日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
百日紅の花は、まだまだ盛りです!?
8月も、もう終わりです
早朝ウォーキングをする時、その日毎でコースを変えています
なぜなら新規発見があるからです
大分前から咲き出している百日紅の花 が、ここへきてとっても目立って見えます
最近公園樹だけでなく庭木として、百日紅があっちこっちに植えられているように思えます
百日紅の開花時期は、 7月中旬~10月中旬ですから、今が盛りといえそうですね
花の時期は約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けます
でも実は、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見えるというのが、ほんとの姿のようです
花は見るからにしわしわの形・・・
一句です
「 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 」 加賀千代女
「 朝雲の 故なく悲し 百日紅 」 水原秋櫻子
白色の百日紅は、より物悲しです
蓮の花を見てきました ・・・ バッチリ!!咲いていました
先日蓮の花の様子を見に行ってきました
どこに行ったかというと、群馬・渋川の 渋川総合運動公園の中にある「蓮池」 です
公園の緑陰にある小さな「蓮池」ですが、睡蓮もあって、時期をずらして毎年花を楽しんできました
今年は6月の睡蓮の時期に見に来たのですが、この折は梅雨だったのに雨が少なく、すっかり池が干上がって睡蓮が数輪かろうじて花開いておりぐらいで、何とも無惨な池になっていました
住み着いていた金魚や鯉はいなくなり、底の池土はひび割れていましたから、今年は蓮は駄目になってしまっただろうと半ばあきらめながらの今回訪問です
先着の車が1台停車していました
見に来ている人がいるんだ~と思いながら、池に行くと、すっかり感動です
例年と変わらず池を埋め尽くすよう葉を茂らせた蓮が、見事に沢山の蕾を膨らませています・・・命の逞しに感動~しました
先着者はいいところに陣取り、三脚セットしながらの撮影です・・・あまり来る人がいない池なのですが、マニアの人には知られているのでしょう
緑陰の中で咲く蓮の花 です
蓮の花は、早朝に咲き昼には閉じてしまいます
お昼ごろの訪問でしたから、大部分が閉じてしまっていましたが、かえってそんな姿がとても愛らしく見えました
花びらが落ちて、残った蜂巣状の花托が混じっている様子はこれまたユーモラスです
『 蓮の香や 水を離るる 茎一寸 』 と詠んだ「蕪村」の句を思い出しました
蓮の花は「蓮華」といい、 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」の言葉があるように、清らかさや聖性の象徴として称えられています
蓮の 花言葉は、「 雄弁 」、「 沈着 」、「 神聖 」、「 清らかな心 」 です
ユーフォルピア属 ハツユキソウで涼しさ満喫
ようやく涼しさが感じられるようになってきましたが、まだまだ暑い日がつづきます
早朝ウォーキングをしていたら、とっても涼しげな植物を見つけました
暑さ対策は緑のカーテンとして日陰を作る植物が人気ですが、眼で涼しさを感じる耐暑法もありますね
その耐暑植物(➝こんな言葉はないでしょう)は、名前もハツユキソウ(=初雪草)といい、いかにも涼しい名前です
初雪草の名前は、「花は目立たないけど、葉っぱのふちの部分が白っぽくなってまるで雪がかぶったようになる」というのが名前の由来となったみたいです
ハツユキソウはトウダイグサ科ユーフォルビア属の北アメリカ原産の一年草です
草丈は1m前後に生長し、茎はまっすぐ直立して上の方でいくつかに枝分かれしています
夏から秋にかけて茎の先端近くにつく葉のフチが白く彩られます
ハツユキソウというと、真夏の花とは思えませんが、暑い今頃小さなお椀状の白い花がつきます・・・花期は7~10月です
花は小さく淡黄白色をしています
あまり鑑賞価値はなく、株全体が白と緑の2色に覆われた葉の方です
花が咲くころ丸みを帯びた楕円の葉は、重なり合いながら放射状に広がり、下部の緑を白く包むように見えます
