風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 @横浜みなとみらいホール(11月4日)

2023-11-10 20:40:57 | クラシック音楽




ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88 B.163
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 B.178「新世界より」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集 第2番 Op. 72-2(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)


2017年10月以来、6年ぶりのチェコフィル。
前回もみなとみらいホールで聴きました。
あの日、友人も同じホールで聴いていて。
お互い一人で来ていて、演奏会後にクィーンズスクエアで話して、とても感動していたなぁ。
亡くなる5ヶ月前のこと・・・。

その時はチェコ人のアルトリヒテルがその年に亡くなったビエロフラーヴェクの代理で振ってくれて、チェコの土の匂い、そして民族の魂と誇りを感じさせてくれる演奏を聴かせてくださったのでした。
今回はロシア出身のセミヨン・ビシュコフで、私は聴いていない前回の来日公演時の評判だとだいぶ音が洗練されてしまっているようだったので、「あのチェコフィルの音」はもう聴けないかもしれないなと思っていたのだけれど。

ビシュコフ、ブラヴォー!!!
私がウィーンフィルと並んで愛するチェコフィルの音、健在でした
この音を守ってくれて、それだけでも心からビシュコフに感謝です。
そして今回も、みなとみらいホールとこのオケの相性は最高。
このホールで聴くチェコフィルの音、とても素朴で温かい響きがするんです

しばしば「チェコフィルの弦」と言われる深い色合いの弦はもちろんだけど、木管にも金管にも「チェコフィルの音」があると思う。
素朴で神経質じゃない、どこか呑気な、でも深みと暗さと少し煙ったような色合いの音。
思い切り突き抜ける、透明感だけではない金管の音。
透明じゃなく、半透明の音。
スラヴの音。
それを今日も聴くことができて本当に嬉しい。。。。

8番も9番も素晴らしかった。特に8番!
アンコール2曲も、とても感動しました。

9番の新世界の静けさ、美しさ。
アメリカから夕映えの水平線の彼方にあるチェコを想う美しさのようなもの、その水平線が目に見えるようだった。。。

また次回もこのホールでチェコフィルを聴けるかな。
それまで、私は心身ともに健康で生きていられるだろうか(突然の弱気)。
ただ毎日息を吸って吐いて生きる、ただそれだけのことも、とても大変なこと。。。
ただそれだけでも、私達は褒められていいことだと思う。

僕は褒める 君の知らぬ君についていくつでも

みゆきさんに会いたい・・・
来年久しぶりにコンサートをしてくださるんですよね。でもチケットをとれる気が全くしない。。。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする