日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
今年もジョウビタキがやってきました・・・でも彼から彼女に変わってました
庭をふと見たら、ジョウビタキが飛び回って餌さがしをしているのを見かけました
ジャングルのようなわが庭には、野鳥にとって餌場に適しているのか色々の鳥たちが季節に応じてやってきます
今の時期は、真っ赤に生っていたハナミズキの実が、「ムクドリ」と「ヒヨドリ」によってすっかり食べ終わりました
次は熟れてきた柿の実です
渋柿なので沢山生ったままにしていたせいか数日前「ムクドリ」が大量に押しかけ食い散らして去っていきました
そんなうるさかった日が過ぎて、静かさが戻った庭にちょっと変わった小鳥がやってきました
コガラとジョウビタキです
コガラはあっという間に飛び去ってしまいパチリ!!できませんでしたが、ジョウビタキはじっくり木に留まって、様子見していました
ジョウビタキはスズメ目、ツグミ科に分類される小鳥で、日本では冬によくみられる渡り鳥です
チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、非繁殖期は日本、中国南部、インドシナ半島北部へ渡りを行い越冬します
日本では身近な冬鳥として全国に渡来します
韓国では留鳥です
柿の樹枝に留った「ジョウビタキ」 ・・・ メス ( 手前の青枝は、バラ
「ジョウビタキ」の名は、「ジョウ」は「尉」で銀髪のこと、「ヒタキ」は「火焚」で、火打石をたたく音に似た音を出すことを合わせた名前です
因みに、地鳴きは自転車のブレーキ音を短くしたような声で、「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせた特徴的なものです
とはいえ、マイ庭ではあまり聞いた事がありません
「ヒッ」の声はかなり遠くまで届き、早朝にも鳴くことが多く、2度「キッ、キッ」、続いて打撃音の「カッ、カッ」がくるというのですが ・・・
別名では「モンツキドリ」とよばれています
この呼び名は、翼にある白い斑点をキモノの紋に見たてたもので、ときどきぴょこんとおじぎをして尾をふるわせる姿は、かわいく見えます
「ジョウビタキ」は全長15cmほど、オスは頭が銀白色、顔は黒色、腹は赤茶色をしており、メスは体が灰色味のある茶色で、翼に白斑があります
マイ庭に訪れた「ジョウビタキ」は雌鳥のようです
実は去年まで来ていたのは、雄の「ジョウビタキ」 でした
あの雄の「ジョウビタキ」はどうしたのでしょうか!?
鳥の寿命は調べた事がないのでよく分かりませんが、同様の野鳥が毎年来ると、結構長生きなのかなと思っていました
あっちをむいたり、こっちをむいたり、下におりて何かをついばんだり・・・
今年から君が、いやあなたがここの住人ですか!?
「ジョウビタキ」 ・・・ 留まっているのは、ハナミズキの枝
「ジョウビタキ」は通常平地からの低山の明るく開けた林の中に生息しますが、冬は人里や都市部の公園などでもよく見られ、とても身近な冬鳥です
非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、それぞれ縄張りを作って同種を排斥する習性があるそうです
人に対する警戒心は割に薄いようですが、異性個体に対しては激しく攻撃を加えるといいます
食性は昆虫類や蜘蛛を捕食だけでなく、ピラカンサなどの木の実も食べます
今の時期はマイ庭には柿の実が多くなっていますが、柿を食べている姿はまだ見ていません
繁殖地では4~5月頃、樹洞、崖のくぼみなどに枯葉や苔を使って皿状の巣を作ります
5~7個の卵を産み、主に雌が抱卵し、雛は、雌雄して育てます
今まで来ていた雄の「ジョウビタキ」と君はどうやって交代したのかな
それとも彼はまだ元気で、繁殖地に戻った時また出会うのかな
「アサギマダラ」が眼の前にひらひら・・・
先月終わりごろ、秋探しに 榛名山麓を走っていました
林の縁にアザミの花が咲いているのを見つけ、パチリ !!していましたら、眼の前になんと「アサギマダラ」がひらひら飛んできました
「アサギマダラ」は「旅する蝶」として有名で、春から夏にかけて南から北へ移動し、秋になると南下するようだと聞いていましたから今頃見かけてびっくりです
「 アサギマダラ(➝漢字では、「浅葱斑」)」は、タテハチョウ科のマダラチョウ亜科に分類される蝶の1種です
成虫の前翅長は5~6cmほど、翅の内側が白っぽく(➝厳密には半透明の水色)、黒い翅脈が走っています
翅の外側は、前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並んでいます
半透明の水色部は、鱗粉が少なく、和名にある「浅葱(薄い藍色の意)」とは、青緑色の古称で、この部分の色に由来しているそうです
アザミの花に留まって吸蜜する 「アサギマダラ」
「アサギマダラ」はあまり人を恐れず、羽ばたかないでひらひら・・・フワフワ・・・と飛翔します
翅の鮮やかな模様が特徴的な大型蝶で、飛ぶ姿は優雅です
そんなチョウが、なんと2,000キロもの旅をすると云うのですからびっくりです ・・・ 2日間で740キロもの海上移動することがあるそうです
「アサギマダラ」は春の北上、秋の南下を繰り返す「渡り」をするチョウとしても知られています
「渡りチョウ」と云われる理由は、2000年に台湾から日本へ、翌年には日本から台湾への移動例が見つかったことが初めです
2002年には、本州から沖縄県の南大東島へ移動した4例の報告があったそうです
台湾との間には島々が連なっていますが、南大東島へは1000キロもの海を渡るほかありません
