日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“ママコナ” → “飯子菜”が、咲くのを見かけました
群馬・榛名山の「沼の原」高原を散策していて、以前見かけなかった植物を幾つか見つけました 植物について然程によく知っている訳ではないので、私だけがそう感じているのかもしれませんが、「沼の原」は年々変化しているのかも知れません
今回訪れた榛名・「沼の原」では、初めて見たのですが、“ママコナ(飯子菜)”と思しき花が咲いていました
“ママコナ”はゴマノハグサ科の一年草で、日本各地のやせた乾き気味の山地の林下に自生する半寄生植物です (参考 : 寄生植物とは、他の植物に寄生し栄養分を吸収して生育する植物の総称で葉緑素を持ちませんが、半寄生植物は葉緑素を持って光合成で炭水化物を作ることが出来ます)
“ママコナ”は茎の高さ・20~50cmになり、葉は対生に生え、枝を分けながら枝先に刺状の鋸歯のある苞ができつけ根に紅紫色の花を一個づつ多数つけます 花期は7~9月です
“ママコナ”の花は片側だけにつき、長い筒型で、花冠の下部の唇形の中に、米粒が二つ並んでいるように盛り上がっています この白い斑紋をご飯粒に見立てて、「ママコ(飯子)」と呼ぶようになったと思われます
似た花に“ミヤマママコナ”がありますが、花の根元にある葉のギザギザの有無が見分けのポイントで
、“ママコナ”はギザギザがあります
“ママコナ”の花言葉は、 「 かいかぶり 」、 「 援助 」 ですが、分らない花言葉です
榛名・沼の原の花達(“コウリンカ”・“シロヤマギク”・“マツムシソウ”・・・)
昨日に続いて・・・榛名・沼の原「ユウスゲの道」をデジカメ 片手に、花達を愛でました 霧が時に流れ、薄く辺りの山を隠しながら、花の咲き方を誘ってくれました
正面奥向うの山は「相馬山」です 向って右は “シラヤマギク” 、正面は “コウリンカ” です
「沼の原」湿原は今、 “マツムシソウ” が盛りでした 霧の中で、虫達が“マツムシソウ”の吸蜜に大忙しです
「ユウスゲの道」の所々に、 “シロヤマギク(別名:ムコナ)” がみられました
ゆっくりと霧が吹き抜け流れる中で、 “コオニユリ” が、ススキの葉に囲まれて一輪咲いていました
毎年「沼の原」を訪れますが、今年の「沼の原」は少し花達の姿が減っているように思われました 私の思い違いである事を願っています
榛名・「沼の原」の麗人花・・・“ユウスゲ”の花が咲きました
8月も気がつくと下旬こなり、猛暑が少し遠のいて、涼しい日が続くようになってきたように思います
先日群馬・榛名山の「沼の原」に、 “ユウスゲ” が咲いているのでは…と、行って来ました
この日は曇った日 で、「伊香保温泉」から急坂の曲がりくねった道を上がるにつれ、うっすらと流れていた白い霧が次第に濃くなって…、これは“ユウスゲ”は見れないかな~と思いながらの運転 でした
でも頂上高原の「沼の原」に着いた時、霧は然程濃くなく、却って幻想的な世界を作り出していました
“ユウスゲ”の花は夕方に開き、翌日の午前中には萎んでしまうはかなげな花ですが、霧のお陰でまだ萎まずに、優しい面持ちで迎えてくれました 花の咲く様子は、葉のあいだから花茎を伸ばし、先端で2叉状に分枝して淡黄色の花を咲かせます
画像向って右手・紫の花は、“マツムシソウ”です
霧がゆっくり流れる中、「ユウスゲの道」と名づけられた散策路の叢で、“ユウスゲ”の淡い黄色の5弁の花びらを拡げて咲く姿はとても清々しくみえました
“夕萓(ゆうすげ)”の花言葉は、「 麗しき姿 」 ですが、霧の中で咲いている姿をみれば納得でした
ふと大正ロマン派の画家・詩人「竹下夢二」が描いた、楚々とした麗人の憂いの満ちた面影が連想されました
「夢二」は榛名が好きで、榛名湖畔のアトリエで画かれた作品も多いようです そのイメージは、“ユウスゲ”の花姿がきっとダブっていたのではないでしょうか
“ゴマ(胡麻)”の花が今綺麗です
今年はどういう訳か “ゴマ” があっちこっちの畑で、植えられているのを見かけます 先日買い物に出かけたスーパー駐車場横で、ずらーっと行儀よく植えられた“ゴマ”に、花が一杯咲いているのを見つけました
“ゴマ(胡麻)”の起源はアフリカサバンナ地帯といわれ、ナイル河流域で5000年以上前から栽培されてきたといわれ、日本では縄文時代の遺跡からの出土した記録があるといわれています
そんな途轍もない程昔から人類と付き合って来た主食以外の植物としては、“ゴマ”以外にはあまりありません それは”旱魃(かんばつ)に“胡麻”の不作なし”と言われるほど、“ゴマ”が高温の気候やカンカン照りに強く、水分がなくてもよく育ち、更には収穫した実の保存性が優れているからだと思われます
今年あっちこっちで栽培されているのは、3・11の東日本大震災による教訓からでしょうか!?
