日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
鉄路に咲く花 ・“ポピー” → “ナガミヒナゲシ”
実は最近健康管理の為に、早朝ウォーキングを始めました
まだ始めたばかりなので、果たして何時まで続くか・・・まずは第一の目標3日(まずは三日坊主だけはと思って・・・)は過ぎ、第2目標3週間が過ぎました 始めたばかりの数日はコースも決まらず、時計ばかりを見てましたが、この所は少し周りの風景が眼に入るようになってきました
今歩くコースの中で、JRの線路沿いの田園コースが気に入って、この所毎日歩いています
下 の画像は、朝5時に歩き出して、途中決まった所で出会うJR気動車です
遠くに見える高架は、JR新幹線です
周囲の田園は今は麦が植えられ、大分色付きが始まってきました
この辺りは二毛作が多いので、麦のあとは水田に変わります
普段車で移動しているので、あまり足許を見なかったこともありますが、意外に道端には色々な野草(?)の花がみられます
鉄路の乗り尻は草が生い茂っていますが、そんな中で、“ポピー”の花が咲いていました
昨日“ポピー”を紹介しましたが、あの榛名山麓・桃泉地区で見た艶やかな“ポピー”と違って、とても質素な感じの花です
この“ポピー”は、“ナガミヒナゲシ”と呼ばれる“ポピー”の仲間ですが、鉄路の花として似あっています
“ナガミヒナゲシ”は地中海沿岸から中欧原産の帰化植物で、秋から冬に芽生え、春に開花する一年草です
花は紅色、もしくは肉色と評されるオレンジ色で、花弁は基本的に4枚・多少の変動があるようです
草丈は栄養状態によって大分異なり、15cmくらいから最大60cmぐらいにまでになるようです
茎には硬い剛毛が生えて、葉は細かく切れ込んでいます
果実(芥子坊主)は画像で見られるように細長くなり、和名の“ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)”はここから付けられたようです
“ナガミヒナゲシ”はアルカリ性を好み、繁殖力が強いので近年急速に分布が広がっているそうです
コンクリートによってアルカリ化した路傍や植え込みなどにも大繁殖している様子は、ちょっと変わった都市型雑草と言えます
“ナガミヒナゲシ”の花言葉は、「 心の平静 」、「 慰め 」、「 癒し 」 です
群馬・榛東村の「ポピー畑」に行ってきました
先日所用があり、群馬・渋川方面に車 を走らせていました
群馬・榛東村にある自衛隊の相馬原駐屯地近くを走っていた時、ふとこの近くに在る 「ポピーの里・桃泉 で、“ポピー”の花が見たくなり、ハンドルを切って見てきました
手作りの看板に従って、榛名山方面に向かっていくと、あっちこっちで“ポピー”の花が植えられているのが眼につきました
榛東村・桃泉地区は、榛名山麓の奥深い地なので普段はとても閑散としたところですが、この時期は狭い農道に一杯の車が停まって、目の前一杯に広がるポピーの花を眺めていました
“ポピー”の開花は、5月中旬から6月中旬までが見頃で、今が盛りでした
今まで何回か見に来た事がありますが、今年は赤いポピーが多く咲き、まるで赤い絨毯を敷き詰めたように見えました
榛東村・桃泉地区は、自衛隊の相馬原駐屯地を目指して、群馬高崎から車で30分、伊香保温泉から15分ほどの所にあります 「百聞は一見にしかず」、あたり一面の“ポピー”に、きっと感動しますよ
但しいつまでもこのキレイな“ポピー”も咲いているわけではないので、お早いお越しをといったところです
“ポピー”をアップ していつも思うのは、“ポピー”の魅力は、なんといっても今にも散ってしまいそうな可憐な花弁でしょうか!!