トウダイクサ科の植物は、有毒なアルカイドを含むものが多く、ハツユキソウも葉や茎から出る乳液で皮膚が炎症を起こすこともあるらしく注意が必要のようです
眺めて、涼しさを感じましょう
ハツユキソウの花言葉は、 「 好奇心 」、「 穏やかな生活 」、「 祝福 」 です
ヒャクニチソウ(百日草)と「キアゲハ」
畑の隅に、今年の春 百日草 の種をまいておきました
今年は雨が少なく蒔いたものはあまり芽を出さず、更には草取りなど面倒見の悪い作り手のためこれが畑なのといわれそうな畑になりました
そんな草の生い茂る中で、草に負けずやっと何本かが元気に花を咲かせてくれました・・・数年前までは百日草が花盛りになるほど植えてご近所さんに分けてあげたほどでした
マイ畑は、原始的農法に終始しており、有機農法を掲げ、無農薬はもちろん耕作はスコップ中心です
このためあまり手を掛けなくていいように、少し花を植えたり、果樹を植えたり、フキやミョウガといった植え放しの山菜などを植えたりの場所を増やしてといった具合です
それでも最近は歳のせいか約150坪ほどある耕作面積(➝正味耕作面積は80坪くらいでしょうか!?)が少し重荷になって、草取りも中々追いつかなくなりました
まあこれはこれでいいかなと、負け惜しみに思いながら頑張っています
これが畑かといった状態ですが・・・
向かって右上 :ハッサクの実 向かってやや中央 : タラッペの木
フキもあり、黄色い花はグラジオラス、草に混じって巾広の葉は紫蘭(➝この花は白で珍しいですよ)です
白い花の百日草に、「キアゲハ」が飛んできました
「キアゲハ」はその名のとおり、黄色っぽいアゲハチョウで、前翅の付け根が黒っぽくなっていることで、「ナミアゲハ」 と見分けることができます(=普通のアゲハでは縞模様になっている)
咲いていた百日草のアップ!! です
百日草はメキシコ高原が原産で、メキシコでは16世紀以前から栽培されており、日本には1862年頃渡来したそうです
百日草の名前は、強い日照と高温多湿を好み、花もちがよく、初夏から晩秋まで長い間咲くのでこの名前になったようです
花の寿命も永いので、「浦島草(うらしまそう)」の別名もあるそうです
花言葉 ; 「 別れた友への思い 」、 「 高貴な心 」 です
サンタンカの花は、「シヴァ神」の名を冠しています
花木コーナーのある産直の花棚で、色鮮やかな花を咲かせているサンタンカの鉢を見つけました
サンタンカはアカネ科イクソラ属(和名はサンタンカ属)の熱帯の常緑低木の花木で、中国~マレーシアが原産です
属名の「イクソラ」とは、「シヴァ神」を意味するサンスクリットのIswaraのポルトガル語訳に由来するものだそうで、マラバール地方で「シヴァ神」にこの花を供えたことに因むという説があるそうです
種名である「キネンシス」は中国という意味で、漢字では山丹花という字があてられていますが、サンダンカ(三段花)ともいわれています
サンタンカは朱紅色、橙色、白色などの小花が多数、密に半球状に集まって咲きます
花は美しくまた開花期間も長いので、鉢植えや切花として最近ではよく使われているようです
サンタンカは熱帯では庭園木として広く植えられていて、常緑の1mほどの低木で葉が革質で濃緑色、いくらか艶があり花がなくともなかなかきれいです
日本では4~5月頃花屋さんで鉢花として売り出され、インテリアとして人気が出てきているようです
花期は初夏から10月で、花は茎頂の集散花序に多数つき、花径は1cm位、花筒部は細く長さ2~2,5cmで、花冠は皿形で4裂しています
花質はやや肉厚で、花色は変異があり、白、ピンク、赤などがあり、園芸品種としては、白色のアルバ、濃橙色のディクシアナがよく知られています
切り花にするときは水揚げが多少悪いので、水切りをした後に鮮度保持剤を使用した方がいいようです
サンタンカの花言葉は、「 喜び 」、「 謹厳 」、「 張り切る 」、「 可憐 」、「 熱き思い 」 です
アップして見るサンタンカの花は、情熱を感じます
名前の由来と考えられている「シヴァ神」は、バラモン教(後のヒンドゥー教)における「破壊」と「創造」の神とされている男性神です
そんな「シヴァ神」をイメージした言葉なんでしょう
ロシアンセージの花が涼やかに見えます
