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葉ボタンは冬の代表花です

冬の花壇をかざる代表的な花は何かと問われれば、花でもないのに、葉ボタンを思い浮かべます

近くのスーパーの花木コーナーの花棚で沢山の葉ボタンがポットに植えられているのを見かけました

 葉ボタンはキャベツやブロッコリーの仲間で、花は春に咲きますから、冬の時期には、牡丹の様に彩り鮮やかな葉を楽しむ観葉植物と云えます 

しかし本来観葉植物は多年草ですので、一年草の草花として考えられています

 江戸時代に日本に入り、主に日本で品種改良が行われたそうで、葉色が紅、紫、白、淡黄など多様で、葉の広がりもボタンの花のように美しく見えます

葉の形も、ちぢれた「ちりめん(縮み)」と、ちぢれていない「丸葉」があり、また姿も、茎の長い立葉ボタンもあります

 葉ボタンの名の由来は、葉をボタン花に見立てたものといえます ・・・ 貝原益軒は、牡丹菜とか花ボタンとして紹介しているそうです

耐寒性に優れ、冬の公園などを彩る他に、お正月の添え物飾りとしたりと利用されます

          売られていた葉ボタン のポット苗  (  中央は 立葉ボタン、縮み葉のものも見えます )

葉ボタンは、大別して葉に葉緑体以外の色素を持たない品種と、赤キャベツ同様に色素(アントシアニン)を持つものがあります

一定以下の低温に晒されてから出葉すると、葉緑素が抜け、白やクリーム色、または紫、赤、桃色等に色づきます

それまでに分化した葉が周縁部を緑色に縁どり、着色した中心部の葉とのコントラストがとても映え綺麗に見えます

葉ボタンは冬の古典園芸植物として、明治以降広がって、今では世界各地で栽培されるようになっています

園芸品種には主に葉の形状に特色をもつものと、色づきに特徴のあるものがあります

草高は20~60cmになります

従来は花壇や鉢植え用の植物でしたが、大阪花博(国際花と緑の博覧会)で切り花用の茎が長く伸びる品種が発表されるなど、多様化してきました

花は4弁花・直径約2cmほどの黄色で、4~5月に開花しますが、鑑賞対象はあくまでも葉色で、大概薹が立つころには処分されてしまいます

しかし多年草として育てると、樹木の様に枝が出て、それぞれ枝先に葉ボタンがついた姿(➝踊り葉ボタンと呼ばれます)になり楽しむようになってきています

葉ボタンの栽培は、次のように紹介されていました

播種期は真夏の7~8月上旬です

種子は2~3日で発芽しますが、小苗は害虫が多く、種をまいたら、オルトラン粒剤などを一緒に播き、防虫対策が必要です

1~2回仮植えし、その後花壇に定植するか鉢植えします

気温が下がらないと着色した葉にならないので、温度管理が大切になるようです ・・・ 気温が高いと緑の葉のままだそうです

尚春に開花した株を、花茎と共に数枚の葉を付けて切り取ることで「踊りハボタン」として育てることができますし、更に花茎を切り取った後に一回り大きな鉢に植え替えて育てると樹木のように枝が伸び、秋には踊りハボタンとなるそうです

我が家の葉ボタンも今度してみようかなと思っています

        立チリメン葉の葉ボタン です

葉ボタンは、江戸時代からの直系平滑葉の「東京丸葉」と縮緬性のケールを再交配し、葉の先が大きく縮れる「名古屋縮緬」が鉢植え向けに作出され、更に両者を交配してその中間の、葉が波を打っている「大阪丸葉」が生まれ、この3種が代表種となりました

白と紅色の色が混ざり合って、色々な品種ができているようです

       チリメン葉の アップです

 葉ボタンは花が咲く頃には他の花に植え替えられてしまい、花を見てもらえることがほとんどありません

葉ボタンは12月30日が、誕生花です ・・・ やはり葉が、葉ボタンの花なのですね

 葉ボタンの 花言葉は、「 物事に動じない 」 、「 祝福 」、「 愛を包む 」、「 利益 」、「 華美 」、「 慈愛 」   です

 

