生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

私、男みたいで嫌だわ!:「私は誰?」シリーズ

2013年11月15日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私は男性ですので多分、女性の立場を推察するだけで分からずじまいでしょう。心理療法で女性の悩みを拝聴し明るく元気に爽やかにさせてきたわけですが、上手くいく場合もあれば、失望させる場合もあります。ユングは「女性性の中に潜む男性性の元型」をアニムスと定義して来談者に対応していますが、女性の来談者の中には自分が男性的であることを深く悩み苦しむ人も大勢います。アニマ問題、アニムス問題、両方ともセルフイメージの領域として私は対処していきます。このアニマ、アニムス問題は、その人の生育史上での理想と現実のギャップから生まれてきますが解決方法は理想の内容の点検と現実での解釈で、いとも簡単に解決するものです。どちらの問題でもその人を明るく元気に爽やかに、与えられた人生を生き抜けば良いのです。アニマ、アニムスの意識がその人の生活全体を暗く切なくする最大の要素は、その意識が、その人の生活上での「不信感、恥辱疑惑、罪悪感、劣等感、混乱感、孤立感、絶望感に結びついているかれです。エリクソンの人格形成論と直結しています。このアニマ、アニムスの意識が自分をエリクソンの言うNEGATIVEなものにならないように注意する必要があります。生き甲斐の心理学は人間の心の仕組みを勉強させていきますが、これらの基本知識を無視しないようにしていただきたいと思います。知は力なり、宝物は努力しないと得られません。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:99>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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