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これが、ウバユリ(姥百合)の老い姿だ

 先だって群馬・榛名湖に紅葉探索に行って来ました

その折湖畔で、沢山のウバユリが果実を生らしているのを見つけました

 周囲は紅葉し、足元の草は枯れてウバユリ のみが目立っていました

ウバユリは(姥百合)はユリ科ウバユリ属の多年草で、山地の森林に多く自生しています

草丈は50cm~1mほどになり、茎の上部に長さ12~17cmの緑白色のユリに似た花を横向きに数個つけます

葉はユリとは異って、大きく、長い葉柄があり、卵状楕円形(ハート形ともみえます)をしています

ウバユリの花は7~8月咲く夏の花と云えます

花被片は内側に3枚、外側に3枚あり、漏斗状となり、長さ不同の雄しべが6本あります

       紅葉の候、榛名湖湖畔で見つけたウバユリ達

ウバユリは「姥百合」と書き、名の由来は「開花時には葉がぼろぼろに朽ち果てて、老婆を連想させることによる」事といわれます

朽ち果てるとはちょっとオーバーな気がしますが、花の時期にすでに葉が痛み出しているので、「花盛りの時期に、すでに老女のおもむきである」ということでしょうか

果実が成熟した時期には、葉はほとんど朽ち果てます

果実の時期とは、人生で言えば、熟年と言えます

ウバユリは熟年を迎えて、歯(葉)が無くなってしまった「姥のようなユリ」と見ることもできます

花の後につく果実は円柱形をしたさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です

      紅葉林間に佇む 姥百合 です

 

果実は熟すと3裂し、各々に2個づつ種子を並べます

果皮裂片は格子状の繊維で繋がっています

中の種子には、全周に翼があり、長さ約1cm強です

     ウバユリの果実

ウバユリの 花言葉は、「 威厳 」、「 純潔 」、「 無垢 」 です

名前からは想像できない花言葉です

果実の裂開する様子はすごい力を感じます

姥だなんてとっても思えません

 

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長野・軽井沢の「星野温泉・トンボの湯」周辺の秋です

 先週の土曜日(10月26日)群馬側からR18号を北上し、「碓氷峠」を越えて、長野・軽井沢に行って来ました

「 碓氷峠」の中腹あたりから、紅葉  はぐっと深みを増してきていました 

「碓氷峠」は、群馬県安中市松井田と長野県北佐久郡軽井沢との境にある峠で、標高は約 960 m・信濃川水系と利根川水系とを分ける中央分水嶺です

700 万 〜 200 万年前には利根川水系の碓氷川上流地域で噴火活動があり、以後の溶岩噴出で碓氷峠付近は平地化しましたが、30 万 〜 20 万年前に霧積川(碓氷川に流れ込む)によって東部で侵食があり、急峻な地形が形成されました

現在の「碓氷峠」東部は直線距離で約 10 km の間に標高差が 500 m 以上に達する片勾配となっています・・・(➝群馬県側の麓・横川の標高 387 m に対し、長野県側の軽井沢は標高 939 m と峠 (960 m) との標高差が殆どない)

その為気象変化が激しく、気温差も横川と軽井沢では5度は違うようです

気象学的にも、碓氷峠は関東地方と中部地方の境界にあたります

長野・軽井沢はすっかり紅葉が始まっていました

峠を越え、軽井沢の西側の中軽井沢地区から「鬼押し出し」の方面に向かうべく、R146号に入り約1.5km北上すると、「星野温泉エリア」の標示があります

ここには「星野温泉ホテル」に併設されているリゾート気分満喫できる入浴施設「トンボの湯」があります

「トンボの湯」は、江戸時代から強酸性の草津温泉で湯治した後に肌を休ませる「仕上げの湯」とされ、秋に何百匹ものトンボが舞うので「トンボの湯」と名付けられたのだそうです