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アオキの木

 近くにある自然林公園を散策していたら、アオキが実を生らしているのを見つけました

 斑入り葉のアオキで、実のいろは出来立てのせいかまだ青々しています

 画像をとってませんが、つい数日前雑木林でみたアオキには、赤い実が生っていました

アオキは「青木」と書き、アオキ科アオキ属の常緑低木で、常緑で枝も青いところからついた名前だと云われています

 樹高は2m位、単性花で雌雄異株です

日陰、半日陰に強い植物で日陰でも葉は深緑色をしています

葉は対生し、葉身は長楕円形・縁にはまばらに鋸歯があり、質は厚く、表面には光沢があります  ・・・ 斑入り葉は園芸品種だそうです

葉には、配糖体のアウクビンが含まれるため、枯れたり、押し葉にすると黒くなります

3~5月に、枝先に円錐花序を出し、花が咲きます

雌株の方が花序は小さく、花が少なく、花弁は4枚で紫褐色しています ・・・ 雌花は雄しべが退化してありません

雄株の花序は大きく、花の数も多いです  ・・・ 雄しべは4本で、雌しべの痕跡があります

雄花と雌花を比較すると、雌花のほうが、開花時期が遅いような気がしますが、受粉に何か意味があるのでしょうか!?

       斑入りアオキ  

 アオキの実は卵形の液果で、種子が1個入っています・・・核果?

秋から冬にかけて赤く熟し、春までには鳥(➝ ツグミ、ヒヨドリ )に食べられるようですが、あまり美味しくないのか結構遅くまでついています ・・・ 翌年5月頃まで見られます

実のいろは、種類によっては白色、黄色があり、形は楕円形で、大きさは2cmほどです

 5月過ぎても、赤い実が枝についているのを見る事がありますが、これは虫こぶだそうです

虫こぶには「アオキミフクレフシ」と呼ぶ、タマバエの幼虫が中にいます

5~6月に、成虫が羽化するまで、実はこのままです

タマバエは、羽化すると、また小さな新しい実に産卵します

その実は、卵~幼虫のゆりかごとなって、翌年の初夏までタマバエの成長を助けます

 葉の緑と、実の赤のコントラストが美しく、最近は庭木にされてきています

     生り始めたアオキの実                     アオキの実アップ ・・・ 虫に食べられた跡があります

 

 

 

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カラタチバナの紅い実が生ってました・・・別名をヒャクリョウといいます

スーパーの花棚で見つけたポット鉢植えのカラタチバナ を紹介します

紅い美しい実が沢山ついて、花棚で目立っていました

 カラタチバナ(唐橘)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木で、マンリョウ(万両)に似た実を生らすので、別名でヒャクリョウ(百両)とも呼ばれます

通常常緑樹林内に生え、丈は20~70cm・あまり枝分かれはしません

和名のカラタチバナの由来は、花がカラタチの花に似ていることからきているそうです

古典園芸植物の1つで江戸時代に改良が進み、100種もの品種が生み出されたといわれます

寛政年間には、売買価格が高騰して売買禁止令も出されたほど人気の植物だったそうです

        紅く実を生らしたカラタチバナのポット鉢たち

カラタチバナの樹皮は茶褐色・若木の時は褐色をした粒状の微毛があります

葉は互生し、葉身は長さ8~20cm、巾1.5~4cmの披針形をしています

葉の表面は鮮緑色で光沢があり、縁には若干鋸歯があります

葉腋から4~7cmほどの花序を伸ばし、直径7~8mmの淡く黄色味を帯びた白花を10個近く咲かせます ・・・ 花期は、7月です

(花の)花冠は5つに深裂し、ガク片は反り返っています ・・・ 雄しべが5個、雌しべは1個

花後にできる実は、球形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)です

       カラタチバナの核果  ・・・  真っ赤に熟してきた実が輝いていました 

カラタチバナの核果は直径6~7mmの球形で、9~11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで鳥たちに食べられなければ残っています

中の核は直径5~6mmの扁球形で鈍い5稜があります

 園芸品種には実が白いものもあります

       カラタチバナの 核果のアップ 

 カラタチバナの 花言葉は、 「 富 」、 「 財産 」、 「 鋭敏な 」    です

花言葉の「富」、「財産」は、百両単位の値で取引されたというほど高価な植物という意味でつけられた言葉かもしれません

花言葉の「鋭敏な」は、どこから来たのでしょうか!?

