日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“胡桃(クルミ)”の雌花 見たことありますか!?
先日群馬・高崎の植物園を覗いた時、すっかり新緑になってきた“胡桃”の樹の下を通りました
昨年拾った幾つかの“胡桃”の実は硬い殻なので食べられず、相変わらず私のテーブルの上に転がっています この胡桃の樹で拾ったんだなと頭上を見上げてみたら、新緑の葉の陰で、もう今年の実が出来始めています
新緑の隙間からの木漏れ陽がとっても透き通って見えます
“クルミ(胡桃)”は、クルミ科クルミ属の落葉高木の総称です 原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布し、樹高は8~20m暗いにもなります 日本に自生している“胡桃”の大半は“オニグルミ”といい、「核」はゴツゴツとして非常に硬く、「仁」がとても取り出しにくいので食べにくいです・・・・私のテーブルの上の“胡桃”は“オニグルミ”なんです
因みに“オニグルミ”はハンマー使って割って食べるしかなさそうですが、面倒くさい珍味ですよね
“カラス”がこの“オニグルミ”を割っていた のを思い出しました → “カラス”は偉い!!
枝の間に、“胡桃”の実がつき始めていました
いつも見る穂状の花は雄花で、今まで雌花があるのは気がつきませんでした
なるほど雌花がこんな風に実になるのかと、乗り出しながらパチリ してきました
それにしても変わった形の雌花です
今日の誕生花は、“ヒューケラ”です
先日覗いた群馬・高崎のオープンガーデンで咲いていた “ヒューケラ” を紹介します
“ヒューケラ”は5月30日・今日の誕生花です・・・ その花言葉は 「 恋心 」、 「 きらめき 」です
“ヒューケラ”は常緑性の宿根草で、一年中表情を変えながら綺麗な葉色を見せてくれるカラーリーフ植物で、その花はあまり目立つ感じではありません “ユキノシタ” の仲間ですから、半日陰や日陰でもよく育ち庭の脇役として重宝です
とは云え、「オープンガーデン」では、結構主役の顔して、咲いていました
勿論葉色は季節によって色とりどりの表情を見せてくれますが、晩春~初夏の今頃に咲く可憐な花も、なかなか味わいがあるなと感じられました
花言葉のような、「 煌き 」ある花かどうかはわからないけど、地味さの中になんか一本筋があるみたい
ハーブ・ルッコラの花 → “大根”の花にそっくりさん
昨日に続いて・・・群馬・「高崎シンフォニーガーデン」には、ハーブが菜園風に幾つか植えられています
暖かさが増してきて、どのハーブも若芽をどんどん大きくしています そんなハーブ達の中で、 “ルッコラ” の花の咲く様子が目立っていました
“ルッコラ”は地中海沿岸地方が原産で、-10℃位まで耐寒性がある1年草です 葉にはゴマのような風味とクレソンに似たぴりっとした辛み、ほのかな苦みがあり、古代ローマ時代から料理によく利用されているそうです
“ルッコラ”は3~5月ごろ、散房花序をだし、淡いクリーム色に紫色の縞模様の花を咲かせます
イタリア名では“ルッコラ”、 英名では“ロケット”、 和名は“キバナスズシロ”と呼ばれますが、この名前はどれも花の形の特徴によりつけられたもののようです
和名の“キバナスズシロ”とは黄花大根ということで、大根の花そっくりという事になります・・・ “花大根” の花に似ていると思いませんか!?