R146号を上りながら、「トンボの湯」周辺の秋を覗いてきました

トンボの舞う姿は見られなかったけど、真っ赤に色づいたモミジが一杯見られました

     「トンボの湯」周辺の紅葉  向かって奥:「トンボの湯」

 紅葉季節に「星野温泉エリア」を訪れる観光客は多いのですが、ここ「トンボの湯」もたくさんのお客でにぎわっていました

    紅葉の季節の星野温泉エリアの光景 :「トンボの湯」裏 ・・・幾組もの家族連れが、紅葉の下を散策していました

 星野温泉・「トンボの湯」の奥には軽井沢・野鳥の森があり、森の奥から流れ出している湯川の渓流と、谷を覆うような見事に紅く染まった紅葉は素晴らしかったです

    湯川の渓流 ・・・ この光景は日光竜頭の滝にちょっぴり似てないかな 

野鳥の森の足元にも、草々が紅葉して深秋を感じさせてくれました

落ち葉の中で、マムシ草の果実が、紅く熟していました

マムシ草は和名で、天南星(テンナンショウ)とも云います

山野の林の下などに自生する多年草草本で、茎は、多肉質・多汁で、大小2枚の葉をつけ、7~15枚の鳥足状の複葉です

茎頂に仏焔苞の緑か紫褐色の白條のある花をつけます

花の内側に肉穂花序があり、花軸の先端は棍棒様をしています

肉穂花序は、紅く果穂(果序)となり実を沢山つけます  ( 下  にアップしました )

 紅葉の元で、テンナンショウの紅い実が射し込む陽光で輝いていました

 

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群馬・榛名湖秋の周景・・・紅葉は今が見ごろです

先日(=10月26日)秋探索で、榛名湖周辺を走ってきました …と云っても 🚙 でです

土曜の午後で、木漏れ陽が紅葉から差し込み、明るくてらしていました

観光馬車が親子連れを乗せて、ポッカポッカと榛名湖周遊観光していました

    トテ馬車で、湖観光です  (➝湖畔一周1時間だそうです 4名~2500円)

     榛名湖湖畔マップ 

榛名湖湖畔から周囲の山々紅葉をレンズからお知らせします ・・・マップを見ながら見てくださいね

撮影時間は午後2時ごろです

 

   向かって正面:掃部ヶ岳                                     向かって左:鬢櫛山  右ちょっと顔を出しているのは、烏帽子ヶ岳

   「榛名富士」全容です

春の「榛名富士」 とは、また異なる美景です   

「湖畔の宿」の歌が、とても似合って聴こえました

  

   向かって右手前から、天目山、三峰山、相馬山                       湖畔紅葉越しで見えた相馬山 

榛名の山々は、秋たけなわになってきていました

 

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ブログスタートから丸八年です

今日は創刊記念日です ・・・創刊と云うのはおかしいかな

尚、今日は群馬県民の日だそうです 

とにかくブログ作りを始めて、丸8年経ちました

我ながら毎年よく続いているなと思い、自分をほめてはもう少し頑張ろうと激励しています

とは言えすぐ疲れて、最近は休みが多くなりました  

内容は浅いのだから「マメに書くことを継続する」を目標にしてたのに、休みが多いのは駄目じゃないかと反省しきりです

厚顔無恥を地で行くようで、恥ずかしい限りですが、どうせ化けの皮は剥げちゃったのだから、ボケ防止の為にも日記代わりにもう少し続けてみようかなと最近は思っています

これって開き直りかな!?   

まぁ! いいっか!!    


 

先だって紅葉  探索に、浅間・鬼押しを経て、八ッ場ダム、榛名富士 と廻ってきました

「八ッ場ダム(やんばダム)」は利根川の主要な支流である吾妻川中流部(➝吾妻渓谷は紅葉名所です)、群馬県吾妻郡長野原町川原湯地先に建設が進められている多目的ダムです

ダムは2015年(平成27年)度の完成予定だったが、没ダム見直しによる工事停止で2020年(平成32年)完成に延長されています

工事は進行し、要所の道路も着々と完成し、新観光地として拓けようとしていました

「八ッ場ダム」の建設は幾多の難問処理の変遷を経て現状に至っているが、吾妻渓谷の紅葉の美しさをしる人にとっては悩ましい感じがします

    「八ッ場ダム」の建設事務所のあった付近にできた「道の駅・八ッ場ふるさと館」

  

