秀麗を見てください  

尚浅間山は、「長野富士」の呼び名もあるようです

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ツメレンゲ(=爪蓮華)の花が、満開です

 先日産直に買い物に行った折、花木コーナーの花棚にちょっと変わった鉢物を見つけました

ツメレンゲ(爪蓮華)の鉢物です

ツメレンゲは、ベンケイソウ科イワレンゲ属に分類される多年生の多肉植物で、古典園芸植物のひとつです

今がツメレンゲの花は盛りなのでしょうか!?

この日だけでなく、一週間以上前に水上の方にリンゴを買いに行った折、お昼を食べに寄ったお蕎麦屋さんの玄関口で、このツメレンゲが盆栽風に植えられていたのを見たばかりでした

ツメレンゲの和名は、ロゼットの様子が仏像の台座(蓮華座)に似ており、更にロゼットを構成する多肉質の葉の先端が尖っていて、その形状が獣の爪に似ることからついたそうです

ところによって、タカノツメと呼ぶところもあるそうです

ベンケイソウ科の園芸植物は海外から多種多様なものが移入されており、一般に季節ごとに生長と休眠のサイクルがあるようですが、ツメレンゲほど季節ごとに形まで明確に変わる種は珍しく、四季の変化がはっきりしている日本では多様な形が楽しめるようです

ツメレンゲの野生種は岩場に生えていますから、季節変化がとてもはっきりしているようで、氷点以下に気温が低下する地域だと、中心に鱗片状の葉が球状に固まった冬芽を形成し、厳寒期にはそれまであった葉は枯れてしまいますが、春が来ると真ん中で守られていた生長点から再び新しい葉を出し始めます 

 

ツメレンゲの葉は常緑性、多肉質で披針形をしており、先端は針状になっています

葉の色は赤みを帯びて紅葉しているように見えましたが、これは品種によるもので、野生種は緑だそうです

尚園芸品種には、斑入りや白っぽくなったりするものもあるそうです

株は根出葉が密生してロゼット状にまとまり、季節によって変化するようですが、そのロゼット径は最大12cmほどのものもあるそうです

生長期、野生では根元から盛んに腋芽を出し、群落を形成しているようです

ツメレンゲは9~11月、伸長したロゼットの中央軸が伸び上がって高さ10~30cmの花穂を塔状に立て、多数の花を円錐状にさかせます

花弁5枚では披針形で白色、葯は暗紅色です(=雄しべは10本あるそうです)

花は短日性で、花序の下方から順に咲き上がります

出来た種子は微小で軽く、風によって散布します


 ツメレンゲの花言葉は、 「 幸福 」  です

岩場で、群落に咲くツメレンゲを見たら「幸福」感を感じるかも・・・ツメレンゲは多肉ハーブともいわれ、薬草効果があるのだそうです

日本ではあまり使われることはないようですが、朝鮮半島や中国では「瓦松(がしょう)」の名で花穂が漢方薬として服用され、その効能は清熱解毒作用があり、腫れを取る効果があるとされています

民間薬としては胃腸薬に使用されるそうです

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ダリアの花は今が旬なの!?

 ダリアの旬の季節っていつなのでしょう

ご近所の花壇や、花屋さんの花棚で咲いているダリアがとても綺麗です

ダリアとは、キク科ダリア属の多年生草本植物の総称で、球根植物です

メキシコ~グァテマラにかけてが原産地で、18世紀にメキシコからスペインにもたらされて以来、長い間をかけて品種改良が行われ、多種多様な、花色、花容の品種が作り出されてきたとされています

ダリアと人との関わりの最初は、自生地でもあったアステカ帝国(=14世紀~15世紀にかけて繁栄したメソアメリカの民族)で、「アステカ」ではダリアは神聖な花とされており庭などで栽培されていました

現地名は「アコクトリ(水笛)」と呼び、花茎がストローのように中空になっているところに由来するとされます

日本には1842年(天保13年)にオランダ人によってもたらされたのだそうです

 「ダリア」 (dahlia) の名は、スウェーデンの植物学者でリンネの弟子であったアンデシュ・ダール(Anders Dahl) にちなんでいるといわれますが、どういう関連があるのかよくわかりません

