日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
産直の棚は、アンゲロニアが花さかりです
昨日に続いて・・・
産直の花棚では、花穂を直立させて群生しているように、鉢植えアンゲロニアが今を盛りに咲いていました
別名は、エンジェルラベンダーといいます
アンゲロニアはゴマノハグサ科の常緑多年草(春まき一年草扱い)で、中央アメリカ、西インド諸島に約30種分布しています
草高は30~45cm、茎は直立し、葉は対生し、葉身は濃緑でやや細長い披針形で、縁には細かいギザギザがあります
葉腋から横向きに淡い藤色から紫、青、ピンク、白色などの花を咲かせます
園芸品種も豊富で、暖地では周年開花するそうです ・・・ 通常の開花期は5~11月
鉢植えで売られているアンゲロニア
アンゲロニアは高温多湿に強く夏の花壇に使いやすいので、流通が増えているそうです
こんな歌をネットで見つけました
『 暑さには めっぽう強く 夏花壇 彩り飾る アンゲロニアは 』 ・・・ 成程です
花は香りがあり、総状花序を出し、ゴマノハグサ科特有の花を穂状に咲かせます
株は根元から枝分かれして自然にまとまります
花径は1cmくらい、 花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入っています
英名はサマースナップドラゴン(summer snapdragon)と呼ばれます
「スナップドラゴン」はキンギョソウのことで、種小名の angustifolia は「細葉の」を意味しています
アンゲロニア の花アップ (白)
アンゲロニア の花アップ (赤紫)
アンゲロニアの 花言葉 は、「 過去の恋人 」、「 片思いの恋 」、「 可憐な恋 」 です
人工衛星の木とは、とてもユニークな名前です
買い物に出た産直の花棚で、実に変わった呼び名のタグをつけた鉢植えを見つけました
タグには、人工衛星の木とありました
人工衛星の木とは、何ともユニークな名前です
この呼び名は、タニワタリノキ(=谷渡りの木)の別名のようです
タニワタリノキはアカネ科タニワタリノキ属の常緑木で、山地の谷間や湿地帯に自生しています
「谷渡り」の名の由来は、隣の谷地に向かって枝を伸ばしていく姿から付けられたそうです
タニワタリノキは幾つか種類があるようですが、どれも共通して人工衛星の木と呼ぶようです
花はいずれも 初夏~晩秋にかけて、球状の珍しい花を咲かせます
花棚に並んだ人工衛星の木の鉢植え
この人工衛星の木は、花の咲く様子からアメリカタニワタリノキと思われます
ふつうのタニワタリノキは8~10月に花を付けますが、この木は7~8月が花期のようです
アメリカタニワタリノキの和学名は、タマガサノキです
細い枝がよく分枝し、小さな株でもたくさんの花が咲きます
葉は革質で艶があり、互生し、狭長楕円形をしています
枝先の葉腋から出る頭状花は、淡黄色の5mm程度の小さな花が集合したものです
集合花の中の一つ一つの小さな花の花冠は4裂し、長く突出する花柱が目立ち、球形の花序で四方に放射状に広がって、たいへんにユニークな花姿に見えます
この姿が人工衛星に見えるのですかね ・・・ 長く飛び出したシベがさしずめアンテナだという事でしょうか!?