道の駅は随分賑わっていました

混みすぎて私には落ち着きません

「八ッ場ダム」界隈はまた来てみよう

「榛名富士」に向かって一目散   

   榛名湖に浮かぶような「榛名富士」景 ・・・湖畔の宿  を流しながら進む白鳥号

すっかり紅葉開始でした

でもまだまだ・・・です

ゆっくりまた来てみよう

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浅間・鬼押しの紅葉を見てきました

 二三日前思い立って近隣の紅葉探索をしてきました

R18号を碓氷峠を越えて軽井沢に入り、浅間鬼押し園にやってきました

久しぶりに群馬側の浅間・鬼押しの紅葉です

浅間・鬼押し出しとは、1783年(天明3年)におきた浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩で、膨大な量の溶岩が風化した結果形成された奇勝地です

浅間山は安山岩質の標高2,568mの複合火山で、円錐型をし、世界でも有数の活火山として知られています

 駐車場は沢山の観光客がやってきていました

     鬼押し出し園駐車場から見た浅間山   (向かって右:浅間隠し山 ・・・浅間山頂火口に噴煙が見えます)

 

   鬼押し出し園外容 (向かって右:レストラン)       ハイウェーから見た鬼押し出し園 (後方:四阿山?)            

 

鬼押し出し園には、浅間山噴火の犠牲者を弔う目的で、1958年に勧請され、東京上野の寛永寺の別院である浅間山観音堂が設置されています

上の画像で、観音堂が見えます

 ハイウェーから見た浅間山山容です   

紅葉は、8~9分と云ったところでしょうか!?

ヤクシソウ の向こうに、浅間が見えます  ・・・ ヤクシソウだと思うのだけど…?

 

浅間は今が見ごろです

キノコもイグチが少しだけど、採れました    

 

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コリウスの花を見てみました

寒さが増してきました

夏の終わり頃から咲き始めたコリウスの花が枯れが少し混じってきました

花屋さんの花棚で咲いていたコリウスをいくつか撮ってあったので見てください

コリウスは熱帯・亜熱帯アジア、オーストラリアなどに100種以上が知られていますが、現在栽培されているものは人の手によって改良された園芸品種で、大元となったのはその中でも1~数種の野生種だそうです

本来は毎年育つ多年草ですが、寒さで枯れてしまうことが多く、一年草として扱ってもおかしくないほどです

コリウスの特徴は、なんといっても赤や黄色、紫など様々な色彩と模様が織りなす美しい葉にあります

和名では「キンランジソ(金襴紫蘇)」や別名の「ニシキジソ(錦紫蘇)」とよび、まさに名は体を表すといった感じがします

夏~秋にかけて茎の頂点から花茎を長く伸ばして小さな花を穂状に咲かせます

花が咲くと株が弱り葉の美しさは落ちてしまうので、葉の鑑賞を永くするには、花穂は小まめに摘み取る事が必要です

花色は白地でうっすらと青色が入り、葉のような派手さはありませんが、よく見れば小さいながらとても情緒ある綺麗な花です

     伸びた花茎から、生りさがるように咲くコリウスの花 

コリウスの名前は、ギリシア語のkoleos( 鞘もしくは管)に由来し、雄しべ同士がつけ根でくっついて鞘状になる姿に因んでいるようです

コリウスの葉がとても綺麗で目立っているため、コリウスの花がどんな花か知っているという人は、かなりの花通と云えそうです

    コリウスの花姿

  

コリウスの花言葉は、

   「 善良な家風 」、「 家風 」、「 恋の終わり 」、「 かなわぬ恋 」、「 絶望の恋 」、「 恋の望み 」  です

コリウスの品種は、繁殖の仕方で、「栄養系」と「実生系」の二つに分けられているそうです

「実生系」と云うのは種子をまいて増やす方法のことで、「栄養系」と云うのは、根・茎・葉っぱなどの栄養機関から繁殖させる方法(挿し木)のことなんだそうです

花言葉は、どちらのコリウスについたものなのでしょう

画像ブレしたコリウスの花を見てください     

花言葉の「絶望の恋」とはいかなるものなのかわかりませんが、こんなコリウスの花姿かなと思います

 