和名では、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれています

ダリアの球根は非耐寒性で、サツマイモに似た塊根ですが、塊根自体に不定芽を生じる能力はありません

そのため、塊根の生じる地下茎の芽を塊根につけて切り離し、増やします(➝芽のない、または切り落とされた球根は発芽しない)

こうした塊根の性質は、同じキク科のヤーコンに似ています・・・とはいえ、ヤーコンの花はまだ見た事はありません

 ダリアの花は夏から秋にかけて開き、大きな花と色鮮やかな花色、咲き方がとても特徴があります

花色は赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色・藤色・ボタン色・紫色など、バラやチューリップと並び、最も縹色のバラエティーに富んでおり、更には絞りや爪白のもの、コラレット咲きには花弁(大きな舌状花)とカラー(管状花を取り囲む小さな舌状花)の色が違う2色咲きのものもあります

ダリアは大輪種の豪華さ、小輪種の愛らしさ、様々な花色や形などその選択肢の多さが魅力の一つです

園芸品種の先祖となる野生種には高地に自生するものが多く、やや暑さに弱いのがネックのようで、今頃が旬なのかもしれません

 

初夏に一番花が咲いたあと、夏は花が咲きやんだり花色が鈍り、冷涼地や、平地でも気温の下がる秋になると、再び冴えた色の花を咲かせます

花色は非常に豊富で、青以外はほぼ揃っていると言っても過言ではありませんが、ご近所で咲いていた黒味の濃赤紫色の花ははじめてみました

葉色は緑葉と黒葉(銅葉)があるそうで、黒葉系は赤や黄色など明るい花色と非常によく合うとの事です

下の画像の白いダリアは茎色が銅葉調です

 

下の画像は、スーパーの花棚で見つけましたが、北欧ダリアと名がついていました

ダリアの花というより、花形はシャクヤクの花の感じです

 

 ダリアの花言葉は、花の種類が豊富なだけに実に多種多様です

  「 華麗 」、「 優雅 」、「 威厳 」、「 移り気 」、「 不安定 」、「 感謝 」、「 栄華 」    と紹介されています

「移り気」、「不安定」という花言葉は、ダリアの花がフランス革命後の不安定な情勢の中で流行したことに由来しているといわれていますが、何とも歴史ある話です

 

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初冬の朝に咲くヒマワリ

 昨日に続いて・・・

寒い毎日が続いていましたが、ここ数日ちょっと小春日和のような暖かい日になりました

なんか久しぶりに気分よく早朝ウォーキングに出ましたら、実に珍しいものを見つけました

この日のコースは田んぼや畑の多い新幹線周りの通勤道路を廻ってみました

陽が昇り、大分明るくなってきて、通勤のためか走り出している車も見えています

畑の縁でなんとヒマワリが咲いていました

ヒマワリといえば、夏の代表花で、花期は7~9月、遅めでも10月半ばといったところだと思っていましたから、初冠雪が降ったというこの時期に開いているとはとびっくりです

ヒマワリは北アメリカのテキサスやカリフォルニアを原産地とし、野生のものは60種ほどが知られています

中には地下に球根のようなものをつくったり、毎年花を咲かせるものもありますが、ほとんどは芽が出て花が咲いてタネができた後に枯れてしまう一年草ですから、今の時期に咲くのは遅くに種まきしたのでしょうか

それにしても夏の暑い時もこのコースを歩いたことがあったけど、花が咲いていたのに気付かなかったなぁ~

見ているようで見ていない事ってあるものなんですね

     向かって正面の高架は新幹線です    左上の畑の里いもは、前日の霜ですっかり葉枯れです

ヒマワリはキク科、学名「ヘリアンツス」といい、これは「太陽」と「花」という意味を持つ言葉からなっています

英名は「サンフラワー」、和名では「向日葵(ヒマワリ)」、「日輪草」、「日車(ヒグルマ)」などと呼ばれており、どの名前も太陽に由来しているのは、この花の表情がまさに太陽なんですね

朝日に照らされているヒマワリの表情を見てください   

 

