生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

私のシャドウと瓜二つの相手:「私は誰?」シリーズ

2013年11月10日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
嫌いない人を他者分析していくと、その性格の中に自分と良く似た性格を見出し、それがゆえに苦手だと感じる事例があります。相手を見ていると、あたかも自分とそっくり。であるがゆえに、嫌い、苦手、避けたい気分になるようです。つまり自分のシャドウを相手の中にも感じているわけです。言う事と行動が伴わない友達、例えば「あいつはケチだ」と悪口を言う人は案外、それ以上にけちん坊だったりします。この場合の未分化のシャドウには、意識として複数の考え方が未分化で混在しています。お金は大事、無駄は良くない、おごりたい、おごりたくない、どれが自己負担の領域か、どこが他者負担なのかという経済意識の違い、その他色々です。誘った人が負担すべきだ、という考え方があれいば、お別れする時、わりかんにしよう、と言われれば「なんだ、こいつはケチだ」と解釈するでしょう。私はこう考えています、こう感じています、この場合は、このように行動しますと明確な友達は実に気持ちが良いのですが、どの場合も煮え切らない態度の友達がいると、いらいらしてきます。好きか、嫌いかだけは明確に表現する生き方をしないと本人も周囲も困ります。「シャドウの領域を減らす方法」は「私はこう思います、こう感じています」という日常生活での訓練を楽しくしている内に消滅していきます。「影のある人間」と評価されると自己実現への道は厳しくなります。自己実現への道を常に明示しておきますと友人がさりげなく、そのチャンスを与えてくれますし、私も友人へ、そのチャンスを提供しています。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:94>


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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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