尚タニワタリは常緑の小高木ですが、アメリカタニワタリは落葉低木で5~7mです
果実は8~11月ごろ暗褐色に熟します
食べると、どうも有毒だそうです
挿し木で活着し育ち、寒さに強い事から地植えにしても2年後ぐらいには開花することから、珍しさもあり鉢植えのネット販売が好調のようです
人工衛星の木の花 アップ ・・・ ちょっと呆けましたが、筒状の4弁花で、長いシベが目立っています シベのない球形はツボミの集合です
タニワタリノキの 花言葉は、 「 貴方を見つめています 」、「 はじける想い 」 です
シベの出方が、「はじける想い」なのかもしれません
人工衛星の木と名づけた人はどんな人だったのでしょう ・・・ ふと人工衛星ってどんな形をしてたっけかな!?と考えちゃいました
イソトマは優しい感じの花なのですが・・・
梅雨の時期は、緑が一番元気を増す時です
花屋さんの路上花売り場には、沢山の鉢物が並んでちょっとしたミニガーデンになっています
先だって、上信越道藤岡IC・道の駅ラランにある花の交流館前の路上花売り場で、一見細々しく、弱々しい感じの花が咲いているのを見つけました
草丈は鉢植えですが、20~30cmほどあり、細長い葉の縁にはギザギザがあり、花の咲く感じとは違って強さが感じられます
名札にはイソトマとありました
イソトマは、キキョウ科イソトマ属でオーストラリア、ニュージランドが原産です
初夏から初冬(5~11月)まで長い花茎を伸ばし、花径4cmほどの星形の青紫や紺青色、白、ピンクのさわやかな感じの花を次々に咲かせます
そんなイソトマは茎や根に刺激的なアルカイドを含む液があり、茎や根を切ると白汁が出て、これに触れるとかぶれる人もいますので注意要だそうです
イソトマの鉢植え ・・・ 肥料が少し不足でしょうか!? 元気が今一つに見えます
イソトマは乾燥した温かい気候を好むので、夏の暑さにはとても強い反面寒さに弱く、自生地では多年草ですが、日本では2年目からは花つきが悪くなるので春まき一年草として扱うのが普通です
イソトマの優しげな姿は和風の雰囲気があります
花姿は花冠が筒状で、星形に大きく5裂しています
イソトマの花 アップ
イソトマの 花言葉は、「 優しい知らせ 」、「 強烈な誘惑 」、「 神聖なる思い出 」、「 猛毒 」、「 心を開く 」、「 親善 」 です
色々な花言葉がありますが、イソトマの花言葉はとても強烈です
優しい姿から、猛毒なんて想像できません
美しいものには棘があるだけでなく、毒がある!? ・・・ なんちゃってかな!!
南米原産の果実フェイジョアの花・・・この花は食べると甘いそうです
先だって大型花木店の植木コーナーを覗いた時、初めてみる果樹の苗木に花が咲いていました
実に艶やかな花で、かかっていた名札には、名前と一緒に楕円形の果実の写真が載っていました
果樹の名前は、フェイジョアといい、南米原産のフトモモ科の常緑低木です
とても変わった花なので、パチリ!! していたら、水やりをしていた管理人さんが近寄ってきて説明をしてくれました
果実はパイナップルとバナナの中間のような芳香があり、生食またはジャム、ゼリーなどの加工食品などに利用できるようです ・・・ 果実酒もOKのようです
果実は果皮が硬いので、通常、自然落果したものを更に追熟させてから食べるらしいのです
植木コーナーで生った果実は、水やりしている管理人さんの役得だとか・・・
フエイジョアの花咲く姿
フェイジョアは樹高3~5mほどで、葉は卵状楕円形で互生しています
葉表は濃緑で、葉裏には短毛が密生し銀白色に見えます
熱帯果樹としては、珍しく-10℃ほどまでの耐寒性があるので、、日本でもミカンの育つ場所であれば露地栽培ができそうです
5~6月、径4cmほどの花を咲かせます
花びらは外側が分厚い白色で内側に巻き込んでいます
花弁の内側は暗紫色をし、真っ赤な糸を束ねたような多数の雄しべが花の中心から放射状に伸び、非常に目立ちます
この花びらは、甘みがあって食べる事が出来るそうです
花後には、長さ5cm前後の長だ円形をした果実が枝にぶら下がるようにつきます
果実は最初緑色で、熟すと赤く色づいてきて、中秋~晩秋が食べ頃になります
中はゼリー状で甘みがありそのまま生で食べられ、味は西洋ナシとモモをあわせたような風味と言われています
フェイジョアの花をあっぷしました 下 画像
フェイジョアの 花言葉は、「 実りある人生 」、「 情熱に燃える心 」 です
群馬・伊勢崎にある「赤堀花菖蒲園」に行って来ました
先日友人に教えてもらい、群馬・伊勢崎にある「赤堀花菖蒲園」に行って来ました
「赤堀花菖蒲園」は、国指定史跡「女堀」の史跡保存と活用のため、平成5年水路跡に花しょうぶを植栽されたものです
今では毎年6月上旬から下旬にかけて、30種約24,000株あると云われる花菖蒲が咲く様を見に来園する人は約10万人もいると云われる伊勢崎市内の名所の一つです
「赤堀花しょうぶ園」へのアクセスは、JR両毛線・東武伊勢崎線「伊勢崎駅」からタクシーで10分、 車で行くと北関東自動車道伊勢崎インターから15分です
丁度見ごろだと思って期待して出かけたのですが、残念ながら花はほとんど終わり近くなっており、辛うじて咲き残った花を観賞したに及びました
今年は余程に暑かったためだったのかもしれません
用水堀に植えられて咲く花菖蒲群
花菖蒲の植えられた用水堀は、前橋市石関町から伊勢崎市東町国定までの赤城山麓12㌔にわたって掘られた用水堀跡で、「女堀」と呼ばれています
築かれたのは12世紀中頃で、浅間山噴火によって荒廃した土地を荘園として整備する目的で計画された灌漑用水路とされています
昭和50年代地域の開発にともない発掘調査された結果、全体像が把握され、昭和58年10月に国指定史跡となりました
史跡は前橋市と伊勢崎市赤堀地区(佐波郡赤堀町)にひろがっています
この菖蒲園の特徴は、自然に群生していると思えるほど、景観として広々し、静かです
最も訪ねたこの時は、花の終わり時期のせいだったのかもしれません
アジサイの花が土手の堀に植えられ楽しめました
「女堀」に咲く花菖蒲の句が案内看板にありました
「女堀」は昔の利根川から取水した農耕用水路の跡で、1108年の浅間山爆発で埋没、その後、藤原系淵名氏によって再開発された史跡だそうです
それにしても『女』を冠したお堀とはどういう意味があったのでしょう!?
