感想が~~~追いつかない~~~
さて、現在27歳のマケラ君。
昨年10月のパリ管に続いて(感想→10/15、10/18)、今年はオスロフィルと来日してくれました。
【シベリウス:交響曲第二番】
オスロフィルを聴くのは初めてだったけれど、冒頭から、ああ、北欧の音だ・・・!と感激。
先日N響で同曲を聴いたばかりなので、音の違いがよくわかる。
北欧の渇いた空気と素朴さとスケールの大きさを感じさせてくれる音。
オスロフィルはノルウェーの楽団で、シベリウスはフィンランドの作曲家だけれど、今夜のこの音は本当にシベリウスの音楽にピッタリで嬉しくなる
指揮者のマケラがフィンランド人なのも、理由かも。
ただこの2番の演奏は爽快ではあったけれど、私がシベリウスに欲しいある種の暗さ、陰影のようなものが最後まで感じられず、ワタクシ、ちょっと不満でありました。
こういう音楽作りでコンセルトヘボウのシェフになってしまうのか・・・と。
(20分間の休憩)
【シベリウス:交響曲第5番】
休憩後の5番は、オスロのあの北欧の音はそのままに音により深みが加わって、大満足
最後の〆のあの難しい和音も、しっかり突き抜けてくれました(録音ではそうではなかったので、今夜のこれは感動した!)
この和音、あの最高に素晴らしかったラトル&ロンドン響でさえも難しそうだった。
シベリウスはなぜあんな、突然流れをせき止めてしまうような終わり方にしたのだろう
【シベリウス:レンミンカイネンの帰郷(アンコール)】
勢いがあって、生き生きしていてとても楽しかった
パリ管とのアンコールのグリンカもそうだったけど、マケラはこういう曲が本当に似合う&楽しそうに振るね
気持ちよくサントリーホールを後にすることができました!
次回はどことの来日だろう?
またパリ管か、いよいよコンセルトヘボウ?
クラウス・マケラ - シベリウス:交響曲第2番&第5番 Trailer