2005~2006年、小笠原諸島の父島での再捕獲や、長野県から台東沖の島までの2000キロを超す移動が確認されているそうです
「アサギマダラ」は、他の蝶に比べて生態の解明されていない部分が多い謎に包まれた蝶でもあるそうで、近年個体にマーキングをしてようやく少しづつ解明されてきました
渡りに関してもいつ、どの方向に、どれくらいの距離を移動するかということがマーキング調査で分かってきましたが、何がきっかけで渡りをはじめるのか、渡りをしない個体もあるのか、春に北上する個体と秋に南下する個体はどうやって方向が分かるのかなど今後の調査課題だそうです
但し、「アサギマダラ」は、時期、空間、植物の状況に柔軟に対応し、台風を活用して移動したり、雨が降る前に一気に移動したりと気象を読む能力に優れている蝶のようです
アサギマダラの群れは、秋口(9月~10月)になると、南西方向に向かって「渡り」を始めます
現在分かっている生態は、1.決まった越冬態がない 2.成虫の寿命が長い 3.体内に毒のある成分を持っている 4.羽化してもすぐには交尾しない などです
通常のチョウは越冬態が決まっています
因みに、「アゲハ」や「モンシロチョウ」は蛹で、「キチョウ」や「アカタテハ」は成虫で、国蝶である「オオムラサキ」などは幼虫で、「ミドリシジミ」は卵で越冬します
「アサギマダラ」の場合、四国などでは主に2~3齢幼虫で越冬することが多いようですが、南西諸島では卵、幼虫、蛹、成虫とどれも見られると云われます
「アサギマダラ」の寿命は、四季を通じて長い期間成虫で過ごすようで、マーキング調査では4~5ヶ月充分生きているようです
「アサギマダラ」の体内にはアルカロイド成分が蓄えられており、これが渡りをする際、鳥などの捕食から防いでいるようです ・・・ 「アサギマダラ」の幼虫時ガガイモが主食だったことがアルカロイドの蓄積になっているようです
「アサギマダラ」の交尾には雄がフェルモンを出してメスを誘いますが、羽化した直後は雄はフェルモンがありません
フェルモン生成に必要な吸蜜を充分してから交尾行動に入ります
夏から秋にかけて、「アサギマダラ」の吸蜜する植物は、フジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物です
これらでひたすら栄養補給をして脂肪を腹部に蓄え、渡りに備えます
オスとメスの区別は見分けにくいのですが、オスは腹部先端にフェルモンを分泌するヘアペンシルという器官を持っています
また翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑がある場合があるが、これは性票で雌にはなく、これで雌雄の同定が可能だそうです
「アサギマダラ」の アップ ・・・ 雄か雌か判別できませんでした
アザミを飛び回って、吸蜜していました
このあと、この「アサギマダラ」はどうしたのかな
「春蝉(はるせみ)」が鳴きだしていました
群馬・草津温泉は今若緑が一杯になっていました
囲碁対局に疲れ、負けが込みそうになったので、宿裏の樹林の中を散策し戦略を練りました
もともと力がないのにいきなり強くはなれませんが、まあ気分一新の効果は絶大で納得手が打てました
戦果は内緒です!!
群馬・草津町サイクリングロード の緑陰を歩く
緑一杯の中から、青空を見上げてみました ・・・ やる気湧きましたよ
樹林一杯に低音の鳴き声が響き渡っていました
鳴き声の表現は難しいですが、「ジーッ・ジーッ…」「ゲーキョ・ゲーキョ…」「ムゼー・ムゼー…」「ミョーキン、ミョーキン、ケケケケ‥」などと人それぞれに聴こえるとネットで書かれていました
私には表現力なく言い表せませんが、樹林の中で聞いたこの声は、たしかに「春蝉(はるせみ)」だと思われました
「春蝉(はるせみ)」は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミの一種です
日本、中国各地の松林に生息する小型のセミで、和名通り春に成虫が発生します・・・別名「松ぜみ」ともいい、晩春~初夏を表す季語になっています
東北日本では低山地に、西南日本では標高1,000m付近のブナ林で見られ、高木の梢に多いため、発見がなかなか難しいです
散策していて、抜け殻を、マイ車のタイヤに実物が留まっているのを見つけました
松の肌に残っていた抜け殻 タイヤに留まった 春蝉成虫
「春蝉」の大きさ(翅端まで)は約4cmほどです
成虫の体長はオス28~32mm、メス23~25mmで、ヒグラシを小さく、黒くしたような外見です ・・・ オスの方が腹部が長い分メスより大きい
翅(はね)は透明ですが、体はほぼ全身が黒色-黒褐色をしています ・・・ ちょっと見、翅が透明でなければアブラゼミに似ていなくもありません
頭部・胸部は緑色をおびた褐色で黒色の斑紋があり、これはアブラゼミにはありません
腹部は黄褐色のややスマートな蝉です
日本では、セミの多くは夏に成虫が現れますが、「春蝉」は和名のとおり4月末から6月にかけて発生します
タイヤに身じろぎなく留まっていた春蝉
そっと、葉の付いた小枝に載せて、松の樹に移してやりました
飛び立つ様子が全く見られず、抜け殻からでたばかりだったのかもしれません
ナナフシを漢字では、「七節」と書きます
近くの公園を散策していたら、木の上から小いちゃな虫が落ちてきました
何だろうと目を凝らしたら、小さいナナフシです ・・・ 生まれたてのナナフシモドキの幼虫のようです
落ち葉のクッションに落ちて来て、私の姿をみたら大慌て・・・
擬態昆虫として有名なナナフシは、世界で約2500種が確認されているそうですが、そんなに種類がいるなんてびっくり!!