公園を模したのでしょうか!?・散策路には造園された箱庭風の庭が幾つか造られていました
双胎道祖神がありました
この箱庭は花菖蒲園を模したようです
掘割の中に咲く花菖蒲群生 ( アジサイの花が土手に多く見られ、もう少し増えたらも一つのスポットになるでしょう)
30種はあると云う花菖蒲ですが、花の残っていたのは青紫、白色系のものばかりでした
菖蒲園内には比較的若い株も多数有り、来年には立派な花株に成長が期待されます
今年は残念ながら見ごろを過ぎちゃていましたが、来年はもうちょっと情報仕入れて早めに来てみようかな
菖蒲園の入園料は無料です
但し、しょうぶ祭開演中臨時有料駐車場は普通車300円です
愛称・「目玉の親父」といわれるグロブラリアの花
先だって花屋さんの花棚で見かけたグロブラリアは、愛称・「目玉の親父」と呼ばれています
グロブラリアは、グロブラリア科グロブラリア属で、 地中海原産の半耐寒性常緑小低木で、3種類ほどが知られています
見かけたグロブラリアは、グロブラリア・ブルーアイとか、ルリカンザシ・ブルーアイとして販売されているものです ・・・ 園芸品種のようです
スペインのカナリア諸島にあるグラン・カナリア島の固有種で、標高1500~1600mの玄武岩の崖に生え、地面を這うかほぼ直立します
樹高は50cm~1m位になります
葉は長さ2cmほどの倒卵形で肉厚、茎頂の長さ5~6cmの花柄の上に、直径2.5~3cmほどの頭花を咲かせます
鉢植えで咲いたグロブラリア・ブルーアイ ・・・ 花は終わりに近づいていました
花期は春~秋と永く咲きます
グロブラリア・ブルーアイの開花前は濃青紫色です
花の中心部(=目のような部分)は、多数の花の集合した花序で、花序の直径は2.5cmほど、咲き進むにつれて青い瞳部が少なくなり、「白目」の部分(=淡青色)が増えていきます
花にはちょっとロウバイを思わせるような香りがあります
グロブラリアの花アップ ・・・ ハレーションしてうまく撮れませんでした
グロブラリアの花言葉は、 「 愛の喜び 」 です
愛称の「目玉の親父」からは想像できない言葉です
「目玉親父(めだまおやじ)」とは、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公「鬼太郎」の父親です
ネットでブロンズ像の写真を見つけました
鳥取境港市にある水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像
スズランのような花の咲く木がありました・・・見た通りの名前でスズランノキ
梅雨の合間に花木店の植木コーナーを散策してきました
この花木店は造園屋さんが幾つか入っているせいか大きな植木コーナーができており、久しぶりに散策がてら覗いてきました
大きな樹木がびっしり植えこまれている造園用コーナーは、緑がぐんと増して、ちょっとした緑の散策路を造っていました
緑が一杯で、花が少ない樹木の合間に、白いちいさな馬酔木のように花をつけた木がありました
付いていた名札には、スズランの木です
スズランノキは二種類あり、これはオクシデンドルムと呼ばれるツツジ科オクシデンドルム属の落葉高木(➝自生地では20mにもなります)のようです
尚もう一つは、ゼノビアといい北アメリカ東部原産のツツジ科ゼノビア属の落葉低木(➝1~1.5m)です
スズランの木というのは、世界3大紅葉樹の一つで、近年庭園樹として植栽されるようになった木だそうです
ちなみに、3大紅葉樹とは、このスズランノキと、ニシキギ、ニッサボクを指します
スズランノキの紅葉の色は赤みの強い赤紫色という感じではあるのですが、眼を見張るような鮮やかな赤ではありません
綺麗であることは間違いありませんが、世界3大紅葉樹とまで形容するには至らないという感じのようです
大木にもならず、他にも美しく紅葉する樹木も多いなか、なぜ世界3大紅葉樹なのかは不思議です
アメリカペンシルベニア州の南部からフロリダ州北西部、イリノイ州の南部に至る地域が原産地だというのですが、これらが相当沢山生えているのでしょうか!?