葉がシャープなので、縁起がいいのだけどどこか油断のできないイメージでも感じたのでしょうか!?

 

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群馬・前橋の「群馬フラワーパーク」に行ってきました

赤城の裾野には、総面積18.4haの敷地をもつ群馬県立の植物園・「群馬フラワーパーク」があります ・・・ 開園:1992年(平成4年)

年7回の花祭りが開かれ、5棟ある温室では年間を通して色々な花が咲くのを見る事ができます 

とはいえ、冬濃くなってきた今は、年間で最も咲く花が少ない時期と云えそうです

群馬観光案内パンフで、フラワーパークの イルミネーション が、昨年の日本夜景遺産ライトアップ部門に群馬県内初に認定されたと知りました

「妖精たちの楽園」をテーマに、園内100万球以上のLEDとプロジェクションマッピングが楽しめるそうです

このイルミネーションは、2015年10月31日(土)~2016年1月11日(月・祝)   日没後~21時(最終入園は20時30分) 入園500円(10月31日は600円)、中学生以下は無料

で、見る事が出来ます

車でのアクセスは、関越自動車道前橋ICより約40分、又は北関東自動車道駒形ICより約30分です

高崎・駒形を抜け一般道で、先日「群馬フラワーパーク」に行って来ました

パンフによるイルミネーションの様子は、園内中央にある高さ18mのパークタワーがスクリーンとなりプログラムが上映され、園内の池を舞台に新アトラクションが登場し、眼下には関東平野一円の夜景も広がる様子はなかなか見ごたえあるとかかれていました

出かけたこの日は、残念ながら日中出かけましたので、イルミネーションは見る事は出来なかったのですが、代って冬が始まったばかりの静かな園内風景をみながらゆっくり散策できました

正面ゲートをくぐるとフラトピア大花壇(約6000m²)がひろがって、一面にパンジー” が植えられていました  ・・・ 春にはチューリップが花壇一杯に咲き誇ります     

         向かって右奥は、パークタワー ( 高さ18m )  奥のカラマツの黄葉がきれいです

         バラ園から見た 群馬の池  ( 向かって正面奥 ; パークタワー 、向かって右 ; バラ園のバラ )

花は少ないけど、陽射しがとても気持ちよく体を温めてくれました

  冬日和  サンサンと照り  空気澄む   ダッペ

         四季のエリア ( 園内整備をする人 、手前中央樹木は、ハンカチノキ )

園内各所で、紅く熟したサンシュウ(➝ 別名は、ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミといいます)の実が青空に映えていました

サンシュユ(山茱萸)は、ミズキ科の落葉小高木です

サンシュウは、早春に咲く花 なので、季語は、「春」ですが、アキサンゴと呼べば「季語」は秋かな!?

     サンシュウの実                         サンシュウの実 

 

      サンシュウの実 と ジュウガツサクラ

ジュウガツサクラの花は 4月上旬頃と10月頃の年2回開花します

花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になり、萼筒が紅色でつぼ型です

樹高は5m程になり、フユサクラとは、別種です

    葉は見えませんが、頭上高くに花が見えます              ジュウガツサクラの花アップ

 

        日本庭園   中央にある雪囲いが目立ってました

      日本庭園の梅 ・・・ つぼみが膨らんで             数輪花開いていました ・・・ 吸蜜に来た「ハナアブ」に、びっくりぽん‼ です

 

 もう梅の花が咲いているのですね

    『  梅一輪  一輪ほどの  暖かさ  』    ( 嵐雪 )    の句が思い出されます

 

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ウツギの実が沢山生ってました

 先だって群馬・高崎にある植物園に行って来ました

 久しぶりに園内を散策したところ、ウツギの木が沢山実をつけているのを見つけました

 ウツギの木はユキノシタ科、 日本の山野でふつうに見られる落葉性の低木です

名前の由来は、枝の芯が空洞なので「空ろな木=空木」、もしくは旧暦の4月(卯月)頃に花を咲かせるので「卯木」となったとされています

別名のウノハナは、「ウツギの花」の略称です

ウツギの葉は、細長い卵形で先が尖り、向かい合って生え(対生)、葉の長さは、3~6cm、葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があります

枝先に円錐花序( ➝ 下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる )を出し、白い花を垂れ下げてつけます