草丈は約1~1.5mになり、葉腋に薄い紫色 の花をつけます・・・白い花もあるそうで、白花“ゴマ”は「白ゴマ」が、薄紫の花には「黒ゴマ」が出来るそうです
“ゴマ”の花の花冠は筒型で、先端が外側めくれ、更によく見ると少し5つに割れているように見えます
アップしてみると、雨上がりで花弁の縁に残った水滴がキラキラして、優しい色合いがとても似合ってみえます
“ゴマ”の花は下から上に向って下向きに咲いていき、茎の下の方から細長い果実ができます 食用になるのは中の種子ですが、果実を食べるのでなく小さな種を食べるのを発見したのは面白く思えます・・・何せ小さな粒に栄養源がギューッと詰まっており、「食べる丸薬」と中国では呼ぶそうですが、言い得て妙ですね
こんな役立つ“ゴマ”なのに、「ゴマをする」・「ごまかす」などと喩えのよくない印象があるのは何故なのでしょう!?
“ゴマ”の花言葉は、「 いたわり 」、 「 思いやり 」 らしいのですが、はっきりはしていません
林縁の「カタツムリ」・・・最近よく見かけます
今年は天候が急変しやすく不安定な日が続くような気がします 気圧の張り出しがかわりやすいのは気流の流れが速いのでしょうか
天候変化とは関係無いと思いますが、最近あまり見る事が少なかった「カタツムリ」をよく見かけます 「カタツムリ」の繁殖と天候は関係あるのでしょうか!?
先日雨上がりの郊外を散策した折、道路横で何匹もの 「カタツムリ」 がゆっくり歩いて(?)いるのを見つけました 「カタツムリ」は国内だけでも数百に及ぶ種類がいるのだそうですが、一束一からげでしか私には見分けがつきません
コンクリートの上を下にたまった落ち葉めがけて、ゆっくり歩いています・・・カタツムリの歩行は歩くでいいのかな 今日の食事はどうやらクヌギの落ち葉みたいです
どんな顔して歩いているのかと近づいてアップしたら、私を察知して、ちょっと目玉(?)を引っ込めちゃいました・・・脅かしてごめん!!