大根の花に似ている事から、ふと大根の辛さと、“ルッコラ”の辛味は同じものなのかなとふと訳の分らない事を考えちゃいました・・・皆さんどう思いますか!? 今度折を見て調べてみようかな
群馬・「高崎シンフォニーガーデン」の“バラ”が綺麗ですよ
群馬・高崎にちっちゃな市営ガーデンがあります
このガーデンは 高崎公園の片隅に造られたイングリシュガーデン で、「高崎シンフォニーガーデン」と名づけられ、2008年群馬緑化フェアーにあたり市民ボランティアの管理参加で運営されている市民庭園です
観音山丘陵をのぞみ、烏川を見おろす立地に造られた「シンフォニーガーデン」・・・先日行ってきたのですが、周囲の景観にすっかり溶け込んで、バラの花が綺麗に咲き誇りなかなかみごとでした
このイングリシュガーデンは、市役所や国立病院の近くにあるので、大勢の人達が憩いの場所として利用しているようです
バラの名前は分りませんが、様々な色合いの花が競って咲いています
バラの花言葉は花の色、大きさ、咲き方等により、いろいろありますが、そんな花物語の説明があってガーデニングされていたら、面白いな
でもそんな事は知らないで鑑賞する方が、無難かな
下の画像のバラの花色はなんと言う色なんでしょう ・・・曇り空のこの日でしたが、とても心落ち着く色でした
大きなバラ園でみる“バラ”もいいですが、手作り感一杯のちっちゃな市民ガーデンで咲く“バラ”の花もなかなか乙でした 私には、こんな風情の咲き方が、気持ち安らぐ感じで、何故かいいなぁ~
“ナツハゼ”を市民ガーデンで見つけました
各地で数年前から緑化ブームが起こり、個人でオープンガーデンを開いているのを見かけます
先日群馬・高崎の市街地で、以前も寄ったことのある市民ガーデンがオープンしていました
入り口のバラの生垣は綺麗に咲きそろっていました
ガーデンの最奥に、“ナツハゼ”の木が一本可愛い花を咲かせていました
“ナツハゼ”は北海道から九州、朝鮮・中国に分布する落葉低木で、各地の丘陵地、明るい二次林に生育しています
“ナツハゼ”の樹高は1~3mになり、樹皮はやや灰褐色をしています 枝から生えた葉は単葉で互生し、葉形は広卵形~卵形楕円形で、ガーデンでは緑色が深まってきていました
花は新木の枝先から総状に一列にならんで咲きます 花径約5mmくらいの釣り鐘型をした淡い赤褐色の花冠は、先端を浅く反り返させて、とても可愛くみえます
“ナツハゼ”の花を見上げるようにして、デジカメ でパチリ!したのですが、小さいのでよく見えませんでした ガク片の数は5枚、中にある雄しべは10本、雌しべは1本だそうです
秋になると果実は黒く熟し、よく熟したものは酸味は強いようですが、甘みもあるので、山で見つけると結構摘まんで喉を潤す果実になるそうです・・・ちょっとブルーベリーの味に似てるのかも・・・食べた事ないけどそんな感じがします
“チゴユリ”の顔 いや“オオチゴユリ”の顔
いいなぁ~この表情!!
なんかほっとします
近くの公園の落葉樹の根元で見つけた “チゴユリ” なんだけど・・・
新緑の深まってきた中、ちいさな花が楚々たる姿で咲いていました
今日は黙って、この表情眺めます ・・・お話は上の“チゴユリ”名のところクリックしてください
とは言え、眺めていて気がついたのですが、花びらは6片で披針形をしており、雌しべの先が大きく割れているように見えます
以前から見ていた“チゴユリ”よりも、やや大柄の感じで、表情もちょっと華やかなにみえます・・・名前を調べてみたら、どうやら“チゴユリ”に似た“オオチゴユリ”のようです
“チゴユリ”との違いは雌しべの割れ方で、大きいのが、“オオチゴユリ”ですって !!