花弁は5枚、雄しべが10本、花柱(雌しべ)は3~4本あります・・・雄しべの花糸には、狭い翼があります

開花時期は、5月下旬~6月初旬です

材質は硬く、腐りにくいので、昔から、木くぎや、神事のときの杵などに使われてきました 

1年枝は褐色で、枝先に星状毛が残っています

枝の表皮は薄く、短冊状に剥がれます

冬芽は、芽燐が4列に並び、褐色で星状毛があります 

        生け垣風に植えられた ウツギの木  ( 黄葉が終わりつつあります。 円錐花序には実が一杯なっています )

 花後にできた直後の実は、緑白色をした球形のさく果( ➝ 熟すると下部が裂け、種子が散布される果実 )で、熟すと3っから4っに裂けます

一個一個の実の形は、真ん中から軸のようなものが突き出て、まるでコマのような面白い形をしています

 葉や実を乾燥させたものには利尿効果があり、生薬名を「溲疏(そうじょ)」と言います      ★薬効★  利尿、むくみ 

       果実の形は独楽(コマ)のようにも見えるし、蝋燭立のようにも見えます

 

ウツギの 花言葉は、「 謙虚 」、他には、「 古風 」、「 風情 」、「 秘密 」   です 

卯の花を見ると、花言葉はよく分かります

ウツギの実にも、「風情」がありますね

万葉以来、卯の花の歌は沢山ありますが、ウツギの実の歌は見ていません

今度ゆっくり詠ってみようかな

ところで、雑記ですが・・・

 「おから」を「卯の花」と呼ぶのはウツギから来ているのだそうです

これはウツギの白く咲く様子を見立て( ➝ いずれも白いので )、更には枝の芯が空洞で「おから」の「から」が「空っぽ」に通じるという言葉遊びをかねたと言われています


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ローダンセマムの花が咲いていました

スーパーの花棚で、楚々とした風情で咲くローダンセマムがポット鉢植えで売られているのを見つけました 

ローダンセマムは、北アメリカ原産のキク科の常緑多年草( ➝ 日本では夏の暑さに持たないので一年草扱いですが・・・)です 

「 Rhodanthemum 」は学名で、ギリシャ語で「バラ」の意味 “Rhodon” と、「花」の意味 “Anthemon” という言葉が語源になっているそうです

ローダンセマムの背丈は30cm(花茎20~25cm)ほど、葉色はややシルバーグリーンでなんかとてもシックな姿にみえます

        ローダンセマムの花姿 ・・・ 初冬の中で今年は温かいのか綺麗に咲いていました

ローダンセマムの花期は、3~5月です

今頃咲くと云うのは、別種なのでしょうか!?

それとも今年は暖冬だという証拠なのかな

花色は通常白( ➝ ピンク色もあります)、花径は3~4cm程度、中心部は金茶色でぷっくり膨らんでいます

切れ込みの深く入ったシルバーグリーンリーフが全体の花姿によく似合っています

花はマーガレットによく似ていますが、マーガレットに比べると低温に強く、-10℃程度まで枯れずに戸外で育てる事が出来ます

しかし、高温には弱いため、庭植えする場合には水はけのよい場所が適しているようです

     ローダンセマムの花 アップ                 ローダンセマムの花  アップ

 

ローダンセマムの 花言葉は、 「 永遠の愛 」、 「 気丈に 」、 「 誠実 」   です

 

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ローズマリーはハーブの王様です

ローズマリーが花屋さんの花棚や、公園の生け垣等々、あっちこっちで最近よく見かけます 

先日、スーパーの花棚で、鉢植えのローズマリーが並んでいました

ローズマリーは、シソ科、ロスマリヌス属の常緑性小低木で、ハーブの仲間です

原産地は地中海沿岸地方・草丈20~30cmほどの匍匐性種(ほふくせいしゅ)、30~150cmほどの半匍匐性種、2mほどの立性種の3タイプに分けられます

ローズマリーには、実益をもたらす芳香や薬効に加え、冬も緑を保つ葉が永遠の象徴にされたり、愛や貞節を表わすシンボルにもなったりと、古くから、永く人々に親しまれ続けてきました