スズランノキの花咲く姿 ・・・ 白いベル形小花が下がって涼やかに見えました
スズランノキ・オクシデンドルムは、アセビに似た感じで、白いベル形の花を25cmほどの円錐花序に着けます
紅葉が美しいことで知られ、暖地でも10月頃からやや紫味を帯びた紅色になります
葉は長楕円状披針形で、長さは約20cm、縁には細鋸歯があります
やや赤みを帯び始めたスズランノキ ・・・ 花が今盛りです
スズランノキの花 アップ ・・・ まだ咲き出したばかりか、つぼみが一杯です
スズランノキの 花言葉は、「 恋わずらい 」 です
オクシデンドルムとしての花言葉は見つかりませんでした
因みにスズランの 花言葉は、 「 意識しない美しさ 」、「 純粋 」 です
何か関連性があるのでしょうか!?
ヒメハギの花はとても変わった形をしています
今日は夏至です
「夏至(げし)」とは、二十四節季の第10番目で、一年で最も日照時間の長い日です
地球が太陽のエネルギーをいちばん長く浴びる日だとも云え、季節の転換日に当たります
日本は今ちょうど梅雨の時期・一年の内で雨の多い時期ですが、今年の梅雨はちょっと変わっています
ずっと雨が降り続くという訳でなく、時折晴れ間が見られたと思うと 、急な強い雨が局所に降ったり、場所によっては竜巻などの突風がふくといった異常気象が起こっています
異常気象は大気の不安定さによるものですが、何となく最近の火山活動などの頻発さと合わせると地球が何か変化を起こそうとしているのでしょうか!?
人智の及ぶところでなく、想像すらできそうにありません
こんな場合はまあなるようになれと考えるようにしています ・・・ 長生きの秘訣です
近くの花屋さんで、ちょっと変わった花を見かけました
鉢植えですが、ヒメハギ(姫萩)と名札が付いていました
ヒメハギはヒメハギ科ヒメハギ属の常緑の多年草です
和名の由来は、花がマメ科の萩に似て全体に小さい事からつけられたとみられます
ヒメハギは、明るい二次林の道端や、草地に生えており、小さい植物なので、花が咲いていないと見落としてしまいそうなかんじです
ヒメハギには細い根茎があり、硬い茎は基部で分枝して地をはってのび、上部は斜上して高さは10~30cmになります
葉は長さ1cmくらいの楕円形で互生し、 葉の先とつけ根は尖り、葉の縁と葉の裏面の主脈は紅紫色を帯びています
ヒメハギの花咲く姿
ヒメハギの花期は、4~7月
ヒメハギの花は紫色で、葉腋の上方か葉に対生して、長さ1~3cmの総状花序を出し数輪の花をつけます
花は独特の形をしています
上から見ると両側に羽のように出ているのが側萼片で長さ6~7mmで、残りの萼片3枚は小さくて目立ちません
花弁は3枚あり、その基部は合着して筒状になって、上側の2枚の先端は上側に反り返っており、下側の1枚の先端には白っぽく細裂したヒゲ状の付属体があります
付属体の先端部はさらに細かく2(~3)裂します
この付属体の役目は一体何でしょう・・・どうも虫を集める役割だったように考えられています
雄しべは8本、花弁が樋状になった場所にあり、葯は黄色で、子房は上位で2室あります
ヒメハギの花アップです ・・・ 何とも不思議な形です
ヒメハギの花言葉は、「 隠者 」、「 信じる恋 」 です
「隠者」というのは、一般社会との関係を絶ち(隠遁)生活する人のことですが、不思議なかつ独特な花形とどういうふうに結び付いたのでしょう
ナツメの花咲く
ご近所を散策していて気付いたのですが、ナツメの樹が農業用用水路の上に枝を伸ばしていました
小さな黄緑色の花がびっしり咲いて、陽に当たって輝いて見えました
ナツメはクロウメモドキ科の落葉小高木で、原産地は中国~西アジアです
日本へは奈良時代以前に渡来し、 薬用植物として栽培され、現在は庭木や街路樹として多く植えられています
ナツメの名は、「夏芽」の意味で、初夏になってから新芽を出すことから来ています・・・但し夏芽(ナツメ)は秋の季語です
ナツメが花咲きました
ナツメは樹高約6mほどになり、樹形が枝分かれしてこんもりしています
葉は卵形で、互い違いに生えます(=互生)
果実は乾燥させたり(➝干しなつめ)し、菓子材料として利用されています
また生薬としても用いられます
木材としては、硬く、使い込むことで、色艶が増す事から、高級工芸品(茶入れ、器具、仏具、家具)等に使われています