うだるような暑さが続いていた日、ちょっと用事が出来て群馬高崎に行った折、「シンフォニーガーデン」に寄って来ました
ガーデンの片隅で、薄い青紫色の涼しげなロシアンセージ の花が咲いてました
ロシアンセージはシソ科ペロフスキア属の落葉小低木で、葉や茎など全体が白っぽくカラーリーフのような印象です
花は穂状になり、よく目立つ紫のがくには細かい毛が生えています
葉は羽状の灰緑色で対生し、茎は葉より白くなり、株は根元で枝分かれし直立して伸びます
ロシアンセージの名前にセージ(sage)がつきハーブとして見られていますが、セージとは別種で、葉を揉んで出る香りもいいものとはいえません
ロシアンセージの草丈は1~1、5mになり、7月~10月頃に葉腋から花茎を伸ばして、「秋のラベンダー」とも呼ばれるような青紫色の花を咲かせます
ロシアンセージは花はきれいですが、食用にできません
柔らかい茎も、秋には木質化し、真冬には枯れて茶色くなり、ポキッと折れてしまいます
ロシアンセージ の 花言葉は、「 家族の愛 」 です
処暑に咲く白花ツリガネニンジンです
このところ猛暑が続き、加えてゲリラ豪雨が各所に起こるという異常気象・・・今年の陽気はどうなっているのでしょう
気が付くと今日23日は、二十四節気の一つ「処暑」です
二三日前までずぅ~と乾燥続きだったのが、一雨ありましたら急に秋の気配を感じられるようになりました
まるで「処暑」がくるのを待っていたかのような雨でした
先日近くの山路を散策したら、道端にツリガネニンジンがひっそり咲いているのを見つけました
この日は暑い日差しの日でしたから、見つけた時はもうこの野草が咲く時期になったのかととっても意外に思えました
ツリガネニンジンはキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、花茎の高さは40~100cmになり、葉は茎に3~5枚輪生し、稀に互生または対生します
茎につく葉の形は楕円形から披針形で、やや厚みがあってつやがなく、長さは4~8cmで縁に鋸歯があります
ツリガネニンジンの花期は8~10月で、通常淡紫色のツリガネ状の花を数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつつけています
花冠は長さ15~20mm・先端はやや広がり、裂片は反り返って、萼片は糸状で鋸歯があり、花柱(雌しべ)が花冠から突出しています
雌しべの先端は3つに分かれて広がっています
見つけたツリガネニンジンは花色が白であまり見た事はありませんでした
これはツリガネニンジンとしては変種で、白花ツリガネニンジンと呼ばれているようです
ツリガネニンジンの名の由来は、お寺の境内の鐘楼に吊るされた鐘を「梵鐘」と呼び、この「梵鐘(釣り鐘)」に花の形を見立て、地下の根を「人参(朝鮮人参)」に見立てたとされています
別名を、トトキともいいますが、これは古名のようです
日本には、古くから「山でうまいのはオケラにトトキ、嫁にやるのもおしござる」という、はやし歌があるほどに、春先のツリガネニンジンの若芽は非常に美味しく、人に食べさせるのも惜しいのだと云われています
ツリガネニンジンの花言葉は、 「 詩的な愛 」、「 誠実 」、 「 優しい愛情 」 です
花ラッキョウって、イトラッキョウの事なんです
久しぶりに埼玉方面に車 を走らせ、R354 沿いの産直に寄って来ました
産直の花棚に、細形ひも状の茎葉の先端にぱっと開いている鉢花を見つけました
挿してある名札を見たら、花ラッキョウと書かれてありました
花ラッキョウというと、ラッキョウ漬けの商品名じゃなかったっけ!!
案の定、ネットで調べてみたら、花ラッキョウって「ラッキョウ漬け」じゃん!
じぇじぇじぇ~!!・・・何なんだこの名札は・・・ (➝ 『じぇじぇじぇ~』は、今年の流行語大賞候補間違いなしでしょう)
どうやら花ラッキョウの名はイトラッキョウの流通俗名のようです
イトラッキョウ(糸辣韮)は、ユリ科ネギ(アリウム)属・耐寒性多年草で、草丈10~20cmほどの日本(長崎・平戸)の固有種だそうで、今では自生もかなり限られ絶滅危惧種指定になっている希少な植物の一つだそうです
そんな希少植物が産直にある訳ないじゃん!!