そんな事は別にして、屈み込んで、そっと触れてみたくなる気持ちです
そういえば、“チゴユリ”の花言葉は、 「恥ずかしがりや」 でした
デジカメ 近づけ、パチリしましたが、なかなか上手く撮れず苦労しました・・・撮っている姿を横で見たら一体何をしていると思われるだろうなと、自身がおかしくなりました
尚通常“チゴユリ”の花は、茎先に1個咲くのですが、2個咲くのは珍しいそうです・・・俯く表情の説明にはこれも蛇足でした
“ユキササ(雪笹)”の花が咲き出しています
ここのところ毎日自然園で見つけた植物達を紹介していましたが、撮った日から大分経ってしまいました 出来るだけ季節の現況を書きたいと思っていますので、ちょっと時代遅れ感が出ています
園内の落葉樹林の緑陰で、 “ユキササ(雪笹)” の群落がありました
いつも思うのですが、“雪笹”だなんて、なんとも響きのいい名前だなと思うのは私だけですかね
5月中旬に見た“雪笹”は、林の中で ひっそりと笹の葉に似た葉を一杯に拡げ、ようやくツボミを開き始めた時でした・・・今頃は満開!?・それとも花は終わりかけかもなぁ
“雪笹”の花の若芽、若葉は山菜の珍味「アズキ菜」の名で利用されているそうです・・・何故「アズキ菜」というかというと、茹でた時に「アズキ」の匂いがするところから名づけられたという説があるそうです
でも山菜として、何とか摘んで食べないで欲しいものです・・・当たり前の事だけどむやみに採って食べたら段々なくなってしまいます ・・・花で楽しんで欲しいですよね
“雪笹”の花は白い花弁が6枚、内側に雄しべが6本、中央には分りにくいですが、先端が3つに分岐した雌しべが1本 見えます
蕾は薄緑色ですが、ぱっと開いた姿は、雄しべも雌しべも全て真っ白!で、まるで雪の結晶のようだとこの名がついたといわれていますが、深山の樹陰で咲く様子を見れば納得でしょうね
そこで 駄句一句 詠んじゃいました
“ 残雪か まさかの雪笹 眼を凝らす ” (ダッペ)
“ はっとする 深山に咲けリ 雪の精 ” (ダッペ)
“ヤマブキソウ” = “クサヤマブキ(草山吹)” ≠ “ヤマブキ(山吹)”
“ヤマブキ(山吹)”の花が、今の時期になると、あっちこっちで見られます 自然園の落葉樹林や常緑樹疎林の林内の比較的明るい場所では、この“ヤマブキ” にそっくりの花・“ヤマブキソウ”が、群生して今盛りに咲いていました
“ヤマブキソウ”の花は“ヤマブキ”に似ている事からこの名前になりました しかし“ヤマブキ”は花びらが 5 枚であるのに対して、“ヤマブキソウ”は 4 枚でしかも多年草で科も違い分類上関係はありません
地下に大きな根塊ができ、冬を越した今頃になると、大きく根性葉が伸び花を咲かせます 単体ではあまり見かける事はなく、群生を形成するのが多いようですが、最近では自生のものを見かける事が少なくなってきた為、自治体によっては絶滅危惧種に指定して保護し始めたと聞いています
“ヤマブキソウ”の根性葉は長柄があり、羽状になっており、葉は小葉が3枚集まって一枚の葉となる形で、縁にはギザギザが見られます 草丈は花茎を含めて30~40cmくらいになり、上部に2~3枚の茎葉がつきます
“ヤマブキソウ”の花は、鮮やかな黄色の直径3~4cmです 開花時は草高の低さもあり、さほど目立つ草姿ではなさそうですが、園内各所に群生して明るい黄色の花を次々と咲かせている様子はとても目を惹きました
この明るさに釣られてか、花びらの上で日向ぼっこ然のバッタ君を見つけました・・・イナゴの子供かな
“ヤマブキソウ”の 花言葉は 「すがすがしい明るさ」 です
“ヤブイチゲ”の花は、とても清純な感じです・・・その花言葉は??