開花は5~6月、葉の脇に淡い黄色の小さな星のような5弁花をつけます
ナツメの花 アップです ・・・ 雌しべがとても大きく見えました
ナツメの花のアップです ・・・ ちょっと、見,花弁が8枚に見えました
ナツメの花言葉は、「 健康 」、「 健康の果実 」、「 英俊 」、「 若々しさ 」、「 あなたの存在は私の悩みを軽くします 」 です
見かけた緑陰公園で、キョウチクトウの花が咲いていました
車で走っていたら、街外れにある緑陰公園を見かけ散歩してきちゃいました
何度か通っていた道なのですが、緑陰公園があるのに全然気づきませんでした
県境近く新幹線高架の横に造られており、郊外のせいか近くの人が緑陰を楽しむ程度でのあまり知られていない風情の公園です
昼時のせいか数台の車が、駐車場に停まり、中で弁当を食べている人がいたりと、なんとものどかでした
園内に入って、綺麗に整備されているのにびっくりしました
予想以上に緑多く、回遊式に水多く造られた緑の公園で、何故か昔見た中国風の亭園(➝庭園ではありません)がイメージされました
向かって右 : せり出した舞台風休憩所はとても素敵に見えました
ぐるり廻って見た競りだしたような休憩所 ( 造園的には何というのでしょう!? )
休憩所の椅子に座って、何やら大型の弦楽器を奏でる人が見られます
離れているので音は分かりませんが、その姿はとても印象に残りました
園内のところどころで、真っ白く咲くキョウチクトウの樹がありました
花名のキョウチクトウは「夾竹桃」と書き、葉が「タケ」に、花が「モモ」に似ていることにちなんでいるようです
キョウチクトウの花咲く樹
白花キョウチクトウ の花アップ
キョウチクトウの花言葉は、 「 注意 」 、「 危険 」、「 用心 」 です
花言葉は、キョウチクトウに強い毒性があることに由来しているようですが、花の感じは夏の暑さに負けないでと応援されているように思えます
「赤城自然園」の山野草達(その2)・・・ヤワタソウ、ヤグルマソウ、”シライトソウ他
群馬「赤城自然園」・四季の森 で、沢山の山野草を見ました
撮り切れませんでしたが、幾つか紹介します
まずはヤワタソウです
ヤワタソウ(八幡草)は、大きな丸い葉から細長い総状 集散花序出し、薄黄の五弁花を咲かせるユキノシタ科ヤワタソウ属・日本原産の多年草です
別名はオトメソウ(乙女草)といいます
東北~中部の山地・沢沿いなどの湿った場所に自生しています
ヤワタソウの群落
ヤワタソウの花アップ
ヤワタソウの開花は5~7月・茎先に集散花序をだし、1~2cmほどの淡緑黄色花を数個つけます
花びらは5弁・先に切れ込みがあります
根生葉は2~3枚、10~30cmあろうと思える円形掌状をして、先は7~13に浅裂しています
茎葉は光沢があり互生します
ヤグルマソウ(矢車草)は、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です
和名ヤグルマソウの由来は、小葉の構成が、端午の節句の鯉のぼりにそえる「矢車」に似ていることによります
ヤグルマソウの群落
ヤグルマソウの花姿
ヤグルマソウの根性葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmに達します
小葉は倒卵形で先端が3~5浅裂しています
花期は6~7月、花茎の高さは1mほどになり、茎先から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、小さな白い花をたくさんつけます
花には花弁はなく、5枚のガク片が花弁化しています
花弁にみえるガク裂片は長さ2~4mm、ふつう5~7個あり、はじめ緑白色で、のちに白色に変わります
シライトソウ(白糸草)は、ユリ科シライトソウ属の野生の多年草です
和名シライトソウの由来は、糸屑を束ねたような花の姿からきています ・・・ 残念ながら、画像では花が終わりかけており、イメージが湧きませんでした
シライトソウ の咲いている様子
シライトソウの根茎はごく短く、小規模な株立ちになります
根性葉はロゼット状に地表に広がるので、その姿はちょっとショウジョウバカマに似ています
葉は先がやや広くなったサジ型、深緑色でつやはあまりなく、大きさは3~14cm、葉柄は不明瞭、先端はあまりとがっていません
花期は4~6月、細長い花茎を直立させ、高さは15~50cm程になります