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今日は、「霜降」です ・・・柏葉アジサイが紅くなりました

今朝は雨も降ったせいか寒かったです

テレビのお天気情報によると、青森は初霜、初氷だそうです

二十四節季では、「寒露」から数えて15日目頃を「霜降」といい、今年は今日(23日)が「霜降」です

「霜降」とは、露が冷気によって霜となって降り始めるころをいい、カエデや蔦が本格的に紅葉を始める頃と云えます

今日から二週間後は、「立冬」で、「霜降」の始まりから「立冬」までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶようです

 朝晩の冷え込みがきびしくなってきたし、日がぐっと短くなったなと思っていましたから、今日は「霜降」と知ると、秋が一段と深まってきたのを改めて実感しました

 この辺りでも、初霜はまもなく降るのでしょうか!?

マイ庭の柏葉アジサイが、気付くと真っ赤に紅葉していました

 今年は実にいい色に紅葉しました

夏の日焼けも少なく、透かして見ると、紅さが空けるようです

 

これから本当に霜がおりるころには、もっと赤味が増すかなと楽しみです

  薀蓄(うんちく)です

二十四節気とは、中国の戦国時代の頃に太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の1つで、1年を12の「中気」と12の「節気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられていることをいいます

日本では、江戸時代の頃から日本の気候や時期もあるので、「雑節」と呼ばれる季節区分を補足して使われています

「雑節」とは、二十四節気のほかに土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの季節区分を言うそうです・・・日本の旧暦です

 

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パンジーが沢山温室で育っていました

 今朝の早朝のウォーキングは、コースを変えて見ました

しばらく来なかったせいもあり初めてみる風景にぶつかり、今朝はびっくりしました

沢山のパンジーが、花開いてびっしりです

以前から温室があるのは知っていましたが、こんなに沢山のパンジーが育っていたとは知りませんでした

これから出荷なのでしょうか!?

色とりどりのパンジーが綺麗にポットに納まり、 勢ぞろいといったところです

パンジーはスミレ科スミレ属の小型の園芸植物の一種で、ヨーロッパに分布する数種のスミレ類を掛け合わせてできた園芸植物です

通称、サンシキスミレと呼ばれています

    温室前に並んだ沢山のパンジー

見ての通り、パンジーは花の大きさ・色・咲き方がとてもバラエティーに富んでいます

品種は数千あるとも云われ、単色の他、きれいに2色に咲き分けるもの、花の中心に「ブロッチ」と呼ばれる目が入るもの、様々な色の混じりあったもの、縁取りが入るもの、更には花びらのフチが大きくフリルのように波打つものとユニークな品種もあります

パンジーが日本に入ってきたのは江戸時代末の1864年頃とされています

当時は、遊蝶花とか、胡蝶草などと呼ばれており、パンジ―として、一般に栽培されるようになったのは戦後からだそうです

それにしても実に沢山のパンジーがありますが、どうやって育てたのかなと調べてみました

受け売りで書きますと…

パンジーなどスミレの仲間は、秋まきの草花の中では比較的発芽適温が低いので、10月に入ってから播かないとよく発芽しないのだそうです

年内に開花させたい場合は、冷蔵庫の野菜室に保管しておき、8月末に浅鉢に丁寧に播き、風通しの良い日陰において管理します

お彼岸頃までは病気が出やすいので、なるべく涼しい日陰に置き、本葉が出てきたら一度仮植えし、10月に定植すると、11月中旬頃から花を愉しむことができるというわけです

一年手塩をかけて育ててきたのですね

パンジーの名前は、フランス語の「パンセ(=物思い、思想の意)」に由来し、花の咲いている姿が人間の顔に似て「物思い」にふけっているように見えるところから名付けられました