“ ポピー”は蕾の時、緑の2枚の萼(がく)に包まれていて、そこには薄い花弁が、まるで蝶のさなぎの中の羽のように折りこまれています そして咲く時になると萼が割れ落ち、色鮮やかな和紙のようにしわしわになった花弁が一気に広がります
ちょっとミクロンの厚さかと思える花弁が目一杯に広がる様子は、とてもドラマチックに思えます
“ニゲラ”は色んな名前を持ってます
昨日に続いて・・・群馬・「富岡シャクヤク園」を訪ねた時、園内の片隅に“シャクヤク”以外の季節の花が植えられたガーデンがありました
その中で、 とても変わった形をした花を見つけました 初めて見る花なので、園の人に名前を聞いたところ、『“ニゲラ”・別名“黒種子草(クロタネソウ)”だよ』と教えてくれました
“ニゲラ”は南ヨーロッパ、北アフリカが原産・キンポウゲ科の秋まきの一年草で、春5~7月に花が楽しめるようです
日本には、江戸時代に渡来したそうですから、割に古くからあった花のようですが、あまりポピュラーな花ではないように思えます ともかくちょっと変わった花形なので眼を引きました
草丈は60~80cmと割に大きくなり、葉は細かく裂けて細い糸状になり、広がった様子は「カゴ」の様に見えます 茎も細かく枝分かれして、八重花がその先端に一輪首を垂れるように咲かせます 花径は3~5cmほど、ガーデンで咲いていた花色は白しかありませんでしたが、青色、ピンク色などもあるようです
花びらに見える部分は、がく片だそうです 本来の花びらは退化して目立たず、花は糸状の総ほう片に包まれていると説明書きにありましたが、よく観察してなかった面もあり・・・??でした
“ニゲラ”の名前は、ラテン語の「黒い」とゆう意味で、花後に出来る種子を指していますが、これから“黒種子草”と呼ばれています
この他の呼び名が幾つかあります 英名では、葉が糸のように細かく花をふぁ~っと包むように見えるところから、Love in the Mist「霧の中の愛」というロマンチックな名もあります また果実には先端にツノ状の突起がある事から、Devil in a bush「茂みの中の悪魔」という凄い名もあるそうです
“ニゲラ”の種子は食用になるそうです
エジプトは、パンやお菓子に種子を振りかけて焼きます
女性に人気で種をパンに振りかけ食べると、チャーミングになると言われています
フランスでは、種の粉をコショウ代わりにしているそうです
“ニゲラ”の花言葉は、「 未来 」、「 夢で逢いましょう 」、「 不屈の精神 」、「 夢の中の恋 」
です
沢山あって、なんかよく分からない花言葉です 忘れていました !! “ニゲラ”の花言葉には、「 当惑 」 と言うのもあるそうです
群馬・富岡シャクヤク園に行ってきました
先日、群馬・富岡市にある「富岡シャクヤク園」に行ってきました
友人が、『今が丁度見頃らしい!』と教えてくれ、思い立ってデジカメ 片手に探し探しの運転 でした
上信越自動車道富岡ICをおり、国道R254バイパスから「もみじ平総合運動公園」方面にハンドルを切って約3km、ちょっと田んぼ道みたいな処を上った小高い丘に、「シャクヤク園」はありました
「富岡シャクヤク園」は個人農家が切花用に“シャクヤク”を栽培していたものを、約20年前観光農園に造成したものらしいです 植栽面積約5千平方メートルに、50種約5000株の“シャクヤク”が、華やかに植えられていました
入園料300円を払って園内に入ってみると、以前見た“ヤマシャクヤク” のような一重の“シャクヤク”しか知らなかった私にはこんなにも華やかな“シャクヤク”が一面に植えられているのにちょっとびっくりしました
左の建物は、入園口で、中では“シャクヤク”の切花など販売しておりました
“シャクヤク”は、牡丹科、牡丹属ですから、勿論 “牡丹” とそっくりです
しかし“牡丹”は「樹木」で、“シャクヤク”は「草」に分類わけされています
中国が原産で、開花時期は“牡丹”が咲き終わるのを待つように、5月初めから5月末まで咲きます
園内は細かに遊歩道がめぐらされ、花色、花形が楽しめるようになっていました
観光客が三々五々訪れ、この日は園内のお休み処で、お琴の音が奏じられていました
“シャクヤク”と言えば、昔から美しい女性のことを、「立てば芍薬 、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」といいます