花はその上の方から数~10数cm程にわたってつき、その部分の花茎は白っぽくなります ・・・ 花は下から順に穂状にさきます ・・・ 小さな白いブラシの様にも見えます
花の花弁は6枚、 雄しべは6本です
サイハイランは、ラン科サイハイラン属の多年草です
北海道~九州の山林縁などに見られ、草丈40~60cmになります
サイハイランの花姿
サイハイランの花 アップ
サイハイランは、地下に白色卵形の球根(偽球茎・ぎきゅうけい)があり、球根から葉を1~2枚出します
葉は、秋に地上に1枚出て、花後枯れ、細長い長卵形、先端は尖り、ややエビネに似ています
花は4~6月頃、葉の脇から長柄を伸ばし、密にやや偏側性の花序を作ってつき、淡緑褐色で紅紫色を帯び、下垂して茎につきます
花は下から咲き、5枚の花びら、鮮紅紫色の唇弁(しんべん)があるがあまり開きません
落ち葉の中から出た様子は、一見枯れ花の様に見えました
変わった風情のラン花です
クサタチバナは、ガガイモ科(➝キョウチクトウ科にかわったらしい)カモメヅル属で、山地の草原や明るい樹林下に生える多年草草本です
草丈は30~60cm、茎は直立して分枝せず、茎の上部から数個の花茎を出し花径2cm程の白い花を多数つけます
クサタチバナの花姿
クサタチバナの花 アップ
クサタチバナ開花は5~7月、幅の広い葉を対生させ、茎上部の葉腋から花柄を伸ばして、先に花序をいくつも出して花を咲かせます
白い花はタチバナの花に似ていると、和名が付けられました
花冠の先が深く5つに裂けて横に平に開き、中央にある副花冠は淡黄色を帯び、萼も5裂しています
普通数本が株立ちになるが、環境の良い場所では群生します ・・・ 群生といっても数十本くらいの単位が普通のようですが
まだまだ山野草が見れましたが、今日はここまで・・・
「赤城自然園・セゾンガーデン」の花達・今・・・カルミア、ギンパイソウ、ミヤコワスレ
「花を育てるのではなく、環境を整えることで植物が育つ手助けをする」というコンセプトで、森林セラピー基地となっている群馬・渋川にある「赤城自然園」
前日までに続いて園内の植物紹介です
「赤城自然園」の広大な敷地は、3つのブロックに分かれています
そのうちの一つの『セゾンガーデン』は、イングリッシュガーデン風に造られ、中は東洋一の規模を誇るシャクナゲ園があります
シャクナゲの花期はまだ残っていたのですが、来年の為、早くも摘み取られ、新芽が出て来ていました
『セゾンガーデン』見晴らし台近くでパチリ!! (向かって手前左:シャクナゲ 、中央: 白く咲くのはヤマボウシ 、手前右:ツツジ
シャクナゲ園の片隅に、今が盛りの様にカルミアの花が咲いていました
カルミアは北アメリカからキューバにかけておよそ7種が分布する常緑樹で、大雑把に言うとツツジやシャクナゲの仲間です
日本へ入って来たのは大正4年・東京市長がアメリカにサクラを寄贈したお礼として、ハナミズキなどとともに贈られてきたのが最初とされています
カルミアの花
カルミアの花アップ
カルミアの花は 枝先に集散花序(=最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白ないし淡い紅色の花をたくさんつけます
蕾は「金平糖」のような形です
開いた花の花冠は先が浅く5つに裂けて、五角形の皿形で、(花冠の)内側に濃い紅色の斑点、真ん中に折れ線のような筋が入っています
花径は2cmくらい、ガク片は5枚、雄しべは10本、雌しべは1本で、花冠から飛び出しています
カルミアの花言葉は、「 優美な女性 」、「 大きな希望 」、「 野心 」 です
シャクナゲの植わった遊歩道縁に、ギンパイソウが群落で咲いていました
ギンパイソウは、ナス科、アマモドキ属の多年そうです
草丈は5~10cm、葉はへら形で、互生しています
ギンパイソウ
ギンパイソウ花アップ
ギンパイソウの開花期は6~8月です
花径3~4cmの乳白色の花を上向きに咲かせます
花冠は筒状で、先が5つに裂けて広がり、盃のような形になるのでこの名が付いたそうです
花冠には皺が寄っており、花の真ん中は黄色なのが可愛さをだしています ・・・ 雄しべは4本、仮雄しべが1本あります
ギンパイソウの花言葉は、「 心が和む 」、「 許されざる恋 」、「 楽しい追憶 」、 「 清楚 」、「 平和 」 です
ミヤコワスレの見事な群落がありました