この由来のため、パンジーは自由思想のシンボルとして見られています

その一方で、英語の「pansy」は女みたいな男、女々しい男、転じて男らしくない、勇気がないという意味で、男性を侮辱するときの呼称としても使われています

    早朝に咲くパンジー一色の世界です

パンジーの 花言葉は、

    「 純愛 」、「 物思いにふける 」、「 思索 」、「 思想 」、「 楽しい思い 」、「 私を思って下さい 」、「 遠慮 」  です

パンジーは、女々しいだなんて思わず、愛の花だと思っていいようです

尚、シェークスピアの「真夏の夜の夢」の中に、パンジーが登場します

眠る前、パンジーの花汁を目にたらすと、寝覚めて最初に見た男性を好きになるという話で、これによって、パンジーの花を身につけていると、異性の愛情が得られるといわれています

 

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フジバカマを早朝に見る

このところ早朝ウォーキングを休み気味でした

メタボ対策で始めて2年、今夏の初めまで頑張っていたのが、歩き  をやめて、畑仕事で代用してました

秋になって、またウォーキングを始めようと思ったのですが、なかなか切り替えがうまくいきません

一大決心で今月初めから歩きを励行中です

昨日の朝、久しぶりの畑中道コースを歩いたら、朝日を浴びて、フジバカマが咲いているのを見つけました

    早朝のフジバカマ   ( 稲穂が黄色くなり始めています・手前の畑は毎年麦がでるのですが…)

フジバカマ(藤袴)はキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物で、秋の七草の1つです

万葉の時代から親しまれており、「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」(万葉集・巻八 1538)はよく知られる歌です

藤袴」(ふじばかま)と云えば、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつです

この巻名は夕霧が詠んだ和歌・「 同じ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かことばかりも 」 に因んでいます

尚この歌は光源氏の「 道のはてなる(東路(あづまぢ)の道のはてなる常陸帯(ひたちおび)のかごとばかりも逢はんとぞ思ふ)」と恋慕の歌です

「たづぬるに遥(はる)けき野辺(のべ)の露ならばうす紫やかごとならまし」は玉鬘(たまかずら)の返歌です

フジバカマの 花言葉は、「 ためらい 」、「 遅延 」、「 思いやり 」、「 あの日を思い出す 」、「 優しい思い出 」  です

 

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群馬・伊香保温泉の初秋堪能

 先日榛名の山に駆け上がって秋を見ての帰り、群馬「伊香保温泉」の秋を覗いてきました

榛名山中腹にある「伊香保温泉」は「草津温泉」と並んで群馬県を代表する名湯で、群馬の郷土かるたの「上毛かるた」では、「伊香保温泉日本の名湯」と歌われています

「伊香保温泉」の発見は、1900年前とも1300年前とも言われ、万葉集にもその名が登場しています

現在の温泉街が形成されたのは戦国時代で、長篠の戦いで負傷した武田兵の療養場所として、武田勝頼が当時上州を支配していた真田昌幸に命じ整備され、温泉街名物の石段もこのとき造られたと云われています

そんな往時を偲ぶ風景があっちこっちに見られます

「伊香保温泉」には、明治時代以降、竹久夢二、徳富蘆花、夏目漱石、萩原朔太郎、野口雨情など文人が多く訪れ、文豪達がひいきにした老舗旅館も現存しています

文豪たちの愛したのは、榛名に抱かれた伊香保の湯の泉質とその自然の豊かさにあったといえそうです

伊香保温泉の湯元源泉を見ようと、伊香保神社奥へ車  を廻しました

 「伊香保温泉」の湯元付近にある紅色の太鼓橋・「河鹿橋」は、毎年春は深緑、秋になると紅葉が楽しめる名所となっています

10月下旬になると、紅葉に併せライトアップされ、「伊香保温泉」の観光スポットになっています

 

       「河鹿橋」初秋  ( 撮影10月18日 )  

「河鹿橋」周辺はいくらか紅葉が始まってきていますが、これからが本格的な秋の訪れのようです

「河鹿橋」を渡り、湯元源泉を訪ねました  

       湯元源泉に向かう坂道  ( 向かって左 飲泉所 )