〔立てば芍薬(シャクヤク)〕とは、すらりと伸びた茎の先端に美しい花を咲かせるのを代弁しています
香りもたおやかで、フランスではしなやかで爽やかな香りのするワインを評して、「芍薬のような香り」と言うそうです 即ち姿も香りも、すらっとした美しい女性そのものだからでしょうね
“シャクヤク”に似た“牡丹”は何故〔座れば牡丹〕なのでしょう
中国では花の王と呼ばれるくらい華やかさの象徴のような“牡丹”は、樹であるので枝分かれし横向き枝に花をつけます この姿がまるで座っている様に見えるためのようです
ついでにといってはなんですが・・・
〔歩く姿は百合の花〕の“百合”は、しなやかな茎の先にややうつむき加減に花が咲き、風をうけて揺れる様子が、まるで女性が優美に歩いているように見えるイメージからでしょう
誰がこう表現したのか不明ですが、言いえて妙な言葉ですね
“シャクヤク(芍薬)”の花言葉は、「 優しい心 」、「 恥じらい 」、「 壮麗 」 です
“アヤメ”&“黄菖蒲”が咲く頃になりました
5月に入って、“アヤメ”の花 が、あっちこっちで咲き出しています
“アヤメ”の花は山野の草地に生え、特に湿地を好むわけではないので、最近は畑でも見ることが出来ます
先日群馬・富岡に行った折り、道路横の畑の隅に沢山のアヤメを植えてあるのを見つけました
“アヤメ”の名前は、剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から 文目(筋道、模様の意)の名がついた、と言われますが、別説では「綾目」とも書き、外側の花びらに黄色い縞模様があることからだとも言われています
“アヤメ”の葉は直立し、高さ40~60cm程度・開花時期は、4/25頃~ 5/20頃と今が盛りです
花の形は内外被片に分かれ、これが“アヤメ”独特の形になっています
花形を見ていましたら、これから内花被片を開かせようとしている“アヤメ”に、「イナゴ」かなと思える幼虫が留っているのを見つけました 木々の緑が増す5月の今頃は、色々な虫達も成長の時期なんですね
“アヤメ”の仲間の“黄菖蒲”が混じって咲いていました
“黄菖蒲”が咲いていたのは畑からやや離れた湿地で、“黄菖蒲”は湿地を好みます
“黄菖蒲は明治の中頃渡来し、水田の溝や池の端などに良く見られます
“黄菖蒲”の 葉っぱは細長く、縦に筋(突起した脈)があります
花期は5月初め~5月一杯といったところで、花色はとても鮮やかな黄色をしており、群生すると遠くからでも目立ちます
“アヤメ”、“カキツバタ”、“ハナショウブ” というのは、なかなか見分けがつきません・・・見慣れれば簡単のようですが
「いずれが“アヤメ”か“カキツバタ”」という慣用句がありますが、この意味は「どれも素晴らしく優劣は付け難い」というのが本来の意味ですが、「見分けがつきがたい」という意味につかってもいいようです
“黄菖蒲”の花言葉は、「 幸せをつかむ 」、「 信じるものの幸福 」 です
“ムギナデシコ(麦撫子)”=“アグロステンマ”・・・風そよぐ
先日車を走らせていたら、畑に沢山の“アグロステンマ”が咲いているのを見かけました
“アグロステンマ”の名は、畑を意味する「アグロ」と王冠という意味の「ステンマ」から来ており、「畑に美しく咲く」という意味だそうで、ヨーロッパでは麦畑等の雑草として生えているそうです
日本には1880年ごろ渡来したそうで、切花として普及したそうです
ナデシコ科の一年草で、丈は70~80cmくらいになり、5~6月紫色の5弁の花が咲きます
畑で咲く中には、白花も混じって咲いていました
花径は2~3cmくらい、ピンク色の花は中心部がほんのり白くなっていますが、この様子は可憐なかんじです
茎葉は柔らかな産毛に覆われていくらか銀色がかった緑をしています
細身の葉で、すっと背丈を伸ばした草形なので、線の細い感じの花に思えますが、強風をやり過ごす様なしなやかさを感じさせました
この細身の葉で、ナデシコの仲間である事から、“アグロステンマ”なんて呼ばず、“ムギナデシコ(麦撫子)”の名がポピュラーです
“ムギナデシコ”の花言葉は、「 品位 」、「 自然を好む 」、「 気持ちがなびく 」 です
“桐”の花にちょっと抒情を感じました
先日、公園の一画で、“桐の花” が梢の高い所で、満開然に咲いているのを見つけました
“桐の花”は初夏を彩る花ですから、ようやく暖かさが暑さに変わってきてるということなのでしょうか!?