ということで、これは野生種ではなく栽培品のようです ・・・竹島花ラッキョウとありましたから、竹島で栽培したのかな・・・竹島ってどこかな
イトラッキョウは地中に球根をつくり、冬休眠し春~秋・糸のように細い葉を出し生長します
花の咲く時期は主に夏の終わりから秋にかけて、線のような細い花茎を伸ばしてその先端に紅紫色の花が数輪付きます
花色は濃いものもあれば淡いのもあり色幅があるようで、見つけた花は白っぽい花でとても繊細に見えました
花自体はヤマラッキョウに似ていますが、ヤマラッキョウは下向きに花を咲かせるのに対して、イトラッキョウは上向きに花を咲かせますから間違いないと思うのだけど
イトラッキョウの花言葉は、見つかりませんでしたが、ヤマラッキョウの花言葉はありました
ヤマラッキョウ(山辣韮)の花言葉は、「 つつましいあなた」 です
アメリカフヨウの花
昨日紹介したフヨウの仲間のアメリカフヨウを紹介します
これは近くのスーパーの花棚で鉢植えされていたものをパチリ!!したものですが、大型花なので棚から落ちそうな位の咲き方でした
アメリカフヨウはアメリカ版といった感じのフヨウで、北アメリカ原産の大型多年草で、交雑によって、一年草のように春にタネをまくと、夏に花径が20cm以上にもなる花を咲かせる品種もつくられています
フヨウは木本ですが、アメリカフヨウは別名クサフヨウと呼ばれるように草本で、暑さには強いのですが、寒さにやや弱く、寒冷地では敷きわらなどで防寒して越冬させ、根を凍らせな異様にすれば春にはまた芽だしします
フヨウと同じく一日花で、草丈1m位にもなり、7~9月つぼみがたくさんできて、次々と大きな花を咲かせます
花色は濃い赤、ピンク、白など、真夏・暑い時期に元気に咲く夏の花です
アメリカフヨウの葉は、裂け目の少ない卵形で、花弁は浅い皿状に広がって互いに重なるため円形に見えます
白いアメリカフヨウの花をアップして見ました
こんな句を見つけました
白芙蓉 芯まで 白く開きけり (松浦冷石)
芙蓉花を 恥らう顔に 見まがいし (ダッペ)
アメリカフヨウは多数の種の交配種からなる園芸品種で、いろいろな形態が栽培されており、なかには花弁の重なりが少なくフヨウやタチアオイと似た形状の花をつけるものもあるそうです
アメリカフヨウの花言葉は、「 しとやかな恋人 」、 「 日ごとの美しさ 」、 「 はなやかな生活 」 です
暑さの中フヨウ(芙蓉)の花輝く
今日も猛暑です
雨も降らず、土も渇き、マイ畑の野菜たちは熱射病になって、葉が枯れてきてます
日陰を作ってやらないとダメでしょうが、素人の家庭菜園ではそこまでやってやれず、ひたすら雨待ちです
暑いけどご近所の生け垣で今フヨウの花が元気に咲いています
フヨウ(芙蓉)の花は、遠く平安の頃から人々に愛され栽培されて来ています
フヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木で、中国ではもともと「蓮の花」のことを指し、水の中に咲くものを「水芙蓉」、木に咲くものを「木芙蓉」と呼んでいるそうです
しかし日本では、″蓮を芙蓉と呼ぶ習慣はないので、「芙蓉」といえば「木芙蓉」のことを指しています
フヨウは日本では関東地方以南で観賞用に栽培され、幹の高さは1.5~3m、葉は互生し、表面に白色の短毛を有し掌状に浅く3~7裂しています
冬は大体地上部は枯れ、春に新たな芽を生やします
フヨウの花期は7月から9月で、長期間にわたって毎日次々と開花します
その花色はピンクや白で直径10cm程の花をつけます
フヨウは朝に咲き、夕方には萎んでしまう一日花で、早朝に開花したときには本来の淡紅色、夕方になるにしたがって、その色は次第に濃くなり、そして萎んでいきます
フヨウの園芸品種でスイフヨウ(酔芙蓉)がありますが、酔芙蓉の花は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になりますが、″酔芙蓉の冠した名前の「酔」は酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたといわれています
フヨウは、全国各地の庭先や公園など、どこででも目にすることができますが、群生しているとなるとお寺の境内が多いようです
フヨウの花の一日花のはかなさに諸行無常の教えを悟り「蓮の花」と呼ぶ事に仏教の縁を重ねるのかもしれません
花は他のフヨウ属と同様な形態で、花弁は5枚で回旋し椀状に広がっています
薄い紙でできたような花びらは、触ったらすぐに破けてしまいそう・・・可憐な感じそのものです
花の中央で、円筒状に散開する雄しべは根元で筒状に癒合しており、その中心部から雌しべが伸び、雄しべの先よりもさらに突き出して5裂しています
雌しべをアップしてみたら、黄色いリボンのようです
フヨウの花言葉は、「 繊細な美 」、「 しとやか 」 です
フヨウ(芙蓉)の花は昔から美しい人を形容する言葉のたとえに 用いられている花で、 美しくしとやかな顔立ちのことを 「芙蓉の顔」というそうです
枯れたあとの姿も印象的で、枯れ芙蓉という言葉があるのだそうです
キンミズヒキ(金水引)の花が咲き出しました
とにかく暑い日が続いています
ジャングルのようになっている庭の木々が暑さで葉を垂れています
そんなに庭の隅に、覆いかぶった葉の陰で、キンミズヒキ(=金水引) が花開いていました
キンミズヒキ(金水引)とは、バラ科キンミズヒキ属の耐寒性宿根草(多年草)で、北海道から九州、樺太・朝鮮・中国・インドシナなどに分布し、道端や草地のいたる所に生育しています
茎の高さは30~100cm程で、葉は3つに裂け、ギザギザして、夏から秋(7月~10月)にかけて細かな花穂に径10mmほどの黄色の5弁花が咲きます
草姿が、熨斗袋に掛ける紅白の ミズヒキ(水引) に似ており、花が黄金色に見えるということで、金糸に見立てキンミズヒキ(金水引)という花名が付けられたようですが、よく見ると、花や葉の形が違っているようにもみえます
キンミズヒキは薬草で、 全草のエキスは、血小板増加による血液凝固促進と止血作用があり、強壮収斂(しゅうれん)止血剤として、喀血(かっけつ)、血便、子宮出血などの止血に用いられるそうです
浴湯剤として、疲労回復、筋肉の疲れをとるときなどに風呂に用いられることもあり、 皮膚炎、うるしかぶれ、にきび、などに全草を煎じた液を湿布するか塗布してもいいのだそうです
またガン細胞と正常細胞の培養液に、キンミズヒキのエキスを注入すると、がん細胞だけが死滅して正常の細胞には異常がないことが確認されているそうですが、本当でしょうか!?
春先の若芽や若葉を摘み、熱湯で茹でて水にさらしてから、おひたしや和え物にしたり、汁の実にしたりして食べられるそうです
キンミズヒキは8月19日 の誕生花です
キンミズヒキの 花言葉は、「 感謝の気持ち 」 です
こんなに薬効があるのなら、感謝の気持ち大ですね
熱帯性スイレンの花の色鮮やかさに魅入ってます
一昨日温帯性スイレンを載せましたが、熱帯性スイレンと呼ばれるスイレンがあることを書きました
先日、群馬・高崎の「シンフォニーガーデン」と名付けられたイングリシュガーデンに寄り道したとき、園内のレンガつくりの小さな噴水池に熱帯性スイレンが咲いているのを見つけ、パチリ!! してきました
カッと照り付けた真夏の太陽下で咲いていたスイレンの花はとても色あざやかで目立っていました
熱帯性スイレンの花色は青や紫など多彩で、温帯性スイレンにはない、熱帯植物らしいトロピカルなものがありエキゾチックな雰囲気です
花は水面から10数cm立ち上がって咲くのが特徴的で、温帯性に比べて花上がりがよく、4~10回も花を咲かせ、開花期間が7月~10月と長いことも魅力となっています
しかも昼咲き夜咲きの種類もあったり、甘く香る種類もあるといわれバリエーションが豊富なので人気のようですが、耐寒性がないので冬越しが難しいとしてあまり今まで見られませんでした
暑さの強い今年は熱帯性スイレンの鮮やかさがとても目を見張ります
この強さを見習って夏を乗り切らなくちゃ!!