先日、カタツムリは雌雄同体であるので、子孫を残すのにはどうするのかと思い調べてみました
雌雄同体という事は一つの体の中で、精子を作りだす器官と受精する器官があるのですが、交尾した両方が互いに精子をやりとりし、両方が産卵するのだそうです
こうした生殖行為は、移動範囲が狭く互いに出会いの機会が少ないだろうと思える「カタツムリ」ですから、より多くの子孫を残す戦略なのでしょうね!! 尚観察報告によると交尾には2~3時間ぐらいかかり、3~4週間たつと産卵が始まるといいます 鳥類と違って、なんか悠久な感じがとても好もしく感じます
道横の草叢で、大きな「カタツムリ」が“カラスウリ”のつるを伝っていました 目一杯体をのばしゆっくりゆっくり、とてもゆっくり進んでいました・・・目一杯伸びた体は10cmくらいありそうな大きさでした
そうそう・・・別な「カタツムリ」同士がであったとき、交尾はしないのだそうですが、種の保存とはシビアーですね
「カタツムリ」の背負ってるからは殻はなんとも不思議な物体です
貝の仲間ですから、殻の中に閉じこもる事によって身を守る目的ですが、海と違って固く重い殻は活動の妨げになる為、構造が変わってきているようです 殻の表面は石灰質の殻皮で覆われ、これはゴミや汚れを洗いやすくしています また殻皮は彩色され、これが保護色の役目も合わせ持っています
「カタツムリ」の殻をヒントに、防汚効果のある建物の外壁などが開発されているそうですが、それを知ってとても面白く感じてます
ブッドレア = フジウツギ = バタフライブッシュ
先だって近所の花屋さんで見かけた紫色した穂状の花ですが、地面にじかにポットで置かれ、花の周りには虫達が飛び回っています
色々な花が置かれているのに、この花めがけて虫達が集まるのは、余ほど美味しい蜜があるのでしょう
花の名前は、“ブッドレア”といい、花にかおりと豊富な蜜があり虫が集まるので、英語では“バタフライブッシュ(蝶を呼ぶ樹)”と呼ばれています
“ブッドレア”はフジウツギ科の耐寒性落葉低木で、原産地は中国です 落葉樹ですが、暖地では半常緑のようです
“ブッドレア”の葉はやや細長く被針形をして対生し、新芽は白い毛が目立ち白っぽく見えるそうです 株は株立ち状になり横に広がっています 葉や枝、根皮に、殺虫、解毒、打撲傷の薬効がある成分が含まれており薬用にされているそうです
“ブッドレア”は穂状に沢山の小さな花を房束になって咲きます 花期は7~9月で、花色は濃麗(いや濃艶?)な濃い紫から、ピンク、黄色、清楚な白と豊富です
各小花は、高杯形の花冠で花先は4裂しています 香りは芳しい感じで、“ライラック”に似た感じがするので、英語の別名でも“サマーライラック”の名があるそうです・・・でも“バタフライブッシュ”の方が合ってるかも‥
“ブッドレア”の花言葉は、 「 私を忘れないで 」、 「 魅力 」、 「 信仰心 」 です
林縁のつる花達 → “カラスウリ” & “ヘクソカズラ”
先週までは、ずっと熱暑と思える程の暑さが続いていたのに、ここになって雨が降って急に気温が下がった日が数日続きました
まずもって、暑い暑いと言っていたのに、雨と共に寒いかなとも思える涼しさが続くと、あの暑さが恋しくなるのは一体どういう気まぐれ心なのでしょう
先日暑さの続いていた最後の日、その夜強い雨が降りました その翌日雨の止んだ公園の林間で、つるを伸ばして花を咲かせている山野草・二つ見つけました
手前の白い花は、 “カラスウリ” です 奥の白赤の小花は、 “ヘクソカズラ” です 周囲の緑の波間から、浮き上げって咲いています
“カラスウリ”の花は、波間に広げたであろう網をすっかり回収し、花弁を閉じていました 雨に打たれた白い花弁は、やわらかに花芯を包み隠すように見えます
“ヘクソカズラ”の花が強かった雨に負けずに、“根性(=これ私の造花言葉です)”見せてます
自然にはどんなものにもドラマが潜んでいるのだと思うと、実にドキドキ感を覚えます
埼玉・長瀞の「宝登山神社」・・・緑一杯・蝉時雨を味わいました
暑い日が続いており、やっと二三日前から涼しくなりちょっと息抜き出来る感じです “ロウバイ”の季節ではないけど、緑豊かな秩父の山を見たくなり、「秩父ミューズパーク」で、“サルスベリ”を見た帰り、今度こそはと長瀞にある「宝登山神社」に寄って来ました
毎年春先は、 宝登山の“ロウバイ”の花 の見事さが、話題になります 今年も春先2月に見に来ましたが、つい車 の停める関係から神社には停まらず、お参りもせずに帰ってきていました