日本でも、ハーブが一般的に知られ始めた80年代頃から、先ずスパイスとして、それから精油としての利用も広まり、現在に至っています

枝葉を乾燥させたものは、肉料理を中心に使われ、匂い消しに加え、殺菌作用で肉の鮮度を保つ作用もあるそうです

「ハンガリー水」の伝説でも知られる薬効は、優れた抗酸化力により実証され、ポリフェノールの含有量も大変高い事がわかっています

その他にも、血行を改善したり、炎症を抑制したり、花粉症を和らげたり、育毛効果を表したり、その効果は枚挙にいとまがありません

記憶力や集中力を刺激する作用は、脳神経細胞維持とも関わる効果が報告されているとの事で、研究が進めばアルツハイマーやパーキンソン病に対する効果も期待できるとか・・・

こう聞く万能効果期待のできるなんとも素晴らしい植物といえます

        花棚で鉢植えされていたローズマリー ・・・ 青々した葉の間に、花が一輪咲いていました 

ローズマリーの開花期は3~6月です

暑さ・寒さ・乾燥に強く育てやすい植物とされています

花は枝先の葉腋に付け、花径1~2cm・シソに似た小さな唇形をしています

花色は、ピンク、白、紫、ブルーなどがありますが、ブルーが一般的みたいです

細枝を四方に出し、長さ2cmほどの葉はやや肉厚で対生し、ろう質で針状の葉を密生させます

葉の成分には、「ロスマリン」という精油が含まれています

ローズマリーは古代では結婚式の装飾品として使用されたり、ローズマリーの強い芳香には殺菌効果があるので、疫病が流行ると常に持ち歩き、匂いを嗅いでいたり、更には肉類の腐敗をやわらげ、保存のするのに役立つと信じられ利用されていたそうです

         ローズマリーの花アップ  ・・・ 今年は暖冬で狂い咲きなの!?

現在でのローズマリーの活用法の一番には、 香水の原料や老化防止の成分があるといわれることにあります

「若返りのハーブ」としての利用は、爽やかな香りが気分をリフレッシュさせることから、更に脳を刺激するので、「記憶のハーブ」として・・・

またこの香はアオムシが嫌うので、害虫の被害を防ぐ「コンパニオンプランツ」としても利用されています

料理の香味づけに、花は生で料理の飾りつけとして彩りも添えます

また茎や葉を煮出した液は染料として、あるいはハーブバスやローション、アロマテラピーとして利用されています

またこの花からとった蜂蜜は極上品とされています

凄い多様なローズマリーの効用を知ると、ハーブの王様に相応しいと納得しています

我が家にはローズマリーはないので、今度早速植えておこうかな

ローズマリーは、タネまきと、さし木で増やすことができるそうです

タネは4月~5月頃にまき、その年は秋になっても10cmくらいまで・・・

冬を越し、翌年急激に生長し花が咲きます 

さし木は花の咲き終わった春か秋に行うといいようです

仕方は新芽を付け、茎の長さを5~6cmくらいに切り、下の方の葉を取り除いて土に挿します

根がでてくるまで1ヶ月ほどかかりますが、その後の生育はタネをまいて育てるよりは早くて楽です

      ローズマリー の花 アップ

数あるハーブの中でも、とりわけ強い薬効と秀でた香りのローズマリーはそれに似合った花言葉が沢山あります

 ローズマリーの花言葉は、「再生」、「追憶」、「思い出」、「あなたは私を蘇らせる」、「貞節」、「誠実」、「変わらぬ愛」、「私を思って」、「静かな力強さ」  です

 ローズマリーの薬効は、特に女性の強い味方として古くから数々のエピソードを通じ、称えられてきました

中でもエリザベート王妃の「ハンガリー水」のエピソードはとても有名です

『14世紀のハンガリー、修道院に伝えられていた秘蔵のハンガリー水の処方によって持病を治したエリザベート王妃は、白くなった髪もつやつやの黒髪に戻り、70歳を過ぎてからポーランド王のプロポーズを受けた』とか・・・これってまさに「再生」の物語ですね

 