ヘクソカズラの花は逞しい
暑い日差しに負けずに、草や木に絡まってヘクソカズラ(屁糞葛)の花があっちこっちに見られます
ヘクソカズラは、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性多年草で、至る所に見られるこれぞ『ざっ!!雑草』です
葉や茎に悪臭があることからヘクソカズラ(=屁屎葛と書きます)の名がつけられたようで、別名はヤイトバナ、サオトメバナともいわれます
葉は蔓性の茎に対生し、形は披針形から広卵形をしています
花期は7月から9月頃で、葉の脇から短い集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花を疎らにつけていきます
ヘクソカズラの花弁は白色、花冠は長さ10mmくらいの釣鐘形で、先は5つに裂け、中央は紅紫色であり、その色合いがちょうどお灸を据えた跡のようなのでヤイトバナ(=漢字では、灸花と書きます)の別名ができたのですね
ヘクソカズラという臭そうな名とは異なり、花だけを見れば、輝くような美しさです
アップして覗くと柱頭が2個見えました
花の咲く様子から、もう一つの別名サオトメバナ(早乙女花)の呼び名ができたようですが、ヘクソカズラの名が強烈な印象であまり知られていないようです
とにかく万葉の頃から、「屎葛(くそかづら)」と歌われ呼ばれていたそうですから、名前など気にしない強くも可愛げな花です
ヘクソカズラの花言葉は、「 誤解を解きたい 」、 「 人嫌い 」 です
呼び名がひどいので、「人嫌い」かとおもうけど、そんなことは「屁」にも思わず、また「誤解を解きたい」とも思わないで、空き地や庭の隅、フェンス、ガードレールなどいたるところで無邪気にかわいい花を咲かせています
猛暑に負けないヘクソカズラの逞しさは元気をくれました
水蓮の花言葉で暑さを忘れました
昨日2013年8月13日は四国・高知の四万十市で気温の国内最高記録を更新し41度を記録しました
6年前埼玉・熊谷で40.9度を記録して以来ですが、この時は73年ぶりの暑さだと驚いたのですが、一体この猛暑の記録はどんどん塗り替えていくようになるのでしょうか!?
気温の測定方法が技術面で差があると思いますが、世界の最高記録は50度を超す記録が見られます (➝ 1942年6月・イスラエルで記録=53.9度、1921年7月・イラクバスラで記録=58.8度)
何とも信じがたい記録です・・・50度を超すお湯につかると皮膚は火傷症状になりますよね
異常気象を嘆く前に、熱中症に注意しましょう
涼しげな花を見て、避暑気分です
先日花屋さんの外に置かれた睡蓮鉢で、スイレン(睡蓮)の花が咲いていました
スイレンはスイレン科スイレン属の多年性・水生植物で、世界の熱帯、亜熱帯に約40種類が分布し、性質上大きく2つに分けることができるようです
分け方は、主に温帯に自生している種類を元に改良された「温帯性スイレン」と、熱帯原産の種類から改良された「熱帯性スイレン」の二種類です
鉢の中に咲いていたスイレン花は、「耐寒性小型スイレン(ヒメスイレン)」のようです
園芸上の分類であるヒメスイレンの呼び名は、「温帯性スイレン」の中でも小型の品種を指す名称で、 ひと株から4,5輪の2~3cmのかわいらしい花を咲かせ、1シーズンで4、5回花を楽しむ事が出来るそうです
このため初回咲きの5月頃から10月頃まで繰り返し楽しめるようですから、スペースをとらず日の当たる場所であれば室内用鉢でOKと人気が出て来ているようです
温帯性スイレンであるヒメスイレンはすべて昼咲き、花色は白かピンク系です・・・尚熱帯性には青色や紫色があるようです
猛暑の中で開いていたヒメスイレンの花に、店員さんが水やりしていましたが、葉の上に溜った水滴がとても涼しさを醸していました
葉表に溜まっていた水滴に、小形の足長ハチが水を飲みにやってきました
暑さがカッと照りつけて、ハチも水分補給でしょう
ヒメスイレンは、ほとんどは種間交雑種で、別名をヒツジグサ(未草)と呼ぶとの説明もあるようですが、本来ヒツジグサはスイレンの原種とされており分けてみた方が正しそうです
