生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

私以外は全て驚きの対象:「私は誰?」シリーズ

2013年11月14日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「私以外は全て驚きの対象」と言う考え方を知ったお陰で、私の心は非常に安定しました。人の生涯は安定したり、不安定になったりして、繰り返し人生を終わる事は百も承知ですが、日々の生活の中で、非常に取り乱している男女を見ると、ああ、少し「生き甲斐の心理学」を勉強すれば、ああも見苦しく乱舞しないですむものを、と思います。「驚いてはいけない人に驚く事例」とは、どんな事を言うのでしょう?例えば異性を恋します、恋の初めは、ぼーっとして、全てが心地良いわけですが、ふと自分の生育史からすると、信じられないような言動に触れます。そして驚いたり、意外に感じたり、侮蔑したりします。段々と交際が深まりますと、がっかりする自分に驚いたり、相手からも驚かれたりします。また尊敬する先輩と議論したりしますと、意外と無知な先輩を意識したり、逆にいつも暖かい先輩が急に私を小馬鹿にすると、こちらはショックを受けたりします。こんな時、人間は「自分以外は全て驚きの対象」という原理を知っていると、当然のこと、と、いつものような「自己肯定他者肯定の平和な人間関係」が維持できますが、この原理を知らないと、生涯、折角の親友を造れないまま死んでいくことになります。大げさな表現ですが、この原理「自分以外は全て驚きの対象」を意識しておくと、心はどちらかと言うと、自由で安定の道を歩めるようです。アニマの取り扱いも同じことです。自分の中に女性性を見出して驚くことは愚かなことです。女性性があるがゆえに女性を多少理解出来るのでしょう。異性は神秘で美しく、かつ恐ろしいし、永遠の魅力的な存在でもあります。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:98>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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