最もコノハムシもナナフシの仲間らしいけど
ナナフシは節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称です
草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿に特徴があります
ナナフシを漢字では「七節」と書きますが、体節が7つある訳ではなく、「七」は単に「たくさん」という程度の意味のようです
木に上り始めたナナフシモドキの幼虫
落ちてきたナナフシモドキの大きさは、体長2~3cm(→手足も入れると倍くらいになるかな)ほど、体の太さは2~3mmかな
とても細長くいかにも折れそうです
ゆっくり手足を伸ばしながら上っていきます
成虫の体長は、 ♂ : 約6~7cm、♀ : 8~10cm ぐらいだとか
広葉樹の葉を食べてこんなに大きくなるのだそうです
ナナフシは不完全変態の昆虫で、「卵→若虫→成虫」とサナギ(蛹)にはならず、成虫になります
不完全変態の昆虫の幼虫は、正確には「若虫(nymph、ニンフ)」と呼ばれ幼虫がすでに親と似た姿をしています
成虫には脱皮を繰り返してなりますが、その回数は種や性別によって異なり、大体4~9回脱皮して成虫になるようです
ナナフシの行動は夜行性の種が多く、昼間はじっとしていることが多いようです・・・食事は夜のようです
昼間に見かけるのは擬態した状態ですから、なかなか見つけるのに苦労ですね
ナナフシの敵に襲われた際の防御手段は脚を自ら切り離す自切を行う種が多いそうです
自切が若齡の幼虫時に行われたものであれば、なくなった脚は脱皮とともに再生しますが、成長段階の終わりに近い時期の自切ほど再生され難く、終齡幼虫・成虫での自切は再生されないようです
ナナフシモドキの幼虫アップです ・・・ 上っているようなのですが、前の画像とほとんど動きが感じられません
ナナフシモドキの幼虫の脚には、縞模様が見られ、これが特徴のようです
群馬県立自然公園・「群馬の森」で、“ アオサギ ″ を見かけました
先日、群馬県立自然公園・「群馬の森」を、ちょっと散策してきました
「群馬の森」は群馬・高崎にある県立の都市公園(総合公園)で、明治百年記念事業の重点施策として建設され、平野部の貴重な森林地の保全、育成、活用を進めていくと共に、文化的レクリエーション活動の拠点として整備を進めてられてきました
都市の住民が緑を通じて人間性を確保するため、森林公園としての性格の強い公園として建設されています
園内には、くつろげる大芝生広場をはじめ、遊びの広場、わんぱくの丘(木製遊具)、かたらいの丘、花木園、ふるさとの道(全国都道府県の木の並木道)、修景地、休憩舎、駐車場が設けられています
今、園内は各所改修工事が行われ、散策が限られています
陽射しはちょっぴり暖か気ですが、まだまだ寒さが厳しく、木々の枝間も寒々した感じです
「群馬の森」には修景池があり、この辺りは工事からも離れているせいか静かな空間でした
修景池の散策路を歩いていたら、池の向こうに、“アオサギ″が留まっているのが見えました
群馬の森・修景池 の冬のある日 ・・・ 中央右に、“アオサギ″が留まっているのがみえますか!?
″ アオサギ(蒼鷺) ″ は、コウノトリ目サギ科アオサギ属に分類される鳥類で、アフリカ、ユ―ラシア大陸、マダカスカル、インドネシア、日本、フィリピンに分布しています
一般的に夏季にユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸中部、東南アジアなどへ南下し越冬します
日本では、九州以北での林で集団繁殖し、各地の水辺で見られ、北日本では、秋冬に暖地に移動するものが多い水鳥ですが、本州、四国では周年生息する留鳥と見られます
そぉ~と近づいてアップしました ・・・ 下 画像
“アオサギ"は、全長95cmほどはある最も大きなサギです・・・体重は1.5kg、翼開張150~170cm・・・大きさの割に意外と軽いと思ったけど、飛ぶ事を思えばこんなもんかな~
正面からは白く見えますが、上面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、横、後ろからは青味がかった灰色に見えます ・・・ アオサギの名はこの色合いから名づけられたと思えます
成鳥では首が白く、頭に黒い冠羽があるが、若い鳥では首や冠羽の部分がぼやっとした感じをしているそうです
頭部は白い羽毛で覆われ、眼上部から後頭にかけて眉状の黒い筋模様(眉斑)が入っています
後頭は眉斑と繋がるように黒い羽毛が伸長(冠羽)しています
修景池には鯉が放流されています
‟アオサギ″の食性は動物食で、魚類、両生類、鳥類の雛、小型哺乳類、甲殻類、昆虫と、結構獰猛な鳥です
水辺で待ち伏せたり、水辺や浅瀬を徘徊しながら獲物を探し、獲物を発見すると、素早く頸部を伸ばし捕食します
鯉を狙っているのでしょうか!?
優雅な姿をしていますが、顔付を見ると怖い顔をしていますね
餌場では意外に攻撃的で、餌を取られそうなときは飾り羽を逆立て他の鳥を威嚇したり、攻撃して執拗に追い立てたりするようです
私が近寄ったので、飛び上がって池の上のまだ枯れ枯れした枝に、留りました
‟ アオサギ ″
通常″アオサギ"は河川、湖、池沼、湿原、干潟、水田などに生息します
非繁殖期には殆ど単独で生活しますが、小さな群を作ることもあるようです
マイ庭に来る鳥たち ・・・ “ ヒヨドリ “ & “ 鳩 “ & “ シジュウカラ ”
三寒四温の日々が続いています
弥生3月に入ったので、春になったと気持ちは思うのですが、寒い時はまだまだ春遠しと思ってしまいます
暦の上では、今年の「啓蟄」は六日だとの事、庭に来る小鳥たちも楽しみにしているかな
冬に入って、マイジャングル庭に餌を探して、色々な鳥たちが来ています
まもなく山野は芽吹きが始まり、虫たちも冬眠から覚め出てくるでしょう
そうなれば山野に帰る小鳥達、やってくる小鳥達・・・鳥たちも引っ越しシーズンになるのかな
いや餌が豊富になるのだから、恋の季節開始、カップルが生まれ、子育てシーズンがはじまります
柿がなくなり、りんごが少なくなり、オレンジを切っておいたり、キウイをやったりと庭に置いて、誘っていたけど、この頃来る鳥たちが少なくなりました
今来ている鳥たちをパチリ !! しました
柿の木にやってきた 野鳥達 ・・・ 向かって左中央 : “ ヒヨドリ “ 、右下 : “ 鳩 “
“ ヒヨドリ “は、我が家の主みたいです
小さな他の小鳥たちが餌を食べに来ると、追い払ってしまう悪役です
“ ヒヨドリ(鵯)“ は、スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類です ( 画像向かって左 )
全長は約28 cm で、翼開長は約40 cm、尾は長めで(=尾長11~13cm)です
ムクドリやツグミより体型はほっそりし、くちばしは黒くて先がとがっています・・・雌雄同色・頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われ、頬に褐色の部分があり、よく目立っています
尚、マイ庭にはムクドリ、ツグミもやってきていたのですが、この頃見かけるのが少なくなりました
プランターにやってきて餌待ちの “ ヒヨドリ “ 柿の木で寄り添う “ 土鳩 “
ハトは本来ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥ですが、人に馴れやすいので家禽化され、定かではないのですが、日本には飛鳥時代に入ってきたとみられています
室町時代~は、「たうばと(塔鳩、堂鳩)」と呼ばれ、江戸時代に「ドバト(土鳩)」とも呼ばれるようになりました・・・カワラバト(河原鳩)の呼び名もあります