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群馬・百名山の一つ「庚申山」晩秋

 「ぐんま百名山」は、21世紀の文化づくり事業の一環として、平成13年度から平成15年度にかけて選定されました

百名山の選定にあたっては、認知度、地域のバランス性、住民との関わり合いなど総合的な観点から判断されたそうです

「庚申山」は群馬百名山の中で、No.41にランクされ、丘陵地で、標高は低いが、地域の人々から親しまれている身近な山として選定されました

藤岡市街地の南西に広がる庚申山総合公園の南方一角にある山で、標高189m(➝百名山の中で最も低い山)・ハイキングコースとして多くの市民に親しまれています

総合公園内にはスポーツ施設やミニ遊園地もあります

因みに、次に低い標高の山は、高崎市にある「観音山」・227mです

 先日、「庚申山総合公園」を散策に行って来ました

今年は暖冬のせいか12月も半ば近くになった今、晩秋真っ盛りの様子でした

       総合運動公園の晩秋   ( 向かって左は、ハナミズキ・・・ びっしり赤い実が生っていました。 向かいの山は庚申山 )

 木々には紅葉がまだ残り、来る冬の姿にはまだまだ遠いようです

    ハナミズキ ・・・ 紅い実がびっしり                ケヤキの紅葉です

 

 「庚申山」は標高が200メートルにも満たない丘陵地で、この付近一帯が公園化されて四季を通じて大勢の人々に親しまれています

山の散策ルートには男坂と女坂があり、山頂にはあずまや風の展望台が設置され、遠くの浅間までみれ絶景です

シーズンには桜、つつじ、ふじなどの花が次々と咲き、華やいだ雰囲気に包まれます

「庚申山」のハイキングコースはいくつかありますが、どの道も自然が残されていて、今からの時期、落葉を踏みしめて歩くのが何とも心地よく感じます

道沿いの雑木林の中には野鳥の飛び交う姿が見られ、時に聞こえるさえずりに心が和み、爽快な気分に浸れました

      庚申山総合公園・ヒョウタン池 晩秋   ( 向かって左手前 ; 桜の樹 ・・・ 芽が膨らみ始めていました )

       池の縁で、休む マガモ ・・・ 今年はまだ数は少ないようです。 これから集まってくるのかな!?

 「庚申山」は気軽なハイキングのほか、麓の公園を散策もできるし、テニスコートなどもあり、老若男女を問わず、日ごろの体力づくりや憩いの場などとして利用するのにまさに最適なところです

「ぐんまの百名山」を選定するのに幾つかの選定対象を作ったと上述しましたが、他の選定内容をネットで調べたので以下書き足しておきます

   複数の峰をもつ山については、全体を総称する山で選定し、個々の峰は対象外とされました ・・・  赤城山 草津白根山 榛名山 妙義山 など

  丘陵地であったり標高が高くなくても、地域の人々から親しまれている身近な山 ・・・  金山 観音山 庚申山 桜山 戸神山 など

  信仰の対象として、あるいは古跡や伝説を有するなど、私たちの暮らしや産業に密接に関わってきた山 ・・・  笠丸山 迦葉山 鉱石山 子持山 物語山 温泉ヶ岳 など

  地元の人々が自らの手で整備し、大切にしている山 ・・・  荒神山 茶臼山 など

  県内外から登山客が訪れるなど、広く親しまれている山や本県を象徴する山  ・・・ 赤城山 草津白根山 谷川岳 日光白根山 榛名山 妙義山 など

  登山禁止や登山道がない、あるいははっきりしない、難路であるなどの理由により人々を容易に近付けない山も、その姿や豊かな自然に着目して選定の対象にした山 ・・・  浅間山 阿能川岳 御飯岳 景鶴山 四郎岳 高間山 日暮山 など

抜け落ちているところもあるかもしれませんが、全然行ったこともないところもあり折を見て巡ってみたいものです

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群馬県立自然公園・群馬の森を散策してきました・・・晩秋いや初冬かな

先日、久しぶりに群馬県立自然公園・「群馬の森」に行って来ましたので、報告です

12月に入り、大雪(だいせつ:今年は12月7日)間近のお天気の日に何となく散歩したくなって、車を走らせてきました

まだまだ園内は紅葉が一杯残っていました

初冬なのですが、気候は晩秋と云えそうです

今年は近来にないエルニーニョ現象が起っているそうで、典型的に暖冬傾向のようです

散策路をゆっくり歩きながら、遅い秋を堪能しました

        黄色の芝生広場   ( 向かって正面 ; 近代美術館 、 右 ; 歴史博物館 ・・・ 改修中でした )