訪ねたこの日、神社の鳥居奥の樹林は、雨後故に洗われた緑のあざやかさが霊山の装いで、神々しく見えました 蝉時雨が、全山一帯に聞こえます
「宝登山神社」は今から約1900年前、日本武尊(やまとたけるによって創祀され、神武天皇、大山祇神、火産霊神を祀る神社として、「秩父神社」、「三峰神社」と並ぶ秩父三社の一つとして知られています
神社横に建てられた立ち札に、「宝登山神社」の御由緒が書かれていました
雨上がりの中で、ちょっと霞むように建つ社殿の様子は、とても荘厳な佇まいでした
現在の社殿は江戸時代末から明治初頭に造りかえられた本殿、幣殿、拝殿よりなる権現造りで、欄間には沢山の彫刻が施されています
社殿正面の唐破風(からはふ)造りのせりだしたような屋根下の欄間に、色鮮やか(ちょっと私にはケバケバしく感じて・・・)ですが、見事な「龍」が幾体も刻まれていました 「龍」は水神様でもあり、拝殿正面の柱に跨るようにして宝登山の神様を守っているのでしょう
他にも多様な彫刻が施され、拝殿正面に彫られた「龍」は中国神話に登場する四神(青竜・白虎・朱雀・玄武)だと聞きました
右上の写真は本殿裏側です 周囲の緑に溶け込むように、建つ姿は古色豊かです
緑多い境内を歩きながら、駄句一句です
雨上がり 蝉時雨の中 走り往く (ダッペ)
杉木立 蝉和唱す 祈り和す (ダッペ)
埼玉・「秩父ミューズパーク」に行って来ました
紹介が逆になりましたが、昨日紹介の“サルスベリ”の花の咲く丘は、「秩父ミューズパーク」園内に造られた花の広場です
「秩父ミューズパーク」は、埼玉県秩父市~小鹿野町にまたがる長尾根丘陵地域に、約375haの広さを持って造られた県営公園で、リゾート施設にもなっているのだそうです
「ミューズパーク」とは、人間の苦しみ・悩みを忘れさせ、喜びを与える為の知的な活動を司るギリシャ神話に出てくる女神たちの名前、「ミューズ」に因んでつけられたのだそうです
女神達は芸術・学問を司る神で、 ミュージック(音楽)、ミュージアム(博物館)、アミューズメント(娯楽)などの語もこの「ミューズ」が語源なのだそうです
あまりに広いので、ほんのちょっと散策しただけですが、さわりだけでも味わってみてください
「スカイロード」と名づけられた散策路には、銀杏並木の緑がとても眼にやさしく見えました
枝間を除くと、“銀杏”の実がたわわに生り始めていました
ギリシャ神殿をイメージしたステージと、円柱を構成して造られた噴水がありました その名は「ミューズの泉」・水辺に集う9体の女神像を配置し、「ミューズパーク」全体のテーマを表現したのだそうです
ギリシャ神話に登場する9人の芸術の女神が司る役割を調べてみました
カリオペ(Calliope) : 叙事詩 、クレイオ(Clio) : 歴史 、エウテルペ(Euterpe) : 抒情詩 、
メルポメネ(Melpomene) : 悲劇 、タレイア(Thalia) : 喜劇、 テルプシコレ(Terpsichore) : 舞楽
エラト(Erato) : 歌謡、ポリュヒュムニア(Polyhymnia) : 賛歌 、ウラニア(Urania) : 天文学
彼女達は姉妹ではなく、当時の知識の伝達・集積所である劇場(ミュージアム)で、特能を持った司書であったそうです
“サルスベリ(百日紅)”の花が見頃です・・・埼玉・秩父ミューズパーク
昨日(8月20日)朝の食事時に、テレビで見頃の花紹介がされていました
花は“サルスベリ(百日紅)”です
“サルスベリ”の丘を埋め尽くすように咲いている画面が放映されているのを見て、矢も立てもたまらず行きたくなってきました
つい二三日前まで猛暑が続いていましたが、前日に降りだした雨が朝方までつよく降り続けていましたから、花が傷んで駄目かなと心配しつつ、埼玉・秩父にある「秩父ミューズパーク」(約375haあるそうです)に、車 を走らせました
「秩父ミューズパーク」は、秩父市と小鹿野町にまたがる緑豊かな長尾根丘陵に位置して造られた広大な緑地公園です
“サルスベリ”の咲く丘は、「秩父ミューズパーク」の<斜面広場(面積約0.6ha)>と呼ばれる丘陵の斜面にありました
“サルスベリ”は思っていたより低木の状態で、群落状にびっしり植えられていました・・・その数は7、000株だそうです
丘陵の向うに秩父の市街が見渡せます
更なる向うに煙って見えているのは、武甲の山峰でしょうか!?