これらの名前は品種が別な訳ではなく、学術的には同種らしいのですが、在来種的には「土鳩」と呼ばれるのがどうも多そうです・・・これは根拠なしです
鳩と人間の関係は先史時代から続いてきたと云われています
ノアの箱舟の時ノアが大洪水の去ったのを知るために放った鳩が、オリ-ブの葉をくわえてきたことで、陸地の回復を知ったことは有名です
“ シジュウカラ “ が来ましたが、あっという間に、“ ヒヨドリ “ に追い払われました・・・日向ぼっこの ”シジュウカラ“
“ シジュウカラ(四十雀) “は、スズメ目シジュウカラ科の1種で、全長は約15cmで、スズメ位の大きさです
山林で四季を通してもっとも普通に見られる小鳥で、翼開長は、約22cm(体長14~15cm)・体重は11~20gです
背中の上部は緑黄色で背は青灰色なのが特徴的で、喉から尻にかけてネクタイのような帯があり、この帯の幅広いのがオスで狭いのがメスです
翼の色彩は灰黒色、大雨覆の先端に白い斑紋が入り、静止時には左右1本ずつの白い筋模様の翼帯に見えます
嘴の色彩は黒く、足の色彩は淡褐色をしています
“ シジュウカラ “もツガイでよくやってきます
早朝ウォーキングで見た水鳥です・・・カモ & カワセミ
大寒も過ぎ、朝のウォーキングも何とか頑張って続いています
コース途中の川面に集まる水鳥の姿も少し変わってきました
寒さが強まってきたせいなのでしょうか
アオサギ以外のサギたちはすっかり見えなくなりました
まだ陽が昇らない幾分薄暗い川面ですが、カモが群れて泳いでいます
カモ(鴨)とは、カモ目カモ科の鳥類をいいます
中型から大型のずんぐり体型の水鳥で、湖沼や沿岸部に棲み、季節によって繁殖の為渡りをするもの、留鳥としているものとがあります
冬羽(繁殖羽)が雄と雌で色彩が異なる特徴があります
日本では多くが冬鳥であるため、冬季にはマガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモなど多種が見られ、通年生息するカモは、カルガモ、オシドリで日本全国の河川や湖などで見られます
早朝の明るさの中で、泳ぐ水鳥をパチリ!! しました
手が冷たい上、私の姿を見てどんどん離れていくのでうまく撮れませんでした
泳ぎ去ろうとしているカモたち
何とか画像に捕らえられたのは、マガモの雌雄とカルガモです・・・カルガモは雌雄の見分けはつきませんでした
マガモはアヒルの原種として知られる淡水ガモです
多くは冬鳥として渡来し、全国で越冬します・・・繁殖地は北海道などの山寒地のようです
繁殖期のオスは青首で尾羽の真ん中がクルリと巻いており、他のカモには見られない特徴があります
しかし繁殖期を過ぎると、この綺麗な色は雌のような色に変身するそうです・・・この現象を「エクリプス」といって、派手な目立つ姿は生存に不利の為と考えられています
日中は群れで休んでいることが多く、夕方になると水田や浅い水辺に飛び立ち、地面や水面で草の実や水草などを食べます
カルガモ(軽鴨)は、一年中見られる淡水ガモで、適応性が高く、山間から市街地まで、淡水から海水までとどんな水域でもくらしていけるたくましいカモです
腰の部分に白い三日月模様(三列風切羽根の縁が白い)があるのが、特徴的です・・・飛ぶ時、お腹は黒く見えます
食性は植物質を中心ですが、水性昆虫や貝なども口にするようです
マガモとカルガモ カワセミ
暗い中小鳥が急に飛び立ちました
眼で追うと、20m位先の枯草に留りました・カワセミのようです
近づくといつも逃げてしまうので、ズームで撮りました
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬)は、ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥の一種です
水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴で、ヒスイ、青い宝石、古くはソニドリ(翠鳥、鴗)と呼ばれることもあります
全長は17 cmほどで(16~20cm) 、長いくちばし(嘴峰長3.3~4.3cm)のため体はスズメよりやや大きく見えます・・・翼開長は約25cm・体重19-40gだそうです
くちばしが長くて、頭が大きく、頸、尾、足は短いので、ずんぐりして見えますが、あざやかな羽根色はとても綺麗なので「渓流の宝石」と呼ばれています
オスのくちばしは黒いが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できるそうです
画像の出来は良くないので明白な区別はできませんが、雄のカワセミのような気がします
カワセミの羽根の青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見えるのだそうです
これは構造色といい、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理なのだそうです
カワセミは水の綺麗な海岸や川、湖、池などの水辺に生息し、公園の池など都市部にもあらわれ、水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫をくちばしでとらえ採餌します
カワセミの飛ぶときは、水面近くを速く直線的に飛び、このときに「チッツー!」「チー!」と鳴き声をよく起てます
空き巣らしい巣を見つけました
先だってウォーキングをしていたら、公園の樹上で大きな鳥の巣があるのを見つけました
寒いこの時期ですから、抱卵時期であるはずもありませんので、勿論「空き巣」です
「空き巣」は「明き巣」とも書き、 1.鳥のいない巣、2 人のいない家 の意味があります
「巣」とは、鳥だけでなく一般動物が生活していく際に、1ヵ所にとどまって休息したり、出産したり、子孫を育てたりするために築いたものです
鳥にとっての「巣」とは、人間の持つ概念である家(home)とは大きく異なるもので、鳥は巣を作っても、ほとんどの場合、抱卵や育雛などの繁殖行為の時以外は巣には帰らないそうです
造られた巣はほとんど1繁殖期にしか使われず、翌年はもう使用しません・・・(但し樹洞繁殖性の種や猛禽類などを除きます)
即ち鳥にとって、「巣」は、「卵や幼いヒナが移動できないために、一時的に設けている場所や空間」だといえます
10m位はありそうと思える頭上に見つけた巣は枝を材料にして造られていました
落葉樹の枝に造られた「鳥の巣」
鳥の巣は鳥の種類によって大分形や作る場所、作り方を異にしています
鳥の中には「巣穴」と云われる空間を利用する種類と、皿形の巣を作るものと分けられ、しかも場所は樹上か地上と分けられますし、作り方も多様です
「巣穴」を利用する野鳥は、「樹洞繁殖性の鳥類」として分けられており、割りに小型の鳥類が多いです
鳥の巣と云えば、皿形の巣が一般的の様に思えます
大形の巣穴はなかなか見つける事は出来ないからだと思えます
しかし巣穴に入れるほどの中小型の鳥でも、習性として皿型の巣を作り巣穴では抱卵しない鳥もいます・・・鳩は皿形の巣を作ります、ヒバリは地上に皿形巣を作りますし、ツバメは泥でお椀型の巣を作ります
樹上の皿形の巣は大分大きな巣です・・・アップして撮りました
下からみた皿形の大きさは50~60cmほどに見えます
巣の中はどうなっているのか見るすべはありませんが、外観は木の枝で組み立てられ、(ちょっぴりビニールのヒモ繊維が見られます)います
樹上であること、大きさから大型の鳥が考えられ、街なか公園ですので、カラスの巣かなと思います
最近はカラスが増えてきているように思いますが、空き巣にするなんて、カラスには住宅難なんてないのでしょうか!?