黄葉したケヤキの葉が一杯降り積もり始めていました

散策路の横には、錦木の綺麗な紅葉が見られ、パチリ !!です    

    錦木 の枝アップ( 枝の翼から紅葉が出ていました)        錦木の紅葉

 

園内各所に彫像が見られます

   モミジの紅葉 (向かって左手前; 石の像 ・・・ベンチではありません)   子供とヤギの像 ・・・ 右手もモミジの紅葉です

 

園内奥には、落葉樹の落ち葉がびっしり降り積もって、絨毯のようになっていました 

散策する人があっちこっちに訪れて、夫々に紅葉を愛でたり、何かを観察したりと楽しんでいました

   園内には、ダイナマイト碑といった珍しい記念碑がありました      大きなイチョウの樹の下で、老夫婦がギンナン拾いをしていました

 

園最奥の群馬の森・景勝地です   

ツバキの花が咲き、クルミやカシの樹の葉が散り積もり、ここは晩秋というより初冬を感じました

池には鯉が悠々と泳いでいました

  

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爽やか色のブルーデージの花は、澄み切った空気に似合っています

晩秋かな!?、それとも初冬というべきかな!?

空気が澄んできました 

青空がとても青く見えました

花屋さんの花棚には、キクに似たすっきりとした青色の花が咲いていました

中心の部分が黄色くなり、花びらとのコントラストもはっきりし涼しさを呼び寄せるような感じです

名前にはデージーとありますが、キク科ルリヒナギク属で、デージーとは属が違います

毎年花を咲かせる多年草で、最近では斑入り種も多く出回ってきています

単品でも楽しめるほか、寄せ植え素材としても重宝されている植物です

           花棚で咲きそろったブルーデージ

ブルーデージーは南アフリカのケープ地方原産の多年草で、18世紀中頃にヨーロッパに伝わりました

性質はきわめて強健で寒さにも強く、南関東以西の霜の当たらないところでは戸外でも越冬し、乾燥地では草丈数センチでも花を咲かせるそうです

一年草タイプと、多年草タイプがあります

      ブルーデージの花 アップ

いずれも高温多湿を嫌い、曇りの日や夜は、花弁が外向きに巻いてしまいますが、日が照ると再びきれいに開きます

葉は披針形で、厚みがあり艶があります

開花期は、3~6月と9~10月の年2回、

 舌状花の青と管状花の黄のコントラストが美しい花です

花の姿から瑠璃雛菊(ルリヒナギク)の別名があります

         ブルーデージ の花 アップ

 ブルーデージの 花言葉は、「 恵まれている 」、「 純粋 」、 「 幸福 」、「 かわいいあなた 」    です


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朱色の情熱的色のサンブリテニア・スカーレットの花

花が少ないこの時期・朱色の鮮やかな花が花屋さんの店頭でポット鉢で売られていました

 サンブリテニアというゴマノハグサ科ジャメスブリテニア属の非耐寒性多年草/1年草です

南アフリカ原産のジャメスブリタニアの園芸品種で、ジャメスブリタニアよりは花径が大きく(➝といっても花径は3cm程と小さい)、耐暑性に優れています

        花壇に似せて造られた木鉢に植えられたサンブリテニア

 花色が実に艶やかで、目に焼き付いてきます

春に植え付けると、直射日光による暑さに負けない頑健さで、秋まで開花します・・・花期は、晩春~中秋

サンブリテニアはジャメスブリテニアの新品種で、2011年より市場流通してきた花だそうですから、今後春から夏、秋に掛けてのガーデニング材として人気が出ると思われます 

尚ジャメスブリテニアの名は、ギリスの植物研究者の名前だそうです

草丈は20~40cm・葉は低く横に茂ります

茎葉には毛があり、葉形は長楕円形の羽状で深い切込みがあります

花は漏斗状で花弁は5深裂し、中央が黄色味を帯びています

外の日当たりの良い場所で水をたっぷり与えると、10月過ぎまで花が咲きます ・・・ 日当たりがいいせいか、花屋さんの棚では12月に入ったけどまだまだ元気に咲いていました

しかし 霜に弱いので日本では多年草というより1年草として扱われます

花色がとても鮮やかで、花も永く楽しめるので、花壇での寄せ植えや鉢植え、ハンギングなどに幅広く楽しめそうです

     サンブリテニア の花アップ                   サンブリテニア の花アップ

 