ミヤコワスレ(都忘れ)とはキク科ミヤマヨメナ属の植物で、山野に自生するミヤマヨメナの日本産園芸品種として多く栽培されています
別名を野春菊(ノシュンギク)とも、東菊(アズマギク)とも云います
ミヤコワスレの和名の由来は、承久の乱で佐渡に流された順徳天皇がこの花を見ると都への思いを忘れられるとの話によるとされています
開花期は5~6月頃で、花色は紫青、青、白、ピンクなど多種あります
ミヤコワスレの群落
ミヤコワスレ花アップ
ミヤコワスレは茎は上部で枝分かれをし、3~5個の花をつけます
花は菊(キク)に似た紫色の可憐な花です
花の色は青や白のものもあります
ミヤコワスレの花言葉は、「 しばしの憩い 」、「 しばしの別れ 」、「 穏やかさ 」、 「 また会う日まで 」 です
「赤城自然園」で見つけた山野草です ・・・ ハンショウツル
昨日に続いて・・・赤城自然園で見つけた山野草を紹介します
シダなどの生え茂る樹林の中で、周りの植物に絡まってのびているつる植物がありました
ツルの長さは2~3mはありそう・・・結構長くのびています
茎は暗い紫色を帯び、3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)の葉が、向かい合って生えています・・・対生といいます
半鐘形をした花が咲いていました
花の名はその形の様に、ハンショウツル(=半鐘蔓)といいます
ハンショウツルはキンポウゲ科センニンソウ属のつる植物です
日本固有種で本州から九州にかけて分布しています
樹林の中で、絡まっているハンショウツル
ハンショウツルの3出複葉した小葉は長さ4~9cmの卵形で、先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があります
葉質はやや硬く、両面に短い毛が生えています
5~6月が開花時期で、葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、半鐘(=小さな釣鐘)形の花を下向きにつけます
花径は2.5~3cmくらいで、花の色は暗紅紫色をしています
ハンショウツルには花弁がなく、花弁のように見えるのは萼(ガク)片で、外側には毛が生えてます
花は長さ6~12cmの柄の先に1個つき、下向きに咲き、完全には開きません
ガク片は4枚、厚みがあり、白い毛で縁どられ、反り返るようになって先が尖っています
花のあと花柱はのびて長さ3cmほどになり、毛ものびて羽毛状になり、そう果の先に尾の様に残るのだそうです
全草が有毒で、誤食をすると神経の麻痺などが起こします
ハンショウツルの花
ハンショウツルの花アップ
ハンショウツルの 花言葉は、「 感謝 」、「 心の美しさ 」 です
群馬・「赤城自然園」で、森林セラピー・・・シラネアオイ、クリンソウと出会いました
群馬・渋川にある「赤城自然園」は、「森林セラピー基地」に認定されています
「森林セラピー基地」は、特定非営利活動法人森林セラピーソサエティによって、癒し効果が科学的に検証された「森林浴効果」(=森林セラピー)があると認定された森林やウォーキングロードを持つ地域のことをさします
現在は57の地域が認定されているそうです
森林セラピーは、森を楽しむことで、心身の快適性を向上させ、保養効果を高めていく「森林浴効果」によって、リラクゼーション効果や免疫機能の改善など予防医学的効果が期待できます
自然園の園内は、『セゾンガーデン』、『四季の森』、『自然生態園』の3ブロックにわかれており、赤城の様々な植物、昆虫にであうことができます
『四季の森』では、今の時期もっとも森のセラピーが満喫できました
『四季の森』入口・松の樹林の中で、どのくらいの株があるのかわかりませんが、見事なシラネアオイの群落がありました
シラネアオイの群落です ・・・ 奥の樹林のなかに見える建物は、炭焼き小屋だそうです
シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科シラネアオイ属の多年草の一種で、深山の植物・日本固有種です
花の咲く時期は5~6月なのですが、ここ赤城自然園では先月終ったばかりで、一個として花はなく、種子ができていました
花は花弁がなく、7cmほどの淡い紫色の大きなガク片が4枚あり、大変美しい姿をしているのですが、見られず残念!!