この“サルスベリ”が、もっと大きく育ったとき、樹下に立って眺めてみたいものです
でも密集植えなので、大きくしないのかな
昨日は雨の直後日でしたから、花は雨に打たれちょっとしなだれた感じで、明るさに欠けました
でも明るくなってきていた周囲の空気を胸いっぱいに吸って、気持ち晴れやかになり帰ってきました
まだまだ花はこれからのようです
“ノウゼンカズラ”の花が終わりに近づき・・・“カメムシ”見っけ!!
我が家の塀に這ってる “ノウゼンカヅラ” は、今年はよく花が咲きました
6月下旬頃咲き出す花は、“カメムシ”に毎年つぼみの内にかじられ、やっと8月になって咲くのが通例でした 今年は“カメムシ”にやられることなく7月に咲き、新に8月に又咲き出すという風に、二度咲きの様に花が楽しめました
今年の夏は春先の天候異変で自然界は何か起こったのでしょうか!? 我が家のジャングル庭に毎年発生する虫達は、“蝉”が10日位鳴き出すのが遅れ、幸いな事に例年大量発生して退治に頭悩ます“アメヒト”も出ず、その点は助かりましたが、… “カメムシ”の発生も少ないのもそんな関係があるのでしょうか
ここのところの暑さで、さすがに“ノウゼンカツラ”の花も終わりになってきました 今年の二度咲き記念にと、パチリした花を見てください
“ノウゼンカツラ”の花賛歌です
フェンスをつたい、生垣の上を我が物顔にはいまわってるツル 伸び先なくなって、フェンスからはみ出して・・・ 道路の方に垂れ下がり、行き交う人に顔近づけてる
照りつくす真夏に空に向って、燃え盛る勢いで 次々に朱赤の花咲かせ、 辺りの緑が萎えそうな時も、命の限り燃えてみせてる
花終わるとき、まるで命尽きるかのように ポタリと地上に落ち、朱赤色が路面を覆う
熱い太陽の下で 天に向って、伸び上がって、燃えあがるように花開く“ノウゼンカツラ” 秋忍び寄りを感じてか、燃え尽くしたかのように花落ちる
次々と咲き、目一杯に真夏を謳歌した“ノウゼンカツラ”の花も、まもなく終わりです
今年は発生しないのかなと思っていた“カメムシ”が花柄の根元にいました
“カメムシ”は実に多くの品種がいます 例年見ていた“カメムシ”とどうも違っているように見えます もう花も終わりだし、駆除はやめました そんな事知ってか知らずか、のんびりツルをまわって隣の花に移動です
“ノウゼンカツラ”の花や蕾の汁は有毒だそうです なのに“カメムシ”は、好んでこの汁を吸いに来ます 生き物の面白さが感じます
“折鶴ラン”の花が咲いているのを見つけました
先日ふっと立ち寄った関越道藤岡ICにある、「道の駅・ららん」内の「花の交流館」で、“折鶴ラン”の小鉢が売られていました
暑さの続いている日々・しかも暑い時間帯でしたが、とても清涼感を覚えながら観賞してきました
“折鶴ラン”は名前の印象から日本古来のものという印象が強いのですが、南アフリカ原産だそうです
(リュウゼツ)ラン科の常緑多年草で、観葉植物として知らない人がいないくらいよく知られています
“折鶴ラン”の葉は20~30cmくらいの細長葉で先端はとがっている形をしています 色は緑色で、艶はないけど柔らかな感じです 品種によって斑入りの場所が変わり、縁に斑入りのものと中央に入るものがあります
斑色は株の栄養状態で左右され、貧栄養状態では白、富栄養では黄緑色になっています
“折鶴ラン”は葉間からランナーを出し、花は白色で春~夏にランナーのいくつかの節につきます ランナーの節に気根がでて、子株が伸び増やす事ができます