サンブリテニアの 花言葉は、 「 純愛 」、 「 小さな強さ 」、 「 秘められた情熱 」、 「 印象的 」   です  

 
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皇帝ダリアの花が今盛りです

あっちこっちで最近樹木の様に大きな花姿のダリアが花を咲かせているのをよく見かけます

とても大柄なので、その存在は際立って見えます

このダリアは、皇帝ダリアといいます

ダリア属の植物は、メキシコから中米に27種が分布しており、中で茎が木質化するツリーダリア(木立ダリア)と呼ばれる3種があります

そんな中でも、皇帝ダリアは、特に茎が太くなり草丈( ➝ 3~6m)が高くなるダリアです

数年前までは、まだ珍しくめったに見られなかったのですが、最近は随分普及して、身近で見られるようになりました

皇帝ダリアは、日が短くならないと花芽ができないので、開花期が遅く11月中旬頃から咲き出します

但し霜に弱いので、花は12月中旬くらいまでが盛りと云えます

花を早めに咲かせるため、街灯や電灯があると日が長いと感じさせるので、注意が必要です

         私立の洋風ガーデンの中で咲く皇帝ダリア ・・・ 背後には、桜の紅葉がまだ残っていました

 見上げるような高さの皇帝ダリアです

花はピンク色の一重で、晩秋~初冬の頃、直径約20cmの大輪の花を茎の頂上につけ、空にそびえて立つ咲き振りは圧巻といえます

但しあまりに背が高くなると、幹の太さだけでは倒れたり折れたりするので、丈夫な支柱が必要のようです

草丈をあまり高くしたくない場合は、何回か切り戻して高さを調整できるそうですから、樹木管理と同じですね

冬は地上部が枯れて越冬しますが、地下茎が凍らないように暖地向きに育てます

花後に節を2、3節ほど残して切っておくと、春になると新芽を伸ばし、晩秋までに草丈が数mとなり花を咲かせます

花後に切った穴の空いた枝を挿し木にする事もできるそうです

        花が青空で、とても映えて見えます

 花の少ない晩秋~初冬

見上げるような高い枝先に、何とも優しい感じの花が咲いていると、とても心が和みます

花びらの感じは弱々しく強い風が吹くと飛んで行ってしまいそうです

そんなところから、皇帝ダリアの花言葉はついたのかもしれません

  皇帝ダリアの 花言葉は、 「 乙女の純潔 」、 「 乙女の真心 」  です

 

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ハーブの仲間ラムズイアーの芽出し

近くにある造園屋さんを久しぶりに覗きに行って来ました

この造園屋さんにはモデルガーデンが大きく造られています

このガーデンはちょっとした洋風公園のような造りです

        モデルガーデンなのですが、遊び心いっぱいのガーデンです

 

ガーデンの一角・桜の樹の下で、ラムズイヤーがびっしり植えられていました

ラムズイヤーは、シソ科イヌゴマ属の耐寒性多年草で、ハーブの一種です

和名では、ワタチョロギともいいます

若芽の見れるのがほとんどないこの時期に、若々しい感じの葉が茂っていました

         芽出しはじめた ラムズイヤー ・・・  桜の落ち葉をかき分けるように育っていました

ラムズイヤーは前記しましたが、西アジア原産の多年草で、草丈は20~90cmになります

名前の由来は、全草が柔らかい銀灰色の毛でおおわれ、葉が羊の耳(ラムズイヤー)に似ることからだそうです

葉は対生し、茎は這うように伸びて、株が広がります

5~7月に茎頂に穂状花序をだし、1cm程の淡紫色の唇形の花を多数つけます

全体が柔らかな線毛に覆われた独特のシルバーリーフには、ほのかな香りがあり、乾燥させてドライフラワーやポプリなどで利用されています

切り花を花束に、葉をポジー(小花束)の縁取りに加えると楽しめます

   ラムズイヤーの葉面                           葉面をアップしました

 

 ラムズイヤーの 花言葉は、 「 あなたに従う 」 、「 誘惑 」    です

花言葉の意味合いは何故かわかりませんが、葉の柔らかさがとても心を和ませます

 


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