 

     坂道の石垣の袂には、ホトトギスが、沢山咲いていました

ホトトギスはユリの仲間、開花は8月末から11月の中頃までの秋の花で、日陰で多く見られます

花の斑点模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからこの名になったそうです

但し漢字で書くと「杜鵑」と書き、鳥のホトトギスは「不如帰」と書きます・・・徳富蘆花の「武雄と浪子の愛の物語」は『不如帰』ですが、咲く花のイメージも重なって見えます

ホトトギスの 花言葉は、「 秘めた意志 」 です

       「伊香保温泉飲泉所」 です    ( 向かって左:万葉歌碑 奥:飲泉所 )

     万葉歌碑 ( 上毛野 伊香保の沼に 植ゑ小水葱(こなぎ) かく恋ひむとや 種求めけむ 巻14-3415 作者未詳 )

 

歌の直訳は、『上毛野の伊香保の沼に植えた子水葱の成長するのが、こんなに待ち遠しくてたまらないのなら、いっそのこと子水葱など植えるのではなかった』

意を解するなら、『今の苦しみの元になっている恋焦がれの種など、始めから求めるのではなかった・・・なんと苦しい事だろう』ということなのでしょうか

尚、「伊香保の沼」とは、一般的に榛名山上の榛名湖をさすとされているそうです

    飲泉所内の様子  (向かって左から温泉、右:冷たい湧き水)

絶え間なく流れる出る温泉を、若い二人が飲み交わしているのが見られました 

但し味は鉄分多くとても多くは飲めませんね

 飲泉所を上がった奥には、「伊香保温泉」湯元源泉があります

    湯元源泉   (2号源泉)                      源泉・露天風呂  (料金450円)

 

 まだ緑多いけど、充分秋を感じた日となりました

 

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初秋の群馬・榛名山・・・秋情報です

ここ数日一気に朝晩冷え込む日になってきています

数日前、テレビで群馬の紅葉  情報を聴き、各地の紅葉が、始まったと聞きました

昨日、(群馬)榛名の山に、秋見たさに、車  で上がってきました 

情報通り、榛名全体の  はまだ少しですが、榛名・沼の原はすっかり秋の装いを見せ始めていました

    沼の原から見た「榛名富士」正景・・・富士の山肌は、やや色づき始めています  

ススキの穂がたなびき、榛名・沼の原は秋が深まろうとしていました

沼の原からの「榛名富士」は、何時に増して大きく見えました  ( 上   画像 ) 

    「榛名富士」の山腹近くで、マユミの樹が実をつけているのが見えました ・・・  アップ 成功!!  

 " マユミの葉はまだ紅葉はしていないようですが、果実は色づき割れてきているように見えます

山頂のケーブル駅には何となく人の動きが見えました  ( 上画像 向かって右上建物が山頂駅です )

    榛名・沼の原のススキの草紅葉です ・・・向かって正面奥は、榛名山系の一つ「掃部ヶ岳」です

 沼の原・足元は、すっかり色づき秋の装いでした 

 ススキが生い茂る中に、色づいた多くの山野草が見えました

上の画像で、紅葉しているのはトウダイグサだと思えます

中央の種子は、ノアザミかなと思います

「沼の原」での花はほとんど咲いていませんでしたが、マツムシソウとヤマラッキョウの花は秋を迎えていました

柔らかい日差しに咲くマツムシソウをご覧ください   

 

マツムシソウ(松虫草)は、マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草で、「マツムシ(スズムシ)」が鳴くころに咲くことが和名の由来だそうで、開花時期は、8~10月・秋を感じさせる花ですね

マツムシソウの 花言葉は、「 不幸な恋 」、「 わたしはすべてを失った 」、「 風情 」、「 健気 」 です

木道の足元で、ススキの株もとで咲くヤマラッキョウの花を見つけました  

 

