生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

ああ、寂しいしいなあ:「私は誰?」シリーズ

2013年11月06日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
プライドがありますので人は寂しいとは中々言えません。何とも寂しい時、あなたはどうしていますか?こればかりは他人の助言は無駄なようですが、エリクソンはしゃあしゃあ、としてこう言い切ります。孤立感は親密性の欠如から生まれるので愛の世界を確立しなさいと。今更、わかっていますよ、と怒り出す人々が大半ですが、この原理を鼻先で笑うと、天にむかって唾をするように、何とも言えない孤立感が人を襲います。親密性が必要と言われても、そう急には親密になれるような対象物がありません。普通、ひと肌が必要なので、自分の手を見ます。そして大事に、慈しむように手を合わせます。そこで感じる手の暖かさを感じたら、次は自分の心臓の音に意識を向けます。更には息をしている自分を意識します。この手法は古代から世界中で使用されている孤立感からの離脱方法です。こうして手の暖かさ、心臓の音、呼吸の有難さを感謝でしたら、可愛い野草、花、小鳥、猫や犬、と範囲を広げていく内に、友達とのさりげない会話、道で出会う子供たちの微笑み、知らない人々とのふとした微笑、こうした意識の中から、人間の愛の孤独感は以外と簡単に解決される過程に気付きます。単純な人々の触れあいは愛の温泉です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:90>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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