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“ムラサキシキブ(紫式部)”の紅葉

周囲の山々では、紅葉が始まってきたようで、囲碁打ち仲間が、出先の紅葉情報を聞かせてくれます

先日そんな紅葉談義の中で、囲碁打ちの友人に、“コムラサキ”と“紫式部”はどこが違うのかと訊ねられました                                                                                         どうやら庭に“コムラサキ”が紫の実を付けはじめたようなのです                                                                                  

最近私が行く身近な公園でも “コムラサキ” はよく見かけるのですが、 “紫式部” はなかなか見られません

あまり詳しくはないのですが、葉の形(=葉縁の鋸歯のつき方)が違うのと、実のつき方(=葡萄房の様にビッシリ付くのが“コムラサキ”)が違うと、知ったかぶりの返事をしてしまいました

こんな話をした後、榛名山麓で落葉松林に混じって、なんと色付いた実をたわわにつけた“ムラサキシキブ(紫式部)”を見つけました                                                                                                      葉も紅葉して、秋が大分進んでいるのを教えてくれていました

“ムラサキシキブ(紫式部)”はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、山野の林に自生し、樹高は3mほどになります                                                                       花は夏に対生した葉腋から集散花序をだし、小さな淡紫色の花を咲かせます                                            

秋から冬にかけて果実が付き紫色に熟します

“ムラサキシキブ(紫式部)”は紫色の果実が群がるようにつくので、“タマムラサキ(玉紫)”と昔は呼ばれていたようですが、京都では紫色の実が重なるようになるので“ムラサキシキミ(紫重実)”と呼んだそうです                                                                                        

更にこの“ムラサキシキミ”の呼び名は、平安時代の女流作家「紫式部」を連想させる事から、“ムラサキシキブ”と呼ばれる様になったとききました

紅葉した“ムラサキシキブ”の木の実は、紫色に輝いていました                                                       

 尚、“ムラサキシキブ”の別名は、“ミムラサキ(実紫)”とも云います

そこで駄句一句です

    “  聡明に  ムラサキシキブ  輝けリ  ”        ( ダッペ )

    “  ミムラサキ  ふかみ増したる  夕暮れ時  ”   ( ダッペ )

 

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