ヤマラッキョウ(山辣韮)は、山地や湿原など比較的湿潤な草原に生育するネギ属の多年草です

草丈は30~50cmになり、初夏から中空の花茎を伸ばし、茎頂に9~11月にかけて紅紫色の球状花序をつけます

花の1つ1つは、雄しべが長く突き出し、花弁(合花弁)は6枚です

ヤマラッキョウの 花言葉は、「 つつましいあなた 」  です

榛名は秋がどんどん深まっていました

 

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かっては秋の代表花とされていたアキノキリンソウ

昨日に続いて・・・

ヤクシソウが咲いていた松林には、 花色が同じ黄色のアキノキリンソウが咲いていました

 アキノキリンソウ(=秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草で、山地や丘陵部の日当たりのよい場所によく見られます

かつては、里山の森林のあっちこっちでごく普通に見られ、秋草の代表の様に紹介されていましたが、最近は見かける事が少なくなりました

キリンソウの名は、花がきれいなので、ベンケイソウ科のキリンソウにたとえたようですが、そんなに似ているでしょうか!?

花が泡立つように咲くことから別名をアワダチソウとも呼ばれています

泡立つ様子は、小さな花が多数集まって咲く姿が、酒をつくる時の泡立つ様を連想させると名付けたそうですが、…この感じもよくわからないな

アレルギーの原因として悪名高い セイタカアワダチソウと同じ仲間ですが、アキノキリンソウは 薬用や食用になり、アレルギーとは無縁です

    松の樹の根元で咲く アキノキリンソウ   ( 近くで「イグチ」が採れました   )

アキノキリンソウの草丈は70~80cm程度となり、葉は互生し、8~11月に総状の黄色い花を多数つけます

茎の下部の葉は翼を伴った柄があり、葉の先端がとがる楕円形をしています

茎の上部では披針状をしています

枝の上部に黄色の花が総状にたくさんつき、花冠は黄色で径は1.5cmほど・ 1つ1つの花は舌状花4枚から6枚が一列に並び、真ん中に筒状花があります

 総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は狭い鐘形で、総苞片は4列に並んでいます

 内側の筒状花が結実します

    泡立ち草 … イメージ通りかな                    アキノキリンソウ アップ …ちょっと呆けちゃって 
 
  
 
  10月19日の誕生花は、 アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
 
  花言葉は、「 強い心 」、「 安心 」、「 幸せな人 」
 
アキノキリンソウの花姿は、秋に似合った風情でした・・・そばにキノコも生えていました 
 
 
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ヤクシソウ(薬師草)が、輝いていました

 昨日に続いて・・・榛名山麓の松林の中で見つけた秋情報です

草丈40~50cm・黄色く花を咲かせているヤクシソウを見つけました

 先の台風18号が過ぎた後で、周囲の野草は雨風にたたかれうなだれ気味の様子でしたが、ヤクシソウはパッチリ!!顔を上げているかのように花開いていました

 ヤクシソウ(=薬師草)は、キク科オニタビラコ属の二年草で、日本全国の山野で見られます

和名の由来は、不明であるとする説、葉の形が「薬師如来」の光背に似ているとする説、かつて薬草(民間薬として皮膚の腫れものに外用)に使われたことによるとする説があります

中国名で「苦菜」といい、若菜は食用になります

草丈は30cm~1.2mほど・しっかりした感じの茎は赤紫色を帯び、茎葉は基部が張り出して茎を抱くように互生しています

葉は長さ5~10cm、幅2~5cmの長楕円形~倒卵形で、縁に粗い鋸歯があります

葉裏はやや白っぽく見えます

ヤクシソウの花期は9月~11月・枝の上部に直径1.5 cmほどの黄色い花を固まって咲かせます

花は上向きに開き、花が終わるとうなだれるように下向きになります

花びらのようなのは舌状花で、真ん中のしべのように見える褐色の棒は、筒状花です・・・舌状花と筒状花の数は数えてみると同数のようで、何か理由があるのでしょうね

総苞は黒っぽい緑で長さ7~9mmの円筒形をしています

ヤクシソウの 花言葉は、「 賑やか 」   です

ヤクシソウを詠った歌を見つけました

     『 素朴なる 黄色ひろげる ヤクシソウ 秋深む野を にぎやかにして 』   ( 鳥海 昭子 )