先日自然園で見つけたのですが、なんともきれいな花です
“イチリンソウ”の花に似ていて、真っ白で、幾分小振りですが、パッチリ見開くように咲く様子は気品があります
名前が分らず園の案内人に、“ヤブイチゲ”というのだと教えてもらいました
イチゲ(一華)と名が付いているので、なんとなく日本の固有種かと思われたのですが、調べてみるとどうやらヨーロッパ北東部からユーラシア大陸に分布するキンポウゲ科 ・ イチリンソウ属の多年草だそうです・・・尚イチゲ〈一華)というのは、「1本の花茎に1つの花が咲く」という意味です
“ヤブイチゲ”は ブナなどの落葉樹の森林に自生しており、草丈は10~15cm位、4~6月初め、葉と共に開花をします
開花後に根性葉が出て、地下茎で増えるのが特徴です
葉は、切れ込んだ3出複葉で、花茎の先端に2~3cm位の花が一個つき、 ガク片は花弁状で、6~7枚あります イチリンソウ属の花は変異が多く、“ヤブイチゲ”も一重と八重咲きがあるそうです
“ヤブイチゲ”の名前は和名で、別名で、“アネモネ・ネモローサ”と呼ばれているそうです しかし“アネモネ・ネモローサ”を調べてみると、“ヤブイチゲ”とは若干違っている記載が見られました
“アネモネ”と呼ばれるように“アネモネ”の仲間とされています
蟻が真っ白いガクの上で、どうやら蜜を吸っていたようです じっと動かず、私がデジカメを向けたら、慌てて方向転換したのですが、慌てたせいかこの後ガクの上で滑っていました
“ヤブイチゲ”の花言葉は見つかりませんでしたが、 “アネモネ・ネモローサ”の花言葉は 「 かすかな希望 」 です
この花言葉の由来は、花の女神フローリスに仕えた美しい妖精アネモネの化身からだと云う説明がありましたが、“ヤブイチゲ”の花の透き通るような真っ白い姿には今一私にはピンと来ませんね
“ズダヤクシュ”とは変わった名前です → “喘息薬種”と書きます
私は山菜採りによく出かけるのですが、“ズダヤクシュ”は深山から亜高山帯にかけてのやや湿った樹林で、これからの時期よく見かける植物です・・・私は信州の山でよく見かけました
群落を作り、葉は茎に互生し、ややモミジ形の葉をしています 草丈は20~40cm位あり、茎先にブラシ状の花序を出し、白い小さな鐘状の花を下向きにつけます
樹林下で咲く様子は派手さはないけど、楚々としてなかなかきれいです
ところで、“ズダヤクシュ”という名前はなんとも変わっていますよね 漢字では“喘息薬種”と書くそうで、「ズダ」とは病気の「喘息(ぜんそく)」をいう信州地方の方言だそうです・・・勿論「ヤクシュ」は「薬種」と書き、薬になるという意味です という事は、“ズダヤクシュ”の名は、喘息の咳止め薬になる薬効植物だという事から付いた訳で、至って当たり前の素直な名前なんですね・・・変わった名前と思うのは、私だけかな
“ズダヤクシュ”の仲間は、北アメリカにほとんどが分布しているのだそうですが、“ズダヤクシュ”だけが、ヒマラヤから日本にかけて分布しているそうです
“ズダヤクシュ”の花は、実に変わった形をしています 5枚の薄い茶がかった花弁の様に見えるのはガク片で、ガクよりも内側の5枚糸状に飛び出ているのが、花弁だそうです そして10個の雄しべが、花ビラよりも長く突き出し、中央に舌の様に伸びているのが雌しべです
“ズダヤクシュ” の花言葉は 見つかりませんでした どうやらないようです
私がつけていいのなら、 「 希望 」、 「 知恵 」 でしょうか!?