今年再利用してたりして・・・興味が起こりました
葉が茂ったら分からなくなるかな
マイ庭の小鳥達・・・ジョウビタキ・百舌鳥・ツグミ・メジロ・ヒヨドリ
冬になって寒さが増してきた頃から、マイジャングル庭には色々な小鳥たちが顔を出し始めました
見かけた順番をつけていたわけではないので、順不同で紹介します
年の瀬にやってきたのは、 ジョウビタキです
ジョウビタキは、スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)に分類される小鳥で、日本では冬によく見られる渡り鳥です
積雪のない地方で越冬し、平地から低山の農耕地、住宅地、公園、河原などに生息しています
ジョウビタキの名は、「尉火焚」と書き、銀髪で火打石をたたく音に似た音を出す鳥の意味でつけられたそうです
全長15cmほど、雄は頭が銀白色、顔は黒色、腹は赤茶色で派手な姿です
雌は体が灰色味のある茶色で、翼に白斑があります
ハナミズキに留まるジョウビタキの雄
暖かい陽射しの射していた年の瀬に、珍しい鳥が飛んできました
モズです
モズ(百舌、百舌鳥)は、スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類で、日本では各地に周年生息(留鳥)していますが、山地や冷涼地に生息する個体は秋季になると南下したり標高の低い場所へ移動し越冬します
全長20 cm位、眼上部に入る眉状の筋模様(眉斑)が特徴あります
喉や頬は淡褐色、尾羽や翼の色彩は黒褐色で、外縁(羽縁)は淡褐色です
モズが何かをねらっているようでした
年が明け、オレンジがいい色になってきました
このオレンジは実生の樹で、残念ながら味はとっても酸っぱいです
ゆずの実よりも酸っぱいので沢山生るのですが、観賞用にしています
ツグミに似た感じの鳥がやってきて、柿の木に留まり、頭上のオレンジを眺めています 下 画像
ツグミはスズメ目ツグミ科で、冬鳥として全国に飛来し、秋には山林で群れをなして木の実を食べ、冬になるにつれて分散し、平地に下りてきます
全長は約24cmほど、翼開長は約39cmになります
田畑や芝生など開けた場所で、足をそろえて地上をピョンピョンと飛び跳ねるように歩いては、ミミズ、昆虫、木の実などを採食します
胸をそらせたポーズで立ち止まる仕草が特徴的です
黄白色の眉斑、翼の赤褐色や、胸の黒斑が目立ちますが、固体変異はあるようです
ちょくちょく見えるようになったのはメジロです
サンシュウの樹の枝にとまって、ミカンを食べに来たのですが、まだ慣れないせいかすぐ飛んで行ってしまいます
メジロ(目白・繍眼児)はスズメ目メジロ科メジロ属の鳥の一種です
全長約12 cmで、スズメよりも小さく、緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、雌雄同色です
目の周りの白い輪が特徴で、名前の由来です
年明けにネズミモチの枝を刈り込んだら、空いた枝先にヒヨドリがやってきました
ヒヨドリは、スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類です
全長は約27~29 cmです
尾は長めで(尾長10.9~12.5cm)、ムクドリやツグミより体型はほっそりして、くちばしは黒くて先がとがっています
雌雄同色で、頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われ、頬に褐色の部分があり、よく目立ちます
実はマイ庭はジャングルみたいですが、この庭の主はヒヨドリが一番威張っています
早朝に水鳥が一杯見れました・・・
随分寒くなってきました
早朝ウォーキングを復活してまだ3週間ほどですが、ようやく毎朝歩けるようになりました
でも夜明けの遅さと、朝の寒さでいつ挫折するか自信がありませんが、何とか頑張ってみようと、力を抜いて毎日続けてみます
歩いていて気付いたのですが、今年の冬は昨年の冬よりも、水鳥の種類も数も増えているように見られます
画像にはうまく撮れないので言葉だけなのですが、見かけた水鳥を上げますと、「アオサギ」、「チュウサギ」、「オオサギ」、「カワウ」、「カルガモ」、「カワセミ」等々、水鳥ではないけど、「ハクセキレイ」も見られます
寒さましたら、「マガモ」や「カイツブリ」もやってくるでしょう
数年前にはこんなに多くの鳥は見れなかったのですが、川の環境がよくなったのでしょうね!?
これで投げ込まれるごみが無くなったら、どんなにか憩いの場になるのでしょうけどね!!
水鳥たちの憩いの場・・・向かって右上に「カワウ」もいるのが分かりますか!?
