生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

小学生時代の良心の呵責:「私は誰?」シリーズ

2013年11月03日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
小学生一年生の思い出は何と言いましても入学式です。昭和18年、神奈川県葉山小学校、同じ名前の人が二人いたので、私は二回も名前を呼ばれたので「あれ、さっき大きな声で返事したのに!」と思いながらもまたもや返事をしました。後で分かったのですが、私と同じ名前の子供は、とうとう返事をしない羽目になつていたそうです。この事が同級生に冷やかされて「あの気の弱い子に、悪い事をしたなあ」と罪悪感を感じました。その子は葉山小学校からの帰宅中、アメリカの戦闘機に機関銃を撃たれて大けがをするのですが、その子への遠慮がエリクソンの言う5-7才時代の私の罪悪感の原型となつたようです。暫くは遠慮して自発性に欠けるのですが、そうすると日々が遠慮で面白くありません。葛藤している内に「私は私」でいこうと考えたらしく、以後、堂々と自分らしく自発的に生き生きと勉強し、遊びました。光と陰の初めての体験です。第二次世界大戦時代の小学生の歴史背景があるのですが、どの時代といえども、エリクソンは罪悪感の強すぎる人は自発性に欠け、目的を見失しないがちだから、以後、意識して、自発的に、目的を定め、明るく元気に爽やかに生きていこう、と呼びかけたわけです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:87>


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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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