楚々として咲く “ツバメオモト” → “燕万年青” と書きます
先日群馬・赤城自然園に行って来ました 新緑一杯の園内を、色んな山野草を見つける度ごとに、胸ときめかす自然散策でした・・・こういう思いは歳を忘れさせますね
訪ねたこの日は、数日前に地方新聞に、“シャクナゲ”が満開だと報道された為か、幾組ものツアー客が押しかけておりました
そんなツアー客にぶつからないように避けてコースを歩いていたのですが、広いといってもどうしても一緒になってしまいます
松の木株で白いちょっとランに似た小さな花が咲いており、名前分からぬままにデジカメ抱えてパチリしてましたら、後から来たツアーの物知りおばさんが「皆さぁ~ん!絶滅危惧種の“ツバメオモト”がここにありますよ~」だって・・・
どっとお友達の昔娘さんたちが集まって、カメラシャッターの嵐です ・・・踏まないで、踏まないで!!・・押さないで、押さないで !! 私も知らなかったのですが、お陰で“ツバメオモト”ってそんなに珍しいのか~と知りました
でもこの話は続きがありまして、帰宅してから、”ツバメオモト”はどうも絶滅危惧種には入ってはいないようだと知りました・・・あの物知りおばさんの得意げな顔を思い出し、苦笑 です・・・でも名前教えてくれた事は感謝です
“ツバメオモト”は、ユリ科 ・ツバメオモト属 低山帯~亜高山帯の針葉樹林内に多く自生する多年草で、草丈は20~30cmになるようですが、実際みたものはやや小振りでした
“オモト(万年青)”に似ていると言われる葉は、光沢のある長い楕円形で幾枚もが重なるようにして広げます 5月中旬から7月上旬まで、葉の間から伸びる細い花茎の先に、真白い小さな可憐と思える花を咲かせます 花後に濃い藍色の球形の実が出来るそうですが、これがどうも燕の頭に似ているということで、“ツバメオモト”と名づけられたようです
“ツバメオモト”の花は、直径1cmほどで、花びらは6枚、内側には雄しべが6本、雌しべは先端が3裂して1本みられます 木漏れ日のさす林の中で、ひっそりと散状に白い花を咲かせる様子はとても可愛くみえます
絶滅危惧種ではないらしいけど、貴重な花の様に思え大事にしたいですね
“ツバメオモト”の 花言葉は、「 怠りない心 」、 「 和解 」 です
オオバナノエンレイソウ≠シロバナエンレイソウ&エンレイソウも見っけ!!
昨日に続いて・・・自然園で見つけた“エンレイソウ”とその仲間紹介です
“エンレイソウ”は、ユリ科エンレイソウ属の多年草で、日本全土の低地から亜高山帯の湿り気のある林の中で成育します
その姿は茎の先に 3 枚の葉を輪生し、その先から花柄を出して花はひとつつけます 3枚の花弁の様に見えるのは、ガクで色は緑色から小豆色と色々あるようですが、園で見た“エンレイソウ”は外のガクが緑、内のガク片はうすい紫褐色をしていました 先端が3裂したような1つの雌しべを囲むように6つの雄しべがあります
“エンレイソウ”を見ていて、ふと気がついたのですが、やけに3の数字に関係ある花ですよね これって偶然なのか、何か意味合いがあるのでしょうか
自然園では子株ながら、あっちこっちで、白い花の“エンレイソウ”が咲いていました 実はみんなこれは“エンレイソウ”の仲間・ “シロバナエンレイソウ” だと思っていました しかし帰宅してから、画像整理をしていて気がついたのですが、どうも“オオバナノエンレイソウ”というようです
樹下に咲く“オオバナエンレイソウ”が、とても格好良く見えました
“オオバナノエンレイソウ”は、茎の高さは30~70cmで、茎頂に直径5~7cm位ある大形の白色の花を1個つけます 花姿は外側に緑色の萼(外花被片)、内側には白い花弁(内花被片)がそれぞれ3個あります 葉も茎頂に3個輪生してあり、形は菱形状広卵形をしています
“シロバナエンレイソウ”と似ているのですが、その違いは、花が大形で上向きに咲く事、内花被片(がく)は外花被片(がく)よりも長く、大きく飛び出しています
因みに“シロバナエンレイソウ”は、花が横向きに咲くのと、子房の先がクリーム色なのですぐに分かるそうです・・・私はその辺がわかっていませんでした → 笑ってごまかす
“オオバナノエンレイソウ”の花言葉は、 「奥ゆかしい心」 です
上の画像は、我ながら「ゆかしさ」がちょっとうかがえないかと、自画自賛なんですけど・・・花言葉は「うぬぼれ」に変えた方が良いかな