場所が変わって、橋桁の近くで、サギ君達集合です
先だって小魚がいるのが見えましたが、もしかしたら朝餉の為に集まってきたのでしょうか
「カルガモ」と「アオサギ」・・・朝日がだんだん川面を照らし出してきています
早朝ウォーキングを楽しみに頑張ります
朝鮮朝顔の花が咲いて、ホソヒラタアブの吸蜜が見れました
この頃、出先で朝鮮アサガオの花を見かける事が多くあります
朝鮮アサガオ は、ナス科の植物で、原産地は南アジア・日本には江戸時代に中国経由で薬用植物として伝わってきました
和名の「朝鮮」は広く異国を意味しており、 江戸時代の蘭学医・華岡清洲が外科手術の麻酔薬として使ったことが知られています
「アサガオ」の名が冠されていますが、「アサガオ」はヒルガオ科に属し、ナス科に属する朝鮮アサガオとは別種で、単に花がアサガオに似ていることによる命名とおもわれます
園芸用には、ダチュラの名で広く流通しているほか、マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビの異名があります
一年草で、草丈は1mほどで茎はよく枝分かれします
葉は大型の卵型で、長さ10~20cm、幅7~15cm・夏から秋にかけて長さ10~15cmほどの漏斗状の白い花を咲かせます
果実は球形で直径3~5cm・短いとげが多数付いており、中に多くの種子が入っています
早朝咲く朝鮮アサガオ
葉は互生していますが、しばしば対生状になり長い柄をもち卵形から広卵形で、先は尖り全縁または深く切れ込んだ少数の鋸歯をもっています
日中花びらを閉じた朝鮮アサガオ・・・花は夜に開花し、芳香をただよわせるのだそうです ( 閉じ始めている花 右画像 )
朝鮮アサガオの花は、8~9月頃、葉のわきに短い花柄をもった大きな白色の花が咲き出します
花の形は、ガクが長い筒形で先は 5 裂し、長さ約 4.5 cmほど、花冠は漏斗形で長さ 15~20 cm、筒部長く、先は浅く 5 裂し、裂片の先端は尾状にとがっています
花芯には5 本の雄しべと 1 本の雌しべをもっています
果実は球形のさく果で、径約 3 cm、太く短い多数のとげをもち、不規則に割れ多数の灰色のゴマに似て大きい種子をだします
花に集う虫たち 朝鮮アサガオの若い果実
ホソヒラタアブの吸蜜状況
ホソヒラタアブは、腹部が黄橙色と黒色の縞模様で、それぞれの節に(太い帯と細い帯の)各2本ずつの黒帯がある体型スマートなアブです
ホバリングしながら、花から花へと飛び回っているのが、とてもかわいいかんじです
朝鮮アサガオの 花言葉は、「 素敵な恋人 」、「 愛敬 」、「 偽りの魅力 」、「 変装 」、「 恐怖 」 です
早朝の花咲く様子は、とても魅惑的ですが、これは本物かなと思っている人が多いと云う事でしょうかね
アカメガシワと虫たち・・・ミノムシの一生
先だって群馬・高崎の植物園に行ってきました
植物園ではたまに新しい樹を入れ替えて植えています
今年は春まだ来ない時期に新しくアカメガシワが植えられていました
アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で、新芽が鮮紅色で、その葉形がカシワ(柏)のように大きくなることから命名されたといわれています
別名を、ヒサギ(久木)、ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)、野梧桐などいろいろ呼ばれますが、どれもカシワと同様に、葉を食物をのせるのに使い、新葉が赤いことからの名付けが由来です
尚、ヒサギは古名で、ヒサギのヒは「日」、又は「緋」の意とされています
東南アジアの山野に自生し、日本では二次林に多く生えて、典型的なパイオニア植物です
本来は熱帯系統の植物でしたが、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られています
雌雄異株で、樹高は5〜10mに達し、葉は互生し倒楕円形で、浅く3裂します
葉裏には黄色の腺点があってアリが集まることからあまいのかもしれません
初夏、白色の花を穂状につけて、夏に実をつけ、秋に黒く熟します
果実は果で軟針があります
散策舗道に、植えこまれたアカメガシワです (➝果実が生り、黒い種が顔を出しています)
アカメガシワの根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖します
更に、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖するのだそうです
樹皮は灰褐色で、縦に浅い裂け目があります
前記しましたが、葉は互生し、葉身は長さ7~20cm、幅5~14cmの卵形または広卵形で、ふちは全縁または波打ち、ときに浅く3裂します
裏面には黄褐色の小さな腺点が密にあり、葉身の基部には腺体が2個あります
葉柄は長さ5~20cmあり、紅色を帯びています
花期は6~7月、枝先の円錐花序に、花弁の無い小さな花を多数付けます
雄花は苞のわきに数個ずつつき、萼は淡黄色で3~4裂し、枝先の円錐花序に、花糸長3mmほどの雄しべを持った雄花が多数つきます
雌花は苞のわきに1個ずつつき、萼は2~3裂します
子房は刺状の突起があり、紅色の星状毛と白い腺点に覆われて、花柱は3~4個で、乳頭状突起が密生します
果実はさく果で、直径約8mmの扁球形・柔らかい刺状突起が密生し、9~10月に褐色に熟し、3~4裂し、3~4個の黒い種子ができます
アカメガシワの3裂した果・・・黒い種子が顔を出しています
万葉集には、ひさき(久木)として詠われています
『 ぬばたまの 夜の深けゆけば 久木生うる 清き河原に 千鳥しば鳴く 』 山部赤人
なんでかな~
アカメガシワの葉に色々の虫が集まって(‼?)いました
アカメガシワの葉には、強力な抗酸化活性効果があるのだそうです
最近島根県が山野草の抗酸化活性評価試験を行った結果、アカメガシワ葉の強力な抗酸化活性を確認し、主原料とした茶製品が商品化されたそうです
生物の若さを保つのには抗酸化活性が必要ですが、虫たちもそんな効果を知って集まっているのでしょうか
葉身の基部に1対の密腺があリますが、それを吸いに来ているのでしょうか
イナゴとミノムシがいるのが見えました
ミノムシ イナゴ(!?)