花径は20mmほどで、垂れ下がったランナーに咲いている様子はとても可愛くみえます 花形はユリ科の花だといいますから、幅がやや細い3枚は外花被片(がく)で広めの3枚が内花被片(花弁)ということでしょうか
“折鶴ラン”の花言葉は、「 守り抜く愛 」 、「 集う幸せ 」 、「 気が多い恋 」 です
花は清純さの印象なのに、なんか意味不明の花言葉で、私には軽薄な感じです
“カタツムリ” = “デンデンムシ” はロマンがあります
昨日に続いて・・・公園の散策道を歩いていたら、クワの樹の葉に、“カタツムリ”が殻の中に身を入れて暑さを避けて休んでいるのを見つけました
最近“カタツムリ”の姿はほとんど見かけなくなっていましたから、何かすごいものを発見した気分になりました
“カタツムリ(蝸牛)”は、陸に棲む巻貝の通称で、海に住む貝の仲間です 海の貝はえら呼吸ですが、陸貝は肺呼吸しているのだそうです・・・“カタツムリ”に肺器官があるとは知りませんでした
陸貝のうち殻を持たないものは“ナメクジ”、殻を持つものは“カタツムリ”又は“デンデンムシ”と呼び区分けしているようです
“カタツムリ”の一年は、冬眠から目覚め→交尾→産卵→幼貝→成長 のサイクルを四季の変化に合わせて生活しているのだそうです
食べ物は落ち葉や朽木などの植物質ですが、家庭で飼育する場合は菜ものや胡瓜などの野菜をやって育てます 冬場は冬眠するのですが、自然では土の中や落ち葉、古木のうろの中で過ごすそうです
一般的に“カタツムリ”は雌雄同体なんだそうですが、交尾産卵はどのようにするのでしょう・・・生命の存続とは不思議な事ばかりです
とまぁ~、こんな物知り顔な話しは止めて、“カタツムリ”いや“デンデンムシ”の話題を変えます
童謡・「デンデンムシの歌」は知ってますよね
♪ でーんでん むーしむーし かーたつむりぃー
おーまえーの あたまぁーは どーこにあーるぅー
つのだせ やりだせ あたまぁーだせぇー!! ♪
誰が作ったのかこの歌よく聞いたし、唄ったけなぁ~
なんで“デンデンムシ”って言うんだろう !? 漢字で、「出出虫(ででむし)」と書き、これが読み方で変化したものらしいのですが、殻をかぶった虫よ・「出てこい!」、「出てこい!」が訛ったといった方が分りやすいみたいです
童謡は、子供達が“カタツムリ”の顔見たさに呼びかけてる歌なんです・・・これを聞くと、ほのぼのした気持ちになるなぁ~
“カタツムリ”の殻は、右巻きのものが主だと知ってましたか!? 画像の様に、殻頂を上にして、殻の口が手前に来るようにして眺め、右巻き・左巻きを決めているようです
この姿を見ていて、ふと古代生物の“アンモナイト”を思い出しました “アンモナイト”は“カタツムリ”のご先祖様なのかな そうだとすると、“カタツムリ”の歩みはロマンがありますね
“マメコガネ(?)”が“ワレモコウ”、“ヤマノイモ”で食事中です
毎日猛暑が続いていますが・・・
公園の遊歩道に植えられた “ワレモコウ” の花が、咲き出しているのを見つけました
歩き を止めて覗き込んだら、“ワレモコウ”と “ヤマノイモ”の花 が、支えあうように咲き始めていました
日差しが強いので、まだまだ秋が遠いのではと思っていましたが、時たま吹く風に秋を感じて、きっと咲き始めたのでしょう でもこの猛暑に対して、“ワレモコウ”と“ヤマノイモ”の寄り添う咲き方にたくましさを感じました