 冬を目前にして、だんだん寂しくなってきた野をヤクシソウの 黄色が輝いて、まるで花ことばのように「にぎやか」にしてくれていました

 

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シラヤマギクだと思うけど!?・・・ヤマシロギクかな!?・・・いやシロヨメナかも

先日、榛名山麓をまた走ってきました   

この頃、榛名の山がとても好きになって秋を見たくなっての行動です

秋咲く野辺の花が幾つか見かけました

キノコを探しながらの松林の中で、野菊のような花が咲いていたのを、パチリ!!  しました   

この花そっくりさんは沢山あり、素人の私にはなかなか区別がつきませんが、シラヤマギク(別名ムコナ) ではないかなと思っています

よく似ているのは、ヤマシロギク(山白菊)、カントウヨメナ(関東嫁菜)、シロヨメナ(白嫁菜)とです

どれもキク科シオン属ですから、似ているのは当たり前で、判別は葉をよく観察するしかないようです

ネットで大雑把な判別法を探した結果、シロヨメナの葉は互生し葉先は尖り3本の葉脈があります

ヤマシロギクの葉の形は他より小ぶりで、先端が丸味を帯びているのに対し、シラヤマギクの葉は互生せず基部の葉が大きく先が尖っているといいます

もっともらしい簡別法ですが、これだけでは区別がよくできませんね

   シラヤマギクだと思うのです ・・・ 葉が互生してないのを、決め手にしたのですが… 

シラヤマギクの葉は、下部の葉には狭い翼のある長い葉柄があり、心形(?)で先は尖って縁に粗い鋸歯があります…形違うかな!?

上部の葉ほど小さくなっています

多年草で、草丈60cmくらい、8~11月に開花します

 シラヤマギクの花は舌状花と中心部の筒状花からなり、舌状花の数が少なく花弁が歯抜けのように見えます

 花をアップしました

舌状花の花びらが抜けているのが、特徴です

面倒になり、ひとからげにして、「野菊」と総じて呼べばいいじゃないかと最近思っていますが、これは歳のせいかなと反省しました

 

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ダリアの花が盛りです

二三日前、買い物目的で、産直を巡ろうと群馬北域の中之条の方面に行って来ました  

 榛名山麓を北方に下り、中之条を通って、四万に向かう途中の道端で、沢山のダリアが咲いているのを見つけました

あまりに綺麗なので、車を停めパチリ!!してきました   

農家の庭先続きの畑の縁に、ダリアは植えられていました

通りがかりの人にも楽しませようとの、作り手のやさしさでしょうか!? 

 

 ダリアは、キク科ダリア属の多年生で、草本植物の総称をいいます

18世紀にメキシコからスペインにもたらされて以来、長い間をかけて品種改良が行われ、多種多様な、花色、花容の品種が作り出されてきたとされています

変異を起こしやすい植物であるらしく、園芸植物の中でも突出した品種数で数万種もあるようです

日本には天保12年(1841年)、オランダ船によってもたらされたとされます

当時はテンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれ栽培され、明治も中頃を過ぎた頃には一般でも盛んに栽培されるようになったそうです

 花は夏から秋にかけて咲き、大きな花輪と色鮮やかな花色が特徴です

見かけたダリアも色鮮やかでした   

 

 あまりに品種の多い事もあり、名前を調べてみたけど、ちんぷんかんぷんでした

 黄色の一重のダリアです     ( 後ろの落葉樹は桜のようで、紅葉が始まり始めていました)

    黄色の大きなダリアです ・・・  刈り取られ干した稲束の横で咲くダリア 

 

 ダリアの 花言葉は、「 エレガント 」、「 華麗 」、「 気品 」、「 移り気 」、「 不安定 」   です

真逆の花言葉を持ったダリアです

「移り気」、「不安定」は、一説にダリアの花がフランス革命後の不安定な情勢の中で流行したことに由来しているようです

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