散策しながら見た“桐の花”の姿は、見上げるように高い枝先で、円錐花序に淡い紫色の筒状の花が重なりせりあがるようにつき、空の蒼さととても似合って見えました
“桐”は、伝統的に神聖な木とみなされてきました
”桐の花”の開花期は、5月ごろから葉に先駆けるように咲き始めます
色は薄紫色で、香りがよく、筒状で先が5裂しています
割に高木ですので、遠くからも花が見えますし、香りも結構風に運ばれて香ってきます
“桐”は万葉の時代から知られており、高貴色とされている紫色の花の色である事からも古くから愛された花木と思われますが、意外とこの花を詠んだ古歌はさがしてみたのですが少ないようです
ネットで、次の歌をかろうじて見つけたので、紹介します
『 みどりなる 広葉隠れの花ちりて すずしくかをる 桐の下風 』 「六帖詠草」 小沢蘆庵
“桐の花”といえば、歌人・北原白秋の処女歌集は『桐の花』と名付けられています
何で『桐の花』と名づけたかというと、巻頭の歌論風エッセイ「桐の花とカステラ」から執られたものらしい
このエッセイは青春の官能、西欧風のロマンティシズムが特徴とされており、“桐の花”に白秋をそんな風物を象徴させたと思われます
白秋の“桐の花”を詠ったものがありました
『 桐の花 ことにかはゆき 半玉の 泣かまほしさに あゆむ雨かな 』
俳句では結構数句見かけました
『 殿づくり 竝(なら)びてゆゆし 桐の花 』 其角
『 高ければ 想ひの遠し 桐の花 』 角川 照子
『 一枚の 空あり桐は 揺るる花 』 篠崎 圭介
『 桐咲くと 急に馳けだし たくなりぬ 』 高橋さえ子
“桐の花”の花言葉は、「 高尚 」 です
『 桐の花 透けるようにと 空を見る 』 (ダッペ)
真っ白く咲く“アカシア”の花・・・いや“ニセアカシア”の花
真夏日が来たような暑さが続くかと思えば、肌寒くなったりと落ち着かない天気が続きます
周りの野山はすっかり緑が濃くなってきました
そんな中で、真っ白く咲きだした“ニセアカシア”の花が今盛りです
“ニセアカシア”は北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木で、日本には明治の始めに渡来してきました 成長が大変早く花も美しいので、公園や街路樹に植えられるほか、荒廃した山地や砂丘の緑化等によく植栽されています “ニセアカシア”はマメ科の植物なので、この根には根粒バクテリアが共生しており、肥料分のまったく無いやせた土地でもよく成育できるからのようです
ところで私はこの白い花の名は、“アカシア”というのだと思っていましたが、正式名は“ニセアカシア”というのだそうです
歌謡曲や童謡で、“アカシア”として歌われているのは、たいてい“ニセアカシア”の花のようです 因みに“アカシア”と呼ぶと、“ミモザアカシア”を指すようです
“ニセアカシア”の樹高は20~25mにもなり、5~6月・白色の総状花序で蝶形の花が房状に下垂し沢山咲きます この花はとても芳香が強く、離れていても風に乗ってよく匂ってきます
“ ニセアカシア”の花形は“エンドウ”や“ソラマメ”のように、左右対称の蝶々のような花をつけ、白フジに似ています これに対し“アカシア”の花は、オジギソウやネムノキのように花弁は小さくて目立たず、まとまってタンポンのような花をつけます
“ニセアカシア”の花は花序ごとてんぷらにすると美味しいそうです
但し開いた花よりは開花直前のツボミを房ごと衣付けするといいようです
尚芯は硬いから花びらだけを賞味だと聞いてます
更に花酒を作ると、とても香りがよく、リクラリゼーション効果のあるお酒になると聞きました
アカシア蜂蜜といえば、“ニセアカシア”の花蜜です
“ニセアカシア”の
花言葉は、「 慕情 」、「 友情 」、「 優雅 」、「 真実の愛 」、「 頼られる人 」 です
“シロヤマブキ”の花が盛りです
先日ご近所の生垣で、真っ白に咲いた “シロヤマブキ”の花 を見かけました 急に暖かさが続いているので、ちょっと花は開ききっているようです
“シロヤマブキ”は“ヤマブキ”の白バージョンと思いがちですが、“シロヤマブキ”は4弁花のシロヤマブキ属、“ヤマブキ”は5弁花でヤマブキ属で、同じバラ科で、ほぼ同じ時期に咲きますが、特性が異なっています
“シロヤマブキ”は朝鮮半島から中国大陸に生育する石灰岩地に自生する落葉低木です
日本国内では岡山県で自生するのみとして、絶滅危惧種に指定されているそうです
高さは1~2m、葉は茎に対生し枝先に3~4cm径の純白な花が数個咲きます
そして夏になると、実がなり黒く熟すようになります
花期は5月一杯、“シロヤマブキ”の花は両性花で、一花に黒い実が4個づつ付きます この “シロヤマブキ”の実 もなかなか味わいがあります
“ヤマブキ”は実が出来ないといわれていますが、“ヤマブキ”の実の出来ないのは“八重ヤマブキ”です 太田道灌の【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌は有名ですよね
ところで、“シロヤマブキ”が歌に詠まれているのを、浅学ゆえか知りません 昔からあまり見られない珍しい花木だったということなんでしょうか!?