尚日本に自生しているスイレンは1種類だけあり、この日本固有の種は、ひつじの刻に白い花を開くことから、ヒツジグサと呼ばれるようになったといわれています
でも実際は朝から咲き始めるようで、真白で小ぶりな野育ちのスイレンが人知れず用水など生育している様子は、健気で愛らしく感じられます
ヒメスイレン花のアップです
スイレンの学名 Nymphaea (ニンファー)とは、ギリシャ神話などに登場する「水辺の妖精」たちの名をそのままもらったものだそうです
エジプトでは、「ナイルの花嫁」と呼ばれ、静かな水面にふわりと咲く姿は可憐な乙女をイメージさせずにおかない可憐さを感じさせます
エジプトでのスイレンは、日が暮れるとともに閉じるその存在が太陽とも重ねられ、神聖な花として大切にされているそうです
スイレンの花言葉は、「 清純な心 」、「 甘美 」、「 優しさ 」、「 信頼 」、「 純情 」、「 信仰 」 です
花言葉・「清純な心」の代名詞スイレン花の当てはまる人はどんな人なのでしょう
みずみずしい感性を持った人が、きっと「清純な心」の持ち主なのでしょう
ちょっとした物事の変化にも、日々の小さな出来事にも、独特の視点から驚きや不思議さを感じ取り、面白さを見つけたりして、幾倍も世界を楽しんでしまえる才能を持てる人を指すのかもしれません
子供の頃は誰しもが持っていた心ですが、歳を経るとともにいつしか失いがちです
老いを感じてきた私に、かって親友が教えてくれた「サムエル・ウルマン」の「青春とは」の一節を思い出しました
大切なものは、
感動する心
子供のような好奇心
胸をときめかせ、未知の人生に挑戦する喜び
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こんな夢を失ったとき、はじめて人は老いるです
観葉植物のモンステラ
猛暑続きです
昨日は群馬館林は40度を超しました(=40.3度だったそうです)
2007年73年ぶりに40.9度を館林で国内気温最高を更新して以来、毎年40度をしばしば各地で超すような日になっていますが、こんな夏はこれからごく自然な気候に成っていくのでしょうか!?
生き物は生きる上で、自然の環境に合わせるように体を順応させます
それが出きない生物は次第に淘汰されるのですが、永い生命体の変化を見ると、そこにはいろいろの変遷があるようです
先日近くの花屋さんで、観葉植物のモンステラが、鉢植えで売られていました
モンステラは、サトイモ科のアメリカ熱帯地域に30種位分布しているつる性の「熱帯植物」です
「熱帯植物」は熱帯域に生育する植物の総称ですが、この植物の品種は降雨量によって高温多湿の熱帯雨林や、雨季と乾季が明暸なサバンナ、雨緑林、乾燥地の熱帯砂漠などに分けられます
因みに熱帯多雨林には板根や支柱根をもつもの、太い幹から直接花(幹生花)をつけるもの、またつる植物、着生植物、寄生植物などが多く環境に応じた生き方をしています
モンステラはつるが伸びる植物で、生長するにつれてフチから葉脈にかけて深い切れ込みや穴ができ、独特の形の葉になります
茎が木質化(木の表面のようにごつごつとした感じになる)して、気根(空気中に伸ばす根)をたくさん出します
モンステラの名前の由来はラテン語で異常・怪物を意味する「モンストラム」に因んでいるそうで、その理由は葉姿や大きさ、うす暗いジャングルに生える様から連想されたとも言われますが、あまりはっきりとはしていません
ともかくうす暗いジャングルの大木の幹に絡みつき、生長しており直射日光を嫌います
反面、耐陰性は強く、比較的に暗い場所でも育ち、気根が発達している事もあり、乾燥に比較的強いといわれています
葉に穴が開いたり、深裂(深い切れ込み)があったりと葉の形が面白いため、観葉植物として人気が高く身近に栽培されてきています
モンステラは苗のときの葉はハート形ですが、成葉になるとたくさんの穴があき、大きく切れ込みができたりと、変わるのが面白いのだと愛好家は話しますが、私にはモンステラの花が咲き、生った実が食用になると聞いて大変興味を覚えました
暑さに強いDNAが果実に入っているのでしょう
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