生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人生の希望とは、どんない意味?:「私は誰?」シリーズ

2013年11月01日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「生きている希望が無い」とは、どういう意味なのでしょう?Aさんが人生に失望した、という内容は失恋、Bさんの失望は事業の失敗、Cさんは変な旦那と結婚してしまった、Dさんは子供が中々自分の言う事を理解してくれない、Eさんは周囲に碌な人間がいないので毎日が地獄、と色々あります。「生き甲斐の心理学」はこの無限にある希望の無い現実を、どう分類して、そして対処していこう、としているのでしょう?答えは、その本人の中にある、と信じている学派ですから、テキストの理論を駆使、応用しながら、何とかご本人が「これが答えだ」と確信出来るまで、鋭意、努力をしつつ、共に、その答えを探ろうとしています。人生の意味、人生の希望を置く領域が、あまりにも現実吟味力が無いと、無駄なエネルギーを消耗し、疲れ果て、遂には倒れてしまいます。その倒れさせる原因は唯一つ、人生の希望という目標を、どう意識化するか、その意識化していく道、過程での「くせ、習慣、傾向」(例えば、いつも悲観的な考え方をする、暗く解釈する等)その傾向に本人が気づいていないので、眼が曇っているわけです。本人に既に存在している答えをどう意識の上にあげていくかを共に検討します。考え方の傾向は頑固ですので、中々壁が破れません。その頑固さを形成しているのが、生育史ですので、なにがその壁になつているか、その原因の一つが人を信じる、その「程度の度合いの強弱」なのです。不信感が病的かどうかを検討します。基本的信頼感が健全かを検討している内に、自分の生育史の中で構築された基本的信頼感と不信感を学問的に検討することで、素晴らしい人生の希望像が構築されてきます。この自己分析をする過程、流れを理解すると、今、見えなくても、安心して、時間をかけて、大事な人生の希望を再構築する勇気が生まれてきます。発見する手法、考え方に自信が産まれてくると、どんな難問が生じても、人生を恐れず、人生に自信と希望が湧き出してきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:85>


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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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