“シロヤマブキ”の花の綺麗さから云って、歌に詠まれても不思議ではないのに・・・
せめて俳句を読む人もいないのかと思って探してみたら、数句やっと見つけました
茂る葉に 白山吹の 楚々と咲く ( 山中明石 )
ひそと咲く 白山吹は 日の陰に ( 岩本和行 )
淡きもの 白山吹の 白き日々 ( 不詳 )
“白山吹”の花言葉は、「 気品 」、「 薄情 」 です これは真逆な言葉と思えて、なんとも不思議な花言葉に思えますが、上の句を読むとそんな気持ちも汲み取れるのかな
“シラー・ペルビアナ” → “大蔓穂(おおつるぼ)”とも云います
今月初めから早朝ウォーキングを始めました
メタボ対策です
最近体重が増え運動不足も重なって、坂や階段を上がる時息切れがしてきます
今年風邪をひいたときの咳が未だに完治していません
熱は無く体調は別に悪さを感じませんから、老齢による体力の低下で抵抗力が落ちてきている為かもしれません
継続に自信は無いのですが、身内からせめて三日坊主と笑われないように、頑張ってみようと思っています まずは目標1ヶ月、そして3ヶ月、半年と3の倍数で行きましょう
数日前、ウォーキングの最中、コースの中でよそのお宅の生垣から顔を出して咲いている“シラー”の花を見つけました
最近“シラー”は公園などでもよく見かけます
“シラー”は別名を“ワイルドヒヤシンス”ともいい、ヨーロッパ、アジア、アフリカの主に温帯に約100種類が分布する秋植え春咲きの球根植物で、百合(ゆり)の仲間です
“シラー”の開花時期は4月中旬から5月下旬で、青紫色をした星型の花を八方に広げるように咲かせます
ひと口に“シラー”といっても、その姿形はさまざまのようです
草丈は10~80cm、花も数個がひかえめにつくものから、大きくはなやかな花序をつくるものまで品種によっていろいろあるようですが、青系統の色が多いのが特徴だそうです・・・白色のものもあるようです
見かけた“シラー”は“シラー・ペルビアナ”と呼ばれる品種で、“シラー”の中でも、球根が大きく花茎を長く伸ばして、先端にたくさんの花を咲かせ、まるでピラミッドのような花姿を見せていました
“シラー”の花言葉は、「志操堅固」・「辛抱強さ」・「多感な心」・「悲しい」・「哀れ」・「寂しい」・「不変」 と沢山あります
ヨーロッパではこの花色を悲しみのシンボルととらえ、花言葉は「さびしさ」というのが広く知られているようです
日本でよく知られる花言葉は「辛抱強さ」だと協調している人がいましたが、私もこの青紫色は「多感な心」、「寂しい」が似合っているように思います
今日は、「金環日食」です
今日は、日本においては1987年9月に沖縄で観測されて以来、25年ぶりの天文ショー・「金環日食」が見られる日です
太陽 は、今日21日・ブログを今書き始めた午前6時頃から欠け始めました
リングのように見えるようになる「金環日食」の状態は、午前7時台に、関東を含む西日本一帯の太平洋側の広い範囲で、それぞれおよそ5分間にわたって観察できるとされ、群馬・前橋での「金環日食」は7時34分頃だと、今テレビで騒いでいます
そして各地の日食の始まっている実況放送が、次々されています
「金環日食」は7時40分頃終わりました
ふと今年は異常天候が多いのは、こんな天然現象が何か関係があるのではなんて、非科学的な思いがかすめました
「金環日食」は、太陽と月と地球が一直線に並び、太陽の中心部分が月に隠れて、リング状に見える天文現象です
子供達に「金環日食」はどういうものかを簡単に教えるのに、あるコメディアンがこんな説明をしていました
『君達好きな人がいるかい!?』 『君が地球で、好きな人が太陽だとすると、君が好きな人の顔を見つめている時、その間に顔の大きい人(=月)が丁度入いちゃって、好きな人が隠れちゃう事だよ』 『分った~??』
(子供達) 『分った~ 』 ・・・だそうです
次の「金環日食」は、18年後・北海道で見ることが出来るそうです