ちょっと寒さにやられ、花びらが萎れているようにも見えますが、まだまだ元気だぞと云っているような感じです

ギリシャ神話では、ヒマワリは天に駆け昇る太陽神・「アポロン」だったなと、意味もなく思い出しました

 

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晩秋の朝・里の紅葉

ぐんと冷え込んだ日が続いていました

山の方からは初冠雪の知らせが届いています

紅葉が里の方に下りてきています

毎朝のウォーキングでは色々コースを変えますが、今朝は高速道の側道を歩いてきました

側道とは、高速道路などの出入制限された道路の建設により支障を生じた区画街路などの機能を補償し、または隔離されてしまうような土地との連絡を確保するため、幹線道路に隣接して平行に設けられる道路です

幹線道の法尻に側道が走っていますが、側道からは法面全土の強度を維持させながら、更に景観を維持するため、さまざまな広葉樹が植えられて季節を味わうことができます

今朝の側道では真っ赤なモミジが、法面一杯に見られました

1km以上は続くであろう法面の紅葉は、里の秋の今が盛りを教えてくれていました

途中に設けられた各所にあるトンネル壁にも初冬の気配がありました

ツタの葉が真っ赤な色になって、気温の下がりを教えてくれています

ツタは、常緑と黄葉するツタがあります

秋になると美しく紅葉し、冬には葉が落ちてしまうツタは、ブドウ科で、「夏蔦」と呼ばれています

「夏蔦」は、その艶やかな紅葉ぶりが好まれて歌に詠まれることも多く、「紅葉蔦(もみじづた)」「蔦紅葉(つたもみじ)」「錦蔦(にしきづた)」など色々に表現されています

 藤原定家の一首を見つけました

   「  つたかへで  しげる山ぢの  むらしぐれ  旅行く袖に  色うつりけり  」   

これは、佐佐木信綱の一首です

   「  秋風の  嵯峨野をあゆむ  一人なり  野宮(ののみや)のあとの  濃き蔦紅葉  」

 

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紫式部の実がたわわなので・・・「源氏物語」に想いを馳せました

 初冬になってきた野山での紅葉はどうなったのでしょう

いまはすっかり紅葉し、もう葉が散りはじめているかもしれません

先月初め、榛名山麓に紅葉を見に行った折、紫式部(=熊葛(くまつづら)科)の実が生っているのを見つけました

この時はまだ葉に青みがあり、ようやく黄葉が始まりはじめていました

紫色になった果実が葉腋から散房花序に沢山生らせていました

紫式部は山地に自生する落葉低木で、樹高は、2~3mに成長し、6月から7月にかけて、淡紫色の小さな花を咲かせ、秋には紫色の果実を付けます

紫色の実の清楚な美しさを、平安朝の才媛・紫式部と重ねて、名付けられたと言われています・・・尚紫色の実を沢山つけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが「式部」に連想転嫁したという説もあります

そんなところからいかにも古典文学に登場すると思われますが、源氏物語をはじめ、王朝文学には植物名としての記述はないのだそうです

 

「紫式部(むらさきしきぶ、生没年不詳)」は、平安時代中期の女性作家でもあり、歌人でもあります

『源氏物語』の作者と考えられ、中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人にされています

『小倉百人一首』にも選歌されており、その歌は 「めぐりあひて  見しやそれとも  わかぬまに  雲がくれにし 夜半の月かな」 です

『源氏物語』は、平安時代中期に成立した「世界最古の長篇小説」といわれています

文献初出ははっきりわかってはいませんが、長保3年(1001年)といわれています

通常54帖からなるとされ、写本・版本により多少の違いはあるものの、おおむね100万文字・22万文節、400字詰め原稿用紙で約2400枚に及ぶ超大作です

登場人物約500名余り、70年余りの出来事が描かれた長編もので、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語です