画像( ) 中央下の白花は、 “ヤマノイモ”です
“マメコガネ”じゃないかと思う“コガネムシ”が、“ワレモコウ”の花にしがみついているのを見つけました
“マメコガネ”は通常草叢でよく目にする小型の“コガネムシ”です 外観は、頭部・胸部は緑色で、前肢が茶色ぽい感じです 羽根の部分は赤っぽいのでいいのですが、見かけた“コガネムシ”は綺麗な赤さを持っており、図鑑の“マメコガネ”の写真より美虫(こんな言葉はないですね )の態で、もしかしたら“マメコガネ”じゃないのかも… あとでもっとよく調べてみるけど、今日は“マメコガネ”として、写真を見てください
よく見ると、別の“マメコガネ”が、“ヤマノイモ”の花にもしがみついていました
“マメコガネ”はマメ科の植物やクヌギの葉を好んで食べるようですが、割と雑食的な面もあり、加えて食欲旺盛で、作物も食い荒らす害虫として扱われているようです 日本生まれだったらしいのですが、戦前アメリカに渡り大量発生し果樹に大被害を与え“ジャパニーズ・ビートルと呼ばれ、重要害虫とされているそうです・・・アメリカには花菖蒲の苗について渡ったようです
生きるということは、悲しくも難しい事ですね 懸命に食べている“マメコガネ”の姿が、とってもいとおしくなりました
“シロバナムクゲ”の花が、暑さを忘れさせてくれました
先日ふっと思い立って、群馬・高崎の植物園に行ってきました
園内の樹木が真夏の強い太陽光を浴びながら、緑を色濃くしている中で一際目立って、 真っ白く咲いた“ムクゲ”の花 が緑の海間から浮き上がるように咲いていました
昨日“朝顔”の花を載せましたが、“朝顔”の呼び名は「早朝に咲く美しい花」の総称の意味で、平安時代使われていたようで、その名の中に“ムクゲ”の花が入っているようです
本来“ムクゲ”の花は“ハイビスカス”の仲間で、その花色も何種類かあります 中でも白く咲く一重の“ムクゲ”は、“シロバナムクゲ”と呼ばれ、夏の日差しによく似合う代表花です
“シロバナムクゲ”の花期は7~10月と割りに長めで、花の少ない暑いこの時期に涼やかさを提供してくれる樹花として愛でられています
緑濃い中で咲く花姿は優雅に見えます 5つの花弁の中心には大きなめしべとこれに付着したおしべが多数ついています
朝開いて夜にはしぼむので一日花といわれる“シロバナムクゲ”ですが、実際は夕方にしぼんで、また翌朝開き、一輪が2~3日繰り返して開いて楽しめる花なのだそうです 更には次々に咲くので、夏中花が絶えることはありません
唐代の詩人「白楽天」は禅僧としての素養もあったそうで、彼の詩には仏法に関連した詩文が多いそうですが、詩の一節に「槿花一日自成栄」という言葉があるそうです
この言葉は「槿花(ムクゲの花)は一日で自から栄を成す」の意味で、即ち「 仏法があっというまにひろがったことを指す」のであって、「槿花は一日の栄」ではないことが分ります
古来から“ムクゲ”は儒教、仏教の象徴花として扱われていたようです 特に韓国の国花は「無窮花(ムグンファ)」、即ち“ムクゲ”で、古代の「新羅」の代では、自国を「槿花郷(=むくげの国)」と呼んでいたそうです
暑さの中で、“ムクゲ”の白さがとっても綺麗に見えました
“ムクゲ”の花言葉は 「 尊敬 」、「 信念 」、「 柔和 」、「 繊細な美 」 です
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