そうそう、テレビ画像(長野・塩尻の中継)でですが、「ベイリー・ビーズ(ベイリーの数珠)」と呼ばれるものを見ることが出来ました これは「月の表面にある起伏の谷間から太陽の光が点々と見える状態になる」ことで、解像度のいいレンズでしか見られないものだそうです
しかも動画風に見れるのはめずらしいそうなので得した気分です
“イスノキ”は漢字で書くと、「柞 (いすのき)」→「椅子の木」ではないです
植物園を散策していて、変わった名前の樹を見つけました
その樹は“イスノキ”といいます 漢字で書くと、「柞 」と書きますが、この字を「イスノキ」と読める人は少ないようです 書き取りしたら、何となく、「椅子の木」と書いちゃいそうです
“イスノキ”は、暖地に自生するマンサク科の常緑高木で、高さ約20mくらいになります 樹皮は灰白色で、大木になると赤っぽくなります 葉は厚く、長楕円形で互生して、深緑の葉表面には強いつやがあります
“イスノキ”は、4月過ぎ葉腋に目立たない小さな赤い花がびっしり咲きます 咲いている時期はとても短いので、常緑の葉がとても目立ちます
花がないかなと眼を凝らしたのですが、残念ながら見ることは出来ませんでした 代わって、あっちこっちの葉の表に一杯丸い瘤がついているのが観察されました
“イスノキ”を特徴付けているのは、この葉に出来る特有の瘤で、「虫えい(虫こぶ)」と呼ばれるものです
これは葉や枝の組織の中に、“ハチ”や“アブラムシ”の昆虫が産卵・寄生し、その刺激を受けて植物組織が異常に肥大したこぶ状になったものです 他の植物でも「虫こぶ」は出来るようですが、“イスノキ”ほどに必ずというほどできる樹木は無いようです
「虫こぶ」の形は、寄生する虫によって変わるようです “イスノキコムネアブラムシ”という虫の寄生では、葉の面に多数の小型の突起状の「虫こぶ」ができ、“イスオオムネアブラムシ”の寄生では、丸く大きく膨らんだ「虫こぶ(→ひょんの実と呼ぶ)」が形成されるそうです
特に「ひょんの実」は、金柑大から桃の実大の大きさになり、成熟すると表面が硬くなって内部が空洞化します 幼虫が出たところの穴に唇をあて吹くと、ひょうひょう(=ひょんひょん)と音が出るので、「ひょんの実」と名づけられたのですが、「猿笛」とも言われます
園で見た“イスノキ”には、「ひょんの実」は出来ていませんでした 葉には直径5~10mmくらいの半球状で淡黄緑色をした多数の「虫こぶ」が見られました
この「虫こぶ」はタンニンが含まれるので、染料の材料として使われるそうです
尚材は国産材のなかでも、特に固い材料だとされ、釘さえも打ち込みにくいほどだそうです
このため建築、器具、楽器などに多く利用されてきており、昔は宮中や大奥に納められる櫛は“イスノキ”で作られたといわれています 薩摩(現鹿児島)の示現流で使う木刀は、“イスノキ”を使って作るのが決まりみたい(→ちょっとうそっぽい)です・・・示現流は『チェストー!!』の腹声と共に、相手の防御を諸共せず叩き割る刀法だと思っていましたから、ぴったりですね
“カマツカ”の真っ白い花
昨日に続いて・・・植物園で見つけた“カマツカ”の花です
“カマツカ”はバラ科で、各地の二次林に見られる落葉低木です 低木といっても、高さは5m、幹周りも10cm位までになるそうだから、中木(→こんな言葉はないかも)ですね
“カマツカ”の名は、材がとても硬くて折れにくく、鎌や鎚の柄に利用された事から付けられたそうです 別名で、“ウシコロシ”とも呼ばれるそうですが、この木の枝は柔軟でもあり、牛の鼻輪に使われたことによるそうです
“カマツカ”の枝は、長く伸びて葉が互生している「長枝」と、毎年ほとんど伸びずに、葉が3枚輪生状に付いている「短枝」で形成されます
“カマツカ”は光が十分当たる場所では、あまり枝を伸ばさず、毎年ほぼ同じ場所に葉を付けます そして勢いのよい枝では、葉はまばらに付いて、枝は短期間に長く伸びる性質があります
葉の形は、葉身が倒卵状長楕円形で、基部はくさび形、先は尖って、縁には細かく鋭い鋸歯があります