紫式部の実の紫が、王朝の恋の物語の色合いです

紫式部によく似た小紫は、 紫式部を小さくしたものです

下の画像は、早朝ウォーキングで見つけた小紫です

小紫は、紫式部に比べてやや小型(背が低い)で、実も小さめです

果実のつき方もちがって枝に沿って びっしりかたまるようにつきます

紫式部は花が6~7月なのに、11月5日の誕生花です

きっと実がきれいなのが、その理由かもしれません

尚、紫式部の花言葉は、 「 上品 」  です

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初冬の早朝ウォーキング景…上州の山々

早朝ウォーキングを始めて、一年半になります

要するに二度目の冬を迎えようとしています

今朝は、初霜(?)が降りました

三泊四日で訪れた寒気(➝この表現は、朝の天気予報のお姉さんの受け売りです)ですが、今日が最後のようで、今年一番の寒さのようです

ウォーキング途中で見た今朝の上州の山遠景です

朝日が昇りはじめ、北の方向に榛名山系を赤く照らし始めてきました   

   手前高架は上信越道です 

つい先ごろまで稲穂がたわわに実っていた田んぼには、白く初霜が降りています

首を少し右にめぐらし、高圧線の鉄塔の向こうに、谷川岳(?)が冠雪して見えています

予報では昨日冠雪し、奥利根は25cmの積雪だそうです

   向かって手前左から、小野子山、子持ち山かな?   そして向かって右の冠雪は上州穂高の方向なんだけど・・・

ともかく周囲の山の冠雪が始まったようです

    赤城山系の朝焼け遠景です    (向かって、右奥は日光白根の筈なんですが・・・)

手前の川にはカモ君たちが、沢山集まってきています

まだ渡り鳥は少ないようです

間もなくマガモを中心にカイツブリなども見られるでしょう

今年育った子ガモたちも仲間に入って、元気に羽ばたいていました

段々川面が凍るようになると、カモ君のスケティーングも見られるようになります

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キンギョソウ・ブロンズドラゴンはカラーリ—フとして綺麗です

近所の花屋さんを覗いたら、ちょっと変わったカラーリーフを見つけました

名札には、キンギョソウ・ブロンズドラゴンとありました

キンギョソウ(金魚草)はゴマノハグサ科キンギョソウ属の植物で、南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部が原産地です

キンギョソウの名はその名の通り金魚ののおちょぼ口に似ているところからつけられたそうで、穂状に数多く花を咲かせます

種はとても微細ですが、性質は強健で、こぼれ種でよく殖えます

本来は多年草植物だそうですが、一般的には秋蒔きの一年草で、寒冷地では春蒔きにして育てるようで、春の南房総では温室栽培が多くされています

花の色は赤・桃・白・橙・黄・複色と豊富です

キンギョソウは英語では「スナップドラゴン」と呼びますが、これはミツバチが花の中に入って蜜を吸う様子を、ミツバチがドラゴン(竜)に飲み込まれているような姿になぞらえて表現したようです

尚、スナップは「 かみつく」の意味です

撮った画像は、キンギョソウのカラーリーフで、ブロンズドラゴンと呼ばれ、別名をドウバキンギョソウ(銅葉金魚草)といいます

花期は春から秋と長く花が楽しめますが、なんといっても葉色が銅色がかったアンティーク雰囲気が抜群です

花は数輪しか咲いていませんでしたが、この葉色は何とも言えずシックな感じできれいです

花がなくとも十分鑑賞できました

草丈は30~60cmになり、日当たり、排水性の良い場所を好みますが、割りと丈夫だそうで、花も葉も楽しめると云う事で、お得だと花屋さんご推奨のようです

尚花は切り戻しすると、繰り返し花を咲かせるし、大株にし2~3年毎に春か秋に植え替えや株分けをし古株は更新すると何年も育てられるというから本当ならいい花ですね 

数少ない花を撮ってみました

でも葉だけで十分な綺麗さです

キンギョソウの花言葉は、色々ありそうです

そんな中で、 「 仮定 」、「 推測 」、「 予知 」  だというのを選びました

花言葉というより。葉言葉としての印象です

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群馬・猿ヶ京の赤谷湖まで紅葉を見に行ってきました

昨日に続いて・・・

群馬・高山にある「高山高原牧場」を過ぎて、県道R36を北上し赤根トンネルを超えると、水上町に入ります

国道17号にぶつかったところで左に折れ、R17を一路「猿ヶ京」に向けて走ってきました

目的は、赤谷川に作られた「相俣ダム」の紅葉です

「相俣(あいまた)ダム」は、群馬県利根郡みなかみ町(旧新治村)を流れる一級河川・利根川水系赤谷川に建設されたダムです

利根川水系の総合的な治水対策を図る為、1948年ダム建設の予備調査が始まり、「赤谷川総合開発事業」として1952年から建設が開始され、1959年ダム事業が完成しました

