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‘長学寺’ ; 群馬の古寺情報

群馬・安中から富岡に抜ける道沿いから北方に、標識に従い5分ほど車  で入ると、山中にひっそりと佇んでいます
 鎌倉時代曽我の十郎五郎兄弟の死を悼んだ大磯の虎御前(出家して妙恵禅尼と称)が、信州善光寺への途路、当地に寄った際、兄弟の菩提をともらう為一堂を建てたのが長学寺の創(1193年)だと言われています
往時の旅の道路地図はどういう具合だったのでしょう?


 長学寺(曹洞宗)は、加賀百万石藩主前田利家の5男利孝が、大阪冬・夏の陣の戦功により上野甘楽郡一万石の領地を得、七日市藩を興した際、当寺の檀家となりました
以降250年余12代明治に至るまで、前田家の縁寺として、続いているようです


人がいないのに、いきなり梵鐘がなってびっくりさせられました 
よく見ると、配線されて電動式で鳴るようになっていました
この梵鐘は群馬県指定・重要文化財で、無銘ではあるが、室町期の作の由


 『虎銀杏』と呼ばれ、鎌倉時代虎御前が長学寺を創とした際、自らの手で植えられたと云われています
又別に杖を挿したのが根付いたとも云われ、『逆さ銀杏』とも云われるらしい
ともかくそうだとすれば、800年以上たつ古木ですが、傷む事なくそびえています 
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‘がま’ ・ ‘蒲’ ; 蛙では有りませ~んよ †

‘がま’は古来から身近な植物なんですが、割りに知らない事ばかりですし、あまり見かけなくなっているのも事実です
土地開発が進み、田舎の自然が少なくなっているのでしょうね
最近は生け花の材料等の利用すべく、栽培されてもいるらしいのですが、本来は河川や沼等の浅い湿地に群生しています
山合いの狭間の湿地に、ソーセージに似たあのなつかしい姿を見かけましたが、めずらしいな~ 


‘がま’の名の由来は、朝鮮語の「カム(材料)」からきたと言われるらしいですが、昔は‘がま’で「むしろ」等を作っていたので、「くみ(組)」と呼ばれ、次第に「かま」→「がま」になったとも云えますね
‘がま’の花は上部が雄花で下部が雌花に別れています
花が終わると、下の雌花穂が残り、冬になるとこの花穂の中から綿毛が出て飛散をします



‘がま’の花粉は昔から傷薬や血止め薬として使われてきました
因幡の白兎が『大国主命』から云われ、‘がま’の穂にくるまり、その花粉で止血して傷を治したという伝説は有名ですね

       2006年9月 山陰の旅・出雲大社で撮影
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‘ヒレハリソウ’ なんて 名を知ってますか?

道路横でこの花を見つけました
もしや「コンフリー」ではないかと調べてみたら、どうやら‘ヒレハリソウ’というらしいとわかりました
英名では「コンフリー」というらしいのですが、私にはこの云い方が馴染みがあります
1960年代頃、貧血予防・新陳代謝の予防になる健康食品として、ブームになり山菜として、てんぷらで食べるのが美味しいのだと、聞かされた事を思い出します
原産地は ヨーロッパから西アジアで、古くから根や葉を抗炎症薬として使用されていたらしいです


ブームになって以後、あちこちで栽培されていたが、厚生省からコンフリーを含む食品で肝障害を起こす例が、海外報告にあるといって注意が出され、今では食品自体見かけなくなっています
この為いつの頃からかすっかり野生化して、山道で車を走らせながら、思わぬ処で見かけます
花はなんかに似てるな~なんて思いながら、花?にも栄枯盛衰を感じています

  
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‘のかんぞう’ が咲いているのを見つけました

‘のかんぞう’ の花が、近くの環境工事現場の隅で咲いていました
近くに川があり、藪カンゾウも離れて咲いていたのですが、そちらは雑草にまぎれて刈り取られ、残るのはこの‘野カンゾウ’だけです
最近では、‘野カンゾウ’は藪カンゾウ程見かけなくなっていますので、工事につぶされないよう見守りたい気持ちです 
尚‘野カンゾウ’は一日花で、キスゲやユウスゲの仲間ですが、一緒の地に咲いているのはみた事がありません
其々のテレトリーが決まっているみたいですね
 ‘野カンゾウ’の生薬名は、「金針菜(きんしんさい)」といい、不眠症、むくみに効用があると言います