イナゴはおいて、ミノムシの話をします
ミノムシ(蓑虫)とは、ミノガ科[Psychidae]のガ(蛾)の幼虫のことをいいます・・・ミノガ科の昆虫のことは、ミノガ〔蓑蛾〕”です
即ち、昔、雨具として用いられたミノ(蓑)に形が似ている為に「ミノムシ」〔蓑虫〕と呼ばれるようになりました・・・ミノ(蓑)とは、わらで作った雨具のことですが、今となってはミノムシに似た雨具と説明した方がわかりやすいかも
ミノムシ(蓑虫)の生態をあなたは知っていますか!?
実はよく眼にしていた昆虫なのに、私は意外に知らなかったので、自分であきれています
親が産卵したミノの中で孵化(フカ)した幼虫は、ミノから脱出して散らばり、すぐに葉片で身体を包ます
幼齢期は葉の真ん中の葉肉を食べるが、成長すると葉の縁より食べていき、小枝もかじり取ります
葉が不規則にかじられていたり、真ん中に穴があいていたり、また葉肉が薄く白っぽくなっていたりしたら、ミノムシの食害と思っていいようです
ミノムシは、自ら噛みちぎった葉片や細かい枝を綴り合わせて身体にまとって生活しているが、成長に従い身にまとうミノを大きく補修していくそうです
秋になると日当たりのよい場所に移り、ミノの中で越冬し、翌年にサナギになるのが一般的のようです
ミノムシの成虫である「ミノガ」は、いわゆるガ〔蛾〕で、日本では15種類ほどいるそうです
よくみられる主な種類には「オオミノガ」と「チャミノガ」です
これらのメスは、翅(ハネ)が退化して飛ぶことができないという特殊なガです
即ち、ミノムシの生態は、翅(ハネ)の退化したメスは、一生ミノの中にいて、オスがやってくるのを待っています
5~7月、成虫のオスガは、メスを求めて飛び立ちます
オスが飛来して交尾をしたメスは、ミノの中に産卵し、そのままミノの中で死んでいきます・・・ミノムシのメスは蓑の中だけの一生です
ミノムシのオスは蛹(さなぎ)になって約1カ月の後、蓑(みの)の下の口から、体を半分ほど外に出し羽化します
オスの口は退化していて、えさを取ることもなく、雌を探して飛び回り交尾を終え死んでいきます
共に交尾をし子孫を残すと世を去ります(➝交尾相手が見つからず終わる場合もありますが)
幼虫の時が一番の生涯のようです
生まれたばかりの幼虫は、蓑(みの)の外に出て糸を長く延ばし垂れ下がり、風に揺られて、新しい枝や葉に移っていきます
新しい葉に移ると枝や葉の表皮をかじり取り、さらに糸でつづり合わせて小さな蓑を作ります
木の葉を食べてどんどん大きくなってゆくミノムシは、かじり取った葉を糸でつぎ足し、それに伴って蓑も大きく、丈夫になってゆきます
そしてさらに手ごろな枝を、糸を巻き付け蓑に固定し、冬眠用の蓑(みの)は出来上がる訳ですが、食用にした葉や枝に落ち着くのが通常でしょうね
時にどうやってオスはメスを探すのでしょう
メスは特有の匂いを出し、雄を誘っているようです
雄はその匂いを頼りに、雌の入っている蓑に飛んできて、蓑の末端から腹部を差し込み交尾するのだそうですが、お互いの姿を見ずの交尾とは無常を感じます
更に交尾後、雌はすぐに産卵を始め、数千個も生みつけ、2~3週間後、幼虫が孵化する頃にはひからびて死んでしまい、蓑の末端の穴から下に落ちてしまうそうですから、無常観ここに至れりです
「蝉」の声が、しきりです
夏の季節を感じさせる物は幾つもありますが、鳴き声で夏を感じさせるものと云えば、「蝉」でしょう
暑さが増すにつれ、朝に夕べに、「蝉」の声が最近しきりに聞かれます
今年初めて蝉の声を聴いたのは、先月中旬頃でした
その年初めて聞いた蝉の声・即ち「初鳴き」の記録を地図に書き込むと桜の開花前線同様に、蝉初鳴き前線図ができるようです…これらは「生物季節前線図」と呼ぶそうです
この「初鳴き」に対して、「遅鳴き」と云う言葉があり、これはその年の一番最後に聞いた日を言いますが、「初鳴き」に比べて「遅鳴き」の見極めはなかなか難しいように思えます
夏と言えば、欠かす事が出来ないのが「蝉」で、そんな「蝉」の代表選手が時期が代わって登場してきます
夏の初め・一番手は「ニイニイゼミ」です
体長は、2~2.5cmほどで、身近な「蝉」の中では最も小型です
「ニイニイセミ」の鳴き声は、雄が翅を半開きにして「チー…ジー…」と繰り返し鳴きます
鳴き声の紹介を見ると、『鳴き始めは「チー」が数秒、急に音が高く大きくなって「ジー」、数秒~10秒ほどで緩やかに「チー」へ戻り、数秒後に再び「ジー」となり、鳴き終わりは「チッチッチ…」となります』と書かれていました
「ニイニイゼミ」が鳴きだすと、夏の始まりを感じます
初鳴き的には、梅雨明けと同時位でしょうか!?