当ダムは、高さは67mの重力式コンクリートダムで、利根川に合流する赤谷川の治水と、群馬県営の水力発電を目的とし、更には東京都を始めとする首都圏の水がめの役割を担っています

ダムによってできた人造湖は、「赤谷湖」と呼ばれ、水面の面積は約1平方キロ、周囲の距離は6kmあります・・・尚湖面の標高は約560mです

「赤谷湖」の湖底には 湖底には、生井集落や三国街道関跡・笹の湯温泉なとが水没し、新たな湖畔に移されました

現湖畔には国道17号線が通り、その脇には移転して出来た猿ヶ京温泉の、大きな旅館やホテルが建ち並んでいます

赤谷湖湖畔駐車場に車を停め、「赤谷湖」の紅葉を堪能してきました

尚「赤谷湖」は、平成17年3月に、ダム湖百選に選ばれています

   赤谷湖の紅葉    ( 向いの建物は、猿ヶ京温泉街です )

正面奥の小さく見える山は、名前は定かでありませんが、三国峠に連なる山だと思います

湖畔周辺には、ソメイヨシノ数百本が植えられ四季折々に美しい姿を見せてくれるのですが、今年の桜は葉が大分落ちてちょっと残念でした

   赤谷湖湖畔から谷川連峰を見たのですが・・・  (向かって右上奥)  

ちょっと雲がかかって、残念ながらあまりよく見えませんでした

今日(11月12日)の谷川は、雪だそうです・・・今年は雪が早いですね

     「相俣ダム」落とし口付近の水面    (水面に点在している白点は、マガモの群れです)

冬鳥が来ているのですが、カメラの腕悪く撮れずに残念

多数の水鳥が、来鳥するのだそうですが、見てみたいものです

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群馬・高山牧場で咲く冬桜

先日群馬・猿ヶ京方面に車を走らせ、産直めぐりをしに行ってきました

随分久しぶりです

群馬の山手の方「草津」では、一昨日の朝、氷点下を記録したと云う事で、急激に寒さが近づいてきています

(関越道・渋川伊香保ICを下りて)渋川の街を抜け、金島の信号を右に折れて、県道R36を水上の方に向かいました

途中国民宿舎「ワラビ荘」があり、その前には「高山産直」があって季節の野菜を売っています

産直で車を停め、買い物をしながら眼の前に拡がる風景を堪能してきました

     高山高原牧場(=標高700m)の紅葉です    (向かいの山は、子持ち山(?)・・中の岳(?))

冬桜が咲き出していました

冬桜は、白色~淡紅色で一重咲きの小輪です

でもよく見ると、眼の前の樹の花は何となく八重のように咲いているように見られます

八重にさくのは、冬桜の仲間の十月桜かもしれません

十月桜は花弁が約17枚と不規則で八重咲きのものが多く、花色は淡いピンク色をしています

冬桜は春の桜のように一度にパッと咲かず、下の方の枝からチラホラ咲き始め、徐々に上の方に咲いていきます

咲き始めてから1ヶ月ぐらい咲き続け、一輪一輪咲くので、散るときも花吹雪になって散ることはあまりありません

桜の花といえば春ですが、紅葉を背景に咲く桜もちょっと侘しさはありますが、清楚な美を感じさせてくれました

    高原牧場前の産直からのパノラマ景です  (向かって奥の山は谷川連峰です)  

この日はやや曇っていたので、遠くの谷川連峰はあまりくっきりとは見えませんでした

眼の前の桜は、一重咲きで、冬桜なんですね

この後猿ヶ京に向かって車を走らせてきました

明日途中で撮った画像を紹介します

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