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‘やまゆり’ ・ ‘山百合’  が きれいだぁー♪^^

‘やまゆり’は日本特産のユリ科最大のゆりです
先日群馬・富岡方面をドライブしましたが、その折お寺の参道に、咲いているのを見つけました 
花は発芽から5年以上かかって咲き、毎年1個ずつその数を増やすと言われています
鱗茎は扁球形で、10cm位の大きさにもなり、炭水化物の一つで「グルコマンナン(コンニャクに多い)」を多く含んでいるので、昔から食用にされていたようです



草丈は1~1.5mと高くなり、花の大きさは直径20cm以上にもなるので、山の茂みに立ち、甘く芳香を放つ姿は、まさに「ゆりの王様」と言われるに充分ですね 



我が家にも知人に分けてもらって、毎年大きな花を一杯咲かせていたのですが、ある年を境に急に消えてしまいました
モグラが出た年の翌年から、芽が出なくなったので、もぐらが食べちゃったの? 

  花言葉 ; 「威厳」  「甘美」

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私の ‘ 囲碁 ’ 世界 ‡

この所、私の生活は囲碁を中心に、廻っているような気がします 
朝起きて、新聞を開くと、まず囲碁欄を見てから時事関係をさぁーと見て…スポーツ欄へと云う具合です
そして普段日の午後は囲碁出勤とばかり、現役時代其のままの行動パターンを続けています 

この染み付いた技術屋習慣?(今では性格?かも‥)は、はたしていい事なのかどうか?
この性格?が、囲碁に出てくるのです
融通性のなさ・思い込んだら、結果が出るまで止められなくなっちゃう… 
勝負には冷静な見極めが必要で、熱くなると負けるのが分かっているのですが…
でも逆に、ライバルさんがこの壷に嵌ってくれると、うれしくなってしまうんです
人のミスを喜ぶなんて、私ってこんなに人が悪くない筈なんだけどなー
でも…、でも‥、相手の石を取れた時の快感は抜群で、特に上手の石を取れた時は勝ち負け度外視で、喜んでます 
この心理は皆さんそうなんでしょうか?
それとも私だけ 
囲碁はそれらの気持ちが石の姿に出てくるように思いますので、私の今の囲碁テーマは、いかに綺麗な石姿が出来るようになるかなんですが、戦う中にはそんな余裕ある訳ありませんよね

まぁ肩肘張らずマイペース・「もともとスローライフの一環なんですから」と、思いながらスローでなくなり、追いかけられるような気持ちになるのには困ったものですね
ちょっと囲碁中心の生活を、少し「ぶれ」させるのが、見直すのにいいのかも知れませんね
宇宙を見つめるような碁風を身に付け、打てたらいいな~ 
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‘やまもも’  の実 が今一杯 ♪

群馬・高崎の植物園に先週行きました 
‘やまもも’の実が一杯なって、果実酒にしたら美味しそうです
‘やまもも’は中国・日本原産の常緑喬木で、雌雄異株であるのが特徴の筈ですが、植物園の‘やまもも’は木が一本しかないのに、実がたわわなんです
辺りをみても、‘やまもも’らしい木は見当たりません・なんで~??
 調べてみたら二つの事が分かりました
1.近くに雄木がある ; 風媒花で3~4kmの飛行距離があるそうですが、‘山桃’の雌木探しにびっくり・いや不思議さを感じます
2.接木で雌雄1本の木がある ; こんなんでいいの?って感じですよね



美味しそうな実でジャムにしてみたいなと思いましたが、管理の人に叱られそうなので止めました 
作ったつもりで、私のジャム作りだと、やまもも:砂糖=5:3~4です
う~んつくりたかったなー 
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‘ヒイラギ南天’ ・ ‘柊南天’