葉はカエデに似た手のひら状で、互い違いに生え、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があります
花の後にできる実は、扁平な形で、熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出します
シラネアオイの葉と実
シラネアオイの群落を抜けると、緑陰を流れる川の縁にはクリンソウが沢山咲いていました
山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、時に群生しています
草丈は50cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型です
花期は6~8月、10~20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、その中心から花茎を伸ばします
花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「9輪」に似ていることが名前の由来となっています
小川の川べりに咲く色とりどりのクリンソウ
花は地上から伸びた花径の先に数段に輪生してついています
花径は2~3cmで、花の色は紅紫色、白、ピンクと白の混じり、等々カラフルです
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開きます
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂け、萼片は緑色で5枚あります
雄しべは5本、雌しべは1本です
クリンソウの花言葉は、「 幸福を重ねる 」、「 物思い 」 です
群馬・渋川にある「赤城自然園」で初夏の花を見てきました・・・サンショウバラ、オオヤマレンゲ等
昨日に続き・・・久しぶりに出かけた 群馬・渋川にある「赤城自然園」 です
これまで何度か来たことありましたが、初夏ともいえるこの時期に来たのは初めてです
見たかったシャクナゲの群落は花が摘み取られ見る事はかないませんでしたが、代って幾つか初めてみた花と出会いました
まずはサンショウバラ(山椒薔薇)を紹介します
サンショウバラは、バラ科バラ属の落葉小高木で、日本固有種です
フォッサマグナ要素植物の1つとして、本州の神奈川県、山梨県および静岡県にまたがる富士箱根地区にのみ分布し、山地に生育しています ・・・ それ故、別名を「ハコネバラ(箱根薔薇)」と名づけられています
サンショウバラの名は、葉がサンショウ(山椒)に似ている事からついたそうです
サンショウバラは、陽地を好み、枝はよく分枝し、稲妻形に屈曲し、扁平な強い棘があります
花は初夏の頃大きなピンクの花びらを拡げて咲きます
サンショウバラ樹の花咲く姿
サンショウバラが、フォッサ・マグナ要素植物と呼ばれるのは、陽当たりを求め、木の生えにくい火山地から火山地へと移動しながら繁殖して、富士山、箱根に生き残ったからです
フォッサ・マグナというのは日本列島の真ん中あたりにある、地質学的な大地の裂け目地帯です
これは眼で見れるものではなく、大昔、日本列島が引き裂かれ海になっていた地域に海底火山活動が起こり火山の堆積物が1万メートルにも堆積し、その後、第4期に入ると陸上となった地に火山活動が始まってほぼ現在の地形が形成されました
激しく活動する火山の噴出物に、いち早く根を下ろしてしぶとく、逞しく現在まで生き抜いている植物を”フォッサマグナ要素”の植物と言うわけです
サンショウバラの樹高は5m位になります
幹は太く、葉は奇数羽状複葉で、9~19個の小葉からなり、小葉は長楕円形で、先端は尖り、縁には細かい鋸歯があります
葉の羽軸と小葉の裏面の主脈に軟毛があります
花は次々に開花しますが、2日ももたずに散ってしまいます
とても短命です
花後できる果実は大きく、径2cmの扁球状になり、全体に蕾時から生える硬い刺が残っています
果実は果実酒に利用できるが、内部が虫食いになっているものが非常に多いので要注意だそうです
サンショウバラの花アップです
虫の名は分かりませんが、どうも「しべ」を食べているようにも見えます ( 右上画像 )
もう一つ珍しい花を見つけました
森の貴婦人とも呼ばれるオオヤマレンゲです
オオヤマレンゲは モクレン科モクレン属で、樹高は1~4mになる落葉広葉低木樹です
花の名は奈良県南部の大峰山に自生していて、蓮の花(蓮華)に似た白い花を咲かせることに由来しているそうです
別名はミヤマレンゲ(深山蓮華)といいます
葉は楕円形で、ぎざぎざ(鋸歯)はありません
葉の柄の長さは20~50mmくらいで、互生しています
倒伏した枝から発根し栄養繁殖も行うそうです
オオヤマレンゲのつぼみと葉
枝先から径5~10cmの芳香のある白い半球状の花は長い花柄をもち、横向きないしはうつむき加減に壺(つぼ)状に開きます
9枚ほどある白い花被片の中には、淡紅色を帯びた雄しべが沢山みえます
開花時期は5~7月、花の寿命は4~5日程度です
オオヤマレンゲの花 ・・・ 開き始め
そっと覗いて、パチリ!!しました
オオヤマレンゲの 花言葉は、「 変わらぬ愛 」 です
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