“カマツカ”の花は、新葉の展開する4月下旬から5月にかけて、短枝の先に複散房花序を出し白い花を10~20個位びっしり集まめて咲きます
“カマツカ”の花径は10~13mm程、花弁は丸形をし、この花弁が合わさっているつぼみもまん丸でなんとも可愛い表情です 雄しべは多数本(→数えてないけど20本らしい)あり、葯は最初は白くやがて茶黒くなるみたいです 雌しべの柱頭は3つに分かれ、基部には白い毛が密生しています
花には“蟻”(上画像)が、“ハナアブ”(下画像)が、双方夢中で蜜を取りに集まってきました
秋になると、“カマツカ”の果実は赤から橙色に熟し、とても綺麗に輝きます
“カマツカ”の花言葉は、「 真心 」、 「 愛嬌 」 です
“サワフタギ(沢蓋木)”に花が咲きました
先日群馬・高崎の植物園に行った折、“サワフタギ”の花が、咲き始めていました
まだ4~5分咲きといった所でしたが、この所の暖かさで満開になっているかもしれません
“サワフタギ(沢蓋木)”はハイノキ科ハイノキ属の落葉低木で、名前のように、細い山間渓流を上から覆うように生えているものを多く見られます 平野部では明るい二次林中のやや湿った場所に広く分布しているようです
樹高は5mほどになり、花は5~6月に本年枝の先に真っ白く咲きます 秋には、鮮やかな瑠璃色の果実 が生ります
黄緑色の若葉が吹き出し、白い花が競って咲き始めました “サワフタギ”の葉は生長するとつやがなく、縁には細鋸歯があります
この日は曇り空で少し蒸す感じでしたが、園内を歩いていて、気持ちはとてもさわやかでした
“サワフタギ”は、若枝の先に、円錐花序を密に付け、真っ白な花を咲かせます 花径は約1cm小・花冠は5つに深く裂け、雄しべは多数で、花冠よりも長く出ています 雌しべは1つです
花を眺めると、雄しべが糸状に長く伸びているので、まるでぼわーっとした羽毛のように見えます
そんなちょっと幻想的な花の中に、蜜を求めて、『ハナアブ』がやってきていました
“サワフタギ”の花言葉は、「 緊張感 」 です
花の咲く様子から云うと、とてもそぐわない感じです
“サワフタギ”の別名は“ニシゴリ”といい、漢字で「錦織木」と書きます
この名は、この木の灰を染料に用いたことに由来しているそうです
「錦」とは種々の色糸を用いて華麗な模様を織り出した織物の総称をいいますが、古来から「錦」はとても高価なもので、それを織り出すには様々の高等技術が必要であったと思われます
そんな高価なものの仕上げとして、“サワフタギ”を使って染色するのは「緊張感」一杯だったでしょう
“ミニダリア”の花が咲いていました
先日、産直の花棚で見かけた「ミニダリア」の花が、印象に残っています
“ダリア”は、キク科ダリア属の多年生草本植物の総称ですから、いろんな種類があるのでしょう
それにしても、“ダリア”は夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と色鮮やかな花色に咲くのが特徴ですから、まだ夏とは程遠い今の時期に花が見られるなんて・・・ しかも艶やかなイメージではなく、可愛いイメージに変身です
“ダリア”はメキシコが原産で、18世紀にメキシコからスペインにもたらされ、以来永い時間をかけて品種改良され、多種多様な花色・花容のものが作り出されてきたそうです 尚、日本には1842年(天保13年)、オランダ人によって入ってきたそうです
見かけた“ダリア”には品種の名前「ラベラ・ピッコロ」シリーズと書かれた名札が下がっていました
「ラベラ・ピッコロ」シリーズと名付けられたこの“ダリア”は、ドイツで育種された小型のダリアで、暑さに強く真夏にも開花するそうですから随分永く楽しめる品種です
おまけです
「ミニダリア」といえば、黒いダリヤ即ち、“銅葉ダリア” がこれから暑くなるとよく見かけるようになりますが、楽しみです
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