‘ヒイラギ南天’の実が葡萄みたいで、美味しそうに熟しています
これって食用になるのかな~ 

葉がヒイラギ(柊)に似ており、実が南天に似ているので、この名前がついたそうです
しかし、「ひいらぎ」みたいに針はごつくないし、実は「南天」のように赤くはなりません


 南天の実はアルカロイドが多量に含まれています
アルカロイドは咳きの中枢である延髄に働いて、喉の緊張を緩めて咳きを鎮めますし、咽喉がれ等が治まります
しかし多く取りますと、知覚運動神経を麻痺させる働きがあると言われ、摂取量については注意が必要のようです 
 
 
  生垣の実です                            この春咲いた柊南天の花です
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‘ききょう’ ・ ‘桔梗’  ; 楚々と咲き出す ♯♭♪

先日の台風が逸れたので、倒れずに楚々と立って咲いていました 
‘桔梗’は秋の七草に入っているので、秋の花かと思っていましたが、開花期は6月下旬から10月近くまで咲いているそうです
江戸時代に色々の品種が作られたそうですが、八重や二重の花があるそうで、見てみたいですね~ 
自生品は青紫色の一重で、白も改良品種だそうです

  

 ‘桔梗’の根は生薬として利用される事が、良く知られています
科学的には“キキョウサポニン”という界面活性効果のある成分が入っており、痰(たん)を出やすくしますので、古くから去痰・鎮咳薬として他の生薬と組み合わせて、漢方薬として調合利用されています
あまり知られていませんが、葉や茎を折ると白乳液が出てきます
この液は漆かぶれ等の時、塗るといいですよ 
  
蕾が、膨らました風船のような形をしているところから、英名で『バルーンフラワー』ともいうそうです
花言葉 ; 「 清楚 」、「 気品 」


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‘百日紅’ ・ ‘さるすべり’  が梅雨空に咲き出しています

梅雨はまだ明けない 
空梅雨から始まった今年の梅雨は、今度は台風4号が去ったのに、まだ明けず雲の多い日が続いています  
そんな曇り空、しとしと空を振り払うように、あっちこっちで‘さるすべり’が咲き始めています

‘百日紅’と言う名の由来は、約100日間ピンクの花が咲くので名づけられたのですが、実際は一度咲いた枝先から、又芽が出て花をつけるので、ずっと咲き続けている様に見える為です
原産地は、インド北部、中国 だそうで、‘百日紅’は中国語・‘さるすべり’は日本語です
ですから‘さるすべり’は「猿滑」とも書きますが、お国により見方が違うのですね


群馬・高崎市内の境内で撮りました 
大きな木でまだ咲き始めなので、これからの花の咲きが楽しみです


これも群馬・富岡市内の境内で撮りました 
ちょっと若木ですが、枝先一杯に良く咲いていました

原産地が西方ですので、お寺となにか合う感じです 
花言葉 ;「 雄弁 」
  
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‘げんぺいくさぎ’ ・ ‘源平臭木’ 

なんとも珍しい花を見つけました 
西アフリカ原産だとか
明治の中頃渡来したらしい 
白い五角形の「ガク」から、赤い筒状の花が咲いています
この紅白を平家の赤旗と源氏の白旗に見立て、源平と名づけたらしいです
別名 「クレロデンドロン」  和名は ‘源平蔓(げんぺいかずら)’の方が知られているようです

  

「臭木」の種類は葉を揉んだりすると、異様な臭いがするので付けられた名前のようですが、「へくそかずら」には及ばないと言います
この呼び名を嫌って、「臭木」類は色々名前を工夫されているようですが、なんとも微妙な気持ちに最近なってます
ところで、「臭木」の異様な臭いはビタミン剤臭だと聴きました
道の駅店頭商品でしたので、勝手に葉を揉んで確かめられなかったのは、ちょっと残念でした 
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‘スモークツリー’ って、知ってました??