群馬・「赤城自然園」で見た“シラネアオイ” & “ヤマシャクヤク”
先日、群馬・「赤城自然園」を訪ねましたが、丁度新緑たけなわ(?)といった感じで、 園内は“シャクナゲ” だけではなく、いろいろな山野草が咲き乱れていました
特に “シラネアオイ” はあっちこっちに群生するように植えられており、今でも充分きれいなのですが、もうすこし時を経ればさぞや見事な群落になるでしょう
園参観者がカメラ片手に、樹林下で咲く“シラネアオイ”鑑賞をしてました
中央奥・向うに見えて咲いているのは、“石楠花”です
園内・「四季の森」と名づけられた新緑一杯の森の中で、“ヤマシャクヤク”が沢山植えられていました
“ヤマシャクヤク”は、牡丹の仲間で、関東・中部以西の本州、四国、九州に分布する多年草です
ブナ林などの明るい落葉広葉樹林の山斜面下部や、谷あいのやや緑陰地に生育します
最近は個体としか見られるチャンスがなくなっていましたが、こんなに群生して咲いているのを見ると、うれしくなります
“ヤマシャクヤク”は根茎から高さ30cmほどの茎を出し、数枚の茎葉を付けています
5月になると、花は頂茎に一輪真っ白い花を付けます・・・花は短命で数日しか持ちませんから、咲いているのを見ると、とても得した気分になります
訪ねた前日、雨が降ったので、大部花びらを落としたものが多かったのですが、そんな中で陽光を浴び開き始めた花があり、その風情に感激 パチリ!! です
“ヤマシャクヤク”の花言葉は、「 はにかみ 」 です
上の画像の表情から、ぴったりの花言葉だと思いませんか
“ルイヨウボタン” → “類葉牡丹” と書きます
艶やかな花の代表とも言えば、 “牡丹” が思い出されますが、そんな“牡丹”の名がついた山野草がありました
群馬・赤城自然園を散策していて見つけたのですが、“ルイヨウボタン”と名札がかけられた小さな素朴な花です
“ルイヨウボタン”とは葉の形が牡丹の葉に似ているので、名づけられたそうで、日本各地に分布し、深山の林に自生しているそうです・・・そうは云うけど、あまり見たことがなかったなぁ~
メギ科の多年草で、草丈は40~60cmほどになり、花は4~6月に咲きます
“ルイヨウボタン”の花は、本当に“牡丹”の名がついた花とはとても思えません 茎から伸びた花茎の頂上部に、直径約1cmほどの小さな黄緑色の花を咲かせています 花姿は花びらよりはるかに大きいガク片が6枚あり、まるでこれが花びらの様に見えます 小さい花びらも6枚あり、オシベ6本と重なり合うように付いています
“牡丹”の花ほど、艶やかさはとても見れませんが、落ち着いてじっくり眺めると、花の咲いている立ち姿は森林の中にあってなかなか美しく、清々しく見えます
“ルイヨウボタン”の生育する場所は豊な自然が残っているといわれるそうですが、なんかうなづける感じがしました
“ルイヨウボタン”の花言葉は、「 感じやすい心 」 です
“シロヤシオツツジ” が、満開 だっぺ! (^0_0^)
昨日に続いて・・・「赤城自然園」園内の“シロヤシオツツジ”が、5月の薫風香る今、とっても綺麗です
園内各所に今盛りとばかりに咲いていた“シロヤシオツツジ”の樹の下で、胸いっぱいオゾンを吸い込んできました・・・最高!の気分でした
“シロヤシオツツジ”は、太平洋側の山地に見られるツツジの仲間の落葉樹で、ブナの樹林に混じって成育し、時に直径数十cmの大木になるそうです
上 の画像の“シロヤシロツツジ”は大木とはいえませんが、周囲の新緑の中で真っ白く咲く姿は目立って見えました
“シロヤシオ”の枝先には、5枚の葉が輪生状に付きます
このことから、別名として、“ゴヨウツツジ(五葉躑躅)”とも呼ばれています
花は5~6月に咲き、その花姿は白く大柄で、花弁が浅く三角に出るので、花全体としてはやや五角形に見えます
花は葉影に咲くので、樹一面に咲く様子はやさしく溶け込んで見えます
“シロヤシオツツジ”は樹林の中で群生している時は、その下に入って鑑賞するのが絶対おすすめです
樹下で見上げた白い花 は、気持ちをとても和ませてくれました
“シロヤシオツツジ”の花言葉は、 「 愛の喜び 」、 「 情熱 」、 「 節制 」 です
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