塀によじ登っている「ニイニイゼミ」を見つけました ・・・ にらめっこです
暑さが増すと共に、鳴きだすのは「アブラゼミ」です
マイ庭のジャングルでも、今やわがもの顔に鳴いてます
体長は、5~6cm位で、その鳴き声は、「油で揚げるような」という形容がぴったりのような鳴き方で、昼下がり夏の暑さを増幅するような響きがあります
「アブラゼミ」という和名もここに由来しているようです
鳴き声は、「ジー…」と鳴き始めたあと、「ジジジジジ…」とも「ジリジリジリ…」とも聞こえる鳴き方が、15~20秒ほど続き、「ジジジジジー…」と尻すぼみで鳴き終わります
夏、樹木などにへばりついて、何匹も一斉に鳴きだすと、猛暑を感じます…この状況を「蝉しぐれ」と云うそうですが、こういうと涼しさを感じさせてくれます
こんな句をネットで見つけました
「 せみしぐれ 図書室でたる 一歩より 」 ( 岡 輝好 )
万葉の頃から、アブラセミは鳴いていたようです
「 石走る 滝もとどろに 鳴く蝉の 声をし聞けば 京師(みやこ)し思ほゆ 」 (大石蓑麿)『万葉集』
玄関横のヤマボウシで鳴く「アブラセミ」
今朝明るくなり始めた頃、「ツクツクホウシ」の声が聴こえました
これが鳴くと、そろそろ夏が終わり始めると云いますが、まだまだ暑い日が続いています
この辺りでも、近年「蜩(ひぐらし)」の声を聞くことができます
「ヒグラシ」が聴けたら秋近しでしょう
「ヒグラシ」を詠った万葉歌を見つけました
「 ひぐらしは 時と鳴けども 恋ふらくに たわやめ我(あれ)は 定まらず泣く 」 (作者不明 万葉集 巻十 一九八二)
意味: 「 ヒグラシは時を決めて鳴くけれども、恋のせいでか弱い私は、時を定めず泣いてばかりいます 」
「ヒグラシ」の鳴き声は、「カナカナカナ・・・」とか「ケケケケケッ・・・」と聞こえ、聞く人に涼感や物悲しさなどを感じさせます
松尾芭蕉が、「蝉」を詠んだ句が沢山あります
何「蝉」を詠んだものか…黙って鑑賞です
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声 ( 芭蕉 「奥の細道」より )
やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 ( 芭蕉 「猿蓑」 より )
いでや我 よきぬのきたり 蝉衣 ( 芭蕉 「あつめ句」より )
撞鐘も ひゞくやうなり 蝉の声 ( 芭蕉 「笈日記」 より )
ヤブデマリの花に、虫たちが一杯集まっていました
先日、群馬・高崎の植物園をちょびっと(➝NHKの朝ドラで覚えました単語です )散策してきました
久しぶりに来た園内の緑は随分きれいに見えました
そんな緑が増えた中で、ひときわ真っ白な花が目立って咲いていました
ヤブデマリ の花です
ヤブデマリの花の咲く様子は、葉の上を覆うほどになるので、とにかく綺麗です
ヤブデマリ(藪手毬)は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、5~6月に、葉腋から出る、短枝の先に白い散房花序をつけて咲きます
ヤブデマリの花形はちいさい黄色味を帯びた両性花(直径3.5~5mm大)が集まる花序のまわりに、白色の大きな5枚の花弁の広がった装飾花が縁どる形です
装飾花の形は5枚の花弁のうち1枚が極端に小さくユニークな形で、他の似た種との区別がしやすく、更に小さい花弁が花序の内側を向き、花序の外周を大きい花弁が彩っています
香りよりも花の鮮やかさが目立つヤブデマリですが、真っ白な装飾花は沢山の虫たちを呼び寄せるのに充分魅力的なのでしょう
ヤブデマリの花咲く (向かって正面・下に、ナミアゲハ の翅だけが見えます…撮り損ねました 残念!!です)
装飾花を足場に、両性花に顔を突っ込んで蜜を吸っている ハナムグリ がいました
夢中で、蜜をなめています ゆっくりシャッターを切れました
ハナムグリは、大きさ 14~20mm程、美しい緑色の体に小さな白点を散りばめた甲虫で、体には黄灰色~灰白色の毛がはえているのが分かります
白っぽい花のまわりを多く飛び回って花粉を食べるのですが、体の毛に花粉が一杯つくので、これがまるで花をもぐって食べる様子に見えハナムグリと名付けられたのかもしれません
いきなり耳元に大きなうなり声のような羽音がしてびっくりしました
クマバチ が吸蜜にやってきたのです
クマバチの食事姿
クマバチ(熊蜂)は、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称で大型のハナバチで、これが飛んでくると迫力があります
体長は2cmを超え、ずんぐりした体形、胸部には細く細かい毛が生え、全身が黒く、翅も黒い中、胸部の毛は黄色いのでよく目立ちます
いろいろな花を訪れて、花粉や蜜を集める食性なので、人を襲う事はありません・・・オスは針も持ちませんし、雌も刺すことはめったになく刺しても毒性は微弱です
ヤブデマリには随分いろいろな虫が集まりますが、蜜はよほど美味しいのでしょね
ハルジオンに、春のチョウが舞っていました …「タテハ」チョウだと思うのだけど
二三日前、マイ菜園の傍らの草むらにハルジオンが咲いて、チョウが一匹・蜜をすいにやってきました
慌ててデジカメを引っ張り出し、パチリ!! しました
ハルジオン(春紫菀)は、キク科ムカシヨモギ属の植物で、ヒメジオンと共に、雑草としてそこらじゅうに見られる花で、北アメリカ原産の帰化植物です
いかにも雑草という感じですが、一つをじっくりみるとなかなかきれいです
ハルジョオンという名は、植物博士牧野富太郎の命名で、春に咲く紫苑という意味です・・・紫苑は、夏の終わり頃に咲く“紫色”の花です
ハルジオンとヒメジオンの違いは、開花期がずれていることがあげられます
4~5月に咲くのはハルジオンで、ヒメジオンは5月から晩秋までも咲きます
ハルジオン及びヒメジオンの俗称は、「貧乏草」と呼ばれています
この俗称の由来は、きれいに手入れをされた庭には生えておらず、 手入れの行き届かない貧乏な人の周囲に年中生えているからということからつけられたと考えられています
これからいうと、ハルジオン、ヒメジオンのよく出るマイ菜園は手入れが行き届かない代表のようで当たっていますかね
尚、別称としては、線路に生えているので、「鉄道草」とも呼ばれるそうです
ハルジオンの茎が、中空というのも特徴のようです
色鮮やかなチョウが飛んできて、ハルジオンの花の蜜を懸命に吸っていました
チョウは、「ヒメアカタテハ」それとも「アカタテハ」なんだろうか!?
どちらの種も前翅に白い斑点があるのですが、それが見られませんし、触覚の先端の色も黒くて「タテハ」の特徴色の白色ではありません
もしかして新種!?
昆虫に見識狭いから知らないだけなんだけど、それにしても綺麗な翅(はね)色模様でした
ハルジオンの花言葉は、「 追想の愛 」 です
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