今、庭木に植栽されて、はやっているようです
うるし科  原産地 中国、ヨーロッパ
別名 「カスミノキ」 「ケムリノキ」 「ハブマノキ」

面白い木ですよね
名前にぴったりの概観で、遠くからでもまさに煙っているように見え、何の木だろう~と、つい近寄ってしまう木です
なんとなく綿菓子に似ていると思いませんか 



花自体はややピンクぽい感じで目立たないのですが、花が散った後に、花柄に伸びてくるふわふわした毛のようなもの…これは一体なんなんでしょう
子孫を伝える意味の不思議さ・神秘さを感じます

  
                                    ドライブ先の土産店店頭の鉢植えを撮る


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‘ つゆくさ ’ ・ ‘ 露草 ’ 

‘つゆくさ’は日本原産らしいのですが、アジア全域、アメリカ東北部等世界中に広く分布しており、畑の隅や道端で見かけるなじみ深~い野草です
花弁は3枚で、上の2枚は羽を広げた青い蝶のように見えます
下の1枚は透明な白く小さな花弁で、目立ちません
‘つゆくさ’の由来は、“朝咲いた花が、昼しぼむ事が朝露を連想させる事”からつけたと言われますが、夏草の涼しさを感じます
英名では 「Day Flower」と言うそうです

  

別名 「ほたる草」 「帽子草」 「青花」 
どれもいい呼び名だな 
古くは、万葉集で『月草』と呼ばれ、多く詠まれているらしいですが、詠まれた歌は私は浅学で知りません
又『着き草』の名も、花弁の青色がつき易い事から呼ばれたようですが、この青さはアントシアニン系の色素で、染物の下絵用絵の具として利用されていると云います
花言葉 ; 「 尊敬 」
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‘猫じゃらし’ ・ ‘えのころ草’  の穂が揺れています ♪

大型台風4号が過ぎ、ほっとする間もなく、中越沖地震が起こり被災地の人達は大変ですね
自然の猛威にはひたすら怖れを感じます
昔は情報が少ないせいもあるけど、こんなに大きい天災が頻発してたのかなぁー

‘猫じゃらし’は、イネ科の道端等で、夏から秋にかけて緑色の花穂をつける野草です
この呼び名は、猫の前で、軽く花穂を動かしながらじゃらすと、大変喜ぶところから付いたといいいます
嫌がられる雑草の中では、なんとなく親しめる雑草というイメージですが、自然に対し、古人はこんな「なごみ」を持たせる知恵を教えてくれてます
実際、何も遊ぶ道具もない子供の頃、この草を使っていたずらもしたっけな~
友人の後ろからそーっと近づき、首元等をなでると、くすぐったがる姿がおかしくって… 


別名は‘狗尾草(えのころ草)’といい、毛の生えた花穂が子犬(狗児(えのころ))の尾に似ているところからが語源になっていると云います
英語では「Foxtail Grass」といいますが、上手く表現された名前ですね
花言葉 「遊び」
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‘ねむの木’ ・ ‘合歓の木’  が 咲いてる~!

‘合歓の木’の花が、枝枝の緑の波にポカリ・ポカリと浮かぶ様に、咲いていました
なんともやさしい色ですね
花は床屋さんのシャボン刷毛に似ています (そんな刷毛知らないって!?? 今私はキーボードのお掃除刷毛に使ってます 
子供の頃オジギソウと‘ねむの木’と区別がつかず、同じだと思ってました
そして‘ねむ’の葉がいくら触っても閉じず、夜になると自分でゆっくり閉じるのを見て、妙に感心したのを覚えています
名前の由来は、葉をゆっくり閉じる様子が眠るようだと見られ、「眠りの木」から「ねむの木」に変化していったようです
地方によっていろんな呼び名があるらしいのですが…、「ねんねの木」なんていいなぁ~
葉は、夕方、対生する小葉が手を合わせるように閉じますが、それとは逆に、花は夕方咲き出し朝になると閉じ始めます



20個近い頭状花序は夕方になると開きだしますが、なんで夜咲きなんでしょう?
一杯ある長い花糸は房状になって開き、雄しべ雌しべは見分けられないけど、どうなっているのでしょう?
マメ科の不思議な花です
花言葉 ; 「歓喜」 「創造力」


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